【呪術廻戦】契闊の目的について考察!宿儺の狙いについても
「呪術廻戦」で宿儺が提案し、宿儺と虎杖が結ぶ契闊には謎があります。「呪術廻戦」において重要な登場人物である宿儺が契闊を結んだ目的や狙い、宿儺の狙いと伏黒の関係などについて考察を紹介します。また、契闊という言葉の意味についても紹介します。
目次
【呪術廻戦】契闊とは?
契闊とは、「呪術廻戦」の作中で宿儺が虎杖と結んだ契約のことです。契闊は、早い段階から登場したにもかかわらず、20巻まで発売されている現在も、使われた描写がなく、宿儺の目的など謎が多いものとなっています。契闊の条件や、宿儺が契闊を結んだ目的、契闊の注意点などについて考察をまとめていきます。
契闊とは?
契闊とは、「呪術廻戦」の作中で虎杖が復活するための条件として、宿儺から虎杖に提案されたものです。漫画「呪術廻戦」の2巻11話にて、少年院で宿儺が虎杖の心臓を抜き取ったことにより虎杖が死んでしまいます。ところが、宿儺の生得領域内には虎杖の意識が存在していました。宿儺が虎杖を復活させるための条件として提案した「契闊」を結ぶことにより、虎杖が復活しました。
呪術廻戦の概要
「呪術廻戦」とは、2018年から週刊少年ジャンプにて連載している芥見下々による漫画です。「呪い」を題材にしたダークファンタジーでバトルシーンやストーリが魅力で大人気な作品となっています。人間の負の感情から生まれる「呪い」と呼ばれる奇妙な怪物と「呪い」を祓う呪術師が登場します。2022年9月現在、漫画が全20巻発売され、アニメも大人気で2023年にTV第2期の放送が決定しています。
呪術廻戦のあらすじ
「呪術廻戦」では、主人公である虎杖悠仁が、ある日呪霊と戦うために特級呪物である「宿儺の指」を飲み込んでしまいます。「宿儺の指」を飲み込んだことで、呪いの王と呼ばれる「両面宿儺」を体に宿すことになってしまい、呪いと呪術師の世界に巻き込まれていきます。祖父の遺言もあり、人を助けたいと考えた虎杖は、東京都立呪術高等専門学校に通い、呪術師を目指すことになります。
【呪術廻戦】契闊の目的を考察
「呪術廻戦」の作中で宿儺が虎杖と結んだ契闊の目的は一体何なのでしょうか。契闊の条件や、契闊の条件から考えられる宿儺の真の目的についての考察をみていきましょう。
考察①宿儺が提案した虎杖を復活させる条件
「呪術廻戦」で、宿儺が虎杖の心臓を抜き取り、虎杖が死んでしまった後、宿儺が提案した虎杖を復活させる条件は3つあります。一つ目の条件は、宿儺が「契闊」と唱えたら、虎杖が一分間宿儺に体を明け渡すことで、二つ目の条件は、契闊による契約を忘れることです。これらの宿儺が提案した条件を疑う虎杖に対し、体を明け渡している一分間は誰も殺さず誰も傷つけないことを、宿儺が三つ目の条件として提案します。宿儺が提案した「契闊」の目的について、3つの条件から以下のような考察があります。
考察②宿儺は虎杖の体を自分のものにしようとしていない?
「呪術廻戦」で宿儺が虎杖に提案し、結んだ契闊の目的ですが、宿儺は虎杖の体を自分のものにしようとしていないという考察があります。宿儺が登場した当初は虎杖の体を乗っ取り、復活しようとしていました。しかし、契闊を結ぶ直前に、伏黒と戦ったところから宿儺の興味は虎杖の体から伏黒へと移っていきます。第112話の渋谷事変編で虎杖が敵との戦闘で弱り、虎杖の体を永遠に奪うような縛りが作れるチャンスが訪れた際も、宿儺は必要ないと発言しています。
考察③虎杖の体を奪っている間に誰も殺す必要がない?
「呪術廻戦」に登場する「契闊」について、宿儺が契闊を使って虎杖の体を奪っている間に、誰も殺す必要がないと考察できます。契闊の条件に、体を明け渡している一分間は誰も殺さず誰も傷つけないというものが含まれているためです。つまり、契闊の目的は誰かを殺すことや傷つけることではないと考えられます。では、契闊の目的が虎杖の体を奪うことや誰かを殺したり傷つけることでもないとしたら、宿儺の真の目的は一体何なのでしょうか。
考察④宿儺の真の目的は宿儺の完全復活だった?
「呪術廻戦」で宿儺が虎杖と結んだ契闊の真の目的は、宿儺の完全復活だったのではないかと考えることができます。つまり、虎杖の体から離れ、宿儺が完全復活することが本当の目的だったため、虎杖の体を乗っ取ることには執着しないようになりました。そして、伏黒へ興味をもち始めたのは、伏黒が宿儺の完全復活になにか関係しているからだと考えることができ、契闊も完全復活するために使われると考えられます。
【呪術廻戦】契闊を結んだ宿儺の目的・狙いは伏黒恵?
