【鬼滅の刃】下弦の鬼・響凱の声優は諏訪部順一！人物像や代表作を紹介

響凱（きょうがい）は『鬼滅の刃』に登場する鬼のキャラクターです。鬼の最高位である十二鬼月の1人でしたが、体質の変化で人間を大量に食べることができなくなり、位を剥奪されてしまいました。そのため、響凱は効率よく力を得られる稀血（まれち）の人間を食べて強さを復活させようとしています。響凱は身体に太鼓が生えていて、これを叩くことで血鬼術を使います。炭治郎とは鼓屋敷で戦いました。

アニメ『鬼滅の刃』で響凱の声優を担当したのは、諏訪部順一さんです。諏訪部順一さんについて紹介する前に、漫画『鬼滅の刃』についておさらいをしましょう。

漫画『鬼滅の刃』は、集英社の「週刊少年ジャンプ」にて2016年2月～2020年5月まで掲載された、吾峠呼世晴の作品です。2019年4月にアニメ化され、人気声優が多数起用されて話題となりました。同年10月には「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開。社会現象になるほどの大ヒットを記録しています。2021年12月からは、アニメ第2期となる「遊郭編」が放送されました。

主人公は大正時代の少年・竈門炭治郎（かまどたんじろう）。父親を亡くした炭治郎は炭焼きの仕事を継ぎ、貧しいながらも家族と幸せに暮らしていました。ところがある日、炭治郎の家族が鬼に殺され、唯一生き残った妹の禰豆子（ねずこ）も鬼になってしまいます。炭治郎は敵である鬼の鬼舞辻無惨 (きぶつじむざん ) を倒し、禰豆子を人間に戻すため、鬼殺隊に入隊。様々な鬼との戦いを通して成長していきます。

この章では、下弦の鬼・響凱の声優を担当した諏訪部順一さんについてご紹介します。諏訪部順一さんはどんな声なのか、また結婚はしているのか、など気になる情報をお伝えします。

諏訪部順一さんは、元々は映画監督を目指していましたが、大学卒業後に声優の養成所へ入所。1995年に『逮捕しちゃうぞ』に出演し、声優デビューをしました。当初はナレーターやラジオDJの仕事がメインでしたが、『テニスの王子様』の跡部景吾（あとべけいご）役でブレイク。その後はアニメやゲームの出演が増えていきました。

第7回声優アワードと第12回声優アワードの助演男優賞など、数々の受賞歴がある諏訪部順一さん。現在ではキャラソンの制作など、音楽活動にも力を入れています。 

諏訪部順一さんの声は、低めのバリトンボイス。2017年に放送された『声優総選挙』（テレビ朝日）で第14位に選ばれた際は、「女性に大人気のセクシーボイス声優」として紹介されました。また、『テニスの王子様』の跡部景吾の名前でリリースしたCDは、男性のキャラクターソングとして初めてオリコンTOP10にランクイン。歌声の美しさでも話題となりました。

諏訪部順一さんは、現在のところ結婚を発表していません。しかし「以前は結婚していたけれど離婚した」という説があります。その根拠は、諏訪部順一さんがパーソナリティを務めるラジオ番組で、「以前家庭を持っていた」という趣旨の話をした……というものなのですが、真偽は不明です。過去には何度か女性声優さんとの熱愛が噂されているものの、本人はその都度否定しており、私生活は謎のままです。

この章では、諏訪部順一さんが過去に出演したアニメや演じたキャラについて、代表的なものをご紹介します。

諏訪部順一さんが青峰大輝役で出演した『黒子のバスケ』。主人公・黒子テツヤがバスケで日本一を目指すスポコンアニメです。諏訪部順一さんが演じた青峰大輝は、主人公のかつての相棒であり、天才的な才能を持つ選手です。ポジションはパワーフォアード。

諏訪部順一さんがグリード役で出演した『鋼の錬金術師』。錬金術師のエドワードとエルリックの兄弟が活躍するファンタジーです。諏訪部順一さんが演じたグリードはホムンクルスで、皮膚をダイヤモンド並みに硬くする能力を持っています。強欲な性格ながら「女性は殴らない」、「嘘はつかない」という信条を貫くカッコよさもあります。

諏訪部順一さんが跡部景吾役で出演した『テニスの王子様』。『テニスの王子様』は、青春学園こと青学のテニス部が、全国大会での優勝を目指して成長する姿を描いた作品です。諏訪部順一さんが演じた跡部景吾は、青学のライバル・氷帝学園中等部の3年生で、テニス部の部長。高い技術を持ち、対戦相手の弱点を見抜くことが得意です。

