【鬼滅の刃】栗花落カナヲの心に響く名言まとめ!花の呼吸や声優についても紹介
栗花落カナヲは、漫画『鬼滅の刃』に登場する人気キャラクターのひとりです。静かに微笑む姿が印象的な彼女ですが、実に感情豊かな数々の名言があるのをご存じですか?この記事では、特に印象的な栗花落カナヲの名言をまとめてみました。
目次
栗花落カナヲとは
栗花落カナヲは、漫画『鬼滅の刃』に登場するキャラクターです。花の呼吸の使い手であり、炭治郎たちと同期ですがその実力は一歩先を行っています。最終戦別では合格者全員が満身創痍となっている中、ひとり余裕の様子を見せていました。 初めのうちこそ「全部どうでもいい」と感情が欠落しているような言動が特徴的でしたが、炭治郎との出会いによって情緒が大きく変化していきます。 今回は彼女の名言を厳選してご紹介します。
カナヲは幼少期を貧しい家庭で過ごし、激しい虐待を受けていました。心を閉ざしてしまったのはこのためです。幼少期の「何も感じなくなった」という心の声は、悲しい名言のひとつとして知られます。その後両親に売られ、人買いに縄を掛けられて歩いているところを、胡蝶カナエ・しのぶ姉妹に救われました。作中でカナエはすでに故人であるため、カナヲはしのぶの継子となっています。
栗花落カナヲのプロフィール
栗花落カナヲは16歳です。両親から身売りに出されたが故に、正確な誕生日はわかりません。そのため、師である胡蝶姉妹と出会った5月19日を誕生日としています。作中で身体が成長したため、身長は152cm→156cm、体重は44kg→46kgとされています。
栗花落カナヲの容姿
やや長めの黒髪を頭の右側でサイドテールにし、カナエの形見である蝶の髪飾りで留めています。隊服は背中に「滅」の字の入った黒の詰襟に、ベルトで締めた膝丈のキュロットパンツ、足元は白の編み上げブーツと、比較的洋風な装いです。白いマントをピンクの紐飾りで留めて羽織った姿も時折見られます。
鬼滅の刃の概要
本題である栗花落カナヲの名言集に入る前に、『鬼滅』の復習をしておきましょう。漫画『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴による少年漫画で、週刊少年ジャンプにて2016年から2020年まで連載されていました。「鬼滅節」とも言われる独特なセリフ回しや名言がたびたび話題になっています。アニメシリーズは現在も続いており、第3期「刀鍛冶の里編」の放送が決定しています。
鬼滅の刃のあらすじ
舞台は大正時代。主人公・竈門炭治郎は、長男として亡き父の後を継ぎ、炭焼き業で家族を支えていました。貧しいながらも平和で幸せだった日常は、鬼により家族を殺されたことによって脆くも消え去ります。鬼にされた妹・禰豆子を人間に戻すため、また諸悪の根源である鬼舞辻無惨を倒すため、炭治郎は刀を持ち、鬼狩りとして戦いの中に身を投じていきます。
基本的には勧善懲悪のわかりやすい物語でありながら、悪の側である鬼のバックボーンなども丁寧に描写されており、胸に迫る切ないエピソードが多いのが特徴です。記憶に残る名言や名シーンが数多くあり、アニメ化以降は社会現象ともいえるブームを巻き起こし、その人気はいまなお衰えることなく続いています。
栗花落カナヲの心に響く名言
ここからは、栗花落カナヲの名言を紹介していきます。炭治郎との出会いによって徐々に心を取り戻していった様子が、セリフの端々ににじみ出ています。特に童磨戦で師や仲間を想う名言は必見です。
名言①「姉さんに言われた通り仲間を大切にしていたら助けてくれたよ。一人じゃ無理だったけど仲間が来てくれた」
名言①は、激闘の末、嘴平伊之助と共に童磨の首を討ち取ったときの心の声です。記憶の中のカナエに語りかけるようにして、このセリフを発します。序盤、誰ともコミュニケーションをとろうとしなかったカナヲの成長が顕著に表れているセリフです。単行本19巻、第163話「心あふれる」に収録されています。
名言②「あなた何のために生まれてきたの?」
名言②は、童磨の空虚さを指摘した際のセリフです。感情を押し殺してきたカナヲが、感情のない童磨を嘲るという味わい深い場面です。不敵な笑みの裏には童磨への強い憎しみが感じられます。単行本18巻、第157話「舞い戻る魂」に収録されています。
名言③「炭治郎寝たから静かにして!」
名言③は、大怪我人をした炭治郎が眠ったすぐ傍で騒ぎ立てる伊之助とアオイに向けて放ったセリフです。とても頑張って大きな声を出している様子が見受けられます。単行本12巻、第100話「いざ行け里へ!!」に収録されています。
