【鬼滅の刃】竈門家の家系図を詳しく解説!鬼舞辻󠄀無惨に襲撃された理由とは?
鬼滅の刃の主人公である炭治郎はたくさんの兄弟の中の長男として知られていますが、歴代竈門家の人物がストーリーにおける重要な鍵を握っており秘密が隠されていました。本記事では鬼滅の刃に描かれた竈門家の家系図や、鬼舞辻無惨に襲撃された理由についてまとめていきます。
目次
【鬼滅の刃】竈門家とは?
鬼滅の刃第1話から登場した竈門家は、幸せな家庭環境とそれを一夜にして鬼舞辻無惨に奪われたことで読者に本作の残酷な世界観を鮮烈に印象付けました。そこから物語が進んでいくと竈門家にまつわる秘密が明かされていき、読者の間で考察が行き交うようになりました。ここでは竈門家の概要をまとめ、鬼滅の刃の作品概要とあらすじについてもおさらいしていきます。
竈門家とは?
竈門家は主人公である竈門炭治郎と妹の竈門禰豆子の血の繋がった家族です。大正時代に東京府奥多摩郡の雲取山の山中に居を構える炭焼き職人の家系で、山の麓の街に炭を売り込むなどして生計を立てています。また、火を扱う仕事で怪我や災いが起きないようヒノカミ神楽を毎年奉納しており、家長には代々耳飾りを受け継がせる約束があります。
鬼滅の刃の概要
鬼滅の刃は吾峠呼世晴によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。主人公の炭治郎が鬼になってしまった妹を元に戻すために鬼と戦う物語が描かれており、2019年のアニメ化などを契機に爆発的に人気を呼び2021年2月時点で累計発行部数1億5000万部を突破しました。原作は2020年5月に完結していますが、2023年4月にはテレビアニメの続編が公開予定となっています。
鬼滅の刃のあらすじ
主人公の炭治郎は炭焼きをして家計を支えていましたが、家を空けたその日に鬼が忍び込むと家族が鬼に惨殺されてしまいました。妹の禰豆子は唯一生き残っていたものの鬼と化してしまっており、襲われかけたところを富岡義勇と名乗る剣士が現れ妹を退治しようとします。そこで義勇は兄弟の絆がまだ残っていることに気付くと、炭治郎に鬼を狩る組織・鬼殺隊への道しるべを示すのでした。
【鬼滅の刃】竈門家の家系図や家族
ここからは鬼滅の刃における竈門家の家系図や家族についてまとめていきます。鬼滅の刃本編に描かれている内容から竈門家の家系図は戦国時代、大正時代、現代の3つの時系列に分けられます。
竈門家の家系図
- 戦国時代の家系図
続柄 | 名前 |
---|---|
父 | 炭吉 |
母 | すやこ |
- 大正時代の家系図
続柄 | 名前 |
---|---|
父 | 炭十郎 |
母 | 葵枝 |
長男 | 炭治郎 |
長女 | 禰豆子 |
次男 | 竹雄 |
次女 | 花子 |
三男 | 茂 |
四男 | 六太 |
- 現代の家系図
続柄 | 名前 |
---|---|
竈門炭治郎と栗花落カナヲの曾孫 | カナタ |
竈門炭治郎と栗花落カナヲの曾孫 | 炭彦 |
我妻善逸と竈門禰豆子の曾孫 | 燈子 |
我妻善逸と竈門禰豆子の曾孫 | 善照 |
竈門家の戦国時代の家族構成
戦国時代の竈門家は大正時代の炭治郎たちと同じように炭焼き職人として生活していたとされています。また、本編では炭吉が最強の剣士と呼ばれる継国縁壱と知り合うエピソードが描かれており、物語に深く関わってきます。
家族構成①炭吉
炭吉は炭治郎の先祖に当たります。顔立ちが炭治郎とよく似ており、鬼滅の刃作中では炭治郎が堕姫と妓夫太郎戦後に昏睡状態中に見た夢の中で初登場しました。炭焼きとして生活しており、山中にあった無人のあばら家を見つけて妻のすやこと共に住み着きその家が後の炭治郎たちの家になりました。すやこが臨月の時に鬼に襲われますが、ふと現れた剣士・縁壱によって助けられます。
家族構成②すやこ
