【鬼滅の刃】鬼殺隊の階級まとめ!ルールや柱になるための条件も
人気漫画『鬼滅の刃』に登場する、人喰い鬼を倒す唯一無二の存在である鬼殺隊には、柱をはじめとする階級があります。この記事では、『鬼滅の刃』で活躍する鬼殺隊の階級について解説すると共に、ルールや柱になるための条件をまとめました。
目次
【鬼滅の刃】鬼殺隊とは?
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊とは、主役の竈門炭次郎(かまど たんじろう)が鬼を倒すために入隊した部隊です。実際には、どのような役割を果たす部隊なのでしょうか。ここでは、鬼殺隊の役割と『鬼滅の刃』について紹介します。
鬼殺隊とは?
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊とは、人喰いの鬼狩りを目的とし、当主である産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)通称・御館様(おやかたさま)を筆頭に結成された鬼狩りの部隊です。御館様の下には、柱(はしら)・継子(つぐこ)・隊士(たいし)・隠(かくし)で構成されています。また、鬼殺隊は政府非公認の組織で世の中で誰もが知る剣士達ではありません。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は、漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)が描いた漫画です。2016年2月~2020年5月まで週刊少年ジャンプにて連載されていました。人喰い鬼と鬼殺隊の戦いがリアルに描かれ、時に涙する作品として注目を浴びています。現在までにコミック全23巻発刊され、2021年累計発行部数1億5000万部突破し、2020年には劇場版アニメ「無限列車編」が上映されました。劇場版の興行収入404.3億円に達し記録的大ヒットし今も尚、人気の少年漫画です。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』は大正時代が舞台となります。主人公・炭次郎は父を病気で亡くし、炭売りをしながら母や5人の兄弟を支えていました。ある日、炭次郎が帰宅すると鬼から家族が惨殺されていたのです。かろうじて生き残った妹・禰豆子(ねずこ)は、鬼に嚙まれ鬼となり炭次郎を襲いました。そこに通りがかった冨岡義勇(とみおか ぎゆう)が炭次郎を助けます。この出会いがキッカケとなり、禰豆子と共に鬼殺隊として鬼狩りと禰豆子を人間に戻すため奮闘する物語です。
【鬼滅の刃】鬼殺隊の階級やルール
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊には、それぞれ階級やルールがあり、給料も決まっています。階級は幾つあって、給料はどのくらいなのか気になる読者も多くいるようです。ここでは、鬼殺隊に一歩踏み込んで階級の意味やルールについて解説します。
階級とは?
そもそも階級とは、何なのでしょうか。『鬼滅の刃』コミックス2巻8話で産屋敷かなた(うぶやしき かなた)が階級について説明しているシーンがありました。鬼殺隊の階級は一~十段階に分かれています。階級は鬼殺隊の身分に当たり、どのくらい活躍したのか功績により階級が決まる仕組みです。階級の一番下は「十、癸(みずのと)」一番上は「一、甲(きのえ)」になります。また、階級と言えども長く鬼殺隊を務めている事や実力があるから昇格するわけではありません。
階級によって給与も変わる?
『鬼滅の刃』のファンブック「鬼殺隊報」によると、鬼殺隊の給料は一番下の階級「癸」で20万円が支給されます。大正時代の初任給が月収30円~60円と考えると、現代でいえば数千万円支給されていた事が推測されます。ただし、ファンブックには「収入20万円」とあるので月収なのか年収なのかは不明です。
鬼殺隊では、給料が高額なだけでなく隊服や他に必要なものは全て支給されます。必要なもの全てを与えられる好条件ですが、その分危険が多いという事です。昇給の度に給料が上がるかは分かりませんが、柱にもなると欲しい分だけもらえるルールがあると炭次郎が語っていました。
藤花彫りとは?
