【鬼滅の刃】鬼舞辻無惨のパワハラ会議が話題!粛清された下弦の鬼は誰?
アニメ『鬼滅の刃』放送時にTwitterのトレンドにもなった「パワハラ会議」。いったい何話に見られるシーンでどんな理由で勃発し、どんな内容だったのでしょうか?今回はそんな「パワハラ会議」に登場するキャラや鬼舞辻無惨の行動などを掻い摘んでご紹介しましょう!
目次
【鬼滅の刃】パワハラ会議とは
みなさま、Twitterでトレンド入りを果たし鬼舞辻無惨の代名詞ともなった「パワハラ会議」を聞いたことがありますか?いったいパワハラ会議はアニメ『鬼滅の刃』や原作漫画『鬼滅の刃』の何話に見られるシーンでどんな理由で勃発し、どんな内容だったのでしょうか?今回はそんな「パワハラ会議」に登場するキャラや女性型の鬼舞辻無惨の行動などを掻い摘んでご紹介しましょう!
単行本6巻の51~52話とアニメ26話で見れる
「パワハラ会議」とは漫画『鬼滅の刃』第6巻の51話と同52話、アニメ『鬼滅の刃』第1クール最終話(26話)の「新たなる任務」に登場した「下弦の鬼の解体」のことを指します。なぜ「パワハラ会議」というキャッチーな名前がファンからつけられたかというと、いわゆるボスキャラによる粛清シーンながら一応は問答のていをとっておりその問答で鬼舞辻無惨の琴線に触れる発言が出来なかったものから殺されていく横暴な展開からこの名が定着しました。
鬼舞辻󠄀無惨が鬼たちを呼び出す
「パワハラ会議」の詳しい内容や理由は後ほどご紹介しますが、『鬼滅の刃』における「パワハラ会議」が理不尽な印象を与える理由のひとつが「鬼舞辻無惨が一方的に配下の鬼を呼び出して一方的にキャラクターに沙汰を下す」ことにあります。まるで突然始まるZoom会議のように呼び出されたが最後、死に向かって転がり始める恐怖政治のような風合いがパワハラ会議にはあります。
鬼滅の刃の概要
「パワハラ会議」「●●の呼吸」などのネットミームを多く生んだ『鬼滅の刃』は元々は集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「吾峠呼世晴」先生のアクション漫画です。2019年のアニメ『鬼滅の刃』を皮切りに国内外に対して舞台、能狂言、映画、ゲームなど幅広く展開しており、海外でも『Demon slayer』の名称で愛されています。
鬼滅の刃のあらすじ
妹の「竈門禰󠄀豆子」を人間に戻すべく「鬼殺隊」に入隊した主人公の「竈門炭治郎」は「我妻善逸」や「嘴平伊之助」といった親友であり戦友でもある友を得ながら、大規模な鬼の被害が出ていると言われる「那田蜘蛛山(なたぐもやま)」に派兵されます。お互いに激戦のなかで友情を深めつつ、長所を活かし、弱点を補い合いながらついに「十二鬼月」のひとり「累」を討ち倒すことが出来たものの、それは鬼との熾烈な闘いの序章に過ぎませんでした。
パワハラ会議の内容や理由
この章ではいよいよ女性の姿をした鬼舞辻無惨による暴挙、「パワハラ会議が勃発した理由」「パワハラ会議の詳しい内容」について考察を交えながら紹介していきましょう!