すやこは炭治郎の先祖及び炭吉の妻に当たります。炭吉と共に山中のあばら家に住んでおり、縁壱の助けもあって無事にすみれを、2年後にはもう1人の子どもを出産しています。どこでも眠れる特性を持っており「また道端で寝ちゃった」などと言って炭吉の心配が絶えなかったそうです。また、2人が住んでいるあばら家は大名を助けた褒美として綺麗に立て直しされました。
竈門家の大正時代の家族構成や兄弟
大正時代の竈門家は鬼滅の刃本編の時間軸に描かれているもので、先代の炭焼き稼業を引き継いでいます。本編開始前から父親が死亡しており家計も苦しい状態でしたが、家族仲はとても良好でした。
家族構成①炭十郎
炭十郎は炭治郎の父親に当たります。作中では故人として扱われていますが、炭治郎が窮地に陥った時に回想として登場しており彼の助けとなるきっかけを生み出しています。生まれつき虚弱体質だったのか、回想シーンでは常に痩せ細った姿で登場しており炭治郎から『植物のような人』と称されるほど穏やかな人物とされています。継承しているヒノカミ神楽は極みの域に達しており、日没から明け方まで延々と舞い続けた実績があります。
家族構成②葵枝
葵枝は炭治郎の母親に当たります。炭十郎との間に6人の子どもを授かっており、彼らに分け隔てなく愛情を注いでいます。物語の冒頭で鬼に殺害されてしまいましたが、その後炭治郎や禰豆子の夢の中に登場して立ち上がる勇気を与えています。なお、炭治郎の石頭は葵枝譲りで過去に猪を頭突きで追い払ったという逸話があります。
家族構成③炭治郎
炭治郎は鬼滅の刃における主人公で竈門家の長男です。亡き炭十郎の家業を継ぎ炭焼きとして家計を支えおり、面倒見がよく兄弟からも慕われる存在でした。家を空けた時に禰豆子以外の家族を失い、その後は鬼となってしまった禰豆子を人間に戻すために旅を始めます。とても慈悲深い心の持ち主でたとえ鬼であろうと情けをかけようとします。
家族構成④禰豆子
禰豆子は炭治郎の妹で竈門家の長女に当たります。鬼滅の刃では鬼舞辻無惨に襲撃された時に鬼にされており、人間に戻るため炭治郎と共に鬼殺隊の1人として活動しています。鬼にされる前は町でも評判な美人で家庭では母親と共に兄弟の面倒を見ていました。
家族構成⑤竹雄
竹雄は竈門家の次男に当たります。炭焼きを継いだ炭治郎から山の木を切るよう頼まれるような関係性で、頭を撫でられそうになると顔を赤くして恥ずかしがるという思春期な反応を見せます。作中1話で死亡した後は下弦の壱・魘夢が見せた夢の中に登場しており、生き残った炭治郎を責め立てる発言をしていましたがそれが魘夢によるまやかしだとバレて炭治郎の怒りを買いました。
家族構成⑥花子
花子は竈門家の次女に当たります。平時は街に炭を売るために炭を荷車に積む手伝いをし、兄と共についていくことがあったとされています。花子も竹雄同様魘夢が作り出した夢の中に登場しており、本人が話すはずがないセリフを言い放ち炭治郎を責め立てました。また、夢の中で兄弟の悪ふざけに苦言したり、母の手伝いをしてあげるなどしっかり者な人柄が描かれていました。
家族構成⑦茂
茂は竈門家の三男に当たります。炭焼きを続けている炭治郎のことを慕っており炭を売りに出かける時は兄弟と共についていき、疲れた時は荷車に乗せてもらったりと仲良く生活していました。本編では魘夢の夢の中に登場しており、炭治郎を責め立てる場面の他に洗濯物を炭治郎に覆いかぶせるなどやんちゃな一面が描かれました。
家族構成⑧六太
六太は竈門家の四男に当たります。第1話の時点では父が亡くなって日が浅かったため寂しくなって泣き出したりしていました。父によく似ている炭治郎が炭を売りに行こうとすると手が付けられなくなってしまうため、事前に禰豆子に寝かしつけられています。魘夢の夢の中では末っ子らしく甘えん坊な人柄が描かれていました。
竈門家の現代の子孫
現代の子孫とは鬼滅の刃最終回に描かれた人物のことで、炭治郎たちの玄孫たちが登場しています。登場話が最終回に限定されているため目立った活躍シーンなどは描かれていませんが、鬼と無縁な世界の中でみんな楽しそうに生活している様子が描かれました。なお、ここでは登場キャラのカップリングに関するネタバレが含まれているため閲覧する際はご注意ください。
