【呪術廻戦】伏黒恵の術式や領域展開は?豊かな才能と過去についても
『呪術廻戦』の伏黒恵は主人公の同級生という主要キャラですが、どのような術式が使えるのでしょうか?本記事では、伏黒恵の術式や式神、領域展開について詳しく解説します。伏黒恵の能力や、過去に関わりがある人物についても紹介します。
伏黒恵とは?
伏黒恵のプロフィール
『呪術廻戦』の伏黒恵は、2003年12月22日生まれの15歳です。身長は約175cmで、東京都立呪術高等専門学校の1年生です。身長は175cmで、好きな食べ物は生姜に合うもの、嫌いな食べ物はパプリカです。御三家のひとつである禪院家の血を引いており、禪院家にだけ伝わる術式を使えるなど、優れた能力を持っています。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』は週刊少年ジャンプに連載中の漫画で、作者は芥見下々さんです。人の負の感情から生まれる呪霊という化け物と、呪術を使う呪術師によるバトルを描いたダークファンタジー漫画です。2018年から連載が開始し、2022年の現在でも連載は続いています。アニメは第1期の放送がすでに終了していますが、2023年に第2期のアニメが放送されると発表されました。
呪術廻戦のあらすじ
主人公の虎杖悠仁はオカルト研究会に所属していましたが、ある日、研究会の先輩たちが呪物の封印を解いてしまいます。虎杖は呪術師の伏黒から呪いを祓うためには呪力が必要だと聞き、呪力を得ようと呪物を飲み込んでしまいます。呪物を飲み込んだ虎杖には呪術界から死刑が宣告されますが、五条悟によって死刑執行に猶予が与えられます。虎杖は呪術高等専門学校に転入し、呪術師としての人生を送ることになりました。
伏黒恵の術式や領域展開・才能
伏黒恵の術式は「十種影法術」
『呪術廻戦』の伏黒恵の術式は、禪院家に代々引き継がれているものです。その術式は「十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)」と呼ばれており、式神を召喚して操ることができる術です。しかし、十種類の式神をすべて使いこなせるわけではなく、式神を使うには調伏の儀を済ませる必要があります。ただし、玉犬と呼ばれている白と黒の犬型の式神だけは、調伏しなくても最初から使うことができます。
伏黒恵が行う調伏の儀とは?
式神の使役に必要な調伏の儀とは、玉犬と他の式神を戦わせて倒し、自分の意に従って動くように手懐けることです。この調伏の儀を行うことで、十種影法術で使える式神の数を増やしていくのです。つまり、まだ儀式を行っていない式神は、いくら能力や才能があっても自由に使いこなすことはできません。ただ、調伏の儀をするためであれば、まだ手懐けていない式神を呼ぶ出すことは可能です。
伏黒恵の領域展開は「嵌合暗翳庭」
『呪術廻戦』の伏黒恵は、物語の途中までは領域展開を使用することはできませんでした。伏黒恵が領域展開を使えるようになったのは、特級呪霊との戦いの最中です。伏黒恵の領域展開は「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」というもので、領域内を液状の影で覆ってしまうものです。通常式神は2体までしか同時に召喚できませんが、この領域展開の中では3体以上の式神を召喚することができます。また、領域展開の影で、自分の分身を作り出すことも可能です。
伏黒恵の豊かな才能と能力
伏黒恵は豊かな才能と能力の持ち主で、すでに2級呪術師として活動しています。2級呪術師であるため、1年生でも単独で任務につくことが認められています。また、伏黒恵は呪霊との戦いで領域展開を会得しましたが、領域展開を発動できる呪術師はほんのわずかです。
その領域展開を戦いの最中に発動させることができたのは、伏黒恵の才能ゆえだといえるでしょう。また、伏黒恵は、呪いの王とまでいわれている両面宿儺に気に入られています。宿儺は作中でも伏黒恵を何度か褒めていますが、それは伏黒恵の能力や才能を認めているためだと思われます。
