【鬼滅の刃】伊黒小芭内の目の色の理由とは?鬼説や声優情報も調査
鬼滅の刃に登場する柱の1人伊黒小芭内。目の色が左右それぞれ別であり実はハーフなのではと話題を呼んでいます。本記事では伊黒小芭内の目の色がオッドアイである理由を明らかにする他、彼の能力や過去、鬼とのハーフ説や出身地八丈島との関連性などをまとめていきます。
目次
【鬼滅の刃】伊黒小芭内とは
伊黒小芭内がオッドアイである理由について知るためにまずは伊黒小芭内について知る必要があります。ここでは漫画鬼滅の刃に出てくる伊黒小芭内の概要を公式プロフィールや作中での言動を情報源にまとめていきます。伊黒小芭内の目に触れる前に彼がどういった性格でどんな立場の人物だったのか、そのおさらいをしていきます。
伊黒小芭内のプロフィール
- 階級:柱(蛇柱)
- 誕生日:9月15日
- 年齢:21歳
- 身長:162cm
- 体重:53kg
- 出身地:東京府八丈島八丈富士<西山>
- 趣味:川柳、俳句、飴細工を作っているところをずっと眺める
- 好きなもの:とろろ昆布
伊黒小芭内(いぐろおばない)は鬼殺隊の剣士の1人であり柱に該当する男です。黒髪で両目は左右で色が黄色と緑と分かれており、口元に包帯をミイラのように巻いています。『鏑丸』という白蛇を常に首回りに這わせており右目はよく見えていません。執念深い性格で敵でも味方でも皮肉をネチネチと喋ることが多く鬼に対しても問答無用で滅殺すべしと容赦がありません。
漫画『鬼滅の刃』をおさらい
伊黒小芭内が出てくる鬼滅の刃についてもおさらいをしていきます。
『鬼滅の刃』の概要
吾峠呼世晴先生によって連載された鬼滅の刃は2016年から2020年まで週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画です。日本の大正時代が舞台となり主人公とその仲間たちが敵である鬼に立ち向かっていく物語が描かれており、連載開始以降から人気が右肩上がりであるとそのグラフはアニメ化によって爆発的に急上昇。劇場映画も放映されるほど人気を生み今では原作漫画は1億5千万部の発行部数を突破しています。
『鬼滅の刃』のあらすじ
炭売りとして平凡な日々を送っていた主人公の竃門炭治郎。ある日彼が家を空けた時に鬼が現れ家族を皆殺しにしてしまいます。帰ってきた炭治郎と出会ったのは唯一生き残っていた妹の禰豆子。しかし禰豆子も鬼化してしまっていると一度は炭治郎に襲い掛かります。それでも力を緩めた妹にまだ家族としての絆があると感じた炭治郎は、そこからの成り行きから鬼を倒す鬼殺隊の入隊を目指し妹を元に戻すために戦いに身を投じていきます。
伊黒小芭内の目の色の理由
ここからは伊黒小芭内の目の色が左右非対称である理由についてまとめていきます。記事の序文でも記述した通り伊黒小芭内はオッドアイでありますが、人間をリアルに寄せて作られた鬼滅の刃の作品の中では珍しい人物でした。そのことに関して伊黒小芭内の初登場時から読者の間では何か秘密があるのではないかと話題が上がると、ハーフ説なんかも出てくるほどの考察が行き交うようになりました。
伊黒小芭内はオッドアイ
伊黒小芭内は右目が黄金色、左目が青緑色と非常に珍しいオッドアイをしています。オッドアイというのは特別な存在感を放っているため何か力を秘めていたり物語の重要な部分に関わってくるのでは?と言った予想が読者の中では盛り上がっていたそうですが、残念ながらそれに関する公式的な記述は存在が確認されていません。原作が完結した今でも考察している人は残っていますがそれまで出てきていた説では鬼とのハーフだったのではというものがあります。
鬼とのハーフの可能性
ネット上にて最も寄せられている意見が鬼とのハーフの可能性ではということです。目の色は現実的に考えた場合遺伝による影響が強く、伊黒小芭内もそうだとしたら普通の人、それも大正時代の日本人ではまずあり得ないでしょう。目の色が人と違うのであれば鬼とハーフである可能性があると紐づけられている予想です。さすがに鬼と人のハーフはあり得ない、という意見もありますがハーフであることの根拠として出身地である八丈島の話があります。