下弦の伍の累が死んだ事により召集
漫画『鬼滅の刃』第6巻の51話「日輪刀還る。」同52話「冷酷無情」、アニメ『鬼滅の刃』第1クール最終話(26話)の「新たなる任務」といえばその直前にあったのは「那田蜘蛛山編」と呼ばれる「下弦の陸」の鬼「累」との死闘が描かれていました。その直後に勃発したのがこのパワハラ会議こと下弦の鬼解体事件です。
実力も冷酷さも突出していた累は、鬼舞辻無惨のお気に入りと言われており、特に目をかけていた鬼でした。その累が炭治郎たちに敗北した上で死亡したことを受けて鬼舞辻無惨は激怒。生き残っている下弦の鬼を招集することになりました。一見すれば配下の鬼が殺されたことを共有し弔いから士気を上げるように見えるこの蹴り出しですが、鬼舞辻無惨はそんな読者の予想を上回る悪夢のような内容を振り撒くことになるのです。
女性の姿をした鬼舞辻無惨が登場
前触れもなく何も事情を知らない残りの下弦の鬼たちがふと気付くと見たこともない空間に招集されていました。そして、一等強い気配の主人が威圧するように見下ろしてきますが、その女性は一見すれば美しいだけの存在であり、最初は侮るような素振りを下弦の鬼たちもとります。しかしながらその女性こそが鬼舞辻無惨であり彼らの命運を決める理不尽な主人だったのです。
下弦の鬼が弱いと激怒する
か弱そうな見た目の女性の姿のまま鬼舞辻無惨は嘲り失望するように下弦の鬼たちに、累の死と死んだ理由だと決めつけるかのように「なぜ弱いのか」という問いを投げ掛けます。その殺気と怜悧な姿に萎縮する下弦の鬼たちは鬼舞辻無惨の求める"誠実さ"を示すことが出来ずに鬼舞辻無惨を激怒させることに。女性という時代柄を鑑みても「か弱い」とされる姿から放たれる辛辣で傲岸な言葉は皮肉そのもので下弦の鬼の精神を恐怖させました。
この鬼舞辻無惨による横暴な粛清はひとえに「累が他の下弦の鬼たちと同格程度に強かったこと」が理由となっていると考えられます。「炭治郎たちの活躍によって那田蜘蛛山が陥落し、かつ炭治郎たちも柱たちも討ち取れなかったこと」が鬼舞辻無惨からすれば「他の下弦の鬼たちも嗾けたところで自分の望む活躍はしないだろう」という失望に繋がったのだろうことが考察出来ます。
あるいは、「お前たちには勝てないだろう」という最初の「なぜ弱いのか」という問いに励まされて強く狡猾になってほしいという身勝手な期待があったのかもしれません。いずれにしても下弦の鬼たちが鬼舞辻無惨に返したのは恐怖と死にたくないという鬼舞辻無惨のコンプレックスを煽るような脆弱さであり、衝動的とも取れる激昂のなかで下弦の鬼たちは殺されていってしまうのでした。
鬼舞辻無惨は自身の過去でありトラウマでもある「弱さ」に対して潔癖なまでの歪んだこだわりがあったがために下弦の鬼の脆弱性が許せず目に入れたくなかったと考察することも出来ます。
弱いという理由で下弦は解体される
そうして始まったのは弱さを死ぬその瞬間まで悔いさせ恐怖させるような粛清でした。鬼舞辻無惨からすれば下弦の鬼たちは雑兵であり、そして自分の役に立たないのであれば死んでも構わないというかのような心ない言葉は下弦の鬼たちの正常な判断を奪い、そして怒りと恐怖のままにひとりまたひとりと女性姿の鬼舞辻無惨に殺されていきます。余談ながら1話で殺されるネームドの敵キャラクターの数でいうと、トップクラスにこのパワハラ会議では鬼が一方的な蹂躙によって死んでいきます。
パワハラ会議に参加したキャラと死亡理由
この章ではパワハラ会議に哀れにも招集させられてしまったキャラクターを一覧にしてパワハラ会議での会話内容からわかる死亡理由や生死の是非、そしてキャラクターの軽い紹介をしていきましょう!
