【鬼滅の刃】炭治郎の痣ができた理由とは?変化した時期や寿命についても調査
大人気漫画『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎には、額に痣がありますが、この痣はどのようにしてできたのでしょうか。また、炭治郎の痣は度々変化しており、痣はどのようにして変わっていったのでしょうか。痣についての情報も含めつつ、炭治郎の痣について考察していきます。
目次
【鬼滅の刃】竈門炭治郎とは
竈門炭治郎とは、吾峠呼世晴によって描かれた漫画『鬼滅の刃』の主人公です。ここでは、そんな炭治郎についてや炭治郎の額にある痣に焦点を当て考察をしていきます。
竈門炭治郎のプロフィール
竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、竈門家の長男であり、母親の葵枝(きえ)の他に長女の禰󠄀豆子(ねずこ)、次男の竹雄(たけお)、次女の花子(はなこ)、三男の茂(しげる)、四男の六太(ろくた)といった兄弟がいます。
炭治郎はとても家族思いな性格であり、人を思いやり、鬼に対してさえも同情してしまう程とても優しい人物です。嗅覚が優れており、鬼の臭いなどを嗅ぎ取ることができます。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は、漫画家の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)によって描かれた作品で、週刊少年ジャンプにて2016年から2020年まで連載されました。
漫画やアニメ、映画は社会現象になるほどの人気を集め、2019年3月の時点で、漫画の売上は450万部を超えていました。また、2020年度のオリコンコミックス年間売上ランキングでは、『鬼滅の刃』が1位から21位までを独占しました。
鬼滅の刃のあらすじ
主人公の竈門炭治郎は、山で炭焼きをしながら母親と5人の兄弟と共に暮らしていました。ある日、炭治郎がいつものように山の麓で炭を売り、家に帰ると家の前には血を流し倒れる弟の六太と、六太を庇うように妹の禰󠄀豆子が倒れていました。パニックになった炭治郎が急いで駆け寄り家の中を見ると、他の家族は血を流し、変わり果てた姿をしていました。
炭治郎は気が動転していましたが、かすかに息のあった禰󠄀豆子を救うため、禰󠄀豆子を背負い、山を降りました。しかし、道中にて急に禰󠄀豆子が鬼へと変わり、炭治郎に襲いかかりました。炭治郎は何とか持っていた斧で防ぐものの、鬼と化した禰󠄀豆子は強く、炭治郎は必死に防ぐことしか出来ませんでした。
そこに鬼殺隊士であり、水柱の冨岡義勇が現れ、禰󠄀豆子を捕らえます。鬼を斬るという冨岡に対し、炭治郎は、禰󠄀豆子を、妹を斬らないでくれと必死にお願いしました。しかし、炭治郎は冨岡にあっさりと力で負け、気絶してしまいます。それを見ていた禰󠄀豆子は、冨岡の隙を突き炭治郎の元へ駆け寄ります。そして禰󠄀豆子は、鬼でありながら炭治郎を襲わず冨岡から庇いました。
それを見た冨岡は、2人に可能性を感じ、鬼殺隊士になれるよう育手である鱗滝左近次を紹介します。そして修行ののち、無事に鬼殺隊士となった炭治郎は、家族の敵を討つため、禰󠄀豆子を人間に戻すために旅に出ました。
炭治郎の痣ができた理由や変化した時期