伏黒恵の術式・十種影法術の式神一覧
式神①玉犬「白」
白い玉犬は、調伏の儀を行わなくても召喚できる式神です。そのため、登場時期も早く、1巻の1話目ですでに活躍していました。呪いを食べることで戦闘に役立ちますが、玉犬は呪力を探索することもできます。普通の犬と同じく嗅覚が鋭いため、近づく呪いの情報を伝えたり、通ってきた道を記憶しておくことも可能です。
式神②玉犬「黒」
玉犬の黒は、玉犬の白の体が黒色になっただけの式神です。基本的な能力や特徴は白と同じで、戦闘や探索などに活躍していました。1巻の1話目で白とともに召喚され、呪いをバクバク食べていました。
式神③玉犬「渾」
玉犬は呪力の消費も少なく、伏黒恵がよく使用する式神です。伏黒恵とともに呪霊たちと戦ってきましたが、玉犬の白は少年院で宿儺に倒されてしまいました。式神は完全に破壊されてしまうと、二度と姿を現せなくなります。しかし、その術式を、他の式神に受け継がせることはできます。
術式を受け継いだ式神は、さらに強い式神へと生まれ変わるのです。渾は白の術式を黒が受け継いだことによって生まれた式神で、鋭い足爪と狼のような見た目が特徴です。玉犬のときよりも攻撃力が増し、特級呪霊にも一撃で傷を負わせることができます。
式神④鵺
鵺は大きいフクロウのような姿をした式神で、骨でできた面をつけています。空を飛べる式神であるため、足をつかんだり上に乗ったりして移動手段に使うことができます。もちろん戦闘にも役立ち、帯電した翼で相手を攻撃することが可能です。また、翼を閉じることで攻撃から身を守り、伏黒恵の防御壁代わりにもなります。
式神⑤大蛇
大蛇はその名の通り、大きな蛇の姿をした式神です。他の式神と違って片手だけの影絵で召喚できるため、奇襲攻撃に用いることができます。大きな口で相手を捕食できますが、宿儺に破壊されてしまいました。玉犬の白のように、他の式神に術式を受け継がせることができるはずですが、今のところはまだ大蛇の術式を受け継いだ式神は出てきていません。
式神⑥蝦蟇
蝦蟇は大きなカエルの姿をした式神で、非常に長い舌を持っています。この舌で相手を攻撃したり、拘束することもできます。また、この長い舌は、遠く離れた場所にいる仲間の救出にも役立ちます。実際に伏黒恵は、釘崎を助けるためにこの式神を使用しました。
式神⑦不知井底
不知井底は、伏黒恵が鵺と蝦蟇をかけ合わせて生み出した式神です。2体の式神の特徴を合わせ持ち、羽が生えたカエルのような姿をしています。鵺と蝦蟇の両方の長所を兼ね備えていますが、強度はそれほどありません。伏黒恵は東堂との戦いの中で不知井底を出しましたが、東堂に一瞬で蹴散らされてしまいました。
式神⑧満象
満象は巨大な象の姿をした式神で、鼻から一気に大量の水を出すことができます。その水で相手を押し流したり、巨体を使って相手を押しつぶしたりすることができます。ただし、呪力の消費が激しく、長時間使用することはできません。また、2体同時の召喚もできないため、満象を使うときは単体での使用となります。
式神⑨脱兎
脱兎はウサギの姿をした式神ですが、1体ではなく大量のウサギが現れます。個々の脱兎の攻撃力は弱いですが、数が多いため敵の撹乱に使えます。伏黒恵は、呪詛師の粟坂との戦いでこの脱兎を使いました。主戦力にはなりませんが、戦いのサポート役として役立ちます。
式神⑩八握剣異戒神将 魔虚羅
八握剣異戒神将 魔虚羅は、最強といわれている式神です。他の式神とは違って人型ですが、目の部分には羽、頭からは尻尾のようなものが生えています。魔虚羅を調伏させた者は歴代の十種影法術師の中にもおらず、伏黒恵もいまだに調伏できていません。しかし、呼び出すことだけは可能で、伏黒恵は自滅覚悟で魔虚羅を使っていました。
魔虚羅は一度受けた攻撃の耐性をすぐさま獲得してしまうため、仕留め損ねるとその攻撃は効かなくなります。また、脅威の回復力を持っていて、宿儺とも互角に戦えます。魔虚羅を倒すためには、今までに使ったことがない技を用いて、一発で確実に仕留めるしかありません。
