【ハンターハンター】ゴンの新・旧声優を比較!代表作や出演作を紹介
『ハンターハンター』の主人公であるゴンは、明るくて活発な少年で大人気のキャラクターです。そんなゴンのテレビアニメ版での声優はどんな人が演じているのでしょうか?ゴンの新旧声優についてご紹介すると共に、ゴンと親子であるジンの声優についてもご紹介します。
目次
ゴンとは?
ゴンは大人気漫画『ハンターハンター』の主人公です。好奇心旺盛で無邪気な性格をしています。逆立った黒髪が特徴的で、幼少期は大自然が残るくじら島で叔従母のミトと一緒に暮らしていました。使用する念の系統は強化系で、「ジャジャン拳」という技を使います。
ゴンのプロフィール
- 名前:ゴン=フリークス
- 年齢:12歳
- 身長:154㎝
- 体重:49㎏
- 血液型:B型
- 誕生日:5月5日
- 念系統:強化系
ゴンは素直で好奇心旺盛な性格の持ち主です。幼少期を大自然の中で過ごしていた為、動物と心を通わせることができるという特技を持っています。無邪気故に物事を柔軟に発想することができますが、暗算が苦手という短所があります。育ての親であるミトはゴンの叔母である為、本当の親子ではありません。
ハンターハンターの概要
『ハンターハンター』は1998年から週刊少年ジャンプで連載している冨樫義博先生原作の漫画です。翌年の1999年にはフジテレビ系列でアニメ化されましたが、原作が未完であったことからグリードアイランド編までが放送されました。2011年にはスタッフやキャストを一新して、日本テレビ系列で2度目のアニメ化をしています。新作のアニメでは、キメラアント編や会長選挙編などの人気エピソードが中心となっています。
ハンターハンターのあらすじ
自然豊かなくじら島で育った主人公のゴン=フリークスは、8歳の時にプロハンターであるカイトに出会います。カイトからゴンの父親であるジンの存在とハンターのことを聞いたゴンは、自分もハンターになることを目指す様になります。父親捜しとプロハンターになることを夢見て、ゴンはハンター試験に挑み数々の課題を乗り越えていく物語です。
ゴンの声優を比較!旧アニメの声優は?
1度目のアニメ化は1999年から2001年までに全62話が放送されました。旧アニメのゴンの声優はどんな人なのでしょうか?ここからは、旧アニメ版のゴン役を演じた声優について詳しくご紹介します。
旧アニメのゴンの声優は「竹内順子」
1度目のアニメ放送でゴンの声を担当した声優は、竹内順子さんです。明るく無邪気な少年であるゴンにぴったりな、ハツラツとした元気な声で演じています。竹内順子さんはアニメだけでなく、2000~2004年まで『ハンターハンター』のミュージカルでもゴン役で出演していました。
竹内順子のプロフィール
- 名前:竹内 順子(たけうち じゅんこ)
- 生年月日:1972年4月5日
- 血液型:B型
- 職業:声優、舞台女優
- 所属事務所:尾木プロ THE NEXT
竹内順子さんは、舞台女優時代に声優デビューした経歴を持っています。特技はバレエと早口言葉で、『ハンターハンター』のラジオ番組で相方の三橋加奈子(キルア役)さんも驚く程の早口言葉を披露しました。
竹内順子の主な出演作品や代表作
- 『NARUTO -ナルト-』うずまきナルト
- 『イナズマイレブン』円堂守
- 『Yes!プリキュア5』夏木りん(キュアルージュ)
- 『おねがいマイメロディ』クロミ
全体的に明るく元気な少年少女役を演じることが多い竹内順子さん。声が全体的に高めなので、動物やマスコット的なキャラクターを担当することも多いです。『NARUTO -ナルト- 疾風伝』や『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』では、成長したナルトの声も担当しており、声の幅が非常に広い声優として活躍しています。
ゴンの声優を比較!新アニメの声優は?
