【呪術廻戦】シン・陰流「簡易領域」の能力は?習得条件や技の一覧も紹介
呪術廻戦には呪いをエネルギーに変えた呪力やそれを活用した術によるバトル描写が評価されており、その中にシン・陰流という簡易領域があるとその効果が話題になっています。本記事ではシン・陰流『簡易領域』の能力や蘆屋貞綱との関係についてまとめていきます。
目次
シン・陰流とは?
呪術廻戦は術式の効果や相性によって生まれる駆け引きや呪力の放出による力強いバトル描写が面白いと話題になっており、シン・陰流はそのバトルで活用される簡易領域として知られています。ここではシン・陰流の概要についてまとめていき、『呪術廻戦』の作品概要とあらすじについてもおさらいしていきます。
シン・陰流の概要
シン・陰流は術師の生得領域を具現化して円形の範囲を展開する結界術の一種です。術師の周囲に小さな領域を展開する様子から簡易領域とも呼ばれており、範囲内に敵の術式が入り込むとその術式を中和し威力を緩和します。考案者は蘆屋貞綱で、作中では敵の攻撃に備える迎撃技や領域展開に対抗する手段の1つとして活用されることが多いです。
呪術廻戦の概要
呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。呪霊という人を襲う化け物とそれを祓う呪術師の活躍が描かれており、呪いをテーマにしたダークな世界観や緻密な設定によって織りなすシナリオ展開、個性派揃いなキャラクターといった要素が話題を呼び2022年8月時点で累計発行部数7000万部を突破しています。
呪術廻戦のあらすじ
高校生の虎杖悠仁は学校に現れた呪霊に襲われ、窮地を脱するために特級呪物・宿儺の指を飲み込み呪力を覚醒させました。しかし、強大な力を手に入れるのと引き換えに特級呪霊・両面宿儺の器となってしまい、後日呪術界から秘匿死刑を言い渡されてしまいます。そこに五条の提案が入ると「すべての宿儺の指を食べてから死刑」という条件を設けてもらえると、その日から虎杖は呪術師として生きていくことを決断するのでした。
シン・陰流「簡易領域」の能力や特徴
ここからはシン・陰流「簡易領域」の能力や特徴についてまとめていきます。シン・陰流「簡易領域」は創始者である蘆屋貞綱を始め様々な術師が会得している術で、呪術廻戦作中でも使用できる術師が多く登場しています。多くの術師に重宝されているシン・陰流「簡易領域」はどういった能力を持っているのか詳細を解説していきます。
シン・陰流「簡易領域」の能力
シン・陰流「簡易領域」の能力は術師の周囲に円形の領域が展開され、その範囲内に敵の術式が入り込むとその威力や効果を中和します。領域展開の対抗策として使用されることも多く、領域展開に付与されている必中効果を無効化できるのが特徴的です。
「簡易領域」は領域展開ができなくても使用可能?
簡易領域は術式ではなく結界術の一種であるため領域展開が発動できなくても使用可能で、厳密には術式を持っていない術師でも使用可能な術です。本来簡易領域は『弱者の領域』と呼ばれていますが、これは領域展開を持たざる者にとって唯一の領域展開対策であるところから来ています。
「簡易領域」の発動中は動けない?
簡易領域の発動中はその場から動くことができません。具体的な原因は作中で説明されていませんが、簡易領域は効果範囲がそれほど広くないため、動けたとしても可動域に限りがあります。
「簡易領域」の流出は縛りで禁止?
