【呪術廻戦】宿儺が伏黒を手助けする理由は?二人の強さも紹介
呪術廻戦において特級呪物として扱われれている両面宿儺。最も危険な存在として描かれている呪霊ですが、その彼は虎杖の同期である伏黒恵を助けたことがあり、2人の関係が謎に包まれています。本記事では宿儺が伏黒を手助けする理由と2人の強さについてまとめていきます。
宿儺と伏黒恵とは?
呪霊の宿儺と人間の伏黒の関係が謎に包まれている理由についてまとめていく前に、まずは宿儺と伏黒恵、それぞれが呪術廻戦作中にてどのような存在として描かれているのかについてまとめていきます。また、2人の活躍が描かれている作品『呪術廻戦』についても、おさらいのため概要とあらすじをまとめます。
宿儺のプロフィール
- 等級:特級呪物
- 嗜好・興味:食べること
- 嫌いな物:なし
宿儺(すくな)は呪いの王と呼ばれる最強最悪の呪霊です。過去に封印されていた存在でしたが、虎杖悠仁が宿儺の指を食べたことにより彼の体を器にして復活を遂げました。自身の快・不快のみで判断を下すような奔放な人格をしており、弱者を痛みつけることを愉悦に感じるほど残忍な性格でもあります。
伏黒恵のプロフィール
- 年齢:15歳
- 誕生日:12月22日
- 身長:175cm
- 所属:東京都立呪術専門高等学校一年
- 等級:二級呪術師
- 出身地:埼玉県
- 趣味:実話系の本を読むこと
- 好きな食べ物:生姜にあうもの
- 嫌いな食べ物:パプリカ(甘いおかず全般)
伏黒恵(ふしぐろめぐみ)は呪術高専東京校に通う高校生であり、等級2級の実力を持つ呪術師でもあります。宿儺の器である虎杖悠仁とは同期の関係になっており、彼が宿儺の指を食べ器になる瞬間を直接目にしています。不愛想な表情と冷静で生真面目な性格が特徴的で、虎杖のことは命の危険を救ってくれた恩人として見ています。
呪術廻戦の概要
呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。人の負の感情から生まれる呪霊と、それを祓う呪術師の戦いが描かれたダークファンタジー作品であり、リアルホラーな雰囲気と緻密で独特な世界観が評価され一躍人気作品となりました。2022年8月時点では累計発行部数7000万部を突破しており、アニメ化や映画化といったメディアミックスも展開しています。
呪術廻戦のあらすじ
常人離れした身体能力を持つ虎杖悠仁は、ある日学校に現れた呪霊に巻き込まれ命の危険にさらされます。その危機を脱しようととっさの判断で宿儺の指を食べ力を手に入れた虎杖でしたが、体内に特級呪物・両面宿儺が復活してしまい、呪術界上層部から死刑を言い渡されてしまいます。その際、五条悟の進言によって猶予を与えられた虎杖は、自分が宿儺を封印する器になるため呪術師としての生活を始めるのでした。
宿儺が伏黒を手助けする理由や謎を考察
ここからは宿儺が伏黒を手助けする理由や謎についてまとめていきます。本来、宿儺はどんな呪術師からも恐れられる最悪の存在で彼自身も非常に残忍な性格をしています。ですが、そんな彼が伏黒に対しては協力的な姿勢を見せており、その動向の謎についてネット上では様々な考察や議論がされています。
伏黒は宿儺のお気に入り?
宿儺が初めて伏黒と戦闘すると、なぜか伏黒の術式と生き様を気に入り『唯一の興味対象』とまで言わしめます。相手が強者であればやっとその存在を認める宿儺。伏黒は2級呪術師の実力で決して弱くはありませんが、現代最強の五条悟には到底敵わない程度の強さであるため、宿儺が伏黒に好意を抱いている理由は謎に包まれています。
宿儺は伏黒を使って何かしようとしている?
