【カイジ】地下チンチロリンについて考察!ルールは?班長との勝負結果も

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本記事では『カイジ』に描かれた地下チンチロリンについてまとめていきます。『カイジ』作中で地下送りになったカイジが班長と死闘を繰り広げたチンチロのルールや賭けに使ったペリカ、サイコロに仕組まれていた秘密などを解説し勝負の結果についても紹介していきます。

【カイジ】地下チンチロリンについて考察!ルールは?班長との勝負結果も

目次

  1. 【カイジ】とは?
  2. 【カイジ】地下チンチロリンを考察!ルールは?
  3. 【カイジ】地下チンチロリンの秘密や班長との勝負の結果
  4. 【カイジ】地下チンチロリンを考案した大槻班長を解説
  5. 【カイジ】地下チンチロリンに対する世間での評判や人気
  6. 【カイジ】地下チンチロリンは大槻が考案した賭博だった

【カイジ】とは?

本記事で紹介する地下チンチロリンは人気漫画・賭博破戒録カイジの作中に描かれたギャンブルの一種です。まずはおさらいを兼ねてカイジの作品概要とあらすじ、作者についてまとめていきます。カイジが始まったきっかけや大まかな作風をおさらいしていきましょう。

賭博破戒録カイジの作者

賭博破戒録カイジを手掛けた作者は福本伸行先生です。神奈川県横須賀市出身の漫画家でカイジシリーズの生みの親、ギャンブル漫画の第一人者として知られています。日本経済が良くなった1980年代当時にギャンブルをテーマにした漫画が隆盛だったことからギャンブル漫画を描き始め、漫画家として知名度を上げるようになりました。作者自身麻雀を中学生の頃から嗜んでおり、学生時代に大会で優勝するほどの実力を持っているとされています。

賭博破戒録カイジの概要

賭博破戒録カイジは福本伸行によって週刊ヤングマガジンに連載されているカイジシリーズの一種です。賭博黙示録と合わせて計6編が刊行されており、いずれも人生を賭けたギャンブルに挑むカイジの活躍や葛藤をテーマに物語が描かれています。独自のギャンブルゲームや独特な擬音表現、先が読めない勝負展開などが話題を呼び累計発行部数2100万部を突破、以降ギャンブル漫画の代名詞的作品として高く評価されています。

賭博破戒録カイジのあらすじ

スターサイドホテルにて兵藤会長に敗れたカイジこと伊藤開司は新たに1000万円の借金を背負わされてしまい、しばらく逃亡生活を続けていました。そこに遠藤が現れると再びギャンブルを紹介されますが、そこでカイジは拉致されてしまい地下施設での労働を強いられてしまいます。地下での労働生活に限界を感じ始めた時、カイジは地下チンチロリンに目を付け地上に戻るための大博打に出ることを決意します。

【カイジ】地下チンチロリンを考察!ルールは?

賭博破戒録カイジにおいて一番の見どころとして挙げられるのは班長と戦ったギャンブル・地下チンチロリンでしょう。チンチロはシンプルなゲーム性とルールかつ準備するものも少ないため、本作を読んだファンが実際に遊べるギャンブルとしても親しまれています。ここではカイジにおける地下チンチロリンのルールについてまとめていきます。

大槻班長がチンチロリンを提案した理由

カイジ作中で地下チンチロリンを考案した人物は大槻班長です。班長は長く苦しい地下生活の中でゆるゆる楽しむ時間を作るためにチンチロを考案したと口頭で話していましたが、実際はサイコロに細工をすることで班長一味の勝率を上げ、地下労働者が稼いだペリカを巻き上げるためにチンチロというギャンブルを考案したのでした。

チンチロリンの主なルール

チンチロの基本ルールはお椀の中にサイコロを振り、出た目の強弱で勝敗を決めるというシンプルなものです。お椀の中に振るサイコロは3つと決められており、その中で2つの出目が同じだった時の残りの出目で勝負することになります(4が2つで残りが2だった場合、勝負の出目は2になる)。また、特殊な出目として456(シゴロ)は2倍付け、2~6のゾロ目が3倍付け、1ゾロ(ピンゾロ)が5倍付けとなり、逆に123(ヒフミ)は2倍払いになるというルールが設けられています。

地下でのチンチロリンの変則ルール

一般的に遊ばれているチンチロは地域によって特殊ルールが設けられていることが多く、カイジに描かれた地下チンチロリンでも考案者班長が作った変則ルールが設けられています。なお、作中ではこの特殊ルールによって班長側が有利になるよう仕組まれており物語にも影響を及ぼしています。具体的な変則ルールを1つずつ紹介していきます。

変則ルール①賭け金は何ペリカまで?

掛け金の上限は2万ペリカとなっていますが、親との同意があれば青天井にすることができます。ペリカとは地下帝国にのみ使用されている独自の通貨で、10ペリカ=1円の相場となっています。地下で労働しているカイジたちの1ヶ月の手取りは約9万ペリカでかなり少ない上に地下では娯楽が限られているため、青天井はとてもリスクが高い選択肢として描かれました。

変則ルール②親はスルー出来る

基本的にチンチロは親と子の対決であり親は順番で回ってくるルールとなっています。しかし、地下チンチロリンでは親をスルーすることが許可されています。自分の手持ちが少なかったり良い目が出る気配がしなかった時にスルーできる良心的なルールとなっていますが、実際は班長側の回収役である沼川が勝負を避けるためのルールとして機能していました。

変則ルール③親がどんな目でもサイコロを振れる

通常のチンチロでは親がピンゾロやシゴロ、6の目などを出した時、子はサイコロを振れずそのまま敗北扱いとなります。しかし、地下チンチロリンではサイコロを振ることができるため、仮に親が6の目を出したとしてもピンゾロなどを狙うことができるようになります。作中では実際に三好がヒフミを出して奇跡的に逆転勝利した展開が描かれました。

