【鬼滅の刃】珠世と愈史郎(ゆしろう)の関係まとめ!二人の血鬼術や能力も紹介
『鬼滅の刃』で登場する愈史郎(ゆしろう)は鬼の珠世(たまよ)によって鬼となった者です。『鬼滅の刃』では鬼は人間を襲うもので、鬼殺隊の討伐対象ですが、愈史郎(ゆしろう)と珠世は違いました。そんな愈史郎(ゆしろう)と珠世の関係や血鬼術や能力についてご紹介します。
目次
珠世とは
珠世(たまよ)は『鬼滅の刃』に登場する鬼です。竈門炭治郎が浅草で鬼舞辻無惨に鬼にされてしまった人を助けているときに遭遇しました。珠世は同じく鬼である「愈史郎(ゆしろう)」をそばにつけています。『鬼滅の刃』に登場した当初は謎に包まれた存在でしたが、禰豆子を人間に戻すことに協力してくれたり、鬼舞辻無惨を倒すために鬼殺隊に助力してくれることもありました。
珠世のプロフィール
珠世(たまよ)は元々は人間でした。400年以上前に病に侵されていた時、鬼舞辻無惨によって鬼にされています。珠世は鬼にした鬼舞辻無惨を恨み、自分の身体を改良して鬼舞辻無惨の呪いを自らの手で解除しています。鬼舞辻無惨の支配から逃れてからは医学に精通しているということから人間の治療をして暮らしてきました。珠世が唯一鬼にできた「愈史郎(ゆしろう)」も、珠世が治療してきた人のうちの一人でした。
愈史郎(ゆしろう)とは
愈史郎(ゆしろう)は珠世によって鬼となった元人間です。珠世に治療してもらっていた人間の一人で、余命幾ばくも残されていませんでした。そんな愈史郎(ゆしろう)に珠世は「生きたいと思いますか?本当に、人でなくなっても生きたいと」と聞きました。愈史郎(ゆしろう)はその後、自ら望んで鬼になっています。
愈史郎(ゆしろう)のプロフィール
愈史郎(ゆしろう)の実年齢がファンブックによって明かされました。少年のような見た目をしていますが、実は35歳です。普段はクールで冷静沈着な愈史郎(ゆしろう)ですが、珠世のことになるとなりふり構わず癇癪を起こしたり暴言を吐いたりします。愈史郎(ゆしろう)は鬼ですが、珠世の研究によりごく僅かな血だけで生きながらえることができます。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)による少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載していました。「鬼滅」の略称で社会現象になるほどの人気を獲得しました。2019年にはテレビアニメが放送され、2020年には劇場版『無限列車編』が公開されました。また、2021年12月よりテレビアニメ2期として『遊郭編』が放送となりました。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』は主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、鬼にされてしまった妹・竈門禰豆子(かまどねずこ)を人間に戻すために鬼を倒していく物語です。浅草へとやってきた炭治郎たちは、禰豆子を鬼にした張本人・鬼舞辻無惨を見つけます。鬼舞辻無惨を倒そうとしますが、通行人を鬼にされてそれどころではなくなってしまいます。そこに鬼の珠世と愈史郎(ゆしろう)が現れました。
珠世と愈史郎(ゆしろう)の関係や名言
珠世のことを「珠世様」と呼び、敬愛している愈史郎(ゆしろう)ですが、本当は珠世のことをどう思っているのかが気になるところです。愈史郎(ゆしろう)が鬼になった経緯や、珠世との関係をここでまとめてご紹介します。
珠世に作られた鬼
愈史郎(ゆしろう)は珠世によって鬼となりました。人間のときは不治の病に侵されて余命幾ばくも残されていませんでした。「人でなくなっても生きながらえたいか」と聞かれ、愈史郎は自ら望んで鬼になっています。鬼舞辻無惨ではなく、珠世が鬼にしたので、鬼舞辻無惨の呪いは発動しません。また、珠世よりもごく少量の血で生きることができます。珠世が200年かけて鬼にできたのは愈史郎だけと言っていたので、他にも鬼になろうとした人はいたのかもしれまん。
珠世のことが大好き
