【ジョジョの奇妙な冒険】リゾット対ドッピオ戦の結末は？スタンドについても

リゾットとドッピオはジョジョの奇妙な冒険5部に登場するキャラクターで、同じ組織に属する仲間でありながら戦いに発展しました。2人の戦いは読者の間で名勝負と評されとても人気があります。そんな名勝負について紹介する前に、まずはリゾットとドッピオそれぞれのプロフィールとジョジョの奇妙な冒険の作品概要についてまとめていきます。

リゾットはギャング組織パッショーネに所属していた暗殺チームのリーダーです。黒目と白目が反転している目が特徴的で、暗殺者でありながら紳士的かつ物腰柔らかな態度を取っています。高い実力を持ちながらディアボロから正当に評価されていないことに不満を溜め、部下が殺害されたことを受けて反旗を翻すことを決意します。

ドッピオはギャング組織のボス・ディアボロに従う忠実な部下です。組織内でのポジションは明確にされていませんが、構成員に指示を出す参謀、もしくはディアボロの連絡係として機能しています。なお、ドッピオの正体はディアボロの人格を隠し持った二重人格で、ドッピオ自身は二重人格であることに気付いていません。

ジョジョの奇妙な冒険Part5黄金の風は荒木飛呂彦によって週刊少年ジャンプ及びウルトラジャンプに連載されていた漫画作品です。主人公が夢を叶えるために巨悪と戦う冒険活劇が描かれており、魅力的なキャラクターやハードボイルドなセリフなどが人気を集めています。シリーズの累計発行部数は1億2000万部を突破しており、アニメ化やゲーム化、映画化なども行われています。

イタリアに住む青年ジョルノ・ジョバァーナは、ある日イタリアトップのギャング組織と揉め事を起こしてしまい、構成員のブチャラティに襲撃されます。スタンド能力をぶつけ合った戦いはジョルノの勝利に終わりましたが、そこでブチャラティがボスを倒して組織を正すという野望を耳にし、自身もギャングスターになることを夢見ていることを話しました。お互いを認め合った2人は手を組むことを決め、ボスを倒すための物語が始まりました。

リゾットとドッピオの戦いは主要キャラクターが一切関わらないバトルであり、お互いの能力を活かした頭脳戦かつ戦いの勝敗や結末の予想がつかないところが人気を集め、読者の間で名勝負と言われるようになりました。ここではリゾット対ドッピオの戦いの内容と結末についてまとめていきます。

ドッピオの過去回想によって二重人格が生まれた経緯が明かされた後、ドッピオはある占い師と出会い二重人格の体質や人探しをしていることを言い当てられます。そこでドッピオはディアボロの人格を露わにし、自身の正体を探っているリゾットの居場所を尋ねました。その後、タクシーに乗ってコスタ・ズメラルダ海岸に向かったドッピオでしたが、そこで見張られているという連絡が来ると背後の崖にリゾットが隠れていることに気付きました。

ドッピオはディアボロのスタンド能力の一部・エピタフを使用し未来を予知してリゾットの攻撃にカウンターを重ねようとします。リゾットは足を切り離されてしまいますが、そこでリゾットのスタンド・メタリカが発動されると足がくっつきました。磁力を操ることでリゾットはハサミや剃刀を作って攻撃を仕掛け、密かに忍ばせていた罠によって未来予知を出し抜き勝利を確信しました。しかしその時、ナランチャのエアロスミスにリゾットは襲われます。

エアロスミスは二酸化炭素を察知するスタンドで、血液から鉄分を失い呼吸ができていなかったドッピオを把握していませんでした。リゾットの返り血によってドッピオは光学迷彩のように透明になり、リゾットは倒れていきます。最後まで抗おうとドッピオに抱き着きエアロスミスの掃射を受けようとしましたが、そこでドッピオは時を飛ばして弾丸を回避しリゾットの完全敗北という結末になりました。

リゾット対ドッピオの名勝負ではドッピオはディアボロが持つ最強のスタンド能力の一部を使用していたのに対し、リゾットは自身が持つスタンドを巧みに利用し一時的ではありましたがドッピオより優位に立つことができました。ここではリゾットのスタンド能力や性格についてまとめていきます。

リゾットのスタンド・メタリカは磁力で空気中を含む様々な場所から鉄分を引き寄せて操る能力を持っています。スタンドがリゾットの体内で群体として潜んでおり、血液中の鉄分を刃物に変えたり相手の血液を操作して体内から攻撃することなどができます。切断された足などを金具で繋ぎとめることも可能で、リゾット自身が鉄分を身に纏えば透明化することもできます。

メタリカという名前はアメリカのヘヴィメタルバンド『METALLICA』が由来となっています。『METALLICA』はスラッシュメタル四天王という世界的に成功を収めたメタルバンドとして評価されており、ロックの殿堂入りを果たすほどの絶大な人気を誇ります。

リゾットは14歳の頃にいとこの子どもが自動車に轢かれて死亡し、加害者が刑務所を出た4年後にそのドライバーを暗殺しました。普段は冷静沈着で物腰柔らかな印象を与えますが、人一倍執念深い性格をしており暗殺チームのリーダーとして高い洞察力や分析力を兼ね備えています。

ジョジョの奇妙な冒険5部は2018年10月からアニメ化が公開され、リゾットとドッピオの名勝負も放送されました。ここではアニメ版ジョジョの奇妙な冒険にてリゾットとドッピオの声を担当したそれぞれの声優についてまとめていきます。

リゾットを演じた声優は藤真秀（ふじしんしゅう）さんです。三木プロダクションに所属している男性声優で、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドの吹き替え担当として有名です。声優になる前は俳優として活動しており豊富な経験から培った幅広い演技力を持っています。

ドッピオを演じた声優は斉藤壮馬（さいとうそうま）さんです。81プロデュースに所属している男性声優で、声優以外にシンガーソングライターとしての顔を持っています。声優としては好青年や悲壮な過去を背負う味方キャラなどを演じることが多く、第9回声優アワードでは新人男優賞を受賞しています。

これまでリゾットとドッピオの戦いの内容や結末などについてまとめてきましたが、2人の戦いを実際に読んだ人、もしくは視聴した人はどのような感想を呟いているのでしょうか。ここではSNSに投稿されているコメントを参照し、リゾットとドッピオ戦に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

リゾット対ドッピオの戦いは組織のトップ同士が戦う緊張感やそれまでの戦闘より高次元な戦いが面白いと称賛されていました。何度も見返してしまうほど気に入っている人も多くいるそうで、2人の戦いがいかに名勝負だったのかがファンの人気ぶりから窺えられます。

リゾット対ドッピオ戦が好きな理由に『主人公たちが絡んでいないから』と語る意見も多くありました。少年漫画では主人公たちが最後に勝利することがお約束となっていますが、リゾット対ドッピオ戦は勝敗や結末が読めず先の展開にワクワクしながら読めると称されています。

リゾット対ドッピオ戦が面白いと言われている一方で、グロイと評する意見もありました。グロイと言われる主な理由はリゾットのスタンド能力にあり、血液に含まれる鉄分を操作することでドッピオの口から大量の鉄を吐き出させるという描写がされています。

リゾット対ドッピオ戦はジョジョの奇妙な冒険5部において高次元な戦いとなった名勝負でした。本記事でまとめた2人の戦いは断片的なものであり、実際にはリゾットとドッピオ両名が狡猾な頭脳で相手の動向を探り、能力を巧みに利用して優位に立とうとする熾烈な戦いとして描かれています。気になった人はぜひ本編にて2人の名勝負をチェックしてみてください。