【鬼滅の刃】不死川玄弥(しなずがわげんや)の特異体質とは?作中の活躍も
『鬼滅の刃』のしなずがわげんや(不死川玄弥)について解説します。『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊隊士・しなずがわげんやが持つ特異体質についてまとめました。また、作中での玄弥の活躍や鬼にまつわる悲しい過去、死亡の経緯などについても併せて紹介します。
目次
【鬼滅の刃】しなずがわげんや(不死川玄弥)とは?
未だアニメの最新話が放送されるたびに話題となっている『鬼滅の刃』には、魅力的なキャラクターたちが大勢登場します。特に鬼殺隊の面々は個性派ぞろいですが、中でもひときわ異彩を放っている隊士と言えば、「しなずがわげんや(不死川玄弥)」でしょう。彼の特異体質や活躍などについて見る前に、まずは基本的な情報を紹介しておきます。
しなずがわげんや(不死川玄弥)のプロフィール
『鬼滅の刃』に登場するしなずがわげんや(不死川玄弥)は、主人公炭治郎と同期の鬼殺隊剣士です。年齢16歳、誕生日は1月7日、出身地は東京府京橋區になります。鬼殺隊の階級は、最終的に丁(ひのと)まで上がりました。身長・体重ともに選別時から増え、180㎝、76kgとなっています。つり上がった鋭い目にモヒカン頭という外見的特徴を持ちます。
鬼滅の刃の概要
しなずがわげんや(不死川玄弥)が登場する『鬼滅の刃』は、2016年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていたダーク・ファンタジー漫画です。作者は吾峠呼世晴で、本作が初の連載作品でした。全23巻の単行本は1億5000万部以上を売り上げており、世界的な人気を誇ります。テレビアニメや劇場アニメも作られ社会現象となったほか、舞台シリーズも制作されています。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』は大正時代を舞台に、人を食う鬼とそれに対抗する人間たちの闘いを描く物語です。主人公の少年竈門炭治郎は、炭焼きを生業として静かに暮らしていたところ、ある日突然鬼に家族を虐殺されます。1人生き残った妹禰󠄀豆子も、鬼と化してしまいました。炭治郎は禰󠄀豆子を人間に戻すため、鬼を追う決意を固めて「鬼殺隊」へ入隊します。そして、仲間とともに恐るべき鬼との闘いに挑んでいく…というストーリーになっています。
【鬼滅の刃】しなずがわげんや(不死川玄弥)の特異体質や人物像
『鬼滅の刃』の中でも一風変わったキャラとして描かれるしなずがわげんや(不死川玄弥)ですが、彼は他とは違う特異体質の持ち主です。ここではその体質の詳細や彼の強さと武器、「岩柱」悲鳴嶼行冥との関係などについて紹介します。
しなずがわげんや(不死川玄弥)の強さや特異体質
しなずがわげんや(不死川玄弥)を特徴づける最大の要素は、彼の特異体質です。玄弥は「鬼喰い」と呼ばれる希少な個体であり、強力な顎と特殊な消化器官で鬼の骨肉を喰らうことによって、その能力を一次的に体得することができます。玄弥はこの特異体質の能力により、呼吸が使えないというハンデを克服して闘いを勝ち残ってきたのでした。また、強力な身体能力と反復動作による能力の底上げも、玄弥の強さの源となっています。
しなずがわげんや(不死川玄弥)の武器
上記のような特異体質の持ち主であるしなずがわげんや(不死川玄弥)ですが、呼吸が使えず剣の素養もほとんどありません。一応日輪刀は持っていますが、脇差ほどのサイズで色も多々良鉄のもののままとなっています。剣の代わりに彼が主力武器として使っているのが、大口径南蛮銃です。これは切り詰めた二連の銃身などの外観からして、水平二連のソードオフショットガンであると考えられます。
しなずがわげんや(不死川玄弥)の性格