藤花彫りとは、手の甲に特殊な手法で施された鬼殺隊の印の事です。『鬼滅の刃』コミックス9巻75話で嘴平伊之助(はしびら いのすけ)が炭次郎に対して、藤花彫りについて説明するシーンがあります。炭次郎達の藤花彫りは、藤の山で施されました。また鬼殺隊から階級を示すよう言われた際は、藤花彫りを浮き出させ自分の階級を相手に見せるルールがあります。
階級を浮かび上がらせる方法
『鬼滅の刃』コミックス9巻で伊之助が示した藤花彫りは、常に浮き出ているわけではありません。藤花彫りを施されている手に階級を示すよう言葉をかけながら、筋肉を膨張された時のみ剣士の階級が浮き出る仕組みです。鬼殺隊同士が、階級を示す際に必要とされますが、藤花彫りが登場するシーンは多くありません。
階級の種類と読み方
- 一、甲(きのえ)
- 二、乙(きのと)
- 三、丙(ひのえ)
- 四、丁(ひのと)
- 五、戊(つちのえ)
- 六、己(つちのと)
- 七、庚(かのえ)
- 八、辛(かのと)
- 九、壬(みずのえ)
- 十、癸(みずのと)
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊には、階級があり十段階に分かれています。一、癸(みずのと)から始まり、鬼狩り一番下の階級が「十、癸(みずのと)」で一番上が「甲(きのえ)」です。鬼殺隊の階級の由来は、中国から伝わった「十干」からではないかと多くの読者が推測しています。
【鬼滅の刃】鬼殺隊の柱や条件
『鬼滅の刃』に登場する柱は、人喰い鬼の中でも強い十二鬼月が現れた際に登場します。並大抵の努力では柱になることが出来ません。柱になるためには、どのような条件があるのでしょうか。柱になる条件やルール、階級・種類について解説します。
柱とは?
『鬼滅の刃』に登場する柱とは、御館様が一番信頼を置く鬼殺隊の最高階級メンバーです。鬼殺隊の中でも強く条件を満たした9人で構成され、人喰い鬼のトップである鬼舞辻無惨を倒すべく十二鬼月と戦います。この9人という数字は、「柱」の画数が9画であるため作者の遊び心で9人になったのではないかとファンの間で噂になっています。
柱になるための条件
- ①鬼殺隊の階級が「甲」である
- ②十二鬼月を倒す
- ③鬼を50体倒す
- ④全集中の呼吸を習得している
鬼殺隊の柱になるには、上記の条件を満たす他ルールを守る必要があります。例えば、柱の誰かが戦いに倒れ柱から脱却するとします。鬼殺隊に、この4つの条件を満たす剣士がいれば不在所に入ることが可能です。しかし、柱になるための条件を満たす剣士がいない場合は、空席のままになります。柱が空席になって直ぐに新たな柱が入る事は殆どない事から、厳しい条件である事がうかがえます。
柱に階級はない?
鬼殺隊階級は最高で「甲」になります。『鬼滅の刃』に登場する柱9人の階級はないのでしょうか。読者の中には「階級は無い」と考えている方もいるようです。しかし、「鬼滅の刃ファンブック」によると柱には階級があります。階級はあるものの、どの階級が一番強いといったような順位は描かれていません。
柱の種類一覧
- 水柱(みずばしら)
- 炎柱(えんばしら)
- 音柱(おとばしら)
- 霞柱(かすみばしら)
- 蟲柱(むしばしら)
- 恋柱(こいばしら)
- 岩柱(いわばしら)
- 風柱(かぜばしら)
- 蛇柱(へびばしら)
『鬼滅の刃』に登場する柱は、鬼殺隊最高階級で9人います。以前は花の呼吸の使い手、胡蝶カナエもいましたが人喰い鬼との戦いで死亡している為9人となりました。ここからは、上記の一覧をもとに各柱について説明します。
水柱
『鬼滅の刃』では水の呼吸の使い手、冨岡義勇(とみおか ぎゆう)が、水柱を務めています。冨岡は冷静に物事を見極め、無駄のない動きで水の呼吸を使い鬼を狩るのが特徴です。彼は、自ら拾壱ノ型「凪」を編み出しています。この凪は、コミックス5巻42話通称「那田蜘蛛山の戦い」で蜘蛛の鬼を倒した時に登場した技です。