炭治郎には、『鬼滅の刃』の物語開始時から額に痣がありますが、その痣はどのようにしてできたのでしょうか。
はじめは火傷だった
炭治郎の痔は元々は火傷によってできたものでした。この火傷は竈門家の末っ子である六太が火鉢を倒してしまい、炭治郎は火鉢から弟を庇ったことで額に火傷を負ってしまいました。
最終選別で火傷から痣になる
『鬼滅の刃』にて、初めて炭治郎の痔に変化が出たのは、鬼殺隊士になるために藤襲山(ふじかさねやま)でした。最終選別中に、炭治郎は手鬼と出会します。
手鬼は、炭治郎の育手である鱗滝左近次を恨んでおり、炭治郎より前の兄弟子たちを13人も襲っていました。そして、その事実を知った炭治郎は激昂し、手鬼に挑みます。しかし、手鬼は山の中で50人以上もの鬼殺隊候補生を食っており、太い腕が何本も生えていたためとても強く、炭治郎は手鬼の拳に吹っ飛ばされ、その際に額の痣がある部分に傷を負います。そうして上から傷を負ったことで、痣の形は変化しました。
鬼との死闘で痣の色が変化する
炭治郎の額の痣は、物語開始時の火傷であった痣から、鬼殺隊士として数々の強い鬼と戦うことで度々変化しています。
遊郭編で色が黒に変化する
遊郭編で炭治郎ら、かまぼこ隊と音柱である宇髄天元は、遊郭に潜んでいた上弦の鬼の堕姫・妓夫太郎(だき・ぎゅうたろう)と戦います。
しかし、上弦の鬼はとても強く、加えて堕姫・妓夫太郎は2人で一体であったため、なかなか倒すことができず、炭治郎をはじめ全員がボロボロになってしまいます。そして追い込まれたことで炭治郎の精神と身体共に変化が起き、痣もまた変化し、赤っぽかった色が黒く変色しました。
刀鍛冶の里編でヒノカミ神楽使用時に変化する
炭治郎は、刀鍛冶の里にて不死川玄弥(しなずがわげんや)と共に上弦の鬼である半天狗と戦います。半天狗は斬るたびに分裂し、炭治郎たちは苦戦しますが、禰󠄀豆子の助けもあり、炭治郎が剣術の一つである「ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞い」を使用します。
このヒノカミ神楽の際に、炭治郎の痣の色が普段より濃くなり、黒っぽく変化しています。
柱稽古で痣の色が濃くなる
柱稽古にて、岩柱である悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)から炭治郎に、「大岩を動かす」というお題が課せられます。岩は男性の背丈と同じほどの大きさであり、あまりの大きさと重さから、炭治郎は岩を動かすことが出来ませんでした。
炭治郎は、身体の血管が浮き出るほどに、何度も何度も岩を押し、やっと岩は動きました。その際、稽古中に不死川玄弥に痣が濃くなっていないかと指摘され、炭治郎も痣の変化を自覚しました。これにより、炭治郎の痣の色は、元の赤い色から濃くなり、黒へと変わりました。
無限城で形が変化する
無限城にて、炭治郎は水柱の冨岡義勇と共に、上弦の鬼である猗窩座(あかざ)と戦います。猗窩座は上弦の参であり、煉獄杏寿郎でさえ勝てなかった程の強敵です。冨岡と共闘しているのにも関わらず、炭治郎は押されていました。
しかし、戦いの最中、炭治郎は最小限の動きで最大限の動きができるとされるとされる境地”透き通る世界”に達します。そして、それにより目や髪の色が変化し、痣の色が濃く、黒みをおび、大きくなり覚醒したことで炭治郎は猗窩座の腕を切り落としました。
痣の変化は何巻で見れる?
