【呪術廻戦】「失礼だな純愛だよ」は乙骨の名台詞！言葉の意味とは？

映画『呪術廻戦0』では、怨霊に取り憑かれた乙骨という少年が登場します。彼は先に放送されたアニメ『呪術廻戦』で詳しく描かれておらず、海外で活動していることと、虎杖悠仁たちの1年先輩であることしか分かっていませんでした。プロフィールを基に、乙骨の人物像を紹介します。

乙骨憂太は、映画『呪術廻戦０』の主人公です。将来を誓った祈本里香という女の子を、交通事故で亡くしている壮絶な過去を持っています。事故の際、祈本里香に呪われてしまった彼は、特級過呪怨霊と呼ばれるほどの呪いを背負って生きてきました。乙骨は、五条悟に誘われ呪術高専に入学します。呪術高専で乙骨は、自分にかかった祈本里香の呪いを解くと誓います。強力な呪力を持っている祈本里香に呪われているため、乙骨は呪術師の最高クラスである特級呪術師として活動することになります。

週刊少年ジャンプで連載している作品で、作者は芥見下々です。2018年3月から連載された『呪術廻戦』は、シリーズ累計発行部数が8000万部を突破している大人気作品です。アニメ化もされており、2020年10月から2021年3月まで第1期のアニメが放送されました。さらに、2021年には、映画『呪術廻戦0』が放映され、世界中から注目を集めました。アニメは、2023年7月から第2期目に突入しており、五条悟や夏油傑の高専時代や、第1期から続く物語として渋谷事変が描かれます。

ある夜『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁の学校に眠る呪物の封印が解かれてしまいます。呪物を狙う呪霊を祓いに来た呪術師の伏黒恵と共に、呪霊に立ち向かっている最中に、虎杖が特級呪物と称される両面宿儺の指を飲み込みました。虎杖は宿儺の器として危険視されたため、呪術高専に引き取られ、死刑宣告を受けます。しかし、五条悟の提案で全ての指を食わせてから死刑にすることに変わりました。その後、虎杖は呪術師として、人々を守るために活動していきます。

呪詛師の夏油傑との戦闘中に乙骨が言った「失礼だな純愛だよ」には、どのような意味が込められているのでしょうか。乙骨の名言となった「失礼だな純愛だよ」に秘められた言葉の意味を解説すると共に、この名言が描かれている漫画及び映画についても解説していきます。

「失礼だな純愛だよ」は、漫画『呪術廻戦 東京都立呪術専門学校（0巻）』に描かれている言葉です。登場するのは、最終話の「眩しい闇」です。呪術高専出身の呪詛師の夏油傑と戦っている時に放った言葉です。『呪術廻戦』0巻の単行本は、2018年12月に発売されており、2017年からジャンプGIGAにて連載されていた作品を基に制作しています。

映画『呪術廻戦0』の終盤で「失礼だな純愛だよ」という言葉が登場します。この映画は、『呪術廻戦』本編より前の物語として描かれています。現に映画では、乙骨を始め禪院真希や狗巻棘、パンダが呪術高専の1年生として登場しています。

「失礼だな純愛だよ」は、乙骨が夏油傑の考えに反論した言葉です。この言葉には、祈本里香への愛が表れています。悍ましい姿となっても、乙骨は里香を嫌いにならずに愛し続けていました。その証拠に、里香にもらった指輪を肌身離さず持っている場面が描かれています。また、乙骨はリカちゃんを武器として使い、夏油と戦ってきました。しかし、このままでは勝てないと思い、乙骨がリカちゃんに愛の言葉を伝えています。これにより、リカちゃんの呪力が制限解除されました。

乙骨が戦っている相手として登場している夏油傑は、「失礼だな純愛だよ」に対して「ならばこちらは大儀だ」という言葉を残しています。これは、夏油自身が行っているすべてに意義や価値があるという意味が込められています。夏油は、学生時代に術師だけの楽園を作るために、非術師を殺すことを決めています。彼の理想や理念を乙骨に伝えるための言葉であったと推測されます。

映画『呪術廻戦0』は、日本国内だけでなく、海外からの人気も高い作品です。「失礼だな純愛だよ」と英訳すると、「HOW RUDE,THIS IS PURE LOVE」となります。