愈史郎(ゆしろう)は珠世のことが大好きで「珠世様観察日記」を毎日欠かさず書いているようです。1日7~10ページ程書いていて、内容は珠世の行動を分単位で記録しているとのことです。朱紗丸との戦いでも「貴方と二人で過ごす時を邪魔するものが俺は嫌いだ!大嫌いだ!許せない!」と言っており、珠世のことが好きなことがわかります。また、単行本21巻のカバー下で珠世にキスをしているイラストがありますが、このイラストがファンの間で「尊い」と話題になっています。
愈史郎は鬼舞辻無惨との決戦の前に「もし生まれ変わることがあったら自分の妻になってほしい」と珠世にプロポーズしていたことがファンブックによって明かされました。珠世は苦笑しながら承諾したといいます。
愈史郎(ゆしろう)が画家になったのは珠世のため
『鬼滅の刃』の原作で、鬼舞辻無惨を倒して平和な世界になり、数十年が経った頃でも愈史郎(ゆしろう)は生きていました。「山本愈史郎」として、美しい女性の絵を書き続ける画家となったのです。愈史郎が描く女性は全て「珠世」です。愈史郎は珠世を忘れないため、珠世の存在を後世に伝えるため、転生した珠世に自分の存在を見つけてもらうために珠世の絵を書き続けていると言われています。
珠世と愈史郎(ゆしろう)の能力
愈史郎(ゆしろう)は鬼であるため、血鬼術が使えます。あまり攻撃に向いている能力ではありませんが、鬼殺隊のサポートとして大活躍しました。そんな愈史郎の鬼としての能力や血鬼術をご紹介していきます。
愈史郎(ゆしろう)の血鬼術
愈史郎(ゆしろう)の血鬼術は視覚に関する能力で、使い方によってはとても便利な血鬼術です。『鬼滅の刃』の原作では正式な名称は登場しませんでしたが、ファンブックで名前が明らかになりました。愈史郎の血鬼術は「紙眼(しがん)」と言われ、眼のような模様を描いた紙を貼ることで、視覚に関した血鬼術を使うことができます。
朱紗丸(すさまる)と矢琶羽(やはば)に襲われた時は、炭治郎に紙を貼り付けて矢琶羽の矢印を見えるようにしました。また、人や建物を見えなくする「目くらまし」にも使えます。鬼舞辻無惨との決闘では隊士や鎹鴉(かすがいがらす)に紙を配り、視覚を共有していました。両目を失った蛇柱・伊黒小芭内(いぐろおばない)に炭治郎が愈史郎の血鬼術の紙を渡し、サポートすることもできました。
珠世の血鬼術
珠世の血鬼術は「惑血(わくち)」です。幻惑系の異能で、珠世の血の匂いを嗅がせることで発動します。珠世は幻影を見せる「視覚夢幻の香」や脳の機能を低下させる「白日の魔香」といった技を使います。「融通無碍の香」という技もありますが、炭治郎にかけて失敗した様子が単行本のおまけページに描かれていました。
薬学・医療に精通
愈史郎(ゆしろう)は無限城での戦いで、傷ついた隊士を治療して回っていました。すぐに血清を作り、血鬼術の効果を和らげたりして鬼殺隊に多大な影響を与えました。上弦の鬼と戦って顔がひび割れてしまった善逸を助けたり、鬼舞辻無惨の毒を食らって心臓が止まりかけていた炭治郎を治療するなど、愈史郎は大活躍でした。人間を治療する珠世のそばに居たため、医学・薬学にも詳しくなったのだと考えられます。
回復機能
鬼舞辻無惨の血は入っていませんが、鬼であるため鬼の再生能力、回復機能はあります。普通の鬼に比べると再生能力は劣りますが、並大抵の攻撃では死ぬことはありません。朱紗丸(すさまる)の毬の攻撃で頭が潰れてしまっても、メキメキと再生していた程です。
愈史郎(ゆしろう)の名言や名シーン
愈史郎(ゆしろう)は珠世さえいれば他は何もいらないというほど珠世のことばかりで、周りに対して興味がありません。炭治郎や他のキャラに対しても暴言を吐いたり煽ったりしています。しかし、仲間だと認めると優しい言葉をかけてくれることもありました。そんな愈史郎の名言、名シーンをご紹介します。
名言①「お前の妹は美人だよ」
炭治郎と出会った直後の愈史郎(ゆしろう)はまだ炭治郎を認めておらず、禰豆子のことを「醜女(しこめ)」と言いました。ですが、朱紗丸と矢琶羽と戦い、珠世を守ったことで炭治郎を見極めて評価し、禰豆子を「醜女(しこめ)」と言ったことを訂正する意味で「お前の妹は美人だよ」と言いました。この名言に、炭治郎も笑顔になっていました。