名言④「憎い、よくも殺したな、私の肉親を」
名言④は、胡蝶カナエ・しのぶを殺した童磨と対峙した際の心の声です。怒りを超えた強い憎悪の感情が、カナヲを奮い立たせています。血のつながりがなくとも胡蝶姉妹を慕うカナヲの気持ちがよく表れたセリフです。単行本18巻、第158話「破茶滅茶」に収録されています。
名言⑤「好きな人や大切な人は漠然と明日も明後日も生きている気がする。それはただの願望でしかなくて絶対だよと約束されたものではないのに、人はどうしてかそう思い込んでしまうんだ」
名言⑤は、しのぶが童磨に殺された場面に立ち会った際の心の声です。かつて同じく童磨に殺されたカナエと、今目の前でその命を散らしたしのぶ。2人の師を失い、怒りで茫然とするその様には胸が痛みます。単行本17巻、第143話「怒り」に収録されています。
名言⑥「あの…あの 私もっと師範と稽古したいです」
名言⑥は、柱稽古に参加しないというしのぶに対し、遠慮がちに発したセリフです。自分の気持ちを言葉にできるようになってきたカナヲの成長を、しのぶは嬉しげに見守っています。単行本15巻、第131話「来訪者」に収録されています。
名言⑦「もういいから。もう嘘ばっかり吐かなくていいから」
名言⑦は、猗窩座の死を悼む素振りを見せる童磨に対して放ったセリフです。カナヲは童磨に感情がないことを見抜いていました。大仰に悲しむふりをする童磨を、カナヲは冷たく見下します。単行本18巻、第157話「舞い戻る魂」に収録されています。
童磨との戦いや登場人物との関係
上弦の壱・童磨との戦い
栗花落カナヲが無限城の童磨の部屋に辿り着いたとき、胡蝶しのぶは童磨によって殺されようとしていました。しのぶを抱き抱え、全身の骨を折り砕いてとどめを刺した末に、彼女を吸収した童磨。すべてを見ていたカナヲは激昂し、童磨を討つべく戦います。しのぶが死の間際に残した「冷気を吸うな」という指文字や、鍛え上げた剣技を用いて奮闘しますが、柱3人分の強さを誇る上弦の童磨に日輪刀を取られてしまいます。
栗花落カナヲのピンチを伊之助が助ける
刀を取られたカナヲのピンチを救ったのは、天井を破って登場した嘴平伊之助でした。好奇心から伊之助の被り物を奪った童磨は、かつて自分が伊之助の母を殺したことを思い出し、伊之助に語ります。それぞれの仇を討つため、カナヲと伊之助は共闘。しかし童磨は時間がないと言って自分の分身をつくり、部屋を去ろうとします。 そのとき、童磨の体が崩れ始めました。
胡蝶しのぶに教えられた秘策
実は童磨に吸収されることこそ、しのぶの狙いだったのです。しのぶは1年かけて藤の花の毒をその身に溜めており、その量はなんと鬼の致死量の700倍にまでなっていました。カナヲは事前にしのぶからその秘策について聞いており、毒が回るのを待っていたのでした。花の呼吸・終ノ型でカナヲは童磨に急接近、溶けた首に刃を立てます。とどめに伊之助が自身の刀を投げてカナヲの刀を押し込み、ついに童磨の首を落としたのでした。
関係①胡蝶しのぶ
しのぶの秘策を聞いたとき、カナヲは当然反対しています。しかし、体格差も力量差もあり勝てる相手ではないと踏んでいたしのぶは、自分が童磨を弱らせるからカナヲがとどめを刺してほしいと話していました。ちなみにこのセリフは、しのぶの名言として知られています。しのぶの思いを汲み、約束を果たしたカナヲは、水に沈んでいたしのぶの髪飾りを見つけ、カナエの髪飾りと一緒に胸に抱えて大粒の涙を零すのでした。
関係②胡蝶カナエ
戦いの後、カナヲが身につけていたカナエの髪飾りは壊れてしまいました。壊れた髪飾りを手に、カナヲはかつて自分がカナエの墓前で泣けなかったことを思い出しながら心の中で謝罪します。泣けば暴力を振るわれる、そんな環境で育った彼女は泣くことができなかったのです。しかし自身の感情を表に出せるようになったこの時、カナエとしのぶの死を悼み、カナヲはようやく泣くことができたのでした。
栗花落カナヲは「花の呼吸」
栗花落カナヲは、胡蝶カナエと同じ花の呼吸の使い手です。これはカナエが教えたわけではなく、カナヲが見様見真似で習得してしまったとのこと。視力の優れた彼女だけにしか使えない特殊な技も存在します。本編に登場した型を順番に見ていきましょう。
技①弐ノ型「御影梅」
弐ノ型・御影梅は、自分を中心に無数の連撃を放つ技です。 相手の攻撃を捌く防御技としても使うことができ、童磨の枯園垂りに対抗して使われました。元ネタとなった梅の花言葉は「高潔」、「不屈の精神」など。