火傷と判明する(10巻81話)
炭治郎の額にある傷が火傷だと判明するのは、単行本の何巻なのでしょうか。
炭治郎の額の痣は、物語開始時から既にありましたが、その痣が火鉢を倒した弟の六太を庇ってできたものだとはっきり記されたのは、単行本10巻の81話で、煉獄杏寿郎の父、煉獄槇寿郎に炭治郎が手紙で明かしています。
火傷から痣になる(2巻10話)
炭治郎の額の傷が痣へと変化するのは、単行本の何巻なのでしょうか。
炭治郎の元々の火傷から、痣になるのは、単行本2巻の10話にて、最終選別で手鬼に挑んだ際、横から拳で殴られ、飛ばされたことで鱗滝から貰い、額に着けていた厄除の面が割れてしまい、それにより火傷の上に傷を負ったことで、痣となりました。そしてここまでの痣の経緯は、上記の単行本10巻81話の手紙の中でも語られています。
遊郭編での痣の変化(11巻94話)
遊郭編での痣の変化は、単行本の何巻で見ることができるでしょうか。
遊郭編での炭治郎の痣の変化は、単行本11巻94話にて見ることが出来ます。炭治郎は、妓夫太郎との死闘を繰り広げ、”透き通る世界”に達しかけ、精神、身体共に限界を超えてしまっていたためにヒノカミ神楽と水の呼吸の融合技となり、その際に痣も黒く変化しました。しかし、戦いの後、痣は元に戻っており、痣の変化は一時的であったことが単行本でも確認できます。
刀鍛冶の里編での痣の変化(13巻~15巻)
刀鍛冶の里にて、不死川玄弥と共に半天狗と対峙し、痣が変化したのは、単行本の何巻で見れるでしょうか。
刀鍛冶の里にて半天狗と対峙する際の痣の変化は、単行本13巻から15巻で見ることが出来ます。炭治郎は半天狗との戦いの際、禰󠄀豆子の血気術である「爆血」を炭治郎の刀に付与した”爆血刀”でヒノカミ神楽を行い、戦いました。このことから爆血刀を使うことにより、数回ヒノカミ神楽を使用することができ、炭治郎は半天狗に勝利します。
柱稽古での色の変化(16巻134~135話)
柱稽古での痣の変化は、単行本の何巻で見れるでしょうか。
柱稽古は、単行本の15巻から始まりました。痣は発現すると、他の者にも共鳴すると言われており、上弦の鬼との戦いで霞柱の時透無一郎や恋柱の甘露寺蜜璃に発現したため、さらに痣の発現をさせようと、柱が下級隊士を特訓する柱稽古がつけられることになりました。そこで、炭治郎は岩柱である悲鳴嶼行冥に稽古を受けることになりました。 岩柱の悲鳴嶼行冥との柱稽古での痣の変化は、単行本16巻の134話から135話にかけて見ることが出来ます。
無限城での形の変化(18巻152話)
無限城での痣の変化は、単行本の何巻で見れるでしょうか。
炭治郎と富岡は、無限城にて上弦の鬼の猗窩座と対峙し激しい戦いを繰り広げました。猗窩座のあまりの強さに圧倒された炭治郎でしたが、それにより追い込まれたことで”透き通る世界”の域に達し、痣や身体の変化と共に覚醒し、猗窩座の武器である腕を斬ります。そんな無限城での戦いは、単行本18巻の152話で見ることが出来ます。
痣の発現理由や寿命
痣を持つ鬼殺隊士は強く、『鬼滅の刃』では、主人公の炭治郎をはじめ、数人の人物が鬼との戦いで痣を発現させています。
では、痣には発現するために何か条件があるのでしょうか。痣についてや痣を持つ残物が短命と言われている理由などをご紹介します。
痣には先天性と後天性がある
痣には、生まれつきの先天性のものと、何らかの原因で発現した後天的なものがあります。
先天性の痣
先天性の痣を持って生まれた人物は、『鬼滅の刃』にて最強と言われる継国縁壱(つぎくによりいち)のみでした。しかし、痣の発現は共鳴するということから、縁壱の兄であった巌勝にも痣はあり、巌勝はその後鬼化し黒死牟となったため、黒死牟にも痣が確認できます。
後天性の痣
後天性の痣を持つ人物は、主人公の炭治郎、水柱の冨岡義勇、霞柱の時透無一郎、恋柱の甘露寺蜜璃(かんろじみつり)、岩柱の悲鳴嶼行冥、風柱の不死川実弥(しなずがわさねみ)がいます。炭治郎以外の人物は、ほとんどが無限城での戦いで発現しました。これは死闘を繰り広げたため、極限に追い込まれたことと、痣の共鳴性が関係したためだと思われます。
