【呪術廻戦】領域展開の名前と使用キャラを一覧で紹介!強さや効果も
大人気漫画の呪術廻戦では呪いをテーマにした世界観と呪力を使った疾走感ある戦闘描写が評価されており、その中でも術式の最終段階である領域展開の存在に注目が集まっています。本記事では領域展開を一覧にまとめていきます。それぞれの効果や強さを一覧で確認していきましょう。
目次
【呪術廻戦】術式や領域展開とは?
ジャンプ漫画ではキャラ同士がぶつかり合うバトル描写に定評があり、呪術廻戦の場合は術式や領域展開の発動によってバトルが描かれています。ここでは呪術廻戦における術式について解説していき、作品概要とあらすじについてもまとめていきます。
術式とは?
術式は呪術廻戦における特殊能力に相当しており、呪霊や呪術師たちはこれを駆使して戦います。生まれながら術式を持って生まれた人やその術式の総称を『生得術式』と言うこともあります。術式には様々な種類が存在しており、基本的に術式の効果を変えることは不可能なため生まれながらの才能として扱われています。
生得領域とは?
生得領域は術者の精神世界とも言い換えられる領域で、呪力によって現実世界に具現化・展開し、領域内に生得術式を付与するもので特殊効果が働くようになります。なお、五条は領域内を説明する際『無下限の内側』と言っており、生得領域が術式の内側の世界とは明言しておらず謎が残されています。
領域展開とは?
領域展開は術式の最終段階であり呪術戦の極致と言われている大技です。術式や生得領域を結界という形で現実世界に創り出し、そこに他人を引きずりこむことで効果を発揮します。日本にいる呪術師の中で領域展開を発動できる人はわずか4人で、作中でも最終奥義として扱われています。
呪術廻戦の概要
呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。呪いをテーマにした世界観をベースに呪霊と呪術師の戦いが描かれており、呪力ならではの戦闘描写や個性的なキャラクターの活躍、先の展開が読めないシナリオ設定などが評判になっています。2022年8月時点で累計発行部数7000万部を突破しており、現在もその人気は留まることを知りません。
呪術廻戦のあらすじ
高校生の虎杖悠仁はある日学校に現れた呪霊と呪術師の戦いに巻き込まれ、ピンチを脱するために特級呪物・宿儺の指を食べて呪力を覚醒させます。その力で呪霊は祓えたものの、虎杖の内側には呪いの王・両面宿儺が復活しているとその存在を危惧する呪術界から死刑宣告をされてしまいます。そこに五条が介入すると「すべての宿儺の指を食べてから死ぬ」という条件付きの猶予を設けてもらい、虎杖は呪術師として生きることになるのでした。
【呪術廻戦】領域展開の名前と使用キャラの強さや効果一覧
ここからは領域展開の名前と使用キャラの強さや効果を一覧にしてまとめていきます。術式の極致と言われているだけあって領域展開を使用できるキャラクターは限られており、現在判明している人数は8人のみです。
領域展開①五条悟「無量空処」
使用キャラ一覧1人目は五条悟です。無量空処(むりょうくうしょ)は発動すると宇宙空間のような領域が展開され、相手の知覚や脳みそに干渉し動きを制限させます。無量空処は作中で一番初めに描かれた領域展開で、五条が発動する時は片手の中指を人差し指にかける帝釈天印という印を結びます。
五条悟のプロフィール
- 年齢:28歳
- 生年月日:1989年12月7日
- 身長:191cm程度
- 所属:東京都立呪術高等専門学校一年担任
- 等級:特級呪術師
- 趣味・特技:なし(大抵何でもできるため)
- ストレス:上層部絡み
五条悟の領域展開の強さや効果
領域内に閉じ込められた相手は知覚→伝達→行動のサイクルのうち『行動』を除かれてしまい、知覚と伝達が永遠にループし続けることになります。起きていることを感じ理解することはできるものの、それをどうにかするための行動を起こすことができず、領域内にいる間は完全に無防備な状態になってしまいます。また、領域にあてられた人は情報量に脳が耐え切れず廃人となってしまう恐れがあり、一般人を巻き込んだ時は0.2秒だけの発動だったにもかかわらず社会復帰するために2ヶ月の時間を要しました。