出身地とされるのは八丈島
伊黒小芭内の出身地は八丈島ですが、八丈島には鬼伝説があります。八丈島の鬼伝説は『保元物語』に書かれたもので源為朝が鬼ヶ島に鬼退治にいく物語が描かれています。伊黒小芭内が八丈島出身であることから鬼に関連している、そして親が鬼であるかもしれないと考えられているようです。作家目線としてもわざわざ鬼に紫がある八丈島を出身地に選んだわけですから話自体の筋は通っていると言えるでしょう。実際、伊黒小芭内の過去は八丈島の鬼伝説を感じさせる内容になっています。
伊黒小芭内は生まれつき視力が弱い
伊黒小芭内は右目が見えづらい弱視です。オッドアイが関係しているのかは不明ですが生まれた頃からほとんど見えなかったと言われているため、本来は左目同様右目も青緑だったのではという考察もあります。右目の弱点を背負っている伊黒小芭内ですがそこは彼と共にいる蛇の鏑丸が補佐しています。
最終決戦で両目を失う
鬼滅の刃の最終盤にて伊黒小芭内は無惨の攻撃により両目を失明してしまいます。両目が見えなくとも伊黒小芭内は相棒の鏑丸のおかげで戦い続けることができましたがこの話にて伊黒小芭内の両目は完全に使い物にならなくなり、オッドアイであることも特に深い意味がなかったことが証明されました。
伊黒小芭内の過去
ハーフ説や八丈島などの考察をまとめていきましたが、結局のところはまだ分からずじまいでした。ここからはオッドアイである目の話題から離れ、作中で描かれた伊黒小芭内の過去についてまとめていきます。描かれた伊黒小芭内の過去は彼の出身地である八丈島から始まっており、それまで明かされた柱たちの悲痛な過去に匹敵するほど不憫な過去を辿っています。
醜く汚い一族に生まれた伊黒小芭内
女性ばかりが住んでる一族に生まれ、370年ぶりの男だと言われると伊黒小芭内は座敷牢に入れられていました。一族は赤ん坊を生贄にして金品を手にする者ばかり。物心ついていない子どもを無下に扱うような非道な一族でしたが、そうして生きてる理由には彼女らが崇めている八丈島の主の蛇鬼が深く関わっていたのです。
蛇鬼に支配されている一族だった
一族すべてに崇められていた存在の蛇鬼。下半身が蛇でその正体が鬼である彼女のご機嫌取りのために一族の人は金品を渡し機嫌を損ねないように暮らしていました。閉じ込められていた伊黒小芭内は12歳の時に初めて蛇鬼に謁見を許されますが、そこで自分は殺されず大きくなるのを待ってその時が訪れたら食われる運命に置かれていたことを痛感します。
口を裂かれる
蛇鬼は伊黒小芭内が成長するのを待ちきれず自分と口を揃えたいからと彼の口を裂き、零れ落ちる伊黒小芭内の血を嬉々として飲みます。この傷を隠そうと鬼殺隊になる時には包帯で口元を隠しており、また沸き上がって仕方ない恐怖に対して座敷牢の中に迷い込んできた一匹の白蛇に心の拠り所を感じるようになっていきました。そしていつしか蛇の名前に鏑丸と名付けたのです。
屋敷から逃げ出し炎柱に助けられる
鏑丸の精神的支えもあり伊黒小芭内は座敷牢から脱走することに成功します。しかし、蛇鬼の鋭い神経がそれを察知し脱走する彼を発見。そこで死を悟った伊黒小芭内でしたが、そこに颯爽と現れたのは当時の炎柱の剣士でした。蛇鬼はあっという間に倒されると伊黒小芭内は一命を取り留め八丈島を縛っていた根源も同時に消え失せたのでした。
その後鬼殺隊に入る
生き残った伊黒小芭内は従姉妹と出会いますが「あんたのせいで五十人死んだ!」と一方的に罵られてしまいます。この言葉に正当性は微塵もなくとんでもない言いがかりであったものの未成熟だった伊黒小芭内の心を深く抉ってしまうと、そこから彼は自分が醜く汚い存在だと思い込むようになってしまいました。そんなやり場のない苛立ちをぶつけようとしていつしか炎柱の背を追うように鬼殺隊に入り鬼狩りとなっていったのです。
