【カイジ】会長の兵藤和尊はカイジの宿敵!帝愛グループトップの特徴は?
『カイジ』に登場する帝愛グループトップ・兵頭和尊会長を紹介します。本記事では、『カイジ』に登場するキャラクターでも特に個性の強い兵頭和尊会長の特徴とその素顔、彼が放った明言をまとめてみました。『カイジ』のアニメで兵頭和尊を担当した声優も紹介しています。
目次
【カイジ】兵藤和尊会長はカイジの宿敵で帝愛グループのトップ
帝愛グループの会長に君臨する兵頭和尊は、カイジの宿敵となる人物です。カイジは、この兵頭和尊と帝愛グループに何度も苦渋を飲まされてきました。ここでは、帝愛グループの会長・兵頭和尊のプロフィールとその資産、カイジと繰り広げた勝負について解説します。あわせて『カイジ』の概要とあらすじもまとめています。
会長(兵藤和尊)のプロフィール
『カイジ』の兵頭和尊は、帝愛グループの会長を務めている高齢の男性です。彼は、部下から「会長」と呼ばれ、長年にわたり大グループのトップに君臨しています。兵頭和尊は、さらに世界中から金を集め、自身の帝国を築こうと画策しており、彼の野望はとどまるところを知りません。弱者に暴利を吹っ掛け搾取し、常軌を逸したギャンブルを好む彼の性格は歪んでおり、人が苦しむ姿を見ることを楽しみとしています。
会長の資産
『カイジ』の兵頭和尊は、消費者金融業を中心に事業を営み莫大な資産を築いています。正確な金融資産額は作中描かれていませんが、数100億円から1兆円ほどの資産を持っていると推測されています。『カイジ』の物語では「預金を100億円は持っている」「ドルやユーロ、元でも50~100憶はある」と兵頭和尊自身が語っていました。
会長とカイジの勝負
兵頭和尊は、カイジと勝負をし、彼に大敗北を味あわせています。カイジはティッシュ箱を使ったゲームを考え、必ず勝てるイカサマの方法を思いつきました。カイジは、兵頭にティッシュ箱に当たりくじと外れくじを入れて引き合う単純なゲームを提案し対決します。
しかし、兵頭は勝負の前に当たりくじに折り目を付けており、勝負中にカイジが仕込んだいかさまの当たりくじを掴んで破棄しました。折り目の付いたくじを引き当て、カイジに勝利しています。カイジに掛け金・1億円を支払う能力はなく、彼は左手の指を4本切り落とされ、地下にある強制労働施設に落とされました。
賭博黙示録カイジの概要
『賭博黙示録カイジ』は、『週刊ヤングマガジン』に連載されている大人気ギャンブル漫画です。作者は福本伸行さんで、『週刊ヤングマガジン』において1996年から連載が開始されました。魅力的なキャラクター、作中描かれる賭博勝負、人間の心理描写、数多くの名場面はファンを魅了しています。2007年にはテレビアニメ『逆境無頼カイジ』が放送され、実写映画も3作公開されています。
賭博黙示録カイジのあらすじ
自堕落な日々を送る伊藤開司の元に、ある日、金融業者の遠藤が訪ねてきます。カイジは友人が作った借金の保証人になっており、遠藤はそのお金の返済を迫ります。借金は法外な利息で385万円まで膨み、カイジには返済能力はありません。そんなカイジに遠藤は、借金が帳消しになるイベントへの参加を提案しました。カイジは提案を受け入れ、ギャンブル船・エスポワールに乗り込み、借金帳消しのため、賭博に参加します。ここから、カイジは命懸けのギャンブルに挑み続けることになります。
【カイジ】会長の兵藤和尊の特徴や素顔
世間一般で、成功者は他者と違う特徴を持っていることが多いです。莫大な資産を持つ帝愛グループの会長・兵頭和尊も、この例に洩れず、常人とは異なる特徴を幾つも持っています。ここでは、カイジの兵頭和尊の特徴と素顔を解説します。
会長の性格
帝愛グループの会長・兵頭和尊は、人を嗜虐することを楽しむサディストです。人の苦しむ姿を見ることに喜びを感じ、借金返せない債務者や賭博の敗北者、ミスをした部下には厳しい懲罰を与えます。兵頭は、ギャンブルの勝負に負けたカイジが耳を切り落とされるところや、左手の指を4本切り落とされるところを楽しんで眺めていました。カイジとのギャンブルに敗北した部下・利根川には、高温に熱した鉄板の上で焼き土下座をさせています。
会長はギャンブルが強い
ギャンブルが強い点も帝愛グループ会長・兵頭和尊の特徴です。カイジとギャンブル対決をした際は、兵頭会長は圧倒的強さをカイジに見せつけています。カイジは、ティッシュ箱の内部の折り目に当たりくじを仕込み、この当たりくじを引いて勝負に勝利するつもりでいました。しかし、兵頭和尊はイカサマが仕込まれていると見破り、ティッシュ箱にくじを入れる際、逆に当たりくじに折り目を付けるというイカサマ返しをします。
そして、兵頭会長は、ティッシュ箱からくじを引くときに、カイジが仕込んだイカサマくじを握りつぶして、自ら折り目を付けたくじを引き当てます。兵頭和尊は、カイジとの対決で常人離れした勝負勘と観察眼を見せつけました。