シン・陰流「簡易領域」は蘆屋貞綱によって考案されましたが、蘆屋貞綱は簡易領域の縛りに『門外不出』という条件を課しています。この縛りによって簡易領域を会得している人は他の術師に教えることが禁じられており、シン・陰流の門下生にしか習得できません。ですが、会得している術師の技術を目で見て盗むことは可能とされています。
シン・陰流の習得条件や技
ここからはシン・陰流の習得条件や技についてまとめていきます。シン・陰流は縛りが課せられているため習得条件が制限されています。また、シン・陰流「簡易領域」の発動から派生する技があり、現状2つの技の発動が描かれています。
シン・陰流の習得条件
シン・陰流を習得する方法は2つあります。1つはシン・陰流の門下生になることです。シン・陰流には門外不出の縛りが課せられているため門下生以外の術師に伝授することが禁止されているため、門下生になるのが主流な習得方法と言えます。もう1つは会得している術師の技術を目で見て盗む方法です。実際に与幸吉や日下部篤也はその方法で習得したとされています。
シン・陰流のその他の技一覧
- 抜刀
- 居合「夕月」
技①抜刀
抜刀はその名の通り鞘に納めた状態の刀を瞬時に引き抜く技です。簡易領域に侵入した敵や攻撃に対して使用される技であり、カウンターの素早さはシン・陰流最速の技と評されています。
技②居合「夕月」
居合「夕月」は術師を中心に簡易領域を展開し、刀を手元に構えておいて居合を狙う技です。作中では日下部篤也によって発動する描写がされていましたが、その時は敵の攻撃によって中断させられてしまい具体的な効果や威力は不明な状態です。
シン・陰流を使用するキャラ
ここからはシン・陰流を使用するキャラクターについてまとめていきます。シン・陰流は基本的に術師であれば誰でも使える術であり、呪術廻戦作中でも複数人のキャラクターが使用しています。ここでは実際に作中で発動描写が描かれた3人のキャラクターについて紹介していきます。
三輪霞
- 年齢:17歳
- 誕生日:4月4日
- 身長:170cm弱
- 所属:京都府立呪術高等専門学校二年
- 等級:3級呪術師
- 特技:節約
- ストレス:なし
三輪霞は呪術高専京都校2年の呪術師です。水色のロングヘアーにスーツを着用した見た目が特徴的でとても生真面目で一般人に近い感性を持っています。中学生の頃にシン・陰流の最高師範にスカウトされて呪術師になったという経緯を持っており、術式を持っていないものの自身を中心に半径2.21mの簡易領域を作るシン・陰流を会得しており、作中では抜刀を主軸にして戦う描写が描かれました。
与幸吉(メカ丸)
- 誕生日:10月4日
- 所属:京都府立呪術高等専門学校二年
- 等級:準1級呪術師
- 特技:集団行動
- ストレス:ずーっと
与幸吉は呪術高専京都校2年の呪術師です。普段は自身の呪力で究極メカ丸を操っており与幸吉本人は天与呪縛の代償によって外で生活できないほどの人体欠損を患っています。ですが、渋谷事変にて真人との契約によって人体欠損を改善してもらうと自身の体で外を出歩けるようになり、真人との戦闘でシン・陰流を使用してみせました。
日下部篤也
- 所属:東京都立呪術高等専門学校2年担任
- 等級:1級呪術師
- 特技:釣り
- ストレス:任務全般
日下部篤也は呪術高専東京校2年担任の呪術師です。コートを羽織ったハードボイルドな風貌をしたキャラクターで、任務に対して気だるそうに取り組むような人柄をしています。戦闘時には腰に携帯している刀を使用し、渋谷事変で本格的な戦闘描写が描かれるとシン・陰流の抜刀と居合「夕月」を発動しました。
シン・陰流の創始者が簡易領域を考案?
ここからはシン・陰流の創始者と簡易領域考案の関係についてまとめていきます。シン・陰流と簡易領域は2つで1つのように描かれることが多いですが、厳密にはそれぞれ別物です。ここではシン・陰流や簡易領域と密接な関係にある創始者・蘆屋貞綱の詳細を紹介します。
簡易領域とは?
簡易領域は術師の周囲数メートルの範囲に円形の領域を展開する弱者の領域です。簡易的で誰でも扱えることから弱者の領域と称されるようになり、領域展開に対抗するための手段として生み出された術と言われています。なお、シン・陰流と簡易領域の間にどういった差異があるかは具体的に明かされていません。
簡易領域は門外不出という縛りがある?
シン・陰流及び簡易領域は平安時代の呪術師『蘆屋貞綱』によって考案されました。蘆屋貞綱はそれらを考案した際に門外不出という縛りを課し、門下生以外の術師に会得させないように講じました。これは弱者である門下生を守るための術を呪詛師や悪意ある術師に相伝させないために縛りを設けたと考えられます。
蘆屋貞綱が弱者の領域として簡易領域を考案?
蘆屋貞綱は当時の呪詛師や呪霊から門弟を守るために簡易領域を考案しました。簡易領域が弱者の領域と評されていますが、シン・陰流の流派そのものが弱者を思いやった流派であり、簡易領域などを考案したきっかけも門弟が自力で身を守れるようにという目的のためでした。
シン・陰流と領域展延と落花の情の関係や違い
ここからはシン・陰流と領域展延と落花の情の関係や違いについてまとめていきます。シン・陰流の能力は領域展延と落花の情という2つの術と効果が似ており、ネット上ではしばしばそれらの関係性を探る考察や違いについて問うコメントが寄せられています。ここではそれらの関係及び違いについてそれぞれの効果を詳細に解説していきます。
シン・陰流と領域展延に違いはある?
シン・陰流と領域展延には違いがあります。術式の中和や必中効果を中和することに変わりはありませんが、シン・陰流「簡易領域」が弱者の領域と言われるように領域展開に対抗する手段であるのに対し、領域展延はその効果に追加効果が付随しているような術と言えます。
領域展延とは?