領域展開②伏黒恵「嵌合暗翳庭」
使用キャラ一覧2人目は伏黒恵です。伏黒の術式は自らの影に潜めている式神を顕現させる『十種影法術』で、嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)を発動すると式神を発動するための制限がなくなり無数の式神を同時に生み出せるようになります。なお、発動させる時は右手の指を左手で覆うようにして繋ぐ薬師寺如来印を結びます。
伏黒恵のプロフィール
- 年齢:15歳
- 生年月日:12月22日
- 身長:175cmくらい(成長中)
- 所属:東京都立呪術専門高等学校一年
- 等級:二級呪術師
- 趣味:実話系の本を読むこと
- ストレス:人間(9割)
伏黒恵の領域展開の強さや効果
領域展開すると液状化した影が周囲を埋め尽くし、領域内であれば無尽蔵に影で形作られた式神を顕現します。大量の式神を生み出して四方から攻撃を仕掛けたり、影で自分の分身を生み出し囮にすることも可能です。なお、伏黒の領域展開はまだ不完全なものであり、特級呪霊との戦闘で発動した時は呪力の衝撃波によって領域を吹き飛ばされました。
領域展開③両面宿儺「伏魔御厨子」
使用キャラ一覧3人目は両面宿儺です。虎杖悠仁に受肉したことで復活を遂げた呪いの王で、会得している術式や生まれた過去などが明かされておらず謎が多い存在です。その中でも閻魔天印によって伏魔御厨子(ふくまみづし)が発動されると、領域内に閉じ込められた特級呪霊は一瞬で全身が引き裂かれ貫禄のある強さを見せつけました。
両面宿儺のプロフィール
- 年齢:不明
- 生年月日:1000年以上前から実在
- 等級:特級呪物
- 嗜好・興味:食べること
- 嫌いなもの:なし
両面宿儺の領域展開の強さや効果
領域展開すると無機物には斬撃を飛ばす『解』を、呪力を帯びた生物や呪具には相手を卸すための斬撃『捌』を絶え間なく浴びせます。結界で現実世界と分断はしておらず代わりに『相手に逃げ道を与える』という縛りによって領域の範囲を最大半径200mまで広げているのが特徴で、閉じ込められた生物は理論上逃げることが可能ですがそもそも宿儺の攻撃が速すぎるため現実的ではありません。
領域展開④真人「自閉円頓裹」
使用キャラ一覧4人目は真人です。真人の術式『無為転変』は手に触れた生物の魂を自由に改造・変形させることができる能力で、悪質な改造を施せばその生物を即座に殺害することも可能です。自閉円頓裹(じへいえんどんか)を発動すれば領域内に真人の手を無数に生み出し術式の効果範囲を広げます。なお、発動時の印相は弥勒菩薩印と孔雀明王印の両方で、口の中に生やした手で同時に2つ結ぶ必要があります。
真人のプロフィール
- 年齢:不明
- 発生源:人
- 身長:推定185cm
- 所属:夏油一派
- 等級:特級呪霊
- 嗜好・興味:嫌がらせ、人間
- 嫌いなもの:人間
真人の領域展開の強さや効果
領域展開を発動すると人間の腕が大量に出現し相手を囲みます。真人の術式は本人の手で相手の魂に触れる必要がありますが、領域展開によりその制限がなくなり領域内にある手が触れるだけで魂の改造・変形を可能にします。実質無為転変を必中化させる強力な効果を持っていますが、作中では虎杖の魂に触れようとした際に両面宿儺と対面し、彼の逆鱗に触れてしまったことで反撃され領域が破壊されました。
領域展開⑤ 漏瑚「蓋棺鉄囲山」
使用キャラ一覧5人目は漏瑚です。人が大地を畏怖する感情から生まれた特級呪霊の漏瑚は手や頭から火山や火炎を放出する術式の持ち主で、火力においては呪術廻戦登場キャラの中でもトップクラスです。そこに大黒天印により発動される蓋棺鉄囲山 (がいかんてっちせん)が重なると、領域内にいる相手に術式が必中になるという脅威的な組み合わせが具現化されます。
漏瑚のプロフィール
- 年齢:不明
- 発生源:大地
- 所属:夏油一派
- 等級:特級呪霊
- 嗜好・興味:呪具集め
- 嫌いなもの:人間。特に五条
漏瑚の領域展開の強さや効果