会長の過去
過去の兵頭和尊会長は、現在の彼のような性格ではなかったようです。彼には亡くなったソフィーと結婚しており、妻との間には息子を2人設けています。次男の和也が黒ひげ危機一髪ゲームで遊んでいるときには「樽に入った人間を剣で突き刺して遊ぶような、おもちゃを子供に与えていいものなのか」と内心葛藤していました。彼は過去に「困っている人を見捨てられずお金を貸し、何度も裏切られてきた」とも語っています。過去の兵頭和尊会長は今とは違い、優しさを持つ人物だったようです。
会長の機嫌が良い時の行動
機嫌が良いときは大盤振る舞いをする点も、兵頭和尊会長の特徴です。彼は、機嫌が良いときは部下に対しても柔らかで、奴隷のように扱っている債権者たちにも優しさを見せます。兵頭和尊は、機嫌が良いとき、借金を返せず地下強制労働施設に落として搾取している債権者全員にカレーを振舞っていました。
会長の機嫌の見分け方
兵頭会長は、機嫌が眉毛に現れるという特徴も持っています。部下たちは兵頭の眉毛を見て、距離の取り方、接し方を変え対応しています。眉毛の角度が40度以下なら比較的ましで安全圏、しかし、眉毛の角度が40度を超えるとレッドゾーンで兵頭会長の機嫌はすこぶる悪いようです。
会長も節約をする?
帝愛グループ会長・兵頭和尊は、過去に節約生活をしようとしたことがありました。『カイジ』のスピンオフ作品『中間管理録 トネガワ』で彼は、ハングリー精神を養うために1日100万円生活をすると決めました。1日100万円と聞いても一般人にはピントとませんが、莫大な資産を有する兵頭和尊会長にとっては、かなり勇気のいる思い切った決断だったようです。
会長は飛行機でキングクラスに乗る?
自ら王と名乗る帝愛グループ会長・兵頭和尊は、飛行機で移動する際、ファーストクラスのさらに上級であるキングクラスに搭乗するそうです。『カイジ』では、一般に知られる飛行機の座席であるエコノミーとビジネス、ファーストの上に、さらにキングクラスが存在すると描かれています。『カイジ』の作中、兵頭和尊は飛行機に乗り、このキングクラスで移動していました。
会長の影武者がいる?
兵頭和尊会長には影武者もいます。彼は思い付きで発言し、部下に指示を出しますが、自分の命が狙われていると錯覚して、ある日部下に「影武者を用意せよ」と命令を下しました。部下の利根川たちは、兵頭会長にそっくりな人物を探し出して、教育を施し、兵頭会長の影武者に仕立て上げています。
会長のかわいい素顔
帝愛グループ会長の兵頭和尊は、人が苦しむ姿を見て至高の喜びを味わうサディストで、その容姿は厳つく強面の人物です。しかし、彼はかわいい素顔も隠し持っています。ここでは兵頭和尊が持つかわいい素顔を2つ紹介います。
かわいい素顔①寝言
『カイジ』のスピンオフ作品『中間管理録 トネガワ』では、会議中居眠りをしてしまった兵頭和尊が寝言を呟いています。兵頭会長を喜ばす悪魔的余興を見つける会議に同席した彼は、時間が遅くなったこともあり、居眠りを始めました。このとき、兵頭和尊はどのような夢を見ていたのかわかりませんが、『もう食べられぬ』とつぶやきます。このエピソードは「兵頭会長がかわいい」とファンから大絶賛でした。
かわいい素顔②爪をキレイにしている
兵頭和尊会長は爪をきれいにしているようです。『カイジ』のスピンオフ作品『中間管理録 トネガワ』の38話でこの事実が明らかになりました。帝愛グループの社員・西口は、会長の人物像を西野カナさんの人気曲『トリセツ』にアレンジを加えて、「爪がキレイとか小さな変化にも気付いてあげましょう。ちゃんと見ていて...」と表現しています。このエピソードを読んだ読者からは「兵頭和尊会長が乙女化した」と大反響が起こりました。
【カイジ】会長の兵藤和尊の名言
兵頭和尊は、消費者金融業を営み、人の汚い部分も数多く見て来ただけあって読者に強烈な印象を残す明言を数々残しています。ここでは兵頭和尊が残した名言を3つ紹介します。
会長の名言①「命はもっと粗末に…」
命はもっと粗末に扱うべきなのだ
出典: bibi-star.jp
カイジと利根川が変則的ジャンケンゲーム「Eカード」で対決したときに、観戦していた兵頭和尊はこの名言を放ちました。命を惜しんで守りに入ると勝機を逃すことがある、長年帝愛グループに君臨し、巨万の富を築いた経験に基づく兵頭会長の名言です。
会長の名言②「いいんだよ…」
いいんだよ他人がどう苦しもうと全く問題ない最も大事なのは自分の幸福だけ
出典: bibi-star.jp
兵頭会長はカイジにこう放ちました。自分の幸福を追求することこそ最重要で、他人の幸せなど眼中にない、成功者の自信に満ちた言葉です。傲岸不遜な言葉ですが、努力で手に入れた地位と富で自身の幸福を追求することに非はなく、相手は納得させられてしまいます。
会長の名言③「祈るようになったら…」
祈るようになったら人間も終わりって話だ!
