【呪術廻戦】加茂憲倫の正体とは?虎杖との関係や強さを考察
加茂憲倫は『呪術廻戦』の物語を左右する人物であり「史上最悪の呪術師」と言われています。この記事では加茂憲倫の正体や強さ、『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁との関係についてまとめました。また、加茂憲倫の目的や過去に行った非情な行為についても解説します。
目次
【呪術廻戦】加茂憲倫とは?
明治時代初期に活躍した呪術師であり、多くの呪術文化財を遺しています。その一方で「史上最悪の術師」や「御三家最大の汚点」と語り継がれています。人物像や、史上最悪と言われた経緯について詳しく解説していきます。
加茂憲倫のプロフィール
年齢は不明ですが、約1000年もの間、数々の肉体を渡り歩きながら生き永らえています。正体が明らかになった時は、夏油傑の肉体を操っていました。約1000年という長い年月から、宿儺との関わりもあったのではないかと言われています。知的好奇心が強い性格であり、目的達成の為には手段を選ばない事から、過去の行いは非道なものでした。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』は芥見下々(あくたみげげ)原作による人気漫画です。2018年3月、週刊少年ジャンプにて連載を開始しました。2020年10月にはアニメ化され、『呪術廻戦』第2期の制作も決定しました。第1巻発売直後から品切れが続出し、累計発行部数は7000万部を突破しています。人間の負の感情から生まれる「呪霊」を、「呪術師」が「呪術」を使って祓うダークファンタジーな漫画であり、バトルシーンも本作の大きな魅力となっています。
呪術廻戦のあらすじ
『呪術廻戦』主人公・虎杖悠二は、仙台市に住む普通の高校一年生でした。両親の顔を知らず、入院中だった祖父の元で育ちます。ある日「両面宿儺の指」が封印から解かれた事で物語は発展します。宿儺の持つ強い呪力によって呪霊が集まり、打開策として虎杖は「両面宿儺の指」を飲み込みます。これをきっかけに、呪術界から死刑を宣告されますが、五条悟の提案により、宿儺の指を全部回収したのちに死刑するという猶予が与えられ、そこから呪術師としての人生が始まります。
【呪術廻戦】加茂憲倫の正体や虎杖との関係・強さ
『呪術廻戦』主人公・虎杖悠仁とも深い関係にある事が分かりました。普通の高校生だった虎杖悠仁ですが、宿儺の指を取り込んでも死に至らず“宿儺の器”となった、その特異体質の理由も関係していました。加茂憲倫の、呪術師としての強さや、術式、真の正体についてまとめてみました。
加茂憲倫の正体
「夏油傑」の体を操っていた加茂憲倫でしたが、真の正体は、羂索(けんじゃく)という呪術師でした。加茂憲倫の肉体でさえも偽物であった事が判明します。羂索が使う術式は、脳を操る事から、額に縫い目のような跡が存在しています。「加茂憲倫」として登場したシーンにも、縫い目の跡がありました。額に対して横に走るような大きな縫い目は、一見分かり易くもありますが、これは術式を使うにあたっての「縛り」ではないかと言われていました。
加茂憲倫の術式や強さ
肉体を乗っ取る術式を使います。自身の脳と他人の脳を入れ替える事で、他人の記憶や、肉体に刻まれた術式を扱う事が出来ます。肉体や呪力は本人そのものであり『呪術廻戦』史上最強と言われる五条悟の六眼でさえも、見抜く事が出来ませんでした。ですが【呪術廻戦・公式ファンブック】では“真人や漏瑚にはタイマンは厳しい”とも書かれており、強さについても不明な点が多いです。
加茂憲倫は虎杖悠仁を作った?
『呪術廻戦』第143話にて虎杖悠仁の母(名前不明)が登場しました。悠仁の父「仁」と「香織」という女性との間には子供が出来ず、願いが叶う前に香織は亡くなります。その後、仁は別の女性との間に悠仁を授かったようで、作中には幼子である悠仁を抱く仁に、祖父が「あの女だけはやめておけ」と忠告するシーンが描かれています。その時に登場した“謎の女性”が悠仁の母だと想定出来ます。その女性の額には 羂索(けんじゃく) の縫い目の跡が存在していた事から、悠仁の母は羂索に乗っ取られていたと考えられます。
加茂憲倫と加茂憲紀は別人?