領域内は焼けた岩や溶岩だらけでまるで火山の内部のような空間になっています。本来漏瑚の術式は自分の手の平から発動したり周囲の炎を呪力で操る必要がありますが、領域内であれば空間に生まれた溶岩を自在に操れるようになり、敵の死角から噴射したり巨大な溶岩を落石させたりと、攻撃の自由度が高くなります。また、領域内は非常に高温であるため並みの術師であれば立っているだけで焼き切れるとされています。
領域展開⑥陀艮「蕩蘊平線」
使用キャラ一覧6人目は陀艮です。人が海を畏怖する感情から生まれた特級呪霊の陀艮は、普段は可愛らしいタコのような姿で赤子のように言葉も満足に話せませんが、真の姿を解禁すると内側に秘めていた強大な力を解放します。会得している術式は水の生成や水棲生物を模した式神を召喚する能力であり、蕩蘊平線(たううんへいせん)を繰り出すと式神の効果が強化されます。
陀艮のプロフィール
- 年齢:不明
- 発生源:海
- 所属:夏油一派
- 等級:特級呪霊
- 嗜好・興味:泳ぐこと、花御
- 嫌いなもの:人間
陀艮の領域展開の強さや効果
陀艮には死累累湧軍(しるるゆうぐん)という式神を際限なく召喚する技があり、領域展開を発動するとその技によって召喚された式神の攻撃が必中になります。領域内は南国のビーチリゾートのような生得領域で綺麗なオーシャンビューを眺める代わりに、不気味な見た目をした式神たちの連撃を受け続けてしまうという恐ろしい効果を持っています。
領域展開⑦花御
使用キャラ一覧7人目は花御です。人が森を畏怖する感情から生まれた特級呪霊である花御は、姉妹校交流会にいきなり乱入すると狗巻や伏黒といった呪術高専の生徒複数人を圧倒し、虎杖と東堂戦で術式を発動すると植物を操る能力だと判明しました。
花御のプロフィール
- 年齢:不明
- 発生源:森
- 所属:夏油一派
- 等級:特級呪霊
- 嗜好・興味:美味しい空気
- 嫌いなもの:人間
花御の領域展開の強さや効果
花御の領域展開は朶頤光海(だいこうかい)と名称が判明しているものの、作中で発動しておらず、その上花御が本編から退場してしまたっため具体的な強さや効果が不明です。1度だけ虎杖と東堂との戦いで発動しようとしたことがありましたが、丁度のタイミングで帳が解除され五条の参戦を危惧したため発動を中断しすぐに撤退していました。
領域展開⑧疱瘡婆
使用キャラ一覧8人目は疱瘡婆(疱瘡神)です。名前が残り続ける恐怖の病から生まれた呪霊である疱瘡婆は特級特定疾病呪霊とも呼ばれており、対象を病に侵す術式を持っているのが特徴的です。
疱瘡婆のプロフィール
- 年齢:不明
- 発生源:病(現在で言うウイルス性感染症天然痘)
- 所属:夏油の使役呪霊
- 等級:特級特定疾病呪霊
疱瘡婆の領域展開の強さや効果
疱瘡婆の領域展開は名称が不明ですが、発動描写は作中で描かれており冥冥・憂憂姉弟との戦闘時に展開されました。領域内は暗闇の中に砂利の地面と複数のお墓が立ち並んだ空間が広がっていて、標的にされた相手を棺桶に閉じ込めると段階的に痛みつけていき、脱出できなければ最終的に病に侵されて即死してしまいます。
【呪術廻戦】領域展開のメリットやデメリット・手印
ここからは領域展開のメリットやデメリット・手印についてまとめていきます。領域展開は使用する術者によって効果や強さが変わりますが、発動することによって生まれる共通のメリットがあり、またその反対にデメリットも存在します。
領域展開のメリット
領域展開を発動すると術師の心情風景が具現化され周囲の景色が全く異なる世界に変わります。この変化は見た目を変えるだけでなく、術者の持つ術式の能力や威力に向上効果をかけるというメリットが存在します。また、領域内にいる相手には術式の攻撃が必ず当たるようになり、閉じ込められた人に攻撃を防ぐ手段がなければ実質領域展開するだけで勝利になります。
領域展開のデメリット
領域展開の発動には莫大な呪力が消費され、その上展開直後は肉体に刻まれた術式の使用が困難になります。呪力の消費量から2回連続で領域展開を発動することはほぼ不可能で、展開直後に術式を使用とすれば呪力の負荷に肉体が耐え切れず、その場で気絶してしまう恐れがあります。
領域展開の手印