変則ルール④親は最高2回まで

通常のチンチロでは親が1の目、目なし、ヒフミ、ションベンを出すか親の権利を放棄するまで何度もサイコロを振り直すことができますが、地下チンチロリンでは最高2回までとルールが設けられています。班長はこのルールに対して親が勝ちやすくなることを避けたいと説明していましたが、実際はイカサマサイコロを使っていることを勘付かれないようにするため、そして他の参加者に勝たせないようにするためにそのルールを設定していました。

【カイジ】地下チンチロリンの秘密や班長との勝負の結果

カイジ作中に描かれた地下チンチロリンは単純にサイコロの出た目で戦うルールに沿ったギャンブルではなく、班長が裏で仕組んだイカサマとそれを見抜いたカイジの逆転劇がテーマとして描かれていました。サイコロに仕組まれた巧妙なイカサマや大一番での勝負展開など、地下チンチロリンはカイジシリーズの中でも屈指の名場面と言えるでしょう。ここではカイジにおける地下チンチロリンの秘密や班長との勝負の結果についてまとめていきます。

地下チンチロリンに隠された秘密

地下チンチロリンはゆるく楽しむために作られたギャンブルと班長は話していましたが、班長は四五六賽を利用することで自分たちの勝率を上げるというイカサマを仕組んでいました。四五六賽とは出目が4、5、6しか存在しないサイコロで、最低でも4が出る上にシゴロやピンゾロが出やすくなるというカラクリがあります。なお、四五六賽を使っても勝率が100%にはなりませんが、その部分が却って四五六賽の存在を隠蔽していました。

班長はカイジを地下チンチロリンの勝負に誘う

地下帝国における唯一の娯楽は物販で販売されているビールとつまみ程度のものでした。カイジは50万ペリカで購入できる1日外出権のために節約を試みますが、班長の巧みな話術によって結局カイジはビールとつまみを購入してしまいます。その後班長はカイジのペリカが底を突きそうになった頃合いを見計らって彼を地下チンチロリンへ誘いました。

カイジは班長のイカサマを暴き勝利する

チンチロでもペリカを失い続けていたカイジでしたが、地下チンチロリンにおいて班長の勝率が特に良いと噂を聞いてから彼を怪しむようになりついに四五六賽の秘密に気付きます。そして再度班長と勝負した時、カイジはそこで班長たちがイカサマしていたことを明かして観衆を味方につけ、自作したイカサマサイコロで勝負できるようルール変更を求めました。観衆の意思によってルールが可決されると、班長はそれまで稼いでいた1800万ペリカを一夜にして奪われたのでした。

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【カイジ】地下チンチロリンを考案した大槻班長を解説

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大槻班長のプロフィール

本名・大槻太郎は帝愛グループが建設する地下帝国のE班班長です。普段は物腰柔らかで部下たちに優しく接する温厚な男性ですが、その内側には暴利を貪るタヌキと表現されるほど腹黒いものがあり、自身が考案したチンチロによって部下たちからペリカを巻き上げていました。一方でカイジの手によってイカサマがバラされた時は温厚な人柄を演じ忘れ見苦しい姿を露わにしました。

大槻班長の目的

班長の目的は地下帝国で有意義な生活をすることです。そのために班長は帝愛グループと結託して権力を持ち、地上で仕入れた嗜好品をぼったくり価格で販売したり、本来ギャンブルが禁止されている地下に地下チンチロリンを地下労働者に提供してイカサマサイコロでペリカを巻き上げていました。

大槻班長が主人公の「1日外出録ハンチョウ」とは?

1日外出録ハンチョウは大槻班長を主人公にしたスピンオフ作品です。1日外出権を行使した班長が地上でどのように過ごしているのかその生活模様が描かれており、ギャンブルがメインのカイジシリーズとは打って変わってまさかのグルメ漫画として人気を集めています。飯テロと称される本作のグルメシーンはまさに悪魔的です。

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【カイジ】地下チンチロリンに対する世間での評判や人気

これまで地下チンチロリンのルールや内容についてまとめてきましたが、実際に本編で地下チンチロリンを見たファンはどのような印象を抱いていたのでしょうか。ここでは地下チンチロリンに対する世間での評判や人気を明らかにするために、SNS上に寄せられているコメントを参照して内容をまとめていきます。

地下チンチロリンを見たファンからは面白いというコメントがとても多く寄せられており、カイジシリーズの中でもかなり人気があるシナリオとして認知されていました。班長のキャラクター性や変則ルールとイカサマが絡んだチンチロに面白さが詰まっていると言われています。

地下チンチロリン編に登場した班長はファンの間でよく話題に挙げられているそうです。作中に描かれた人心掌握術やキャラクター性が評判を呼んでおり、地下チンチロリンにおいて欠かせないキャラクターと言われています。また、スピンオフ作品での活躍も注目されておりマイペースな日常が面白いと評判です。

地下チンチロリンのクライマックスシーンにて描かれた班長の「ノーカン!ノーカン!」は面白い名言として人気がありました。このセリフと共に見苦しい姿を晒したことで班長の人気が飛躍的に高まったと言えます。

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【カイジ】地下チンチロリンは大槻が考案した賭博だった

カイジに描かれた地下チンチロリンは大槻班長が考案したギャンブルでした。班長が仕組んだ四五六賽や変則ルールはカイジたちを追い詰め、圧倒的不利な状況を出し抜いたカイジの活躍はカイジシリーズの中でも屈指の名シナリオと言えるでしょう。もしも地下チンチロリンを読んだことがないという人はぜひカイジ本編にて地下チンチロリンをチェックしてみてください。

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