【鬼滅の刃】お堂の鬼の声優は緑川光!起用理由や代表作を紹介
『鬼滅の刃』に登場する「お堂の鬼」は、物語の序盤に出てくる普通の鬼です。そんなお堂の鬼の声を担当したのは、声優の緑川光さん。イケメンキャラの声を担当することが多い、声優の緑川光さんがお堂の鬼に起用された理由や、緑川光さんについて詳しくお伝えします。
【鬼滅の刃】お堂の鬼とは
お堂の鬼とは、『鬼滅の刃』で物語の序盤に出てくるキャラクターです。竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が鱗滝(うろこだき)の元に向かう途中で遭遇した鬼で、お堂で人間を食べていたためお堂の鬼と呼ばれています。
お堂の鬼の基本プロフィール
お堂の鬼は、鬼としての名前は持っていない、ただのモブキャラの鬼です。炭治郎が鱗滝のところに向かう途中に見つけたお堂で、数人の人間を食べていました。それでお堂の鬼と名付けられたキャラで、とても縄張り意識の強い鬼です。『鬼滅の刃』単行本では1巻第2話、アニメでは第2話で登場しています。ベテラン声優の緑川光さんが演じた、とても贅沢な鬼がお堂の鬼です。一部のファンからは、「頭鬼」「イシツブテ」などのあだ名もつけられています。
お堂の鬼の強さ
まだ鬼殺隊に入っていない炭治郎は、日輪刀など持ち合わせておらず、鬼の倒し方もわからないまま、持っていた斧で戦います。お堂の鬼は、鬼殺隊から見ればとても弱い鬼ですが、炭治郎にとっては、初めて遭遇した鬼であり強敵です。斧で斬った首の傷も、あっという間に血が止まり治ってしまいました。炭治郎から見ると動きも早く、力も強い。そんなお堂の鬼でしたが、同じ鬼である禰豆子の蹴りで簡単に頭が取れてしまいました。
鬼は日輪刀で頚を斬らなければ死にません。ですので、禰豆子に蹴られて頭と体が別々になっても喋り続け、体の方は禰豆子を蹴り続けました。炭治郎がお堂の鬼の体を崖から落とし、体は死んでしまったようでしたが、頭は気絶をしただけで死ぬことはありませんでした。最終的には夜が明けたため、お堂の鬼は朝日に焼かれて消えましたが、能力的には血鬼術も使えない弱い鬼です。
漫画『鬼滅の刃』をおさらい
『鬼滅の刃』について、簡単におさらいをしていきます。
『鬼滅の刃』の概要
『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2016年から2020年に連載された『鬼滅の刃』は、単行本の累計発行部数が1億5000万部を超える、吾峠呼世晴先生の人気作品です。2019年にテレビアニメ化されると共に、『鬼滅の刃』は幅広い年齢層からの人気を得られる作品となりました。
『鬼滅の刃』のあらすじ
時は大正時代。鬼になった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、炭治郎は鱗滝の厳しい修行のもと、鬼殺隊に入りました。仲間達と一緒に鬼と戦い、修行をして成長していった炭治郎は、仲間達や柱と共に上弦の鬼を倒し、鬼の元凶である鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)を倒します。禰豆子も人間に戻すことができました。こうして鬼のいない世界を取り戻し、物語は終わりを迎えます。
お堂の鬼の声優は緑川光
アニメ『鬼滅の刃』でお堂の鬼を演じたのは、声優の緑川光さんです。どうして序盤に出てくる雑魚キャラであるお堂の鬼に、ベテラン声優の緑川光さんが起用されたのでしょうか?緑川光さんについて詳しくお伝えしながら、お堂の鬼の声優に起用された理由にも迫ってみます。
緑川光とは
声優・緑川光さんは、数多くのアニメのキャラクターを演じてきた、大ベテランの声優です。アニメ声優としてだけではなく、ナレーションやラジオ番組への出演、特撮の出演など幅広く活躍しています。そして、大のゲーム好きとしても有名で、超廃人と言われるほどのようです。そんな緑川光さんについて、詳しくご紹介していきます。
緑川光の基本プロフィール
- 名前:緑川光(みどりかわ・ひかる)
- 生年月日:1968年5月2日
- 身長:174cm
- 血液型:B型