また、鬼でありながら禰󠄀豆子にも痣が確認出来ますが、こちらについては作中で言及されることはありませんでした。
痣者は25歳までしか生きられない
痣が発現した人物は25歳までしか生きることができず、25歳以上の人物が発言すると、その翌日に命を落してしまうと言われていました。その理由は、痣の発現条件と関係があり、身体の負担から短命になってしまうのでした。
継国縁壱は例外だった
痣を持つ人物は、25歳までしか生きれないと言われていましたが、例外であった人物がいました。先天性の痣を持っていた継国縁壱は、25歳以上も生き続けました。これは、先天性であったことが大きく、身体への負担も後天的に発現した人物に比べ、少なかったのが理由だと思われます。
痣の発現には体温と心拍数が重要だった
痣の発現条件は、体温が39度以上であり、心拍数が200以上を維持していると発現できると、柱会議にて無一郎より明かされました。この状態でいるのは、心臓や身体にかなりの負担がかかります。そのため、これらの理由で発現すると短命になってしまうのではないかと思われます。
竈門炭治郎の痣に対する世間での評判や人気
炭治郎の痣は、炭治郎が精神的や身体的に成長することで、目に見える形で変化しており、『鬼滅の刃』を見ている人にも、炭治郎の変化が分かりやすくなっています。
痣は、鬼との死闘の際に限界を超え発現するため、痣の発現時には、炭治郎の根性の戦いが繰り広げられ、見ている人にとっても白熱する瞬間のようです。
このように、痣の発現には、見応えのあるバトルシーンが多いため、『鬼滅の刃』を見ている人で、炭治郎の痣が発現するシーンが好きだという声も多いようです。
竈門炭治郎がもしも〇〇だったら
ここでは、『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎を”もしも〇〇だったら”と仮定して考察していきます。
竈門炭治郎「夫」篇
もしも炭治郎が夫だったら、どのような人物になっているでしょうか。『鬼滅の刃』では物語のその後、炭治郎は栗花落カナヲと結婚し、2人の子孫が登場し、単行本23巻にて、公式に明記されます。しかし、炭治郎とカナヲの様子は描かれなかったため実際のところは分かりませんが、作中の様子を踏まえて考察していきます。
炭治郎は、明るく真っ直ぐで、その正義感からたくさんの人を救ってきました。『鬼滅の刃』作中で、過去の出来事から心を閉ざし、自身の選択をコインを投げることでしていたカナヲに炭治郎は優しく声をかけ、カナヲの心を動かします。このように、炭治郎は人を思いやれる優しい人物なので、夫としても、とてもいい夫になるのではないでしょうか。
竈門炭治郎「先生」篇
もしも炭治郎が先生だったら、炭治郎の明るさから自然に教室も明るくなり、その笑顔と優しさで人気の先生になるでしょう。
しかし、炭治郎は天然な部分もあり、周りをぽかんとさせる事も度々あるため、少し先生としては、大事な場面などの頼りがいに欠けてしまうかもしれません。
竈門炭治郎「警察官」篇
もしも炭治郎が警察官だったら、どのような警察官になっているでしょうか。
炭治郎は、優しく、人を思いやり、とても面倒見のいい性格です。家族思いでもあり、13歳でありながら長男として兄弟の面倒を見ていたり、善逸におにぎりを分けたり、優しさ故に鬼を斬ることさえ躊躇ってしまう程の人物です。真面目で明るく人当たりも良いことから、もしも炭治郎が警察官だったら、市民から慕われるとても良い警察官だったでしょう。
炭治郎の痣は度重なる死闘で変化する
『鬼滅の刃』において、痣は限られた人物のみが発現しており、炭治郎をはじめ彼らの強さや覚悟によって発現に繋がったのでしょう。作中で言及されるシーンは多いわけではありませんが、痣について知ると、より痣発現者の心情や物語を深く見ることが出来ます。
つまり炭治郎の痣の変化の背景には、大きな心情の変化や覚悟、鬼との戦いなど炭治郎の成長があり、痣の変化は、炭治郎が乗り越えてきた成長の証とも言えるでしょう。
この記事のライター
k12000
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