名言②「珠世様は今日も美しい きっと明日も美しいぞ」
珠世と炭治郎が禰豆子を人間に戻す方法について話し合っているとき、愈史郎(ゆしろう)も真剣な顔をして聞いていました。しかし、愈史郎は頭の中で「珠世様は今日も美しい。きっと明日も美しいぞ」と珠世のことばかり考えていたのでした。これも愈史郎の名言となりました。
炭治郎との喧嘩
愈史郎(ゆしろう)は禰豆子を初めて見たとき、禰豆子のことを「鬼じゃないか。しかも醜女(しこめ)だ」と言いました。そのことに炭治郎が珍しく怒り、禰豆子は街でも評判の美人と言われていたと必死に抗議します。愈史郎が歩きだしても「もう少しちゃんと見てくれ!あっちの明るい方とかで!」と食い下がらない炭治郎でした。その後も愈史郎と炭治郎の衝突は続きますが、最後に愈史郎が「お前の妹は美人だよ」と言ったことで、仲直りとなりました。
愈史郎(ゆしろう)とその他のキャラとの関係
愈史郎(ゆしろう)と珠世は鬼舞辻無惨から隠れるようにして生きていましたが、鬼殺隊に協力するにあたり、他のキャラとも接点ができました。鬼舞辻無惨との最終決戦はシリアスな場面が続く中、愈史郎と他のキャラのやり取りですこし和まされた部分もあります。そういった名シーン、名言も含めて、愈史郎と他のキャラの関係をご紹介します。
茶々丸
珠世の使いとして猫の「茶々丸(ちゃちゃまる)」が登場します。『鬼滅の刃』の作中序盤では、炭治郎が鬼の血を採取するとどこからともなく現れました。愈史郎の血鬼術で、茶々丸が一度鳴くと姿を現し、もう一度鳴くと姿を消すようになっています。鬼舞辻無惨との最終決戦の直前に珠世が鬼にしており、猫の鬼となりました。鬼舞辻無惨が倒され、平和な世界が訪れても死なず、愈史郎と共に生き続けました。
竈門炭治郎
炭治郎と愈史郎(ゆしろう)は禰豆子を「醜女(しこめ)」呼ばわりしたことがきっかけで喧嘩をする仲となりました。鬼が珠世の館に襲撃してきたとき、愈史郎は炭治郎と禰豆子を囮にして珠世と逃げることを提案しましたが、珠世にドン引きされて「冗談です!!」と愈史郎が叫ぶ面白いシーンもありました。浅草で別れる前には炭治郎のことを認め、「お前の妹は美人だよ」という名言も残した愈史郎でした。
竈門禰豆子
愈史郎は禰豆子を見た時に「醜女(しこめ)」扱いをしますが、このときの禰豆子は少し不服そうな顔をしていました。鬼の襲撃では禰豆子は珠世と愈史郎を守ります。禰豆子は人間は皆守るべき家族に見えるという暗示がかけられていますが、鬼である珠世と愈史郎を守るべき存在として認識しています。珠世を母、愈史郎を弟に重ねて見ている場面もありました。
非常食先輩/竹内
無限城の戦いで、愈史郎(ゆしろう)は鳴女(なきめ)を操って無限城を制御していました。しかし、鬼舞辻無惨が鳴女を通して愈史郎の細胞も吸収しようとします。鬼殺隊に紛れ込むために目だけ変装していた愈史郎ですが、無惨に対抗するために鬼の力を発揮します。愈史郎の近くに居た隊士が愈史郎に「協力する!!俺を喰え!!それで無惨を倒せるなら・・・」と言いますが、愈史郎に「うるさい黙れ引っ込んでろ!!」と言われてしまいました。それが鬼殺隊の「竹内」こと「非常食先輩」です。
竹内はすぐに「すみません」と言いますが、無限城の戦いでシリアスな場面が続く中で、すこし笑ってしまうシーンとなりました。思わず和まされたファン達は鬼殺隊の竹内のことを愛情を込めて「非常食先輩」とあだ名をつけることとなりました。
愈史郎(ゆしろう)の声優を担当したのは
愈史郎(ゆしろう)と珠世はアニメ『鬼滅の刃』でも序盤に登場するキャラクターです。誰が声優を担当するのかが話題になりましたが、愈史郎は「山下大輝」さん、珠世は「坂本真綾」さんが声優を担当しました。
愈史郎(ゆしろう)の声優は「山下大輝」
愈史郎(ゆしろう)の声優を担当したのは山下大輝(やましただいき)さんです。爽やかな可愛らしい声がイメージの山下大輝さんですが、愈史郎を演じるとファンからは「かっこいい!」「愈史郎(ゆしろう)ぴったり!」という声がたくさんありました。
山下大輝のプロフィール
- 名前:山下 大輝(やました だいき)
- 生年月日:1989年9月7日
- 出身:静岡県浜松市
