【BLEACH】虚とは!能力や種類なども紹介!完全虚化とは
『BLEACH』には虚という悪霊が登場します。虚の中には破面と呼ばれる強い者たちも存在します。また死神もある条件で虚化し、虚の能力を使えるようになります。ここでは『BLEACH』に登場する虚の種類や虚化した「仮面の軍勢」と黒崎一護について紹介します。
目次
【BLEACH】虚
虚(ホロウ)とは『BLEACH』という漫画に登場する悪霊のことです。『BLEACH』の劇中では主に死神と虚の戦いや共闘が描かれています。ここでは虚とは一体どのような存在なのか詳しく紹介します。
そもそも虚(ホロウ)とは
『BLEACH』に登場する虚(ホロウ)とは、悪霊の総称のことです。元々は死んだ人間の霊なのですが、死神によって魂葬されないまま長期間現世にとどまると胸に孔が空いて虚となってしまいます。また虚になりかけている半虚(デミホロウ)は他の虚から無理やり孔を開けられて虚になる場合もあります。
井上織姫の兄は無理やり孔をこじ開けられたことで虚になりました。虚になっても知性や記憶は保ったままですが、心は憎しみに囚われたり、失った心を満たすために捕食しか考えなくなります。そのため霊力の高い人間や他の霊を襲ってしまうのです。虚のほとんどは単体で活動しているのですが、まれに群れを成すこともあります。
また人間の形をした囮を形成して霊力の高い人間を釣る知能の高い虚もいます。通常、霊が虚になると最初に親族や親しい人を襲います。これは失った心を満たすための虚の習性です。実際に虚となった井上昊も真っ先に妹の井上織姫を襲いました。
そのため他の魂魄を食べるようになった虚というのは、すでに親しい人を襲っている可能性が高いといわれています。ちなみに虚の種類は様々で人間の虚だけでなく犬やトカゲの虚も存在しています。小さい種類の虚であればわざわざ現世で人を襲わなくても虚圏内の霊子で生きる事ができます。
虚の弱点は仮面
『BLEACH』では死神と虚の戦闘がよく描かれているのですが、一般的に虚の弱点は仮面だといわれています。虚は失くした心を隠すために頭部に骸骨のような仮面をつけています。この仮面を破壊することで虚を倒すことができます。ただ虚の種類によっては仮面をつけていなかったり、弱点が異なる場合もあります。
【BLEACH】虚の階級と種類
『BLEACH』の死神代行篇では主に単体で活動する虚が登場していましたが、ストーリーが進むにつれて虚に階級や種類があることが明らかになりました。ここでは虚の階級や種類について詳しく解説しています。
虚にも階級がある
虚には階級があります。一般的な虚は整(プラス)と呼ばれる普通の魂魄を捕食します。しかし虚の中でも欲求が高いものは整(プラス)ではなく虚を食べます。このように共食いを行うことによって生き残った虚は、より力の強い虚の大虚(メノスグランデ)となるのです。大虚にはさらに三つの階級が存在します。
下から最下級大虚(ギリアン)、中級大虚(アジューカス)、最上級大虚(ヴァストローデ)の三つです。階級が分かれているのは大虚からで、最下級大虚でも一般的な虚よりも数十倍の力を持っています。
大虚最強の力を持つ最上級大虚(ヴァストローデ)
『BLEACH』に登場する大虚の中でも最も強いといわれているのが最上級大虚(ヴァストローデ)です。最上級大虚については日番谷冬獅郎の口から隊長以上の強さを持つと語られたものの、その数が少ないからか本編では目立って登場しません。ただ、黒崎一心が昔戦ったホワイトが最上級大虚だったのではないかという説もあります。
その形状はほとんど人型に近いものとなっています。この人型に霊圧が高密度で収まることで大きな力を持つといわれています。もし最上級大虚が10体以上いれば護廷十三隊は敵わないというほどです。
虚:シュリーカー
シュリーカーとは『BLEACH』の死神代行篇で登場した虚です。虚は失った心を埋めるために魂魄を捕食するのですが、シュリーカーの場合は生きていた頃から世間を騒がせた連続殺人事件の愉快犯でした。殺人を楽しむために虚になった後もシバタの魂魄をインコの中に閉じ込め、そのインコを拾った人間を殺すゲームをしていました。
シュリーカーは他の虚の習性からも逸脱した存在ですが、その戦い方も独特です。シュリーカーは小虚(ミューズ)という分身体を出現させることができます。小虚はそれぞれ攻撃をすることができ、相手に爆弾ヒルを飛ばして舌笛の合図で爆発させます。しかし最期は黒崎一護に敗北し、地獄へと連れて行かれました。
虚①ホワイト
『BLEACH』にはホワイトという虚が登場します。ホワイトは藍染惣右介の実験によって死神の魂魄から作られた虚です。その形状から最上級大虚なのではないかと考察されています。ホワイトは全身が白く黒い鎧のようなもので包まれており、孔が塞がっているのが特徴的です。ホワイトは『BLEACH』で一度だけ黒崎一心の回想で登場しました。