炎柱
炎柱は、炎の呼吸の使い手である煉獄寿郎(れんごく きょうじゅろう)が務めています。強い精神と肉体で活気に満ち溢れているのが彼の特徴です。柱の仲間内でも「強い」と誰もが認めています。炎柱が一躍有名になったのは劇場版アニメ『無限列車編』でした。十二鬼月上弦の参・猗窩座(あかざ)との戦いを見て煉獄のファンになった方が多くいます。
音柱
音柱は『鬼滅の刃』に登場する宇髄天元(うずい てんげん)が務め、人並外れた聴力の持ち主です。忍びの家系で育った反動から、派手になったとされます。階級の名の通り、音に敏感で戦いの際には、微かな音も聞き逃さず逃げ遅れた人をも察知する能力の持ち主です。繊細な聴力の持ち主ですが、人喰い鬼との戦いでは爆音が鳴り響く攻撃をします。
霞柱
『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎(ときとう むいちろう)が務めるのが、霞柱です。時透には、双子の兄がいましたが鬼に襲われ亡くなっています。霞の呼吸の使い手で時透は、たった2ヶ月の修行で柱にまで上り詰めた天才肌の持ち主で、何時も何か考え事をしています。そんな時透が持つ技は、広範囲を攻撃する事や水中でも攻撃ができる事が特徴です。
蟲柱
蟲柱を務めるのは、胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ)です。彼女は唯一、花から抽出した毒を使い鬼を倒す柱です。いつも穏やかな表情の奥底には、姉を殺した鬼への怒りが渦巻いています。那田蜘蛛山の戦いでは、ヒラリと鬼からの攻撃をかわし瞬時的に毒のついた剣を相手に刺す攻撃をしました。鬼ですら攻撃されていると気付かない程、しなやかで素早い攻撃が特徴になります。また、鬼と人間の関係について炭次郎と同じ思想の持主です。
恋柱
甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)が務める恋柱は、刀をしならせ瞬時的に鬼を斬る事が出来ます。恋の呼吸の使い手で、見た目は可愛らしい女性ですが並外れた筋力の持ち主で柱一番の大食いです。また、『鬼滅の刃』コミックス14巻・15巻では、仲間を思う強い気持ちから秘めた力を発揮しました。蛇柱の伊黒とは無惨との最終決戦後、思いを伝え合って亡くなります。
岩柱
岩柱の使い手、悲鳴嶼行瞑(ひめじま ぎょうめい)は誰よりも涙もろく、母と子が手を繋ぎ歩く姿を見るだけでも涙し、人を憐れむ気持ちが強い柱です。岩の呼吸の使い手で、悲鳴嶼が持つ日輪刀は斧型で鉄球が吊り下げられ珍しい刀になります。彼の繰り出す技は重く強い事から、柱の中で1番強いとも言われています。御館様からの信頼も厚く、鬼舞辻無惨が産屋敷家に攻めてきた時は倒してほしいと頼まれていました。
風柱
風柱の不死川実弥(しなずがわ さねみ)の会得呼吸は「風の呼吸」です。常に威圧的で、仲間に対しても威圧的な態度を取り、人を寄せ付けません。しかし、鬼への殺意は人一倍強く、羽織に「殺」と入れる程です。普段は荒々しい不死川ですがルールを忠実に守り、御館様の前では人が変わったように身をわきまえた立ち振る舞いを行う礼儀正しい剣士でもあります。
蛇柱
蛇柱である伊黒小芭内(いぐろ おばない)は、蛇の呼吸の使い手で日輪刀を蛇のようにしならせ攻撃します。また伊黒は『鬼滅の刃』コミックス6巻44話で産屋敷にて、不死川と2人で鬼である禰豆子を連れて歩く炭次郎が許せないと意地悪をしていました。しかし、仲間想いの一面もあり「人は信用できない」と言いながらも、無限城では鬼に囲まれながらも先頭に立ち戦っています。
【鬼滅の刃】キャラの階級一覧
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊のキャラクター別階級について解説します。実力はあっても、実際に戦った鬼が少ないと階級は上がらないというルールがあります。