『鬼滅の刃』に登場するしなずがわげんやは、粗暴な面が目立つ性格です。すぐに癇癪を起し、暴力を振るう傾向があります。また基本的に無口であり、普段はあまりしゃべりません。その一方で身を挺して炭治郎をかばうなど自己犠牲をいとわなかったり、女性や子供にやさしいなどの一面を持ちます。また意外に常識人であり、周囲の変人たちに引く素振りを見せることも多くなっています。
しなずがわげんや(不死川玄弥)と悲鳴嶼行冥の関係
『鬼滅の刃』の作中でしなずがわげんやと深く関係しているキャラクターが、悲鳴嶼行冥です。悲鳴嶼は、玄弥にとって師匠にあたる人物になります。剣士に向かない玄弥を最初は拒んでいた悲鳴嶼も、彼の粘りに負けて、名目上(正式な継子ではありません)の弟子としました。玄弥は彼を見てまねることで、反復動作の能力を会得するなど成長を遂げています。
【鬼滅の刃】しなずがわげんや(不死川玄弥)の過去や活躍
「鬼喰い」という特異体質を持つしなずがわげんや(不死川玄弥)ですが、『鬼滅の刃』ではどんな過去が描かれているのでしょうか。また作中での活躍ぶりも知りたいところですが、ここではそれらの点をチェックしていきます。
しなずがわげんや(不死川玄弥)と兄の過去
しなずがわげんや(不死川玄弥)は不死川実弥(さねみ)の弟で、2人は7人兄弟の次男と長男として育ちました。一家の心の支えは母親でしたが、ある日その母が鬼となって玄弥らを襲います。玄弥と実弥以外のきょうだいが殺される中、実弥は何とか鬼(母)を仕留めました。しかし激しく動揺していた玄弥は、思わず実弥を「人殺し」と罵ります。そのことを後悔し、兄に直接謝りたいと考えた玄弥は、彼の後を追って鬼殺隊に入ったのでした。
しなずがわげんや(不死川玄弥)の活躍
母が鬼と化してきょうだいを殺した上、その母が実の兄によって死亡させられるという悲劇を経験したしなずがわげんや(不死川玄弥)ですが、『鬼滅の刃』作中ではその過去をバネに、さまざまな活躍を見せています。ここからは、そうした玄弥の活躍ぶりについて紹介していきます。
活躍①兄弟の絆編
「兄妹の絆」編におけるしなずがわげんや(不死川玄弥)の活躍ですが、彼は最終選別突破後、すぐに色変わりの刀が欲しいと訴えました。産屋敷かなたの髪をつかんで脅す行為にまで出た玄弥の腕を、炭治郎が掴んで諫めます。するとその骨が折れてしまいますが、とりあえずはそれで引き下がりました。
活躍②機能回復訓練編
続いて『鬼滅の刃』「機能回復訓練編」におけるしなずがわげんやの活躍です。ここまでで玄弥は、何とか悲鳴嶼行冥への弟子入りを果たしていました。体格も急激な成長を遂げたものの、 悲鳴嶼に心配された彼は蝶屋敷で診てもらうよう指示されます。そこで炭治郎と再会しますが、玄弥は彼を無視した上にわざと体をぶつけるという行為に出ました。
活躍③無限列車編
「無限列車編」におけるしなずがわげんやは、特に活躍という活躍はしていません。ただ、悲鳴嶼行冥のもとへ蝶屋敷から戻った際に、炎柱・煉獄杏寿郎の訃報を聞くという描写があります。
活躍④刀鍛冶の里編
『鬼滅の刃』「刀鍛冶の里編」でのしなずがわげんやは、「上弦の肆」の鬼・半天狗との一戦で炭治郎らと共闘します。闘いの中、炭治郎の言動に触れて態度を軟化させた玄弥は、彼らと一丸となり上弦の鬼を倒す活躍を見せました。
活躍⑤柱稽古編
『鬼滅の刃』「柱稽古編」におけるしなずがわげんやは、兄と会って謝罪しようとするも失敗、しかも謹慎をくらってしまいます。その後岩柱の修行に来ていた炭治郎と再会し、彼への感謝と共に「反復動作」のやり方について伝えました。
しなずがわげんや(不死川玄弥)の死亡シーン
『鬼滅の刃』のしなずがわげんやの活躍、続いては「無限城編」です。時透、悲鳴嶼、そして実弥らと上弦の壱の鬼・黒死牟に立ち向かいますが、玄弥は体を真っ二つに裂かれます。それでも彼の死力を振り絞った活躍により、一同は辛くも勝利しました。そして玄弥は、最期に兄の本音を聞いて死亡していきます。
しなずがわげんや(不死川玄弥)は現代編で再登場?