伊黒小芭内の能力や強さ
ここからは伊黒小芭内の能力や強さについてまとめていきます。鬼殺隊の上位階級の柱として存在する伊黒小芭内ですが、その能力を示す呼吸はどういった種類であり、その実力はどれほどのものなのでしょうか?作中で描かれた能力や強さの実体についてくまなく見ていきます。
蛇の呼吸
伊黒小芭内が使用する呼吸は蛇の呼吸です。水の呼吸から派生した流派の1つであり独自に生み出した呼吸で、その能力は蛇の名の通り蛇行しながら間合いを詰めたり、あり得ない軌道を描いて敵を追い詰めるなど伊黒小芭内の関節の柔らかさを利用した『うねる』ことに特化した能力になっているのが特徴です。
伊黒小芭内の日輪刀
日輪刀は本来日本刀を模倣したような形状に作られていますが伊黒小芭内の日輪刀は西洋の蛇腹剣である通称フランベルジュのような刀身をしており、刃が真っすぐ伸びているのではなく蛇のようにうねっているのが特徴的です。
日輪刀の柄の部分
彼の日輪刀の柄には蛇とナンテンの葉が実は彫り込まれています。ナンテンの花言葉は『私の愛は増すばかり』、『いい家庭』という意味が含まれており、実は伊黒小芭内が恋心を寄せている相手、甘露寺蜜璃への想いが刻まれているのではないかと考えられています。
赫刀と痣
物語終盤にて諸悪の根源である鬼舞辻無惨との決戦が描かれますが、そこで伊黒小芭内も参戦すると無一郎が赫刀を発動したということから赫刀の発動方法を推察し、結果的に痣を発現させることで自力で赫刀を発動するに至りました。赫刀の威力は本来の日輪刀の効果を数倍にも上げますが、その代わりに消費する体力も比ではなく伊黒小芭内は酸欠となってしまいます。
透き通る世界
無我の境地やら明鏡止水とも言われている領域の透き通る世界。開眼した人は感覚が研ぎ澄まされ相手の動きを先読みできるようになるという能力を手にしますが、この透き通り世界に伊黒小芭内も一瞬のみですが入り込みます。自身の身体能力を極限まで引き上げて伊黒小芭内は無惨と戦ってみせたのです。
伊黒小芭内のアニメ声優を担当したのは
ここからはアニメ鬼滅の刃に視点を置き伊黒小芭内の声を担当した声優についてまとめていきます。現状では鬼滅の刃は遊郭篇まで映像化されており伊黒小芭内の目立った活躍はありませんが、柱合会議にてすべての柱たちが登場した際に伊黒小芭内も初登場していました。恐らくそこで担当した声優がその後も続投されることが予想されています。
伊黒小芭内の声優は「鈴村健一」
伊黒小芭内の声を担当した声優は鈴村健一(すずむらけんいち)さんです。2011年に同じ声優である坂本真綾と結婚したことで一躍話題になると2021年12月27日に奥さんが妊娠したことを発表し近い将来父になることが予定されているパパさん声優。その声質の幅はとても広く少年や青年、陽気なキャラやクール系、冷酷な悪役でも完璧にこなせる実力派声優です。
鈴村健一のプロフィール
1974年9月12日新潟生まれの大阪育ち。血液型はA型で身長は173cm。インテンションに所属していると同社の代表取締役でもあります。元々調理師志望だったところに友人の誘いから声優オーディションに参加。そこで合格と結果を受けるとキャリアを積んでいきデビューまで果たします。その実力は素人目にも素晴らしいものだと評価されるようになると2022年の第16回声優アワードにて富山敬賞を受賞しました。
鈴村健一の主な出演作品
自身の口からターニングポイントとなったのが『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のシン・アスカ、『銀魂』の沖田総悟を上げています。その他の出演作品には『キャプテン翼』の若林源三、『ヒカルの碁』の伊角慎一郎、『D.Gray-man』のラビ、『黒子のバスケ』の紫原敦など、数多くの主演を果たしています。