子孫①カナタ
カナタは炭治郎とカナヲの玄孫です。後述する炭彦の兄に当たる16歳で、作中では高校生となって学校に通っている姿が描かれていました。しっかり者で物静かな性格をしており、顔立ちや名前はカナヲ譲りとなっています。初恋ドロボウと称されるほどのモテ男で燈子とも非常に仲がいいですが、本人にはその自覚がなく「彼女はいない」と答えています。
子孫②炭彦
炭彦は炭治郎とカナヲの玄孫です。カナタの弟に当たる15歳で顔立ちや名前は炭治郎譲りです。毎朝遅刻ギリギリまで寝ているようなマイペースな性格ですが、一方で身体能力が高く高度なパルクールを難なくこなして登校する姿が描かれました。その様子に学童の少女たちからは『ランニングマン』と命名され警察に7件の通報が寄せられています。
子孫③燈子
燈子は善逸と禰豆子の曾孫です。年齢は18歳で禰豆子にそっくりな容姿をしており、性格は弟に蹴りを食らわせるほど強気です。作中で善逸のことをひいおじいちゃんと呼んでいたことから本人と面識を持っており、善逸が遺した自伝を嘘小説と思い込んでいます。歳相応な女性らしくイケメンにはしゃぐ一面がありますが、弟と違って成績は優秀で将来は検事を目指しています。
子孫④善照
善照は善逸と禰豆子の曾孫です。善逸に似た容姿をした17歳でとにかく騒がしく女好きという性格をそっくりそのまま引き継いでいます。勉強が苦手でテストではいつも赤点を取っていますが、善逸の自伝を信じており鬼と戦った人たちは生まれ変わって幸せに生きていると発言していました。
【鬼滅の刃】竈門家が鬼舞辻無惨に襲撃された理由
鬼滅の刃の物語冒頭は炭治郎が大事に思っていた親と兄弟が惨殺されてしまうという悲劇的な始まりでしたが、そこを襲撃した理由については明かされておらず読者の間で様々な考察が行き交っています。ここからは鬼滅の刃にて竈門家が鬼舞辻無惨に襲撃された理由についてまとめていきます。
竈門家を襲撃したのは鬼舞辻無惨だった?
物語の始めでは竈門家に1匹の鬼が入ったとしか明かされていませんでしたが、本編196話にて竈門家を襲撃したのが鬼舞辻無惨であることが判明しました。鬼舞辻無惨とはすべての鬼を生み出した親であり、名実ともに頂点に君臨する存在です。
竈門家が鬼舞辻無惨に襲撃されたのはなぜ?
鬼舞辻無惨が竈門家を襲撃した理由は本編中に明かされておらず、その真意は謎のまま完結しています。ここではネット上で有力と言われている考察を中心に3つの襲撃理由を紹介していきます。
理由①青い彼岸花を見つけようとしていたから
青い彼岸花とは無惨が人間だった頃に投与された花で、鬼舞辻無惨が探していた代物です。鬼は太陽の陽を浴びてしまうと死んでしまう弱点がありますが、それを克服する鍵を握っているのが青い彼岸花でした。それを見つけるために山奥に入ったところで偶然竈門家を見つけたのかもしれません。
理由②日の呼吸の継承者を見つけようとしていたから
かつて鬼舞辻無惨を追い詰めた剣士・縁壱は日の呼吸の使い手でした。彼は当時炭吉の元に身を寄せており、彼が去った後も日の呼吸はヒノカミ神楽として継承されていきました。そのことを知った鬼舞辻無惨が危険因子を抹殺するためか、或いは日の呼吸継承者なら陽の光を克服できる鬼になると考えたのかもしれません。補足として、禰豆子は半天狗戦以降陽の光を克服した唯一の鬼になっています。
理由③鬼が定期的に訪れる巡回ルートにあったから
竈門家の襲撃回数を数えてみるとその数3回でかなり頻度が高いです。理由もなく同じ家を3度も襲撃することは少々深界でしょう。鬼は性質上陽の光を避けて行動する必要があるため、独自の巡回ルートを定めて定期的にそこを回っていた可能性が考えられるかもしれません。
【鬼滅の刃】竈門家の継承してきたものや縁壱との関係