外見は虚なのに死神のような戦い方をするホワイトに、当時十番隊隊長だった黒崎一心でも苦戦しました。ホワイトは特に武器などは持っていないものの腕が刀のようになっています。この刀の腕で接近戦をこなし、さらには虚閃も放つことができるので遠距離からの攻撃も可能です。
黒崎一心はこの時藍染惣右介に背後を襲われて重症を負い、卍解を使うことができませんでした。しかし、それでも強い黒崎一心を圧倒するほどの力を持っていました。さらに滅却師の黒崎真咲が放った複数の矢をかいくぐるほど速いスピードで移動します。これだけの強さを持っているのですが、最期は魂魄自殺によって自ら消滅しました。
虚②グランドフィッシャー
グランドフィッシャーとは『BLEACH』の死神代行篇で登場した虚です。頭部に少女のような人型の触角が付いているのが特徴的です。この少女の形をした触角を使って霊力の高い人間をおびき寄せて食べる知能が高い虚です。グランドフィッシャーは黒崎一護の母・黒崎真咲を殺した虚でもあります。
当時幼かった黒崎一護は氾濫しそうな川の岸に立つ少女を見つけ、危ないから助けようとしました。しかしその少女はグランドフィッシャーの触角だったのです。黒崎真咲はグランドフィッシャーから黒崎一護を守って死亡してしまいます。そして『BLEACH』の本編で再び姿を現したグランドフィッシャーは黒崎一心によって殺されました。
虚③フィッシュボーン
フィッシュボーンDとは『BLEACH』で黒崎一護が初めて戦った虚です。巨大な人型の虚で、魚のような仮面をしているのが特徴的です。黒崎一護の高い霊圧に惹かれて黒崎家を襲いました。事前に朽木ルキアが討伐のために来ていましたが、黒崎一護に気を取られて負傷してしまいます。
そして黒崎家を守るためにも死神の力を黒崎一護に譲渡しました。フィッシュボーンDは物語の始まりのきっかけにもなった虚でした。最期は黒崎一護によって倒されます。
虚④ゾンザイン
ゾンザインとは『BLEACH』の単行本のおまけページで描かれた虚です。アフロのような頭部で落書きのような雑なデザインの虚です。その名の通りぞんざいな扱いを受けているネタキャラでもあります。最期はドン・観音寺によって倒されました。
虚⑤メタスタシア
メタスタシアとは『BLEACH』の尸魂界篇で朽木ルキアの回想で登場した虚です。メタスタシアは赤い触手を持った虚で、相手に寄生して操ることができます。赤い触手に触れると斬魄刀の刀身が消えるので、初見だと実力の高い死神でも敵わないほどの厄介な虚です。
メタスタシアは朽木ルキアの上司だった志波海燕に憑依したものの、その状態で一瞬自我を取り戻した志波海燕が自害したことでメタスタシアの本体は虚圏に帰還しました。その後アーロニーロ・アルルエリに捕食されたことで死亡しました。
虚⑥アシッドワイヤー
アシッドワイヤーとは『BLEACH』の死神代行篇に登場した虚です。その正体は井上織姫の亡くなった兄・井上昊で、髪型が生前の姿に似ています。足の部分が蛇のような形態になっているのが特徴的です。元々虚になる前から高校生になった井上織姫が仏壇に手を合わせなくなったことに対して寂しく思っていました。
そして他の虚に孔を広げられたことで虚になってしまいます。最期は井上織姫が亡くなった兄に心配をかけないようにあえて自立しようとしていたことを伝え、黒崎一護によって倒されました。
大虚の種類
『BLEACH』に登場する虚には様々な種類があります。先程紹介した最下級大虚や中級大虚なども虚の種類の一つです。ここでは虚を種類ごとに紹介していきます。
大虚①メノスグランテ
大虚(メノスグランデ)とは最下級大虚・中級大虚・最上級大虚の総称です。虚同士の共食いによって生まれた虚です。虚圏の方が虚がたくさんおり、生存競争が高いことからほとんど現世には出現しません。
大虚②最下級大虚ギリアン
最下級大虚(ギリアン)は黒くて巨大な虚です。仮面の鼻の部分が尖っており、孔の上には白い棘のようなものがついています。自我はなく大虚の中でも最下級ですが、一般的な死神は一人で倒せないほどの力を持っています。
大虚③中級大虚アジューカス
中級大虚(アジューカス)は多くの虚を共食いした結果、体や仮面の形が変化しているのが特徴的です。容姿はそれぞれ違い、動物のような形態をしている虚もいます。最下級大虚とは違って自我があり知性も高い存在です。
最下級大虚を束ねることもできるのですが、中級大虚でいるためには常に同属を捕食し続けなければなりません。もし同属の共食いを辞めてしまえば再び最下級大虚に戻ってしまうからです。そして一度最下級大虚に戻ってしまうと二度と中級大虚に戻ることはできません。
大虚④破面(アランカル)
破面(アランカル)とは仮面を外すことで死神の力を得た虚のことです。破面になると白い死覇装になるのが特徴的です。大虚が破面になった場合、階級が上がるにつれて人型に近づきます。最上級大虚が破面になるとほぼ人と同じ外見になります。
『BLEACH』では最上級大虚はほとんど登場しませんが、破面になった元最上級大虚はたくさん登場します。例えばグリムジョー・ジャガージャックやウルキオラ・シファーなど人型の破面が元最上級大虚に該当します。
虚で最強はエスパーダ?