- 出身地:栃木県
- 趣味:ゲーム、G-SHOCK収集、NIKEの靴収集、自身が演じたキャラクターを含んだグッズ収集
小学生の頃に、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』を見て声優を目指すことに決めた緑川光さんは、両親の反対を押し切って声優になったそうです。でも、この判断は正解だったと語っています。また緑川光さんは、ちゃんとした変声期がなかったことから、とても滑らかな声の持ち主で、出演作品ではどんな声でも出せる声優です。趣味のゲームに関しては「超廃人」と言われるレベルで、声優業は課金代を稼ぐためと公言しています。
緑川光さんは、イベント出演などのために美容院は月1で行っていて、縮毛矯正も施行しているため、毎回約6時間かかるそうです。美肌だと言われているスキンケアでは、毎日の化粧水と日焼け止めを欠かさずにつけていて、夜ご飯はトマトを食べる程度とのこと。声優業には容姿も大切だと語る緑川光さんは、容姿に自信がない人は、声優としての演技力を磨き、オシャレや化粧の勉強もすべきと話しています。
緑川光の過去や経歴
- 青二塾東京校8期生
- 1988年『キテレツ大百科』声優デビュー
- 1991年『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』新条直輝役で初めて名前付きのキャラを演じた
- 1993年からは特撮への出演が増えた
- 2008年発売のゲーム『スーパーロボット大戦Z』で初めて音響監督を担当
- 2011年8月30日とちぎ未来大使「栃木弁マイスター」を委嘱された
- 2017年から『制服のラグナロク』の漫画原作を担当。2018年11月19日以降から休載中。
緑川光さんは、小学生の頃に見たガンダムの雑誌インタビュー記事で、主演の古屋徹さんや他の声優の多くが青二プロダクション所属だということを知り、自身も青二プロダクションに入ることを決めました。小学生の時点で所属事務所まで決めるということは、声優業界でも稀だそうです。
緑川光さんは、小学4年生の頃からブラスバンド部に所属していました。楽譜が読めず入る気がなかった緑川光さんでしたが、当時旅に飢えていたことや、3泊4日のテントでの合宿が入部のきっかけになりました。なかなかに面白いエピソードのある緑川光さんです。
緑川光の愛称やあだ名
緑川光さんは、兄貴と呼ばれることもありますが、「グリリバ」「グリーンリバーライト」などという、とっても変わった愛称がつけられています。ファンの皆さんはどうしてこんなふうに呼んでいるのでしょう?
愛称やあだ名の由来
どうして「グリリバ」という愛称がつけられたのでしょう?それは、緑川光さんの名前からつけられたものです。緑川光さんの名前を一文字ずつ英語にすると「緑→グリーン」「川→リバー」「光→ライト」となります。つなげると「グリーンリバーライト」で、それを略して「グリリバ」となりました。これはご自身でもそう説明していたようです。
お堂の鬼役の起用理由とは
アニメ『鬼滅の刃』では、豪華な声優が起用されていますが、大物声優が雑魚キャラに起用されることが多く、かなり話題になりました。緑川光さんもその中の一人です。声優・緑川光さんがアニメ『鬼滅の刃』でお堂の鬼というキャラに起用された理由を、アニプレックスの祐馬プロデューサーは、雑魚というだけではない力強さが必要だったからと語っています。
鬼は炭治郎にとって強敵なので、最初から圧倒的な力の差を見せないといけない。ザコっていうことだけじゃない力強さがキャラクターに必要なので、緑川さんにこちらからオファーをさせていただいた
出典: times.abema.tv
緑川光の代表作や出演アニメ一覧
今までにたくさんの作品に出演してきた声優の緑川光さん。そんなベテラン声優である緑川光さんが出演してきた作品の中から、代表的なキャラをご紹介します。
新機動戦記ガンダムW(ヒイロ・ユイ)
ヒロイ・ユイは、幼少期から工作員としての英才教育を受けてきた、とんでもない身体能力を持った少年です。モビルスーツの操縦技術も高くて、無口でクールですが感情のままに動くキャラクターでした。このキャラを演じることが決まった際、緑川光さんはまず初めに、自分のキャラが乗るガンダムのプラモデルが出ることを喜んだようです。