竈門家には代々継承されてきたものがあり、本編中では窮地に陥った炭治郎がその瞬間を思い出すことで覚醒するような展開などが描かれていました。また、過去に竈門家と深い関係を築いた縁壱にも注目しておくべきでしょう。ここでは鬼滅の刃にて竈門家の継承してきたものや縁壱との関係についてまとめていきます。
竈門家の継承してきたもの
- 継承してきもの①耳飾り
- 継承してきもの②ヒノカミ神楽
継承してきもの①耳飾り
炭治郎が常に身に着けている耳飾りは竈門家に代々受け継がれてきたものです。初めて耳飾りを持ち込んだ人物は縁壱であり、炭吉の意思によって後世に受け継がれるようになりました。耳飾りは日の呼吸の使い手である証で、鬼舞辻無惨の記憶には自分を追い詰めた忌々しい敵として耳飾りが印象強く残っています。
継承してきもの②ヒノカミ神楽
ヒノカミ神楽も縁壱を発端として竈門家に受け継がれていきました。炭治郎は過去回想にて父の炭十郎がヒノカミ神楽を舞っている様子を思い出しており、その直後に日の呼吸をわずかな時間だけ使用できるようになりました。
竈門家と縁壱の関係がわかるシーン
縁壱は竈門家にヒノカミ神楽と耳飾りを伝承させたわけですが、元々彼は竈門家の者ではなく赤の他人な関係でした。どういった経緯で彼が竈門家と関係を持つようになり、上記の2つを継承させたのかについてここで紹介していきます。
シーン①12巻99話
堕姫と妓夫太郎との激しい戦いで昏睡していた炭治郎は、夢の中で祖先の炭吉の暮らしを見ました。鬼に襲われてしまう炭吉とすやこでしたが、それを助けたのが縁壱でした。自分たちを救ってくれたお礼として縁壱は竈門家に長く住むことになりますが、縁壱は「為すべきことを為せない、何の価値もない者だ」と話し家から出ていくことを決めます。
シーン②21巻186話
鬼舞辻無惨との最終決戦にて重傷を負った炭治郎は再び夢の中で縁壱たちと出会います。再び竈門家を訪れた縁壱は自らの生い立ちや鬼殺隊になった理由などを明かしました。残酷で悲劇的な内容でしたが、その時すやこが娘のすみれを縁壱に抱っこさせると、すみれの無邪気な笑みに縁壱は思わず涙を流しました。
シーン③22巻192話
すやこの頼まれたことをきっかけに縁壱は日の呼吸の型を披露します。その後、炭吉に耳飾りを渡すと彼がここにはいないことを炭吉は悟り、耳飾りと日の呼吸を後世に伝えていくことを宣言しました。縁壱はそれに対して感謝の言葉を言い残しその場から去っていきました。
【鬼滅の刃】竈門家に対する世間での評判や人気
竈門家の家系図や縁壱との関係などについてまとめてきましたが、これらに対してファンはどのような印象を抱いているのでしょうか。ここでは竈門家の家系図に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
長男の炭治郎が家系を支えて、兄弟みんなが炭治郎のことを慕っており、母や禰豆子が彼らの面倒を見てあげるという構図は魅力的で、理想的な家族像に魅了されたという人も多いことでしょう。
実際に兄弟がいる人にとっては大家族である竈門家は刺さる部分があるそうです。竈門家は兄弟仲がとても良好で尊い存在として描かれています。魘夢戦では兄弟たちの絆が鮮明に表現されており、そのシナリオから好きになったという人も多いです。
一部のファンからは現代編の竈門家をもっと描いてほしいという要望が寄せられていました。現代では鬼がいなくなった世界が実現しており、残酷で不条理だった頃から平和な時代になっていました。炭治郎たちが命をかけて作り上げた世界でもあるので、孫たちがその世界で元気に過ごしている姿を見たくなるのも無理はないでしょう。
【鬼滅の刃】竈門家は長い歴史のある家系だった
竈門家の家系図は炭吉の代から本編に関係しており、大正時代を過ぎた後も長く続いた家系でした。本編で炭治郎と兄弟たちが仲睦まじく過ごしている様子が描かれていましたが、縁壱が助けていなければ彼らは存在しなかったと言えるでしょう。
この記事のライター
zeile
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