領域展開を発動する際、術師たちは手で印を結ぶことがあります。手印の元ネタは仏教の教えや守護神のポーズから取られていると言われており、それぞれの手印に術者と関連した要素が含まれています。一覧で紹介した8人の手印の元ネタは以下の通りです。
キャラ名 | 手印 |
---|---|
五条悟 | 帝釈天印 |
伏黒恵 | 薬師如来印 |
両面宿儺 | 閻魔天印 |
真人 | 弥勒菩薩印 |
漏瑚 | 大黒天印 |
陀艮 | 不明 |
花御 | 不明 |
疱瘡婆 | 不明 |
【呪術廻戦】領域展開への対策
ここからは領域展開への対策についてまとめていきます。呪術戦の最終奥義とも言い換えられる領域展開はとても強力です。それに対抗するためには閉じ込められた術師も領域を展開するか、領域の外に逃げる必要があります。
対策①シン・陰流簡易領域
シン・陰流は比較的呪力の消費が少ない簡易領域で、発動する術師の周囲に術式を介さず領域を構築することで相手の攻撃を中和することができます。シン・陰流は生得術式ではないため後天的習得が可能で、門弟以外に教えることを縛りによって禁じいるものの、作中では三輪やメカ丸など、目で見て技術を盗んだキャラクターが数名います。
対策②領域展延
領域展延は術者の体を包み込む水のような領域を展開します。相手を閉じ込める領域展開とは異なり、術式の中和効果のみに限定した効果を持っているのが特徴で、五条のように術式で全身を守っている相手に攻撃を命中させられるようになったり、相手の攻撃を緩和して防御したりといったことが可能になります。
対策③落花の情
落花の情は呪術界御三家すべてに伝わる対領域の術です。シン・陰流といった簡易領域が術式を中和する効果を持っているのに対し、落花の情は敵の術式によって攻撃を受けた瞬間にその攻撃に呪力を解放するカウンター効果を持っています。現状、落花の情を発動したことがあるのは禪院直毘人のみで、渋谷事変の陀艮戦にて効果を発揮しました。
対策④彌虚葛籠
彌虚葛籠(いやこつづら)はシン・陰流を強化したような術で、相手の術式を中和するのに加え領域展開の必中効果を無効化します。作中ではレジィ・スターが伏黒相手に発動してみせましたが、あくまで無効化できるのは必中効果のみであり、術式そのものに必中効果がなかった嵌合暗翳庭に対しては虚を突かれてしまい大ダメージを負うハメになりました。
【呪術廻戦】領域展開に対する世間での評判や人気
これまで領域展開の使用術師や効果などについて情報をまとめてきましたが、この最強の術と発動者の存在に対して呪術廻戦ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか?ここでは領域展開に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
呪術廻戦読者の多くは領域展開はとてもカッコイイ術として認識しているようでした。最終奥義というものはジャンプ漫画を愛している人にとってロマンの塊であるようで、つい日常生活で真似したくなってしまうといった感想もありました。
領域展開は術者によって強さや効果が異なりますが、中でも強すぎると言われていたのが宿儺と五条のものでした。2人の領域展開は相手を領域内に閉じ込めた時点で決着がついてしまうほど強烈なものなので最強と言われるのも納得できます。
伏黒の領域展開は未完成のものとされていますが、その要素から領域展開の仕組みについて考察している人がいました。領域展開の完成形は完全なる閉鎖空間の完成で、不完全なままだと必中効果が安定しないと考えられているようです。
【呪術廻戦】領域展開の使用キャラはたくさんいた
領域展開は呪術を極めた者にのみ許された最強の術でしたが、呪術廻戦の世界観がそもそも最強同士の戦いでもあったため発動できる人はそれなりに多くいました。今後の呪術廻戦ではまだ領域展開を披露していないキャラクターや虎杖といった成長中のキャラクターが発動する可能性を残しているため、そこに注目して読んでいくとより面白くなることでしょう。
この記事のライター
zeile
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