スラムダンク(流川楓)
人気漫画『スラムダンク』がアニメ化され、出演が決まった緑川光さんはイケメンキャラの流川楓(るかわ・かえで)を演じました。流川楓は、主人公の桜木花道に勝手にライバル視されるキャラで、口数の少ないクールなキャラです。そんな流川楓を演じる際、緑川光さんは「どあほう」の台詞にこだわっていたようです。
雨色ココア(岩瀬啓一)
『雨色ココア』に出演の際は、美大に通うクールでイケメンな岩瀬啓一(いわせ・けいいち)の声を演じた緑川光さん。無口な役柄だったので台詞は少ないものの、その少ない言葉で表現するという、とても難しいキャラだったと思います。
初恋モンスター(二階堂大谷)
二階堂大谷(にかいどう・だいこく)は、主人公夏歩(かほ)の年の離れた兄で29歳というキャラクターです。妹の夏歩を溺愛していて、お面をかぶって行動することの多い、アメリカで「こけし」に関する仕事をしているという、ちょっと変わったキャラを、声優・緑川光さんが演じました。ふだんはクールで無口なキャラを演じることの多い緑川光さんですので、新鮮に感じるキャラクターです。
烈火の炎(水鏡凍季也)
緑川光さんは『烈火の炎』では、水鏡凍季也(みかがみ・ときや)というクールだけれど毒舌というキャラを演じました。仲間のどんなボケにも容赦ないツッコミを入れる、粘着気質なキャラでした。
Fate/Zero(ランサー)
『Fate/Zero』ではランサー・真名「ディルムッド・オディナ」を演じた緑川光さん。とても真面目で真っすぐな性格のキャラクターで、緑川光さんがトークセッションに出演した際には、「そこまで真っすぐじゃなくてもいいじゃんか」と思いながら収録していたと話していました。
リトルバスターズ!(棗恭介)
『リトルバスターズ』では、緑川光さんは棗恭介(なつめ・きょうすけ)を演じました。裏主人公とも言われる棗恭介は、リトルバスターズを立ち上げたリーダーで、黙っていればクールなイケメンです。ですが、本性はお茶目で遊び好き。妹をとても気にかけていて、シスコン疑惑もあるキャラです。アニメの収録では、重たい話が多かったためしんどかったと、緑川光さんはコメントしていました。
お堂の鬼の声優に対する世間での評判や人気
『鬼滅の刃』の序盤に出てくるモブキャラ的存在のお堂の鬼ですが、意外にもカッコいいという意見が多かったです。それなりに人間に近い姿だったからでしょうか?声優が緑川光さんだったのもカッコ良く見える要因だったのではないかと思います。
ベテラン声優の緑川光さんがお堂の鬼の声を担当したので、もったいなすぎるとの声も多かったです。お堂の鬼に限らず、すぐに死んでしまう鬼にベテラン声優をキャスティングすることが多く、声優の無駄遣いと評されることもある『鬼滅の刃』です。
『鬼滅の刃』の中では、お堂の鬼が好きというファンがたくさんいました。漫画で好きだったのに、声優が緑川光さんだったのでますます好きになったという意見が多かったです。
緑川光さんが声優として担当した他のキャラクターを見ていると、お堂の鬼が緑川光さんだと信じられないファンもたくさんいました。確かに、エンディングで緑川光さんの名前を見て気づく声でした。様々な声を出せる声優だからこそ、担当するキャラの幅も広がります。
お堂の鬼は声優の大御所「緑川光」が担当した
アニメ『鬼滅の刃』では、序盤に出てくる普通の鬼というキャラクターであるお堂の鬼を、ベテラン声優の緑川光さんが担当しました。その起用理由には、物語序盤で炭治郎がまだ弱かったことが関係していました。鬼は炭治郎にとって強いものでないといけなかったので、雑魚とはいえ力強さが必要だったため、ベテラン声優の緑川光さんがお堂の鬼を担当することになりました。緑川光さんがお堂の鬼を担当したこともあり、なかなか人気のあるキャラになったお堂の鬼でした。
この記事のライター
*haru
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