2度目のアニメ化は2011年から2014年までに全148話が放送されました。新アニメのゴンの声優は誰で、どんな雰囲気の声なのでしょうか?新アニメ版のゴン役を演じた声優について詳しく見ていきましょう。
新アニメのゴンの声優は「潘めぐみ」
2度目のアニメ放送でゴンの声を担当した声優は、潘めぐみさんです。こちらもゴンの元気なイメージをそのまま表現した様に高めの声で演じています。ゴン役の声優を決める際に100人以上も参加者がいるオーディションが行われましたが、審査員の満場一致で潘めぐみさんが選出されました。
潘めぐみのプロフィール
- 名前:潘めぐみ(はん めぐみ)
- 生年月日:1989年6月3日
- 血液型:O型
- 職業:声優、女優
- 所属事務所:アトミックモンキー
潘めぐみさんの母親は、『機動戦士ガンダム』のララァ・スンや『セーラームーン』のルナ、クイン・ベリルなどの役で有名な声優・潘恵子(はん けいこ)さんです。声優という職業に興味や憧れを持ったのは母親の影響が大きい様ですが、自分の意志で声優になることを選んだと潘めぐみさんは語っています。新アニメでは、親子揃って出演しています。
潘めぐみの主な出演作品や代表作
- 『ジュエルペット ハッピネス』月影ちあり
- 『ハピネスチャージプリキュア!』白雪ひめ(キュアプリンセス)
- 『SHOW BY ROCK!!』ダル太夫
- 『デジモンアドベンチャー:』高石タケル
ゴンの様な元気な少年少女役から大人っぽい女性役まで演じ分けることができる潘めぐみさん。歌唱力も高く、キャラクターソングにも数多く出演しています。
潘めぐみとゴンの共通点
『ハンターハンター』が連載され始めた頃、当時小学生だった潘めぐみさんは、自分のお小遣いで買って読んでいた初めての漫画が『ハンターハンター』だったそうです。また、前述した通り、潘めぐみさんの母親も現役の声優で活躍されている潘恵子さんです。潘恵子さんは新アニメでゴンの育ての親である叔母のミト役で出演しています。親子であるミトとゴンを、本当の親子で演じているという共通点があります。
ゴンの声優を比較!パイロット版は?
『ハンターハンター』は、テレビアニメ版の他にジャンプ・スーパー・アニメツアー'98で上映されたパイロット版のアニメが存在します。ゴンがくじら島から旅立ち、船上でクラピカとレオリオと出会って共闘するというストーリーです。この時の声優はテレビアニメ版とは全く違っていました。
パイロット版のゴンの声優は「松本梨香」
パイロットアニメ版でゴンの声を担当した声優は、松本梨香さんです。元気で勢いのある少年役に定評のある松本梨香さん。この時のゴンは少し低めでハスキーな声でしたが、無邪気さの中に芯の強さを感じられます。
松本梨香のプロフィール
- 名前:松本梨香(まつもと りか)
- 生年月日:1968年11月30日
- 血液型:O型
- 職業:声優、女優、歌手、タレント
- 所属事務所:フリー
松本梨香さんは、父親が大衆演劇の座長であることから舞台俳優を目指していましたが、病気を機に降板して声優デビューしました。アニメ声優としてだけでなく、洋画の吹き替えや歌手としても精力的に活動している声優です。
松本梨香の主な出演作品や代表作
- 『ポケットモンスター』サトシ
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』獏良了
- 『NINKU -忍空-』風助
- 『逮捕しちゃうぞ』葵双葉
松本梨香さんの演じているキャラクターで一番代表的なのがポケモンのサトシ役です。25年以上ずっとサトシの声を演じています。声質がややハスキーな為、少年役から大人の女性役まで演じ分ける実力派の声優です。
ゴンと親子のジンの声優
プロハンターのジンはゴンの実の父親で、血の繋がりのある親子です。かなりの力を持った実力者のジンですが、その声はどんな感じなのでしょうか?ここからは、ゴンと親子であるジンの新旧声優についてもご紹介します。
1999年フジテレビ版の声優(成年)は東地宏樹
1度目のアニメ放送でジン(成年)の声を担当した声優は、東地宏樹さんです。プロハンターとして確かな実力を持っているジンは、若い見た目に反して渋めの声をしています。そんなジンを東地宏樹さんは見事に演じています。
東地宏樹のプロフィール
- 名前:東地宏樹(とうち ひろき)
- 生年月日:1966年5月26日
- 血液型:A型
- 職業:声優、俳優
- 所属事務所:大沢事務所
舞台俳優として活動を始め、CMなどのナレーションを経て声優デビューしました。東地宏樹さんの家は、父親は書家、母と姉も書道の講師をという書道一家だそうです。