出典: bibi-star.jp
兵頭会長は、自らの力で帝愛グループを大きくし、巨万の富を築き上げてきました。自分の道は自身の努力で切り拓くもので、神に祈って願うものではない、兵頭和尊会長はその経験からこう語ります。
【カイジ】会長の兵藤和尊の声優
担当声優は、個性の強い兵頭和尊をアニメでどのように演じていたのでしょうか。ここからは、アニメ『カイジ』で人を嗜虐し、悦に入り数々の名言を残した兵頭和尊の声を担当した声優を紹介します。
会長の声優は「津嘉山正種」
『カイジ』のアニメで兵頭和尊を担当したのは、俳優の津嘉山正種さんです。津嘉山正種さんは、カイジと対決する老練な兵頭和尊、狂気に満ちた彼の姿を熱演していました。津嘉山正種さん演じる兵頭和尊は、ファンからも好評を博しています。
津嘉山正種のプロフィール
津嘉山正種さんは沖縄県那覇市出身、劇団青年座に所属するの俳優です。琉球放送に勤務しながらも地元の劇団創造で活動し、上京後、1964年に劇団青年座に入団しています。津嘉山正種さんは数々のテレビドラマ、映画、舞台に出演し、現在も活躍を続けています。趣味はキャンプ、麻雀、映画鑑賞だそうです。
津嘉山正種の主な出演作品
津嘉山正種さんは俳優ですが、アニメの声優としても活躍しています。カイジと同じ福本伸行さん原作の『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』の鷲巣巌、『Fate/Zero』の間桐臓硯、『ONE PIECE』のゴール・D・ロジャー(2018年~2023年)などの人気作品の声優を務めています。
【カイジ】会長の兵藤和尊に対する世間での評判や人気
『カイジ』の兵頭和尊会長ファンは結構います。兵頭和尊は、サディストで人には厳しく、己の幸福を追求する人物です。最低な人物ですが、『カイジ』の福本伸行さん作『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』の鷲巣巌と同様に数多くのファンを獲得しています。
『カイジ』の兵頭和尊は、数々の名言を周囲の人間に対して放ちます。傲岸不遜で、漫画の読者やアニメの視聴者を不愉快にする言葉もありますが、胸に突き刺さる言葉も数多いです。ファンの中には、社会の出来事と兵頭和尊の名言を重ねわせて、物思う人も多いようです。
賛否両論はありますが、『中間管理録 トネガワ』で描かれる兵頭和尊を「かわいい」と評するファンは多いです。作中、兵頭会長はハングリー精神を取り戻すため、1日100万円節約生活をしようとを決意します。彼がどのように節約するか、真剣に考え悩む姿をかわいいと感じるファンは多かったようです。
【カイジ】会長の兵藤和尊はカイジの宿敵だった
兵頭和尊はカイジの宿敵でした。カイジは、友人が作った借金の保証人になったことから、帝愛グループに翻弄され続けますが、このグループのトップに君臨するのが兵頭和尊です。サディストの兵頭和尊は、人に不快感をもたらしますが、事業を成功させてきた経験から来る彼の言動に読者は圧倒され、惹き付けられます。兵頭和尊が物語でどのような活躍を見せてくれるのか、これからの『カイジ』に注目です。
この記事のライター
nahumi
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。