宿儺が初めて伏黒と対面した場面で、伏黒は彼に『布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)』の話をしていました。この話を聞いて伏黒に興味を持った可能性は十分に考えられます。そして本当にそうであった場合、宿儺は伏黒を使って何かをしようとしていることがほぼ確定することになります。
宿儺が伏黒を手助けする理由
宿儺が伏黒を手助けする理由が伏黒を使って何かをしようとしているのであれば、その目的は一体どんなものになるのでしょうか?ここではネット上で語られている考察の中で、比較的有力なものとして話題になっているものを紹介していきます。
理由①十種神宝による復活
伏黒には十種影法術という術式があり、そのモチーフは日本神話の十種神宝と言われています。十種神宝には『死返玉』という復活の式神が登場していますが、宿儺が狙っているのはその復活の式神ではないかと考えられています。
理由②全盛期の肉体を入手する
目的が復活するだけなら、虎杖が宿儺の指をすべて食べることでも成り立ちます。それなのにわざわざ伏黒の能力を経由しようとしているのは、全盛期の肉体を手に入れるためだろうと言われています。封印される前の宿儺は4本の腕と20本の指を持っていました。虎杖の体で復活するよりも完璧な姿で復活することを望んでいるとすれば、伏黒を手助けしている謎にも説明がつきます。
宿儺と伏黒の強さや能力
ここでは宿儺と伏黒の強さや能力についてまとめていきます。呪術廻戦には様々な能力を持った呪術師や呪霊が登場していますが、その中でも宿儺と伏黒の2人は際立った能力及び強さを持っています。ここではそれぞれの能力を具体的に解説していきます。
宿儺の強さや能力
宿儺は存在そのものが最悪と言われており、その強さは現代最強呪術師の五条悟でさえも「しんどい」と洩らしてしまうほどです。作中では虎杖の体を使って伏黒と戦闘するシーンが描かれており、彼の式神を次々と圧倒していきながら、本来の体でないことからまだ余力があるような雰囲気を漂わせていました。
宿儺の術式
宿儺の術式はまだ本編中で描かれていません。斬撃と火を使う描写がされたことがありますが、具体的な能力は不明です。なお、宿儺の指をまだ2本しか取り込んでいない状態にもかかわらず、同格の特級呪霊を術式無しでねじ伏せるほどの強さを見せています。
宿儺の領域展開は「伏魔御廚子」
伏魔御廚子(ふくまみづし)が発動されると、無機物に「解」、呪力を帯びたものに「捌」を絶え間なく浴びさせ、領域内のすべてを塵になるまで切断します。この能力には「相手に逃げ道を与える」という縛りが課せられている代わりに効果範囲が半径約200mまで広がります。縛りの効果によって領域の外に脱出することが可能ですが、宿儺の攻撃が速すぎるためどんな強者であっても逃げ切ることは困難です。
伏黒の強さや能力
伏黒は高校1年生ながら等級2級の呪術師であるため、特例で単独行動が許されている唯一の存在です。元々呪術御三家の一角である禪院家の血を引いていることから呪力適正が高く、幼い頃から呪術師としての生き方を教えられていたため戦闘経験も豊富です。
伏黒の術式は「十種影法術」
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)は影を媒介に式神を召喚する術です。手で影絵を作ることで呼びたい式神を現生に具現化させ、それに指示を出して操れます。式神の種類は全部で10種類存在しており、それぞれ得意分野や保有している特殊能力が異なり、あらゆる場面に対応することが可能です。なお、1度に顕現させられる数は2種類までです。
伏黒の領域展開は「嵌合暗翳庭」
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)が発動されると地面を影で埋め尽くし、そこから無尽蔵に式神を召喚していきます。術式を応用すれば式神だけでなく自分の分身や相手の影から召喚するといったことも可能です。領域内であれば特級呪霊を翻弄するほどの強さを誇りますが、伏黒の領域展開は現状未完成のため能力や強さに粗い部分が残っています。
宿儺と虎杖の関係
ここからは宿儺と虎杖の関係についてまとめていきます。作中において宿儺と虎杖は色んな意味で切っても切り離せない関係になっていますが、具体的にどのような関係になっているのか、そして物語が進むにつれてその関係に変化が表れているのかを、ここで解説していきます。
宿儺は虎杖に受肉した
宿儺は1000年も昔に封印された呪霊でしたが、虎杖が初めて宿儺の指を食べたことで彼の体を器として復活を遂げます。それ以降は虎杖の体内で眠っている状態になり、場合によって表面上に現れる際は虎杖の体に黒い筋が表れます。
宿儺が虎杖に提案した条件
虎杖の器が枷のようで疎ましく思っていた宿儺はとうとう彼の心臓を抜いて殺害してしまいます。しかし、そこで伏黒と出会い彼のことを気に入ると、虎杖を条件付きで生かすことを決めます。その条件は以下の通りです。
- ①:「契闊」と唱えたら一分間体を明け渡す
- ②:この契約内容を忘れること
- ③:①の条件で虎杖が自分に体を明け渡している間は誰も殺さないし傷つけない
指を取り込み続けると虎杖に宿儺の術式が刻まれる?
虎杖は呪術師ではないため生まれつき手にしている生得術式を使うことができません。ただし、宿儺の指を取り込み続けることでそのうち宿儺の術式が刻まれる可能性が本編中で示唆されています。五条悟曰く、宿儺の術式を習得する潜在能力は「僕に並ぶ術師になる」と高く評価されています。
宿儺と伏黒に対する世間での評判や人気
これまで宿儺が伏黒を手助けする理由や謎、それぞれの強さなどについてまとめてきました。呪いの王が呪術師に興味を持つという異質な関係性になっている2人ですが、これについて呪術廻戦ファンはどのような印象を抱いているのでしょうか?ここでは宿儺と伏黒に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。
多くの呪術廻戦ファンは、宿儺が伏黒を気に入っている理由が分からず疑問を抱いているようでした。作中で描写されたのが突然のことだったことや、その前に宿儺が主人公を殺害するという予想外の展開から続いていたことで、余計に混乱してしまったという人もいました。
最悪の呪いである宿儺が伏黒にのみ異様に好意的な姿勢を見せているわけですが、一部の人たちでその関係性がネタにされ「宿儺、伏黒推し」とミーム化されていました。オタク界隈でよく話題になるキャラクター推しの中に宿儺が巻き込まれているのは想像するだけでも面白い光景でしょう。
宿儺が伏黒を気に入っている理由を考察している意見もたくさん見受けられましたが、その中には虎杖妊娠説という突飛な考察を唱えている人がいました。このようなユニークな考察は他にも様々なものがありましたが、どれも興味深いものばかりでした。
宿儺が伏黒を手助けするのは目的があるから
宿儺が伏黒を手助けする明確な理由はまだ断定できません。ですが、戦闘後に興味を持った描写から、伏黒の術式に強く惹かれているのは確かなことと言えるでしょう。果たしてどのような理由で伏黒に興味を持ったのか、今後の呪術廻戦でその謎が明かされる時が来るのを気長に待ちましょう。
この記事のライター
zeile
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。