技②肆ノ型「紅花衣」
肆ノ型・紅花衣は、鋭い踏み込みから衣のような円状の軌跡を描き切りつける技です。元ネタとなった紅花の花言葉は「化粧」、「包容力」など。
技③伍ノ型「徒の芍薬」
伍の型・徒の芍薬は、急角度の弧を描きつつ、最大で9連続の斬撃を放つ技です。敵を上下左右から囲うように攻撃します。元ネタとなった芍薬の花言葉は「はじらい」、「つつましさ」など。
技④陸ノ型「渦桃」
陸ノ型・渦桃は、空中で身体を捻りながら、相手を螺旋状に切りつける技です。相手の攻撃を避けつつ剣戟を放てるため、御影梅はまた違った意味での攻防一体の術技となります。元ネタとなった桃の花言葉は「天下無敵」、「気立てのよさ」など。
技⑤終ノ型「彼岸朱眼」
終ノ型・彼岸朱眼は、全集中の呼吸によって、動体視力を極限まで上げる技です。眼球への負荷が高く、使えば失明に至る可能性があります。カナヲだけが使える奥の手です。元ネタとなった彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」、「思うはあなた一人」、「また会う日を楽しみに」など。
栗花落カナヲの声優を担当したのは
栗花落カナヲの声優は「上田麗奈」
アニメ『鬼滅の刃』で栗花落カナヲ役を演じているのは上田麗奈さんです。2015年の声優アワードで新人女優賞を受賞した実力派で、活躍が楽しみな女性声優のひとりです。声優だけでなくアーティストとしても幅広く活躍しています。
上田麗奈のプロフィール
上田麗奈さんは1994年1月17日生まれ。富山県出身。声優としては81プロデュースに、アーティストとしてはランティスに所属しています。かすかに吐息の混ざったような演じ方が特徴的で、闇を感じるような演技や狂気を孕んだ役に定評があります。 今後、栗花落カナヲの名言を演じるにふさわしい声優といえるでしょう。
上田麗奈の主な出演作品
上田麗奈さんの代表作としては、 『イナズマイレブンGOギャラクシー』カトラ・ペイジ役、『ポケットモンスター サン&ムーン』マオ役、『シノアリス』スノウホワイト役などが挙げられます。また、『てさぐれ!部活もの』シリーズにおいてはモブを含め様々な役を演じ、第2期11話では1人19役をこなしています。
栗花落カナヲの名言に対する世間での評判や人気
栗花落カナヲは、物語序盤では何事も自分で決めることができず、己の行動をコイントスの結果で決めていました。いつもただ静かに微笑むだけだった彼女が徐々に多彩な表情を見せるようになっていく様子を、ファンはあたたかく見守っていたようです。故に、様々な感情の動きを見せる童磨戦は名言ラッシュとして高い人気を誇っています。
栗花落カナヲが成長していく姿に感動を覚えるファンは多いです。同じような境遇と過去を抱える嘴平伊之助との童磨戦はかっこいい名シーンとして人気です。
栗花落カナヲが胡蝶しのぶや炭治郎たちと出会えたことで、どんどん表情豊かになり人間的に成長していく姿は感動的です。この方は物語の中で心と体の両方の成長が見られるキャラだと書いています。
栗花落カナヲがもしも〇〇だったら
栗花落カナヲ「彼女」篇
控えめな性格の栗花落カナヲが彼女だったら、庇護欲をかき立てられること必至でしょう。おっとりとした笑顔を見て「守りたい」と思う男性は多いのではないでしょうか。ここぞというときの強さも魅力的です。
栗花落カナヲ「カフェの店員」篇
笑顔がかわいい栗花落カナヲなので、カフェの看板娘として活躍しそうです。彼女目当てで来店するお客さんも多いことでしょう。心を取り戻した後のカナヲはしっかり者なので、他の従業員ともうまくやれそうです。
栗花落カナヲ「美容師」篇
しなやかな剣技から連想するに、ハサミ捌きも巧みそうです。自身のサイドテールから、スタイリングの上手さも連想されます。口数が少ないためお客さんとのコミュニケーションが課題となるかもしれませんが、かわいいので問題ないでしょう。
栗花落カナヲの名言は心に響く言葉ばかりだった
栗花落カナヲの名言集はいかがでしたか?その生い立ち故、怒りの言葉や切ないセリフが中心となりましたが、その分強く心に響く名言が多くありました。物語終了後のカナヲにはたくさんの幸せが待っていてほしいと思います。今回紹介した名言は、アニメ『鬼滅の刃』にはまだ出てきていないセリフがほとんどなので、今後の展開に期待です。
この記事のライター
みぎりみつき
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