伊黒小芭内の目に対する世間での評判や人気
伊黒小芭内の目の色が違う理由についてハーフ説やら八丈島やらをまとめてきましたが、それだけ読者にインパクトを与えている目を持った伊黒小芭内に対して世間での評判や人気はどうなっているのでしょうか?ここでは伊黒小芭内へ向けられたSNSでの感想や意見をまとめていきます。
オッドアイのキャラを好んでいるファンは意外にも多く伊黒小芭内の目の色が違うところが好きだというファンは多かったです。人やキャラクターの印象として目は半分以上の割合を占めているとも言われており、第一印象からオッドアイに惹かれて好きになったという方が多いみたいです。
オッドアイに対してミステリアスな雰囲気を感じられて好きだという方もいました。伊黒小芭内は目の色に加え口元を覆い隠していたり首に蛇を巻いていたりと中々奇抜な見た目をしているため、初めて見た人にインパクトを与えているのは事実でしょう。自然となぜそうしているのか、彼の過去やいきさつを知りたくなってしまう人物なのかもしれません。
密璃とのカップリングが好きだという意見も多くありました。伊黒小芭内の普段ねちっこい性格からは想像しづらい、1人の女を純粋に愛しているという事実は多くの読者に衝撃を与えたらしく人間らしい一面があってとてもいいキャラクターだと感じられたのでしょう。それに加え2人の結末に感動してしまって好きになったという方も少なくないそうです。
伊黒小芭内がもしも〇〇だったら
ここからは伊黒小芭内がもしも〇〇だったらについてまとめていきます。鬼滅の刃では蛇柱として鬼たちにも恐れられる存在でしたがもしも伊黒小芭内が鬼殺隊として剣を握ることがなかったら。この現代に実在する人物だったらどんな人柄となっていたのか。原作で描かれた彼の言動を参考にして彼が会社の同僚、学校の先生、彼氏だったらの場合をそれぞれ考えていきます。
伊黒小芭内「会社の同僚」篇
もしも伊黒小芭内が会社の同僚だったらガチャガチャで不人気キャラを引き当てたような感覚を味わうかもしれません。彼の性格は非常にねちっこく、仮に自分が彼に話しかけたとしたらネチネチと陰湿でしつこい物言いが返ってくるのが容易に想像できます。ただし、甘露寺蜜璃に対しては好意を持っていたこともあるので気に入られる存在になり得る可能性はあるでしょう。
伊黒小芭内「学校の先生」篇
学校で生徒から人気のある先生というのは陽気で面白く距離感が近い性格をしているのが多いと思います。伊黒小芭内という男は残念ながらそんな性格から程遠い存在です。もしも伊黒小芭内が学校の先生だったらネチネチとした性格が生徒からの不評を買ってしまうかもしれません。ただ、柱稽古にて炭治郎に稽古をつけた時、しっかり彼の動きを見ていて無惨との戦いの時に息を合わせた共闘をしてみせたので案外面倒見はいいのかもしれません。
伊黒小芭内「彼氏」篇
伊黒小芭内は傍から見ればいやらしい性格として描かれていますがそれでも甘露寺蜜璃からは『大好き、可愛い、すごく優しい人』とべた褒めされており、実際に見てみると伊黒小芭内は彼女と内密に文通を送っていたりニーハイソックスをあげたりと、意外にも大切にしようとする意志があります。伊黒小芭内が彼氏だった場合その人に対してだけは優しく接し尽くしてくれるのかもしれません。
伊黒小芭内の目は謎に包まれたままだった
右と左で分かれたオッドアイの持ち主の伊黒小芭内。そこには特別な理由があるのではとハーフやら出身地やら考察が行きかっていましたが結局のところ原作漫画でそれに触れられることはありませんでした。オッドアイだから、と強さや能力に関わっているわけではなかったわけですが、それでも彼を好んでいるファンからは普通では起こり得ないその目に現在も考察を続けています。
この記事のライター
zeile
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