【呪術廻戦】日車寛見の強さや人物像を徹底考察!術式や領域展開も
呪術廻戦の日車寛見の強さや能力、裁判と関係がある術式・領域展開について解説しました。呪術廻戦の死滅回遊編で重要な役割を担う日車寛見はどのような人物なのか、弁護士として担当した事件や、関係するキャラクターについても詳しく書いています。
目次
【呪術廻戦】日車寛見とは?
日車寛見とは、週刊少年ジャンプにて連載中の呪術廻戦に登場するキャラクターで、スーツにオールバック、三白眼がトレードマークです。そんな日車寛見の強さや能力、術式などについて、まとめました。
日車寛見のプロフィール
- 年齢:36歳
- 誕生日:不明
- 身長:不明
- 体重:不明
「呪術廻戦」の日車寛見は死滅回遊(しめつかいゆう)の泳者(プレイヤー)として登場します。死滅回遊に参加する前は弁護士として働いていました。T大学法学部受験、旧司法試験といった難関試験をストレートで通過する天才です。日車というのはヒマワリの異名でもあり、呪術廻戦19巻の表紙では日車寛見がヒマワリを手に持っていることから、名前の由来はヒマワリとみて間違いないでしょう。
呪術廻戦の概要
呪術廻戦は芥見下々による漫画で、週刊少年ジャンプで連載中です。2020年にはアニメ第1期が放送されました。制作を担当したのは「進撃の巨人」や「チェンソーマン」を制作したことでも有名なアニメ制作会社・MAPPAです。2023年には第2期の放送が予定されています。前日譚にあたる「呪術廻戦0」の映画は世界中で公開されました。
呪術廻戦のあらすじ
呪術廻戦の主人公は、常人離れした肉体を持つ虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)です。特級呪物・宿儺の指を体内に取り込んでしまったことがきっかけで東京都立呪術高等専門学校に入学します。同級生の伏黒恵、釘崎野薔薇ら仲間たちとの活躍を描くダークファンタジーです。
【呪術廻戦】日車寛見の強さや術式・領域展開
呪術廻戦では、日車寛見は死滅回遊の泳者として登場します。死滅回遊とは、呪詛師・羂索(けんじゃく)が始めた呪術師たちが参加するデスゲームです。死滅回遊では、管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に価値が懸けられています。そのポイントは以下の通りです。
呪術師 | 5ポイント |
非呪術師 | 1ポイント |
日車寛見の術式・能力は裁判に関係?
呪術廻戦の日車寛見の術式・能力ともに裁判に関係しており、領域内の相手を強制的に裁判にかけることができます。領域展開については明らかになっているものの、術式の正式名称やその他の能力については不明です。式神らしきジャッジマンが持つ天秤は正義の女神・テミスのそれと酷似しており、日車寛見の武器が木槌であることから、裁判をモチーフにしていることは明らかです。
日車寛見は領域展開が使える?
日車寛見は術式開花から12日間という驚くべきスピードで領域展開を会得しています。領域展開・誅伏賜死(ちゅうぶくしし)は、領域内の相手を裁判にかける、弁護士らしい領域展開です。提出された証拠を元に日車寛見が被告に反論し、最後にジャッジマンが判決を下します。ジャッジマンとは日車寛見の後ろにひかえている式神らしきもので、領域内において裁判官の役割を担う存在です。
呪術廻戦では、領域展開は普通“必中必殺の奥義”として使われます。しかし日車寛見の領域展開は必殺の部分を省き、領域内の対象に自身の術式(ルール)を強制(必中)させる領域展開です。これは昔の一般的な領域展開で、今と比べて領域展開はカジュアルなものだったようです。ジャッジマンから科される罰・没収(コンフィスケイション)は、術式の没収を指し、術式がない場合は呪力を没収されます。
術式と呪力を行使して戦う呪術師にとっては非常に不利な状況となる一方、日車寛見は木槌を自在に出したり消したりでき、木槌の大きさも変えられるため接近戦でも強さを誇ります。ジャッジマンから科される最も重い罰は、術式の没収を付した死刑(デス・ペナルティ)で、日車寛見に処刑人の剣が与えられ、この剣に斬られると例外なく死にます。
日車寛見の強さ
裁判に関係した術式を持つ日車寛見は、12日間で1級術師並みに成長したことが明かされています。呪術師は強さによってランク付けされており、1級呪術師は上から2番目のランクです。七海建人、東堂葵、冥冥らと同級であり、かなり強いです。呪術師の強さや能力は生まれ持った術式によるところが大きく、日車寛見は呪術師としての能力も高いことがわかります。
【呪術廻戦】日車寛見の人物像や弁護した事件
呪術廻戦の日車寛見は、死滅回遊に参加する前は弁護士として働いていました。誰も引き受けないような仕事を引き受け、依頼人から八つ当たりされることがあっても己の信念に従おうとしますが、限界が来てしまいます。
日車寛見の人物像や性格
呪術廻戦の日車寛見は、自分が「おかしい」と思ったことを放っておけない正義感の強さを持っています。そんな彼は国選弁護士として勝ち目のない裁判に挑むことが多かったようで、部下から「何でこんな案件受けたんですか!」と不満をぶつけられることもありました。
それでも依頼人のために奔走する日車でしたが、「尊ぶべき」と思っていた人の弱さにふれるうち「醜い」と思うようになってしまったことや、有罪ありきの裁判を目の当たりにし、法の下の裁きに絶望してしまいます。
日車寛見の弁護した事件
呪術廻戦の作中で日車寛見が関わった事件は強盗殺人事件、危険運転致傷事件の2件です。回想シーンなどから察するに、お金のためではなく助けを求める人のため、勝ち目のない案件ばかり引き受けていたようです。
危険運転致傷
日車寛見が以前の事務所に勤めていた時の事件です。被告人は飲酒運転を行った19歳です。飲酒も運転も職場の人たちに強要されたものでしたが、関係者に口裏を合わせられてしまい、示談にすることも執行猶予を取ることもできませんでした。依頼人に罵られても、日車寛見は顔色一つ変えず、追い詰められた依頼人に寄り添います。一部の読者の間では、この事件の依頼人が、1巻の少年院事件の被害者である岡崎正なのではないかと考察されています。
強盗殺人
女児とその母親二人の刺殺体が自宅で見つかった事件です。地検は近くに住んでいた大江圭太を強盗殺人の容疑で起訴しました。職務質問中の逃亡、犯行に使われた刃物が大江圭太の自宅から見つかるなど、彼が犯人としか思えない事件でしたが、日車寛見は1審で見事無罪を勝ち取ります。しかし2審では検察側から新規の証拠が提出されなかったにもかかわらず、有罪判決となってしまいました。
判決を聞き、「嘘つき」とでも言いたげな目で大江圭太に見つめられた日車寛見は、裁判のやり直しを求めます。この時彼の後ろにジャッジマンがいることから、術式を発動させてしまったことがわかります。
日車寛見の登場回は何話?