下弦の壱:魘夢(えんむ)
「下弦の壱」の位を与えられているのは「魘夢(えんむ)」という一見女性に見紛うような可憐な容姿をした鬼です。妖艶な笑みで他の下弦の鬼たちが殺されていくのを眺めて最後に遺された際に他の鬼たちが死んだことを愉しむような発言をし、その態度が鬼舞辻無惨の琴線に触れて生き残ることが出来ました。他人の不幸を愉しむことが出来る性格の悪さが、鬼として今後より強くなる理由に繋がると鬼舞辻無惨に判断されたのかもしれません。
下弦の弐:轆轤(ろくろ)
「下弦の弐」の位をもち鬼舞辻無惨に果敢に提案を行っていたキャラクターの名前は「轆轤(ろくろ)」と言います。そのポテンシャルは不明ですが、鬼舞辻無惨に提案したところまでは良かったものの、その後に「鬼舞辻無惨の血が欲しい」と追加のリソースを要求してしまったことが理由となり粛清されてしまいました。
下弦の参:病葉(わくらば)
「下弦の参」の「病葉(わくらば)」はより生存本能に富んだキャラクターでした。他のキャラクターたちが粛清されるのを目撃し答弁では殺されると判断した病葉は瞬時に女性姿の鬼舞辻無惨の速さは振り切れるものだと読んで、脱兎の如く離脱を試みますがその逃走が直接的な理由となり弁明の余地なく殺されてしまいます。
下弦の肆:零余子(むかご)
「下弦の肆」の「零余子(むかご)」はパワハラ会議が勃発した際の下弦の鬼のなかで唯一の女性の鬼でしたが、鬼舞辻無惨にジェンダーは通用しません。逃げに走ってしまっていた消極性を指摘され、その消極性を否定したことが理由となって鬼舞辻無惨は惨殺をしてしまいました。もしかしたら「女性であること=か弱い」という決めつけから「弱いなら弱いなりの振る舞いをしろ」という威圧と侮蔑があったのかもしれません。
下弦の陸:釜鵺(かまぬえ)
「下弦の陸」の「釜鵺(かまぬえ)」は下弦の鬼たちのなかでは最も幼そうな見目のキャラクターでした。女性の姿で現れた鬼舞辻無惨を侮り、そして鬼舞辻無惨の理不尽な問いに脳裏で不満を漏らしたのを見咎められて殺されることになります。皮肉なことですがこのパワハラ会議のシーンのおかげで読者は鬼舞辻無惨の能力の一端を知ることが出来ました。
鬼舞辻無惨のパワハラ会議に対する世間での評判や人気
最後にパワハラ会議に関するTwitterの鬼滅の刃ファンの声をピックアップしてみましょう!
こちらの方はパワハラ会議が起きてくれたおかげで炭治郎たちも救われた点があったのではないかという感想を挙げています。鬼殺隊が活躍して下弦の鬼を倒したとしても同格程度の鬼を投入することで入れ替わりは激しいながら戦力を保っていた鬼たちが、鬼舞辻無惨の思いつきとも取れる横暴な粛清によってバランスが崩壊したという見方は多くのファンが持っている感想でもあるのです。
鬼滅の刃のファンのなかにはこのともすればギャグにも思えてしまうパワハラ会議がシュールで速度感があり好きだという方も少なくありません。そのせいか「無惨様TRPG」というファンゲームが登場したりファンメイドのなりきり動画などが登場したりとネット上では特に「面白い」コンテンツとしてパワハラ会議というおどろおどろしいシーンを呑み下す動きがみられました。
こちらの方は能狂言版の『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨役が野村萬斎さんと聞いて、怖さが際立ったと話しています。厳かな能舞がどのような形で鬼舞辻無惨の冷徹さや恐ろしさを再現するのか、パワハラ会議のようなシーンはどう描かれるのかなど鬼滅の刃ファンの間では話題が尽きません。
パワハラ会議での下弦解体シーンは衝撃的なものだった
「パワハラ会議」に登場するキャラクターの紹介や、勃発理由、パワハラ会議の気になる内容などの紹介はいかがでしたか?鬼舞辻無惨の横暴な振る舞いはまだまだアニメ版でも観られますので癖になってしまった方は是非アニメ『鬼滅の刃』をご覧ください。
この記事のライター
卯龍
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