- 血液型:A型
- 事務所: アーツビジョン
- 愛称:ダイキング、だいちゃん
山下大輝さんはディズニー映画『アラジン』でジーニーの日本語吹き替えをしている山寺宏一さんに憧れて声優を知ります。その後、テレビアニメ『リトルバスターズ!』の生徒B役で声優デビューとなりました。
山下大輝の主な出演作品
- ガイストクラッシャー:白銀レッカ
- 弱虫ペダル:小野田坂道
- ログ・ホライズン:トウヤ
- ダイヤのA:瀬戸拓馬
- 乱歩奇譚 Game of Laplace:ハシバ
- 僕のヒーローアカデミア:緑谷出久
- 覆面系ノイズ:杠花奏
- 人外さんの嫁:日ノ輪泊
- ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風:ナランチャ・ギルガ
- あんさんぶるスターズ!:朔間凛月
- ポケットモンスター:ゴウ
山下大輝さんは山口勝平さんを尊敬し「勝平さんみたいないつまでも少年心を忘れない声優になりたい」と言っています。そんな山下大輝さんの代表作は『僕のヒーローアカデミア』の緑谷出久、『弱虫ペダル』の小野田坂道、『ポケットモンスター』のゴウなどです。
愈史郎(ゆしろう)と珠世に対する世間での評判や人気
ずっと珠世のことを想って生き続ける愈史郎と、鬼となり人をたくさん殺してしまった過去がある珠世はもう会えることはないかもしれません。それでも、何百年かかっても愈史郎と珠世には幸せになって欲しいというファンがたくさんいます。鬼であってもファンにたくさん愛されている愈史郎と珠世でした。
愈史郎と茶々丸は鬼ですが、鬼舞辻無惨の血は入っていないため、鬼舞辻無惨が倒されたあとも生き続けました。周りのキャラが転生して生まれ変わり、時代が代わっていきますが、愈史郎と茶々丸は死ぬことはありません。愈史郎が一人で生きて珠世の絵を描いていることを知ったファンは涙が溢れて止まらなかったそうです。
珠世や愈史郎、愈史郎を助けようとした竹内先輩は単行本のおまけページでも登場しました。竹内先輩はシリアスな場面をすこし和ませてくれましたが、おまけページでもくすっと笑えるようなシーンとなっていました。ファンは鬼になった人も含めて、みんな幸せになってほしいと願う人ばかりで溢れていました。
愈史郎(ゆしろう)がもしも〇〇だったら
珠世様一筋の愈史郎(ゆしろう)がもし身近な人物であればどうなってしまうのでしょうか。ここでは愈史郎はもし〇〇だったらをまとめてご紹介していきます。
愈史郎「彼氏」篇
もし愈史郎(ゆしろう)が彼氏になれば、自分の事を一筋に想ってくれるいい彼氏になることは間違いないでしょう。しかし、時にはその愛も重すぎることもあるかもしれません。愛情たっぷりで献身的に尽くしてくれる彼氏になりそうです。
愈史郎「幼馴染」篇
愈史郎(ゆしろう)がもし幼馴染であれば、思ったことをズバズバ言われるので喧嘩が耐えないかもしれません。しかし、幼馴染がいじめられているときは身を挺してかばってくれて、相手を言い負かすことは間違いないと思われます。普段はツンツンしていますが、きっといい幼馴染になると思います。
愈史郎「会社の上司」篇
もし愈史郎(ゆしろう)が会社の上司だったら、失敗をした部下に対してズバッと物言いをしそうなイメージです。しかし、部下が頑張って残業をしているときは愈史郎も一緒に残業をして、終わったら褒めてくれる、なんて日もあるかもしれません。
愈史郎(ゆしろう)は珠世のことをとにかく愛していた
珠世によって鬼となった愈史郎(ゆしろう)の血鬼術や名言、珠世と他のキャラとの関係をまとめてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。愈史郎を語るには珠世の存在はなくてはならないほど重要で、それほど珠世のことを大切にしていたのだとわかります。他のキャラが転生し、新しい時代が始まっても鬼である愈史郎は一人生き続けて珠世を想っています。『鬼滅の刃』を見る時は、珠世と愈史郎の関係にも注目してみてください。
この記事のライター
shiori
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