【ジョジョの奇妙な冒険】イギーのスタンド能力とは?ザ・フールの元ネタも
本記事では『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するイギーのスタンド能力と強さについて紹介していきます。また、『ジョジョの奇妙な冒険』におけるイギーのプロフィールやかわいい魅力、スタンド名愚者(ザ・フール)の元ネタなどについてもまとめていきます。
目次
【ジョジョの奇妙な冒険】イギーとは?
ジョジョの奇妙な冒険3部に登場するイギーは承太郎たちがエジプトにやってきたところで初登場を果たし、かわいい見た目をした野良犬でありながらスタンド能力に目覚めたという特殊な存在として描かれています。まずはイギーのプロフィールをまとめ、ジョジョの奇妙な冒険の作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
イギーのプロフィール
- 出生地:U・S・Aニューヨーク生まれ
- 体高:33.3cm
- 種族:犬、品種はボストンテリア
- 職業:ルンペン
- 好きな食べ物:コーヒー味のチューイング・ガム
- 趣味:くつ集め
- 知能指数:高いようである
イギーはアメリカ出身の野良犬でスタンド能力に目覚めています。犬でありながら高い知能を有しており、人間の前ではかわいい素振りを見せていますが内心では完全に舐め切っています。ふてぶてしい性格の割には平穏な生活を送りたいという保守的な思想を持っており、コーヒーガムやケーキといった甘い食べ物を大いに好んでいます。
ジョジョの奇妙な冒険3部の概要
ジョジョの奇妙な冒険Part3スターダストクルセイダースは荒木飛呂彦によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。スタンド能力に目覚めた主人公とその仲間が巨悪を打ち倒す王道なアクションアドベンチャー作品で、シリーズの累計発行部数は1億2000万部を突破するほどの人気を博しています。
ジョジョの奇妙な冒険3部のあらすじ
悪霊に憑りつかれたとして留置場に閉じこもっていた空条承太郎は、祖父のジョセフ・ジョースターと出会い悪霊の正体が精神エネルギーを具現化したスタンドというものだと知ります。一方母親にもスタンドが発現しますが、闘争本能が弱いため制御ができず肉体を蝕まれてしまいます。母を救うには50日以内にスタンドの発端であるDIOを倒すしかなく、それを知った承太郎はジョセフらと共にエジプトを目指すことを決意しました。
【ジョジョの奇妙な冒険】イギーのスタンド能力や元ネタ
ジョジョの奇妙な冒険は3部以降からスタンドという設定が加えられるようになり、異能力を駆使した頭脳戦が人気を博すようになりました。イギーの場合は犬にもスタンドが発現するのかと読者に驚かれていましたが、その強さは他のスタンド使いに引けを取りません。ここではジョジョの奇妙な冒険におけるイギーのスタンド能力や元ネタについてまとめていきます。
イギーのスタンド能力「愚者(ザ・フール)」の強さ
愚者(ザ・フール)は大型犬の体格に後ろ足が車輪、顔にインディアン風な仮面をつけた見た目をしており、砂で構成された身体を変形させる能力を持っています。作中では羽を作って空を飛んだり、DIOの偽物を生み出して罠に嵌めようとしたりと、用途に応じて幅広い使い方ができます。この強さは承太郎ですら「俺にも殴れるかどうか」と話していました。
イギーのスタンド能力には弱点がある?
愚者(ザ・フール)による変形は羽を生み出して空を飛べるほど自由自在で万能です。弱点らしき弱点は存在しませんが、砂の重みによってスピードやパワーが出しづらくなるという欠点があります。また、イギーから切り離して発動する描写がなかったため、恐らく遠隔操作などはできないと考えられます。
イギーのスタンドの名前の由来や元ネタ
愚者(ザ・フール)の元ネタはタロットカードです。タロット大オルカナ0番目のカードは『THE FOOL』と付けられており、自由や純粋、楽天家という意味を持っています。
【ジョジョの奇妙な冒険】イギーの過去やかわいい人物像
イギーはそのかわいい見た目から人気があり、作者にとってもお気に入りのキャラクターとして知られています。そんなイギーの作中での活躍やイギーが主役になったスピンオフ作品などが注目されています。ここではジョジョの奇妙な冒険におけるイギーの過去やかわいい人物像についてまとめていきます。
イギーの過去
血統書付きのボストンテリア犬だったイギーは大金持ちの飼い主に飼われていましたが、高い知能によって人間をマヌケに思うようになると家出をしました。野良犬になったイギーはそこでも知能を活かして他の野良犬たちと関わり、いつしか野良犬のボスとしての生活を送っていました。
イギーの性格
基本的に人間を舐めており特にポルナレフのことを完全に見下しています。しかし、ペット・ショップに襲われた犬好きの子どもを助けたり、ポルナレフが窮地に瀕した時は命を顧みずに庇ったりと善良で誇り高い一面が見え隠れしています。また、人間の女性に可愛がられた時は満足そうな笑みを浮かべるなど、人間のことを完全に嫌っていない様子が窺えます。
イギーとペット・ショップとの戦い
DIOの館周辺を警護しているペット・ショップはイギーと同じく動物でありながら知能が高いスタンド使いでした。最初は面倒ごとを避けようと頭の悪い犬になりきっていたイギーでしたが、そこで犬好きの子どもが巻き込まれそうになったのを見て彼を庇いました。スタンドがぶつかり合う激闘を繰り広げた末、最後はイギーがペット・ショップの嘴に噛みつき口の中で氷柱が爆発して決着がつきました。
イギーとヴァニラ・アイスとの戦い
ヴァニラ・アイスと対峙した時、イギーは砂で作ったDIOを使って不意打ちを狙いましたが、砂像であることを見破られた挙句相手を激昂させてしまい肺に骨が突き刺さるほどの蹴りを受けてしまいます。敵のスタンド・クリームは姿を透明にできる能力を持っておりポルナレフは反撃の瞬間を見いだせずにいましたが、イギーのスタンドの砂によって軌道が見えるようになると、決定的な一撃を与えるきっかけを生み出しました。
イギーの最後は死亡した?