映画『呪術廻戦0』では、「失礼だな純愛だよ」以外にも、名言として挙げられる言葉を乙骨は残しています。『呪術廻戦』本編では、第16巻から乙骨の姿が描かれています。その際も読者にインパクトを残す言葉を発しています。『呪術廻戦』で描かれている「失礼だな純愛だよ」以外の、乙骨の名言とセリフについて紹介します。

呪術高専に入学した乙骨は、禪院真希と一緒に呪霊を祓いに学校へ向かいます。そこで巨大な呪霊に助けようとした小学生と一緒に、飲み込まれてしまいます。劣勢な状態でありながら行動を起こさな乙骨に対して、禪院真紀は彼を「何しに呪術高専にきたのか」と問いただします。真希の問いに対する返答として、乙骨は上記のセリフを述べました。乙骨の本心が表れた言葉です。

同級生の禪院真希は、エリート呪術師の家系に生まれながらも、呪力を持たず呪霊が認識できないため、禪院家の恥と言われてきました。それでも呪術師として、鍛錬を怠らず禪院家を見返すために奮闘する真希の姿が、乙骨に強く響いた時に彼が発した言葉です。

夏油傑との戦いで瀕死の状態となった禪院真希、狗巻棘、パンダの3人を乙骨は反転術式で治療します。すると、女性を助けていることに嫉妬したリカちゃんが、真希を乙骨から取り上げます。リカちゃんの行動に対して、このセリフを乙骨が言いました。

目の前で祈本里香が交通事故にあった際に、乙骨が里香の死を受け入れたくないことから、死なないで欲しい思いから生まれたセリフです。彼のこの思いがきっかけで、祈本里香は乙骨に怨霊として取り憑くことになりました。

呪術高専に突然姿を現した夏油傑に、乙骨が言ったセリフです。夏油は禪院真希の姿を見て、彼女を「落ちこぼれ」と表現しました。その発言に対して、怒った乙骨が夏油の誘いを断った際に、この名言が生まれました。

乙骨は、呪術総監部から虎杖悠仁を抹殺するように命じられました。『呪術廻戦』の16巻の第137話で、ようやく登場した乙骨が言ったセリフです。海外で活動していた乙骨は、『呪術廻戦 東京都立呪術専門学校（0巻）』の時とは見た目や髪形も別人のように変わっています。

海外からも人気を集めている映画『呪術廻戦0』では、終盤に主人公の乙骨が「市失礼だな純愛だよ」という名言を残しています。この名言を残した乙骨の声を演じた声優は誰なのでしょうか。乙骨の声優について紹介します。

映画『呪術廻戦0』で乙骨の声を演じたのは、声優の緒方恵美です。長年活躍している声優で、有名作品は碇シンジ役を演じた『新世紀エヴァンゲリオン』です。声優だけでなく、歌手としても活動しています。

緒方恵美は、いつも家で音楽が流れている音楽一家で育ちます。彼女は親に内緒でミュージカル女優を目指します。音楽学校卒業後、劇団に所属していた彼女は、声優のオーディションに合格し、『幽☆遊☆白書』蔵馬役で声優デビューします。

緒方恵美は中性的な声が特徴で、少年から青年の声を担当することが多い声優です。「高校生以上の男子を演じた初めての女性声優」としても知られています。世間では男性キャラのイメージが強い声優ですが、大人の女性の役を演じることもあります。

乙骨が言った「失礼だな純愛だよ」のセリフが好きだというファンや、セリフの場面に感動したとの声が多く見られました。また、「失礼だな純愛だよ」をかっこいいと評価しているファンは、人生で一度は使いたいセリフだと言っています。

数々の名言が生まれた『呪術廻戦0』ですが、「失礼だな純愛だよ」よりも、真希の治療を妨げたリカちゃんに対して言ったセリフの方が好きだという意見がありました。仲間を思う乙骨の気持ちが表れているセリフです。

乙骨が言った「失礼だな純愛だよ」は、夏油傑が言った発言に対抗した時に生まれた名言です。映画『呪術廻戦0』では、乙骨から数多くの名言が生まれており、名言を聞いて、涙を流すファンもいました。

映画『呪術廻戦0』で乙骨が言った「失礼だな純愛だよ」は、愛する祈本里香への思いが込められた名言でした。このセリフは戦いの最中に生まれており、夏油傑の発言に対する返答でもあります。公園で誓った祈本里香と結婚の約束から、乙骨の祈本里香に対する愛情は変わっていない気持ちが込められているせリフと推測できます。