【鬼滅の刃】冨岡義勇の名言・名シーンまとめ！水柱のかっこいい台詞を一覧で紹介

冨岡義勇（とみおか・ぎゆう）は、『鬼滅の刃』の物語に出てくる鬼狩り「鬼殺隊」の水柱です。柱というのは、鬼殺隊の中で最も上位の階級のことですので、冨岡義勇はとても強い隊士なのです。それでは、冨岡義勇について詳しく見ていきましょう。

冨岡義勇はあまり表情が変わらないため、何を考えているのかが掴みにくいキャラです。育手の元で修行をしていた頃は、一緒に修行をしていた親友の錆兎（さびと）との会話で、今よりも表情が豊かだった様子が描かれています。共に受けた最終選別で錆兎だけが死んでしまったことで、現在のように無表情になってしまったようです。

冨岡義勇はコミュニケーション能力がかなり低く、大切な説明を省いてしまうため、真意が伝わりにくいです。その上言葉よりも先に手が出てしまうので、周囲には協調性に欠ける人物と思われています。そんな冨岡義勇ですが、状況判断力に優れていて的確に素早く対応できる、頭脳明晰な天才剣士でもあります。言葉足りずなのでわかりにくいですが、相手の行く先を案じることができる優しい人物です。

冨岡義勇は、『鬼滅の刃』の単行本では1巻第1話、アニメでは1期第1話に登場して、最初は鬼になった竈門炭治郎（かまど・たんじろう）の妹・禰豆子（ねずこ）を殺そうとしました。ですが、禰豆子が他の鬼とは違うことや、炭治郎に水の呼吸の柱となれる素質を感じ、育手である鱗滝左近次（うろこだき・さこんじ）の元へと向かわせました。こうして、主人公・炭治郎達の物語が始まりました。

ここで、冨岡義勇はコミュニケーション能力の低さを発揮しています。何の説明もなく炭治郎達を鱗滝の元に向かわせましたが、冨岡義勇の中にはいろいろな想いがありました。鬼になった禰豆子を人間に戻すためには、鬼と戦っていき鬼舞辻無惨を倒さなければいけません。また、鬼の禰豆子がいつ暴走してしまうかもわかりません。ということは、炭治郎は鬼と渡り歩くために鬼殺隊に入る必要がある・・・まったく伝わっていませんでした。

冨岡義勇の名言やかっこいいシーンのご紹介の前に、一旦『鬼滅の刃』のおさらいをしていきます。『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴先生の作品で、『週刊少年ジャンプ』で2016年～2020年に連載されました。2019年にアニメ化され、2020年に劇場版として「無限列車編」が公開されて、国内外で大人気となった作品です。大正時代を舞台に、人間と鬼が戦う物語は、多くの人に感動を与えました。

主人公・竈門炭治郎は、鬼に家族を殺されて妹の禰豆子も鬼にされてしまいました。禰豆子を人間に戻すため、鱗滝の元で修業をした炭治郎は、鬼を討伐する組織・鬼殺隊に入って鬼と戦っていきます。こうして鬼の始祖・鬼舞辻無惨（きぶつじ・むざん）へと辿り着いた炭治郎は、仲間や柱達と共に無惨へと立ち向かいます。