日車寛見の初登場回は17巻の143話です。顔の一部しか描かれていませんが、スーツの襟の弁護士バッジから日車寛見と思われます。本格的に登場するのは18巻の158話「コガネ」からで、19巻167話で虎杖悠仁にポイントを譲渡し、退場しました。
【呪術廻戦】日車寛見と関係するキャラ
呪術廻戦の日車寛見は主人公の虎杖悠仁と対戦し、渋谷事変での大量殺人を「無罪」と言い渡したことから、強い印象を残しました。また彼の回想シーンには、高尚な理想を掲げる彼を心配する人物も登場します。
関係するキャラ①虎杖悠仁
呪術廻戦の作中で、日車寛見と最も関係するのが主人公の虎杖悠仁。虎杖悠仁は特級呪物・宿儺(すくな)の指を体内に取り込んでしまったことから、呪術師の世界で生きていくことになりました。虎杖悠仁と東京第1結界で相対した日車寛見は、自身の領域展開・誅伏賜死で応戦、未成年なのにパチンコ店に入店した罪で虎杖悠仁を裁判にかけました。有罪になり追い込まれる虎杖悠仁でしたが、術式が裁判であることに気づき再審を請求します。
渋谷事変での大量殺人について問われた虎杖悠仁は「俺が殺した」と認め、最も重い罰・没収を付した死刑を宣告されてしまいます。ジャッジマンが提出した証拠から、大量殺人を行ったのは虎杖悠仁の中にいる宿儺と知った日車寛見は戦いを放棄し、無罪を言い渡します。それでも「俺が弱いせいだ」と言う虎杖悠仁を見た日車寛見は、弁護士を目指したころの自分を思い出すのです。虎杖悠仁にポイントを譲渡した日車寛見は「またな」と告げて姿を消しました。
関係するキャラ②清水
清水は日車寛見の部下で、助手のような役割を担っている女性です。呪術廻戦18巻に収録されている159話と160話の間の挿絵では、エサを食べる猫を見守る清水が描かれています。清水の目の下には涙の跡と思わしきものがあり、ギャラが安く負担が多い仕事を引き受ける上司に文句を言いつつも、慕っていたことがうかがえる挿絵です。
強盗殺人の容疑をかけられた大江は、飼ってはいけない猫を飼っていることが露見することを恐れ職務質問から逃亡しました。事務所に戻ってから日車寛見は「猫飼えるか」と清水に聞いていたことから、大江が拾った猫と考えられます。
関係するキャラ③高木
高木は日車寛見が以前勤めていた弁護士事務所にいた女性で、18巻に登場します。副業で喫茶店を経営している点から経営能力が高そうです。勝ち目のない弁護を引き受け続ける彼の精神を案じている場面があり、彼女なりに心配していたようです。高木は清水とも知り合いで、お金に興味がない上司を持ったことを同情していました。
【呪術廻戦】日車寛見に対する世間での評判や人気
呪術廻戦の日車寛見は、登場話数は少ないものの人気のあるキャラクターです。19巻の表紙になったこと、虎杖悠仁に「またな」と言っていることなどから再登場が期待されています。またジャンプ本誌で「日車と他のキャラクターの髪型がかぶってしまった」と作者の芥見下々がコメントしていたことも、再登場の期待を加速させているようです。
ですが、呪術廻戦では「死なない」と思われていたり、主要なキャラクターであったりしても死んでしまうことがよくあります。そのため「日車が再登場すると死んでしまうのでは?」と心配する声も少なくありません。
また呪術廻戦に登場する七海建人との類似も指摘されています。七海建人は、呪術廻戦で唯一のまともな大人として虎杖悠仁を導いてきましたが、学生時代の出来事から「闇堕ちしていてもおかしくない」と言われていました。そんな経緯もあり「ナナミン(七海建人)が闇堕ちしたら日車さんみたくなってたのかも」という声もあります。
【呪術廻戦】日車寛見は強いキャラだった
呪術廻戦に登場する日車寛見についての解説でした。彼は弱い人を放っておけない正義感の強い弁護士ですが、その性格ゆえ法の下の裁きに希望を見出せなくなってしまいます。ですが虎杖悠仁の自分の弱さを認める強さにふれ、考えを改めました。再登場するのかは不明ですが、「もしかしたら…」と期待させる要素もあり、呪術廻戦の今後から目が離せません。
この記事のライター
坂田サオリ
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