東地宏樹の主な出演作品
- 『名探偵コナン』伊達航
- 『FAIRY TAIL』パンサー・リリー
- 『PSYCHO-PASS』須郷徹平
- 『テイルズ オブ グレイセス』マリク・シザース
重厚感のある渋めの声質の東地宏樹さんは、落ち着いた雰囲気の大人の男性役を演じることが多い声優です。洋画の吹き替えに多く出演しており、ウィル・スミスの吹き替えなどを担当しています。
1999年フジテレビ版の声優(少年)は高乃麗
1度目のアニメ放送でジン(少年)の声を担当した声優は、高乃麗さんです。大人になると低くて渋みのあるジンの声ですが、少年時代は少しハスキーな声をしています。高乃麗さんは、元々『ハンターハンター』でキルアの兄であるイルミの声を担当していました。
高乃麗のプロフィール
- 名前:高乃麗(たかの うらら)
- 生年月日:1961年8月16日
- 血液型:B型
- 職業:声優、俳優
- 所属事務所:リマックス
中学生の時に単身アメリカに1か月ホームステイに行くなど、学生時代から行動力があった高乃麗さん。声優としてだけでなく、ジャズシンガーとしても活躍されています。
高乃麗の主な出演作品
- 『爆走兄弟レッツ&ゴー』鷹羽リョウ
- 『サクラ大戦』マリア・タチバナ
- 『爆転シュート ベイブレード』火渡カイ
- 『魔法陣グルグル』ギップル
高乃麗さんは低めのハスキー声であることから、クールな少年役や女性役を数多く演じています。時にはコミカルなマスコットキャラクターを演じることもあり、演技の幅は非常に広いです。
2011年日本テレビ版の声優は小山力也
2度目のアニメ放送でジンの声を担当した声優は、小山力也さんです。新作でのジンはプロハンターとしての力強さを感じさせつつ、ゴンに父親らしい発言が目立ちます。確かな実力を持つ大人らしい雰囲気に小山力也さんの声はぴったりです。
小山力也のプロフィール
- 名前:小山力也(こやま りきや)
- 生年月日:1963年12月18日
- 血液型:B型
- 職業:声優、俳優、ナレーター
- 所属事務所:劇団俳優座
小山力也さんは声優だけでなく、舞台やドラマにも出演する俳優でもあります。洋画の吹き替えが多く、ジョージ・クルーニーの専属吹き替え声優としても活躍しています。
小山力也の主な出演作品
- 『名探偵コナン』毛利小五郎(2代目)
- 『血界戦線』クラウス・V・ラインヘルツ
- 『キングダム』王騎
- 『ベイブレードバースト』灼炎寺カイザ
渋い大人の男性役を数多く演じている小山力也さん。豪快で力強い役からコミカルな役まで様々な雰囲気を演じ分けられるベテランの声優です。
ゴンの声優に対する世間での評判や人気
『ハンターハンター』は2度のアニメ化で制作スタッフや声優が一新された為、ファンからはその変更に様々な意見が挙がっています。作画やアニメーションのクオリティーについては新アニメを推す声が多い一方で、声優については旧アニメの印象が強い様です。
旧アニメからのファンにとってはキャラクターの声に違和感を覚える人が多く、聞き慣れた旧声優の方が好きという声があります。旧アニメでゴンを演じた竹内順子さんとゴンのライバルであるヒソカを演じた高橋広樹さんは、特にはまり役で好きだったという人が多い様です。
声優変更を残念に思う意見が多い中、潘めぐみさんの演じるゴンもどんどん良くなってきて好きになったとの声も挙がっています。潘めぐみさんにとって、『ハンターハンター』はデビュー作でゴン役は初の主役なので、相当なプレッシャーがあったことでしょう。潘めぐみさんは、そんなプレッシャーにも負けずゴンのイメージを崩さない演技をしていると感じているファンもいます。
旧アニメを見てから新アニメを見始めるとやはり違和感が感じられます。しかし、新アニメの方は『ハンターハンター』でも屈指の人気エピソードであるキメラアント編をアニメ化しているので、見たいと思うファンが多いです。新アニメの方が話数も放送期間も長い為、徐々に聞き慣れてくるでしょう。
ゴンの声優は3人とも素晴らしい声優だった
パイロット版と新旧のゴンの声優についてそれぞれご紹介しました。3人とも確かな実力がある素晴らしい声優で、ゴンの明るいイメージにぴったりでした。その中でも潘めぐみさんは、旧アニメでゴン役だった竹内順子さんのイメージを崩さない様にゴンを演じるのはとても難しかったでしょう。『ハンターハンター』のアニメは制作スタッフだけでなく、実力のある声優達が声をあてているからこそ、人気が続いている作品だと言えます。
この記事のライター
ルキナ
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