みなさんの心に残った冨岡義勇の名言や名シーンは、いったいどのシーンだったでしょうか？ここからは、冨岡義勇のかっこいい名言や名シーンをご紹介していきます。

冨岡義勇の名言①は、『鬼滅の刃』序盤での台詞です。鬼になった禰豆子を討伐するために現れた冨岡義勇から、禰豆子を守ろうとする炭治郎。禰豆子を冨岡義勇に奪われ、戦おうともせずに土下座した炭治郎に向けて、冨岡義勇が言い放った名言です。アニメでもこのシーンはかなり印象深かったです。単行本1巻第1話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言②は、名言①に続けて言った言葉です。炭治郎に対して、とても厳しい台詞に思えますが、冨岡義勇の中では炭治郎を鼓舞するための台詞だったのだと思います。冨岡義勇の心情は伝わりにくいですが。単行本1巻第1話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言③は、絶望の淵に追いやられて涙を流す炭治郎を見て、その気持ちを理解した冨岡義勇の心の声です。冨岡義勇も過去に姉を殺され、親友の錆兎を殺されているので、鬼に大切な人を殺されてしまった人の気持ちはとても良くわかっています。単行本1巻第1話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言④は、那田蜘蛛山での下弦の伍・累との戦いで、炭治郎が絶体絶命のピンチを迎えているところに駆けつけた際の言葉です。炭治郎が累の糸に斬り刻まれる直前で、冨岡義勇がその糸を斬ったシーンは、誰もが安堵のため息をついたのではないでしょうか？とても心強く感じるシーンでした。単行本5巻第42話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑤は、炭治郎が累が抱える悲しみを感じ取り、頚を斬られた累の背中に手を添えていたことに対して言った、冨岡義勇の言葉です。体が消滅した累の着物を踏みつける冨岡義勇に対し炭治郎は反論し、鬼は虚しく悲しい生き物だと言い放ちました。その言葉に、冨岡義勇は何かを感じたような描写がありました。単行本5巻第43話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑥は、禰豆子を殺すために現れた蟲柱・胡蝶しのぶの攻撃を防いだ後に、しのぶに「みんなに嫌われている」と言われたことに対して言った冨岡義勇の言葉です。この名言にはクスッと笑ってしまった人も多いのではないでしょうか？ここからのしのぶとのやり取りは、ギャグパート並みの面白さがあります。単行本6巻第44話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑦は、しのぶが、禰豆子を殺そうとするのを妨害する理由を聞いた時に言った言葉です。冨岡義勇の脇に抱えられて動きを封じられたしのぶは、どういうつもりか問いかけますが、なかなか返事が返って来ません。ちょっとイラっとしたところに返ってきた言葉がこの名言です。無言だった間、冨岡義勇はどう説明しようか考えていたのでしょう。単行本6巻第44話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑧は、刀鍛冶の里での上弦との戦いの後の緊急柱合会議での言葉です。痣の発現条件や痣発現後について話をした後に、あまねが退室して、今後について話し合おうとしたところで、冨岡義勇は退室しようとしました。単行本15巻第129話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑨は、柱が今後について話し合おうとしているのに対し、自分は関係ないと言ったことにしのぶが理由を求めてきて、少し考えて言った冨岡義勇の言葉です。説明をすべて省いてしまったため、他の柱達には盛大に勘違いされてしまうことになりました。単行本15巻第129話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑩は、柱稽古が始まってから、まだ復帰できない炭治郎が訪れた際の会話で言った言葉です。冨岡義勇は、親友の錆兎に守られる形で、鬼を倒さずに最終選別に合格したため、自分を水柱だとは認めいなかったのです。そのため、水柱が不在と言った冨岡義勇に対して、炭治郎が水柱は冨岡義勇だと言うと、冨岡義勇はこの名言を返しました。単行本15巻第130話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑪は、大切なことを思い出した時の冨岡義勇の心の声です。炭治郎に付きまとわれて4日目に、最終選別でのことや自分が水柱ではないことを語りました。そこで炭治郎に言われたひと言で、錆兎に言われた言葉を思い出します。そして、心の中で謝った後に、冨岡義勇は水柱として柱稽古にも参加することを決意しました。単行本15巻第131話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑫は、炭治郎が柱稽古に訪れた際に、風柱・不死川実弥（しなずがわ・さねみ）の好物を知り、炭治郎に言った言葉です。2人ともこれはいい考えだと言いながら話していますが、天然の2人の会話に、単行本では「喧嘩になるから誰か止めて」といった内容のツッコミが書かれています。単行本16巻第136話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑬は、無限城での最終決戦での炭治郎と共に上弦の参・猗窩座（あかざ）との戦いで、猗窩座の技で蹴り飛ばされ後に、戦いの場に戻ってきた冨岡義勇が言った言葉です。この時冨岡義勇は、猛烈に背中が痛くて頭にきていると猗窩座に伝えました。単行本17巻第149話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑭は、頚を斬られた猗窩座が気絶している炭治郎に向かっていき、それを止めようとして言った冨岡義勇の言葉です。自身も満身創痍となりながら、折れた日輪刀を構えて猗窩座の前に立つ冨岡義勇からは、炭治郎を守るという強い意志が感じられました。単行本18巻第153話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑮は、無惨が消滅した後に、息をしていない炭治郎に涙を流しながら言った言葉です。自分がそうしてもらったように今度は炭治郎を守る、そう誓ったのに守れなかった・・・冨岡義勇は炭治郎と禰豆子に謝罪の言葉をつぶやきました。単行本23巻第200話にこのシーンが描かれています。