領域展延は術師の体表を包む『水』のような領域を展開する術です。領域の持つ術式の中和効果のみを利用する特化型の術で、五条のように自身を術式で守っている相手に対して攻撃を届かせたり、術式に基づいた攻撃を防ぐといったことができます。また、シン・陰流との共通点として領域展開の必中効果を中和する効果があります。
シン・陰流と領域展延の違い
シン・陰流「簡易領域」 | 領域展延 |
---|---|
発動中に動けない | 発動中でも動ける |
生得術式を発動できる | 生得術式を発動できない |
シン・陰流と領域展延の違いは2つあり、その差異は上記の通りです。簡易領域は術師のいる場所から円形に領域が広がるのに対し、領域展延は術師の体の周りに鎧代わりの術を張っている状態で領域の範囲概念が存在しません。そのため領域展延中はいくら俊敏に動き回ろうが敵に攻撃を与えようが発動が解除されることはなく、実際に花御が五条相手に領域展延を発動した時は術を発動しながら攻撃を与えていました。
自由に動き回れるという利点がある反面領域展延を発動中は生得術式を使用できません。領域展延は領域にあえて術式を付与しないことで『空き』を生み出し、その空きに触れた術式や攻撃に術式を流し込んで中和するという仕組みになっています。この空きを生み出すためには術式を付与してはならないため、領域展延中は生得術式の使用はできないことになります。
シン・陰流と落花の情に違いはある?
呪術廻戦本編が進行していくと、禪院直毘人によって落花の情が描かれました。シン・陰流が平安時代から続く蘆屋貞綱相伝の弱者の領域であるのに対し、落花の情は呪術界御三家相伝の対領域展開の秘伝術です。
落花の情とは?
落花の情は御三家に伝わる領域対策の術で、発動すると敵の術式や攻撃が術師に触れた瞬間、その攻撃に対して呪力を解き放ちカウンターを繰り出します。領域展開の必中効果を中和、無効化する簡易領域とは違い、敵の術式もしくは攻撃が自身に触れるまでは効果や能力が発動されません。
シン・陰流と落花の情の違い
シン・陰流「簡易領域」 | 落花の情 |
---|---|
必中効果を中和する | 必中効果を迎撃する |
生得術式を発動できる | 生得術式を発動できない |
シン・陰流と領域展延は領域展開の必中効果を中和するのに対し、落花の情は必中効果を中和せずに迎撃するという明確な違いがあります。また、生得術式に関しては作中で説明されたわけではありませんが、直毘人は陀艮との戦いで落花の情を発動中に生得術式を使用していませんでした。もしも落花の情発動中に生得術式が使えない仕様であるなら、落花の情が領域展延と似たような仕組みになっていると推察でき意外な関係性を秘めていることになります。
シン・陰流に対する世間での評判や人気
これまでシン・陰流の能力や特徴、領域展延や落花の情との関係・違いについてまとめてきました。シン・陰流が描かれるまで術式や領域展開といった壮大な能力が目立っていましたが、この弱者の領域として描かれたシン・陰流について呪術廻戦ファンはどういった印象を抱いているのでしょうか?ここではシン・陰流に対する世間での評判や人気について、ネット上にある実際のコメントを参照しながらまとめていきます。
多くの読者からシン・陰流「簡易領域」はカッコイイ技という認識を持たれているようでした。シン・陰流の技『抜刀』は特に人気が高く、範囲内に触れた術式や攻撃を中和しそこにカウンターを決めるというシンプルながら中二心をくすぐられる効果が好きと語る人がとても多くいました。シン・陰流の術は他の術に比べてファンに気に入られている術と言えそうです。
一部の人たちはシン・陰流の術そのものではなく、その術を使用しているキャラクターが全員好きだと語っていました。作中で初めてシン・陰流を使用した三輪はシン・陰流の使い手という認識が強く、メカ丸こと与幸吉が発動した時は機械操作からまさかの剣術に驚く声が寄せられ、日下部に関しては任務に対して消極的な性格が弱者の領域と重なる部分があって面白いという意見がありました。
シン・陰流の技である居合「夕月」は詳細が明かされていない状態ですが、それが公開される時を楽しみにしている人が一定数いました。膝立ちの状態から放つ抜刀術ではないかといった予想意見も挙げられており、ファンから高い期待が寄せられているようです。
考察が好きな人のコメントにはシン・陰流の成り立ちと羂索の関係を指摘していたり、三輪をスカウトした最高師範が今後の物語に関与するのではないかという推察がされていました。シン・陰流がただの術や技という括りに収まらず、起源や蘆屋貞綱という創始者の名前が明かされている部分は確かに気になる部分です。
シン・陰流「簡易領域」の能力はすごかった
呪術廻戦に出てくるシン・陰流「簡易領域」は汎用性が高く弱者の領域と評されている割には優れた術と言えるでしょう。門外不出という縛りがありながら様々なキャラクターが扱えるというのも読者にとっては魅力的な部分でしょう。シン・陰流「簡易領域」はまだ技が2つしか発動されておらず、その内の1つは詳細が判明していないこともあるため今後の呪術廻戦で再び誰かが発動することでしょう。
この記事のライター
zeile
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