「呪術廻戦」において、宿儺が契闊を結んだ真の目的が宿儺の完全復活であり、宿儺の完全復活に伏黒が関係しているという考察を紹介してきました。宿儺の目的を考える上で鍵になる、伏黒恵のプロフィールや、宿儺の狙いが伏黒であること、伏黒を利用し企んでいることについてみていきましょう。
伏黒恵のプロフィール
伏黒恵とは、「呪術廻戦」に登場するキャラクターで、主人公虎杖悠仁の東京都立呪術高等専門学校の同級生です。善人が平等に幸せを享受できるようにするため戦うという考えを持ち、善人である虎杖と出会うことで、虎杖を救おうとします。自分の影を使った術式である「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」を使い、自分の影を媒介に式神を召喚して戦います。式神は、同時に2種類まで召喚することができ、犬型の「玉犬」や、大きな蛇の「大蛇」、カエル型の「蝦蟇(がま)」などの種類があります。
宿儺が伏黒恵を救った理由
「呪術廻戦」の渋谷事変編で、仮死状態になった伏黒を宿儺が救うという場面がありました。この時、宿儺が伏黒を救った理由は、伏黒を何かに利用するためと考えられます。この場面で宿儺は伏黒に対し「やってもらわねばならんことがある」とも発言しているため、宿儺の目的のために伏黒が死なれたら困るため救ったのではないでしょうか。
宿儺が伏黒恵を利用し企んでいること
「呪術廻戦」において、宿儺が伏黒恵を利用し企んでいることは宿儺の完全復活ではないかという考察があります。この考察には伏黒の術式が関係しています。伏黒の呪術である、「十種影法術」は「十種神宝(とくさのかんだら)」というものをモチーフにしているようです。
モチーフにしていると考えられる理由は、「布瑠部由良由良」と「特徴的な模様」です。「十種神宝」は、字の通り10種類の神の宝のことで、使う際に「布瑠部由良由良」という呪文を唱えます。そして、「呪術廻戦」では、「十種神宝」と同様に、「十種影法術」を使う際に伏黒が「布瑠部由良由良」と唱える場面があります。また、伏黒が出す式神と「十種神宝」には同じような特徴的な模様があり、10種類の伏黒の式神と10種類の神宝は対応していると考えられるのです。
この「十種神宝」に対応した伏黒の術式は漫画「呪術廻戦」の20巻までに8種類登場しており、未登場の2種類は、「死返玉」と「蛇比礼」というものです。この「死返玉」が字の通り、死者を蘇らせる効果があるといわれているため、宿儺の狙いと考えられます。
【呪術廻戦】契闊の意味や謎・注意点を考察
「呪術廻戦」において、契闊を宿儺が結んだ真の目的や、伏黒を利用して企んでいることについてみてきました。それでは、契闊の条件の意味、真人のセリフの意味など、契闊の意味や謎・注意点についての考察をまとめてみていきましょう。
考察①「契闊による契約を忘れる」条件の意味
「呪術廻戦」の契闊の条件の1つである、「契闊による契約を忘れる」という条件の意味は、「契闊」への対策を用意させないためという考察があります。もし、虎杖が宿儺と契闊を結んだことを周りの呪術師達に知られれば、なにか対策を用意されるでしょう。虎杖の近くには最強の五条悟がいるため、対策されれば宿儺の目的を達成できなくなるかもしれません。宿儺はこのことを警戒し、「契闊による契約を忘れる」という条件を提案したのではないでしょうか。
考察②真人の「虎杖との間の保険」のセリフの意味
「呪術廻戦」の渋谷事変編での真人の宿儺に対する、「虎杖との間の保険」というセリフの意味は、「契闊」のことではないしょうか。虎杖が死んでしまうと宿儺も死んでしまいます。また、宿儺の指を10本以上食べている虎杖が死ぬとその指の分を失うことになります。そのため、虎杖が死にそうになったら虎杖の体を一分間乗っ取ることで、虎杖が死ぬのを防ぐという、「保険」という意味だと考えられます。このセリフに対して宿儺はなにも反応していないため、真人の発言が当たっているのかどうかはわからないようです。
考察③契闊の言葉の意味
契闊という言葉の意味は、「別れて長い間合わないこと」や「ぶさた」といった意味があるようです。20巻時点では、契闊という言葉が、宿儺と虎杖が結んだ契約を使う際の言葉として、どのような意味で考えられたのかわかりません。宿儺は、契闊という言葉をどのような意味で使ったのでしょうか。
考察④契闊の注意点
「呪術廻戦」に登場する、契闊の注意点は、宿儺が「契闊」と唱えなくても、虎杖が弱ってしまうと、虎杖の意思に関係なく宿儺が虎杖の体を乗っ取ることができることがあるという点です。この場合は、一分間という時間制限や誰も殺さず誰も傷つけないという、契闊の縛りが適用されません。宿儺は人を殺し続けることもできるということです。
【呪術廻戦】契闊に対する世間での評判や人気
宿儺が契闊を結んだ目的が読めないことや、「誰も殺さず誰も傷つけない」という条件が意味することから考えると、宿儺の狙いは伏黒で、伏黒が危険な目に合いそうだと考えている人が多いようです。
契闊という言葉の「長い間合わないこと」という意味と、宿儺が提案し虎杖と結んだ縛りである契闊の間にどのような関連性があるかわからず、宿儺が契闊という言葉にした理由が気になっているという人も多いようです。今後、宿儺が契闊という言葉を使った意味がわかる場面が来るのでしょうか。
契闊を宿儺に使われても、体を明け渡している間のことを虎杖が認識できるのか不明なことや、契闊のことを虎杖が忘れることなどから、描写がないだけで、すでに契闊を宿儺に使われている可能性について考えている人もいるようです。
【呪術廻戦】契闊の目的には謎が多かった
ここまで「呪術廻戦」で宿儺と虎杖が結ぶ契闊についてみてきましたがいかがだったでしょうか。宿儺が契闊を結んだ目的や、宿儺の真の目的には謎が多いことがわかりました。今後、「呪術廻戦」の中で、どのように契闊が使われ、宿儺が契闊を結んだ目的が明かされるのかどうか目が離せません。
この記事のライター
nkt7983
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