ヴァニラ・アイスに蹴り飛ばされて重傷を負ったイギーでしたが、瀕死の状態でありながらクリームに襲われる寸前だったポルナレフを身を挺して守り、その後不敵な笑みを浮かべながら死亡しました。ヴァニラ撃破後、ポルナレフが天に昇っていく砂煙を見送るシーンは本作屈指の名シーンです。
【ジョジョの奇妙な冒険】イギーの名言
イギーは強さをかわいさを兼ね備えた魅力的なキャラクターですが、ジョジョを愛しているファンからは犬でありながらハードボイルドな名言がかっこいいと評されています。ここではジョジョの奇妙な冒険におけるイギーの名言についてまとめていきます。
イギーの名言①「おれは気ままに…」
俺は気ままにちょっと贅沢してイイ女と恋をして、何のトラブルもねえ平和な一生を送りたいだけだ。こんな狂暴な奴と一文の得にもならねえ闘いをして危険な目にあう気はさらさらねえぜッ!
出典: comic-kingdom.jp
イギーは本来何のトラブルもない平和な一生を送ることを目標にしていました。ペット・ショップに襲われた時はその思いに則って馬鹿な犬のフリをしようとし、その際に上記のような回想が差し込まれました。
イギーの名言②「おれには無関係…」
おれには無関係のことだ…
出典: bibi-star.jp
DIOの館の門をくぐろうとした犬はペット・ショップによって殺害されてしまいます。その現場を見ていたイギーはトラブルを避けようとすぐにその場から去ろうとしました。しかし、飼い主の少年が目の前に現れたことによってその考えが下記のように変わります。
イギーの名言③「やれやれ…犬好きの子供は…」
やれやれ……犬好きの子供は見殺しには……できねーぜ!
出典: comic-kingdom.jp
上述したDIOの館で殺害された犬を探しに来た飼い主の少年は、ペット・ショップの魔の手が迫っていることに気付かず館に入ろうとしました。そこにイギーは上記のように思うと、すかさず愚者(ザ・フール)を発動しペット・ショップの攻撃から少年を守ってあげました。
【ジョジョの奇妙な冒険】イギーのアニメ声優
ジョジョの奇妙な冒険はアニメ作品としても親しまれており、迫力あるバトル描写や声優の迫真の演技がかっこいいと高く評価されています。イギーの声優もかわいさとかっこよさを両立させた演技力が痺れると好評です。ここではアニメ版ジョジョの奇妙な冒険にてイギーの声を担当した声優についてまとめていきます。
イギーの声優は「福圓美里」
イギーを演じた福圓美里(ふくえんみさと)さんです。StarCrewに所属している女性声優で、かつては桜木美里の名義で活動しておりファンからは『ミサトン』の愛称で慕われています。ヤンデレキャラの演技力で一躍有名となり、数々の主演を務めるほどの実力と人気があります。
福圓美里のプロフィール
- 性別:女性
- 出身地:東京都
- 生年月日:1982年1月10日
- 血液型:A型
- 身長:151.8cm
- 事務所:StarCrew
- デビュー時期:1998年
福圓美里の主な出演作品
- 角谷杏(ガールズ&パンツァー)
- トガヒミコ(僕のヒーローアカデミア)
- 大倉都子(ときめきメモリアル4)
- 金色の闇(ToLOVEる)
- コロナ・ティミル(魔法少女リリカルなのはViVid)
【ジョジョの奇妙な冒険】イギーのスタンドに対する世間での評判や人気
これまでイギーのスタンド能力や強さ、愚者(ザ・フール)の元ネタなどについてまとめてきましたが、これらの情報やイギーの活躍についてファンはどのように思っているのでしょうか。実際にSNS上に寄せられているコメントを参照し、イギーのスタンドに対する評判や人気を調査していきます。
ファンの多くはイギーのスタンドがかっこいいと感じているそうです。デザインのかっこよさや能力の強さを気に入っている人がほとんどで、中には普段はかわいいのにスタンドを出すシーンはかっこよすぎるという意見もありました。
イギーが大活躍したペット・ショップ戦はジョジョの奇妙な冒険3部の中でも特に人気がある戦闘シーンのようです。ペット・ショップ戦は初めてイギーが単独で戦った場面であり、子どもを守ったシーンに痺れた人は多くいたことでしょう。
非常に高い人気を持つイギーですが、その反面死亡シーンが描かれた時は多くのファンから悲しみの声が寄せられていました。普段は生意気な性格でポルナレフに突っかかっていたイギーでしたが、最後にはポルナレフを命がけで助けておりこの関係性を愛おしく思う人もいることでしょう。
【ジョジョの奇妙な冒険】イギーのスタンドは愚者(ザ・フール)だった
イギーのスタンドは愚者(ザ・フール)であり砂によって変形する能力を持っていました。子犬のようでかわいい見た目をしたイギーが、スタンドを出すと圧倒的な強さを発揮するギャップに魅了されたファンは多くいたことでしょう。イギーはジョジョの奇妙な冒険本編以外にもスピンオフ小説などに登場しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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