このように「無限城編」で死亡を遂げたしなずがわげんやですが、そのまま物語は終わりませんでした。最終話となる現代編では、警官に転生した玄弥と実弥(先輩・後輩の関係に変わっています)の姿を確認することができます。
【鬼滅の刃】しなずがわげんや(不死川玄弥)の声優
死亡を遂げつつ上弦の鬼を倒し、兄との和解も果たしたしなずがわげんや(不死川玄弥)ですが、アニメ版の声優についても気になるところです。ここでは、アニメ版『鬼滅の刃』でしなずがわげんやを演じている声優について紹介していきます。
しなずがわげんや(不死川玄弥)の声優は「岡本信彦」
アニメ『鬼滅の刃』でしなずがわげんやの声を担当しているのは、岡本信彦です。歌手としても活動している人物で、「のぶくん」などの愛称で呼ばれています。ハスキー気味の声質が特徴で、さまざまなキャラクターを幅広く演じています。
岡本信彦のプロフィール
岡本信彦は1986年10月24日生まれ、東京都出身の男性です。プロ・フィット声優養成所を経て、2006年にデビューしました。第3回声優アワード新人男優賞、第5回声優アワード助演男優賞を受賞しています。2012年には歌手活動を開始、さらに2021年12月には、新事務所の設立と代表取締役への就任を発表しています。
岡本信彦の主な出演作品
岡本信彦の『鬼滅の刃』以外の主な出演作品は、『僕のヒーローアカデミア』(爆豪勝己)、『暗殺教室』(赤羽業)、『ハイキュー‼』(西谷夕)、『バクマン。』(新妻エイジ)などとなっています。
【鬼滅の刃】しなずがわげんや(不死川玄弥)に対する世間での評判や人気
『鬼滅の刃』におけるしなずがわげんやについて、その活躍や死亡の経緯などを解説しています。ここで少し視点を変え、世間の玄弥に対する人気ぶりにスポットを当ててみましょう。「鬼喰い」である玄弥は、一般のファンから次のような目線で見られています。
こちらは『鬼滅の刃』の鬼殺隊では、悲鳴嶼行冥とともにしなずがわげんやが好きという意見です。ささくれだっていた玄弥は、悲鳴嶼らとの出会いを経て変化していき、死亡時には兄とも再び心を通わせ合うことができました。そうした点がファンの心に刺さったと思われます。
こちらのツイート主は、外見面でしなずがわげんやを高く評価しています。「黒刈り上げツリ目が大好物」ということで、そのまま玄弥のルックスに当てはまっています。こういったワイルドな風貌のキャラは、炭治郎のようなキャラなどとはまた別の魅力があるのは間違いないでしょう。
こちらのツイートには、さまざまなしなずがわげんやへの想いがつづられています。武器やハンデ、闘いの動機などいろいろと触れていますが、ともかくも「愛さざるを得ない」という結論です。おそらくその点には、多くのファンが同意しているものと思われます。
【鬼滅の刃】しなずがわげんや(不死川玄弥)は特異体質だった
『鬼滅の刃』のしなずがわげんや(不死川玄弥)について解説してきました。このように、玄弥は兄への想いから鬼との闘いに身を投じ、特異体質を武器に生き抜いてきたというキャラです。残念ながら最後は死亡するものの、一番の願いは果たすことができました。そんな玄弥についてもっと知りたいという方は、ぜひ原作やアニメをチェックしてみてください。
この記事のライター
だいじろう
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