呪術高専京都校3年の加茂憲紀(かものりとし)は『呪術廻戦』において人気が高いキャラクターですが、「加茂家の汚点」と言われた加茂憲倫(かものりとし)と同じ読みの名が付けられています。この二人の関係や詳細については明らかになっていませんが、加茂憲紀は、加茂家当主の側室が産んだ庶子であった事から、母は「爛れた側目」と虐められていた過去があります。この事から、恐らく加茂家の汚点として「かものりとし」と同じ読みの名が付けられたのではないかと言われています。
【呪術廻戦】加茂憲倫が呪胎九相図を作った流れ
『呪術廻戦』第60話にて「呪胎九相図」である「2番目・壊相」と「3番目・血塗」が登場しました。これまで呪術高専に封印されていましたが、夏油達の手によって盗まれ、人間に受胎させた姿の壊相と血塗が虎杖達の前に現れました。この登場をきっかけに「呪胎九相図」は加茂憲倫によって作られた呪物だと判明しました。
ネタバレ①呪霊の子を孕む特異体質の娘の存在
明治時代初期、とある女性が存在していました。その女性は身に覚えのない懐妊から始まり、産まれた子供も異様な姿をしていました。この事から、意思に関係無く、呪霊の子を宿してしまう特異体質であったとされています。よって、周りからの風当たりはとても冷たいものでした。
ネタバレ②特異体質の娘が駆け込んだ寺
女性は亡骸を抱え、救いを求めて山寺へと駆け込みます。その寺を開いた呪術師が加茂憲倫でした。女性の特異体質に対して知的好奇心が刺激され、実験道具として「弄ばれた」と語られています。その非道な行為や、女性に対しても、一切の記録は残っておらず、破棄されたとされています。
ネタバレ③九度の懐妊と堕胎をする
女性に九度の懐妊と堕胎を強制していました。その非人道的な行為から「史上最悪の術師」と呼ばれる所以になったのではないでしょうか。この時に生まれた九人の胎児は、強い呪力を持っており、特級呪物として封印されていました。この九人の胎児が「呪胎九相図」となります。
【呪術廻戦】加茂憲倫の目的を考察
「夏油傑」として五条悟の前に姿を現した加茂憲倫ですが、これまでも数々の体を乗っ取り、生き永らえていました。ではなぜ、夏油傑として五条悟の前に姿を現したのか、その目的についてまとめてみました。
加茂憲倫の目的は新しい世界を作ること?
『呪術廻戦』第133話にて、偽夏油が「これからの世界」という表現をしていました。このことから、目的は優秀な呪術師のみが生き残れる“呪術師の世界”を造る事ではないかと考察されています。一方で、第134話にて「術式の抽出」が可能である事が判明します。呪霊から術式のみを取り込むことが出来、全術式を扱う事が可能となります。史上最強の強さを手に入れる事も目的の一つだと予測出来ます。
加茂憲倫の目的は宿儺を復活させること?
目的は不明ですが、加茂憲倫は宿儺の復活を望んでいる可能性があります。加茂憲倫が虎杖悠仁に対して「期待している」と語ったことから、そのように考察されています。しかし、これまでの行動が“宿儺の指の回収では無かった”ことから、裏梅を利用する口実ではないかとも考えられているようです。また、虎杖に対して上記の発言をしたのは、「かつて人間であった宿儺を復活させ、人間の可能性と進化を研究する意図があるのではないか」とも言われています。
加茂憲倫が夏油の体を手に入れた理由
夏油傑の術式である「呪霊操術」が不可欠だったと語っているシーンがあります。呪霊操術によって、呪霊を操る事が目的だと言えます。『劇場版呪術廻戦0』や『呪術廻戦』第0巻にて“百鬼夜行”が描かれていますが、その際に、夏油が呪霊達を解き放って各地で暴れさせているシーンがあります。同じように呪霊を操る事が可能という事になります。
加茂憲倫が五条を封印した理由
呪術高専の先生である「五条悟」ですが、生まれながら六眼を持っており『呪術廻戦』史上最強と言われています。これまでの戦闘シーンでも、圧倒的な強さを見せていました。そんな五条悟の「強さ」が計画実行にあたり邪魔な存在だったとされ、偽夏油= 羂索 の手によって封印されたのではないかと言われています。
加茂憲倫が裏梅と協力関係にある理由
偽夏油と共に行動していた裏梅でしたが、戦闘能力の強さから、特急呪術師レベルではないかと言われ、今後の登場に期待の声も多くありました。そんな裏梅ですが、宿儺の側近ともとれる会話のシーンが存在しています。よって、主君である宿儺の復活を目的とし、利害が一致する偽夏油に加勢、もしくは偽夏油を利用している可能性が考察されています。
【呪術廻戦】加茂憲倫に対する世間での評判や人気
夏油傑のかっこいい容姿からファンも多かったようですが、偽物だったと判明し、複雑な心境を語るファンも多かったです。
批判的な声も多い加茂憲倫ですが、その息子とされる「脹相=長男」と「虎杖悠仁=末子」は、性格が羂索と大きく異なり、とても人気が高いキャラクターです。兄弟の絆が強く、羂索に対して強い嫌悪感抱いています。
虎杖悠仁の母の、その後が気になっている方も多かったです。「香織」という女性が亡くなった原因に、羂索が絡んでいるともされており、虎杖の出生の謎も解明されていません。
【呪術廻戦】加茂憲倫の正体には謎が多かった
夏油傑が偽物であり、その正体であった加茂憲倫でさえも体を乗っ取られていました。真の正体である羂索の目的が明確になっていない為、未だに多くの謎を残しています。宿儺や裏梅の目的と関係がありそうですが、矛盾点も存在します。 羂索 が最終的に描いている「世界」と、宿儺の復活の関係性についても今後注目すべき点だと言えるでしょう。
この記事のライター
omame
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