竈門炭治郎の階級
『鬼滅の刃』の主人公・炭次郎の階級は、上から3番目の「丙」です。鬼殺隊に入隊後1年足らずで「丙」まで階級している事から、かなりの実力者という事がうかがえます。ここまで昇級が早かった理由は、鬼舞辻無惨に会った事や柱達と一緒に十二鬼月と対戦した事と推測されます。
我妻善逸の階級
我妻善逸(あがつま ぜんいつ)の階級は、炭次郎と同じ「丙」です。善逸自身怖がりで、彼一人の力では1年足らずで「丙」まで昇級出来ません。炭次郎と一緒に行動した事で、十二鬼月や鬼舞辻無惨と戦った事が昇級した理由と推測されます。
嘴平伊之助の階級
嘴平伊之助(はしびら いのすけ)の階級も、炭次郎や善逸と同じ「丙」です。伊之助は、強い鬼と戦う事を好み、実力もある事から1年足らずでの昇級と推測されます。しかし、周囲が見えなくなる事が多く、炭次郎から助けられる場面も多い剣士です。この事から、伊之助の昇級の速さは善逸と同様で炭次郎と一緒にいたからとも推測されます。
栗花落カナヲの階級
栗花落カナヲ(つゆり かなを)の階級は、「丁」です。カナヲは、孤児で名前もなく売られたところを胡蝶姉妹に助けられました。幼いころから柱に育てられたカナヲの実力は、炭次郎達よりも格上と言われています。しかし、炭次郎達より階級が下なのは、鬼と戦った経験が少ないからです。
不死川玄弥の階級
不死川玄弥(しなずがわ げんや)の階級は、カナヲと同じ「丁」です。彼には会得呼吸がありません。人喰い鬼と戦う際は、日輪刀と特殊な拳銃で攻撃します。使える呼吸が無いにもかかわらず、上から4番目の「丁」に昇級出来たという事は、炭次郎達よりも実力があると推測されます。
村田の階級
鬼殺隊である村田は、『鬼滅の刃』コミックス4巻で初登場します。コミックスの中で、村田の階級がハッキリと描かれているシーンはありません。ファンブック「鬼殺隊報」によると、那田蜘蛛山の戦い時の階級は「癸」だったことを本人が語っていました。鬼殺隊には冨岡義勇と同期に入隊しているので、鬼殺隊任務歴は8年になります。那田蜘蛛山の後、彼が昇格したのかは不明です。
【鬼滅の刃】階級に対する世間での評判や人気
階級に関しての評判を紹介します。『鬼滅の刃』の物語の中で登場するシーンが少ないですが、読者の様々な思いがある様子がうかがえます。
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊の階級について、解説シーンは「遊郭編」の1シーンのみでした。しかし、階級の十干に興味を持ち調べる読者もいました。
「階級の設定は不要なのではないか」と声をあげる読者が多くいます。理由としては『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊のキャラクターが限られている事や、階級に関しての情報が少ない事が推測されます。
階級については、伊之助が『鬼滅の刃』コミックス9巻75話で話していました。詳しくは、ファンブックに書いてあります。しかし、鬼殺隊の事だけでなく人喰い鬼の情報も書いてあり、ネタバレ情報が多いです。一度、コミックスを全巻読み終えて詳しく調べる事をおすすめします。
【鬼滅の刃】鬼殺隊の階級は十段階あった
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊の階級は、中国から伝わった十干をもとに考えられた十段階です。階級の数字が小さいほうが階級は上になります。また、昇級するには4つの条件や厳しいルールも存在し、並大抵の努力では昇級しない事がうかがえます。階級に関するシーンが少ないことから「設定として必要ない」と言う声がある一方で、興味を持ち日常生活の中で階級の由来歴史を調べる読者と意見は様々でした。
この記事のライター
ONIYOME
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