伏黒恵の過去
伏黒恵の父親は甚爾
『呪術廻戦』の伏黒恵は、伏黒甚爾の息子として生を受けました。父親の甚爾は禪院家の生まれですが、呪力がないため家で虐げられる日々を送ります。そんな禪院家に嫌気が差した甚爾は家を出て、伏黒家の婿養子に入ります。しかし、甚爾の妻は恵を産んですぐに亡くなってしまい、甚爾は再び荒んだ性格になってしまいました。
甚爾は息子の名前が恵であるということも忘れており、伏黒恵のほうも父親の顔は覚えていませんでした。しかし、甚爾は死の直前に、赤ん坊を抱きかかえる女性を回想していました。確実ではありませんが、この赤ん坊は伏黒恵で、女性は伏黒恵の母だと思われます。また、伏黒恵が禪院家に売られる話を五条に伝えたことなどからも、甚爾なりに息子のことを想っていたと推察できます。
伏黒恵と津美紀の関係
『呪術廻戦』の津美紀は、伏黒恵の義姉にあたる女性です。伏黒恵の父親である甚爾は妻の死後、津美紀の母親と付き合い始めます。しかし、伏黒恵の父と津美紀の母は2人で蒸発してしまい、伏黒恵と津美紀はしばらく2人で暮らすことになりました。津美紀は伏黒恵が中学3年生のときに呪いにかかり、寝たきりになってしまいます。津美紀と伏黒恵は血はつながっていませんが、2人ともお互いのことを大事に想っています。
伏黒恵と五条悟の出会い
伏黒恵は、父親の甚爾によって禪院家に10億円で売られる約束になっていました。五条悟は過去に天内理子の護衛をすることになり、そのときに天内理子の命を狙う甚爾と戦ったことがあります。激しい戦いとなりましたが、最終的に五条悟が甚爾を倒しました。
死ぬ寸前に甚爾は、あと2、3年で伏黒恵が禪院家に売られることを五条に打ち明けます。この話を聞いた五条は、数年後に伏黒恵のもとへむかいました。禪院家へ行くと義姉の津美紀が幸せになれないことを聞いた伏黒恵は、五条のもとで呪術師になることを決意したのです。
伏黒恵が呪術師になった理由
伏黒恵が呪術師になったのは、義姉である津美紀の幸せを願ってのことでした。何の罪もない善人の津美紀が呪われたことで、伏黒恵は善人を救いたいという気持ちを強く持つようになります。伏黒恵は呪術師となった今でもこの気持を持ち続け、自分が善人だと思った人間に対しては全力で助けるという信念を持っています。
伏黒恵に対する世間での評判や人気
『呪術廻戦』の伏黒恵は、過去のエピソードが複雑なキャラです。そのため、伏黒恵の過去に焦点を当てた話を、「過去編」としてまとめて放送してほしいというコメントがありました。伏黒恵は過去に不幸な出来事が多かったため、この先は幸せになってほしいという声も多かったです。
普通は男性キャラは「イケメン」や「かっこいい」と表現されますが、伏黒恵に関しては「美人」というコメントが多くありました。『呪術廻戦』の伏黒恵は、公式でも「美人顔」といわれているキャラです。そのためか、ファンの間でも伏黒恵は「美人」だと認識されているようです。
『呪術廻戦』の伏黒恵は顔が良いだけでなく、才能があることでも評判です。伏黒家に関するコメントを見てみると、「才能の塊」「才能が溢れている」「才能ありすぎ」などの言葉が並んでいました。伏黒恵はまだまだ成長の途中にあるため、これからの活躍も非常に楽しみです。
伏黒恵の術式は「十種影法術」で強かった
『呪術廻戦』の伏黒恵は、十種影法術という術式を使って敵と戦います。十種影法術は式神を召喚して操れる術式で、今までに多くの式神が活躍してきました。しかし、伏黒恵の術式は不完全で、すべての式神を使いこなせるわけではありません。伏黒恵の能力を考えれば、今後さらに術式がパワーアップして、他の式神も使えるようになれるでしょう。これからの伏黒恵の活躍に期待しながら、『呪術廻戦』の続きを楽しみましょう。
この記事のライター
NR4712
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。