諏訪部順一さんが相澤消太役で出演した『僕のヒーローアカデミア』。無個性の主人公・緑谷出久（みどりやいずく）がスーパーヒーローを目指す物語です。諏訪部順一さんが演じた相澤消太は、主人公のクラス担任。長い黒髪と無精髭が特徴のキャラクターで、視覚でとらえたターゲットの個性を消すことができます。 

諏訪部順一さんがレオーネ・アバッキオ役で出演した『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」。「黄金の風」は5人目のジョジョであるジョルノ・ジョバーナを主人公とし、ギャング内の抗争を描いた作品です。諏訪部順一さんが演じたレオーネ・アバッキオは、ジョルノが所属するチームの先輩で元警察官。過去にその場所にいた人の行動をリプレイできる「ムーディ・ブルース」というスタンド能力があります。

諏訪部順一さんが織田作之助役で出演した『文豪ストレイドッグス』。文豪の名前を持つ登場人物が、異能力という特殊な力を使って戦うアクションものです。諏訪部順一さんが演じた織田作之助は、「ポートマフィア」という犯罪組織に属しながら、「人殺しをしない」という信念を持っていました。作品冒頭で既に故人となっており、回想シーンで登場するキャラクターです。

諏訪部順一さんがグリムジョー・ジャガージャック役で出演した『BLEACH』。霊感の強い高校生・黒崎一護（くろさきいちご）が、「死神」と名乗る少女・ルキアと出会うことから始まる王道バトル作品です。諏訪部順一さんが演じたグリムジョー・ジャガージャックは、異形の悪霊「虚（ホロウ）」の上位種「破面（アランカル）」で、非常に凶暴な性格です。 

この章では、響凱の強さや過去についてご紹介します。響凱の血鬼術はどのようなものなのか、人間だった頃はどのような人物だったのか、など詳しく見ていきましょう。

響凱は身体から生えている鼓を打つことで、屋敷の部屋を入れ替えたり、回転させたりする空間操作の血鬼術を使います。爪で切り裂くような斬撃を飛ばすこともできます。どの鼓を打つかによって効果が異なり、右肩が右回転、左肩が左回転、右足が前転、左足が後転、腹が斬撃発射、背中が転移（部屋にいる人を別の部屋に移動させる）です。身体中の鼓を高速で打つ「尚速鼓打ち（しょうそくつづみうち）」という技で、炭治郎を驚かせました。

響凱は無惨に血を与えられてから、短期間で血鬼術を獲得し、過去には十二鬼月になるほどの強さがありました。人間が食べられなくなった際には、「少量でも力のつく稀血の人間を食べよう」と考える賢さもありました。ただ、人間が食べられないことで強さは衰えており、まだ新人剣士の炭治郎に倒されてしまいます。しかし炭治郎が戦いの最中でも響凱の原稿を踏みつけず、最後に「君の血鬼術はすごかった」と褒めたので、響凱の魂は救われたのでした。

響凱が過去に人間だった頃の趣味は鼓で、小説家を目指していました。無惨に血を与えられて鬼となった後、知人に自作の小説を酷評されて激昂し、彼を殺害。それから血鬼術の才能を伸ばし、十二鬼月の下弦の陸となります。ところが、ある時から人間をあまり食べられなくなり、強さが衰えて無惨に位を剝奪されてしまいました。そこで響凱は、滋養がある稀血の人間を食べようと画策し、屋敷に潜伏していたのでした。

『鬼滅の刃』の響凱の声優・諏訪部順一さんに対して、ファンはどのように思っているのでしょうか？Twitterで調査してみました。

この方は、諏訪部順一さんが担当するキャラクターやファンと真摯に向き合う「仕事に対する姿勢」が好きなようです。また、諏訪部順一さんは少年のような心を持ち「いつも笑顔にしてくれる」と語っています。

この方は、諏訪部順一さんのイケボが動悸切れするほど好きなようです。好きすぎて何と言ったら良いかわからない気持ちを「語彙力が死んだ」と表現しています。

この方は、諏訪部順一さんのどこが好きなのか、ファンにアンケートをとっています。「声」と「ルックス」、「生き方や考え方」の全部が好き……という人が多い結果になりました。諏訪部順一さんの魅力は、一言では語れないようです。

響凱の声優を担当した諏訪部順一さんは、イケボを活かして様々なアニメで活躍しています。声や外見だけではなく、仕事に対する姿勢もカッコいいと話題の諏訪部順一さん。この記事で響凱や諏訪部順一さん興味を持ったら、ぜひ他の出演作品も観てみてください。