冨岡義勇の名言⑯は、無惨討伐後に鬼となって目覚めた炭治郎に対する、冨岡義勇の心の声です。人を殺して本当の鬼にしてしまう前に殺してやりたいという、冨岡義勇の願いがこもった言葉です。守り切れなかった炭治郎を、せめて人として終わらせてあげたい・・・そんな思いがあったのでしょう。

アニメ『鬼滅の刃』で、寡黙で天然で情熱を持った冨岡義勇の声を担当したのは、どの声優だったのでしょうか？詳しく見ていきましょう。

アニメ『鬼滅の刃』で冨岡義勇の声を担当したのは、声優の櫻井孝宏さんです。ここからは、櫻井孝宏さんについてご紹介していきます。

アニメで得意な役柄は、弱い人や問題を抱えている人、イメージしにくいキャラだとインタビューで答えている櫻井孝宏さん。国語の先生に「声優みたいな声」と言われたのが、声優を目指すきっかけとなりましたが、そのことでからかわれたために無口になったそうです。

アニメではイケメンキャラを演じることが多い櫻井孝宏さんですが、2018年に放送された『天才バカボン』ではウナギイヌの声を担当していました。イケボのウナギイヌ、想像できません。声優仲間からは、不思議な空気感で気になる存在だと言われたりもしています。

『鬼滅の刃』の物語の中で、数々の名言を残した冨岡義勇。そんな冨岡義勇の名言に対する世の中の声を見ていきましょう。

風柱に、今度はおはぎを・・・の名言を言った後の冨岡義勇がとてもかわいいと評判です。なかなか見せない笑顔を見れるのも、このシーンの貴重なところです。アニメで櫻井さんが演じることで、新たな名言になりそうです。また、冨岡義勇の足音の表現もかわいいと評判です。

「生殺与奪の・・・」の名言が一番人気のようでした。アニメでも印象深く、物語が進んでもこの言葉は記憶に残るのでしょう。

「つらいだろう・・・」の名言と同じシーンの冨岡義勇の心の声です。どの言葉も名言と言っていいほど、冨岡義勇の言葉は心に響きます。

ここからは、イケメン天然キャラの冨岡義勇の「○○だったら」を妄想していってみましょう。

冨岡義勇が彼氏だったら、付き合い始めは会話に戸惑うかもしれません。ですが、だんだん彼のことを理解してくると、ほんのわずかな表情の違いから、冨岡義勇の気持ちがわかるようになります。危険が迫った時には必ず守ってくれるので、とても頼れる彼氏となるでしょう。待ち合わせでこんな顔していても、怒っているわけではありません。

『キメツ学園』での冨岡義勇とは違う学校の先生を妄想してみましょう。体育以外の先生だとすると・・・途中の説明を省いてしまいがちなので、授業内容がイマイチ伝わりにくいかもしれません。生徒達はテスト勉強で困ってしまいます。イケメンなので、女子生徒には人気がありそうです。

冨岡義勇が弟だったら、とても可愛がられるのではないでしょうか？そして、兄姉の前では普通に笑顔も見せたりして、表情も豊かになりそうです。また、その天然ぶりから、からかいがいのある弟です。

冨岡義勇は『鬼滅の刃』の登場人物の中でも寡黙なキャラですが、かっこいい名言や名シーンはたくさん残しています。中には天然ゆえの発言などもあり、シリアスな物語にクスッと笑えるシーンを提供してくれています。真面目な顔をしながら天然キャラな冨岡義勇が残した名言は、ファンの心に響く言葉がたくさんありました。