破面にも種類があり、破面の中でも最強なのが十刃(エスパーダ)です。エスパーダはある条件によって番号が与えられた破面のことをいいます。ここでは十刃について詳しく紹介します。
エスパーダとは
そもそも破面には数字持ち(ヌメロス)といわれる者たちがいます。数字持ちは崩玉の力を使わずに生まれた破面で、生まれた順番に数字がつけられます。さらにこの数字持ちの中から実力が高い順番に数字が与えられます。それが十刃(エスパーダ)です。そのため、十刃のNo.1が最強の破面ということになります。十刃は体にその順位が刻まれています。
【BLEACH】虚の能力や技
『BLEACH』に登場する虚は死神が使わないような能力や技を使って戦います。ここでは虚特有の能力や技の種類について紹介します。
能力や技①虚閃
虚閃(セロ)とは、霊圧が圧縮された閃光のことです。虚の体内から放出されます。放出の仕方は個体によって違い、口から放つ者もいれば破面の中には斬魄刀を使って放つ者もいます。『BLEACH』の劇中でもよく使われる技ですが護廷十三隊の隊長格にはほとんど効きません。
能力や技②虚食反応
虚食反応(プレデイション)とは大虚が虚を捕食することです。最下級大虚は周囲にいる複数の虚を舌で刺して捕食します。この場合虚はほとんど抵抗できずに食べられてしまいます。
能力や技③反膜
反膜(ネガシオン)とは大虚が他の虚を保護する時に放たれる光の膜です。保護する対象が光の膜に包まれると外部から干渉することは絶対にできません。『BLEACH』では藍染惣右介が尸魂界から脱出する時にこの反膜に守られながら虚圏へと移動しました。
能力や技④超速再生
超速再生(ちょうそくさいせい)とは虚が持つ再生能力のことです。死神の攻撃によって負傷した部分も超速再生で瞬時に回復することができます。
能力や技⑤帰刃
帰刃(レスレクシオン)とは破面が斬魄刀を解放することを意味する言葉です。死神の卍解と同じような意味合いを持っています。破面の場合は死神とは違って刀と一体化して本来の破面としての能力を解放することができます。帰刃による形態の変化は個体によって違いますが、破面になる前の状態に近づきます。
【BLEACH】虚関連用語
『BLEACH』では虚だけでもたくさんの種類があるのですが、他にも虚関連の用語があります。ここでは虚関連用語についてまとめています。
用語①巨大虚
巨大虚(ヒュージ・ホロウ)とは巨大な虚のことです。虚を共食いして大きくなった大虚とは全くの別もので、普通の虚の中で特に図体が大きい虚のことです。
用語②解空
解空(デスコレール)とは虚が現世と虚圏を移動する時に使う技です。通常現世と虚圏は黒腔によって塞がれているのですが、虚は解空を使うことによって黒腔をこじ開けて現世に行くことができます。
用語③半虚
半虚(デミ・ホロウ)とは虚になりかけている霊のことです。まだ孔が小さく理性が残っているのでこの段階で魂葬すれば虚にはなりません。しかし時間が経つと虚になってしまいます。また外部から孔をこじ開けられることで孔が広がり、虚となってしまうこともあります。
用語④虚圏
虚圏(ウェコムンド)とは、現世と尸魂界の間にある空間のことです。死神が虚圏内を外から探知できないことから虚圏には多くの虚が住み着いています。虚圏は空間全体に白い砂漠が広がっており、ところどころに枯れ木が立っているだけで水などは存在しません。
霊子の量は尸魂界よりも高いため、小さい虚であれば息をするだけで生きていくことができます。ただし生存競争が激しいので弱くて小さい虚はほとんど生き残ることができません。また死神や滅却師は虚圏の霊子の高さからさらに力が上昇します。
【BLEACH】仮面の軍勢と虚化
『BLEACH』の破面篇には「仮面の軍勢(ヴァイザード)」という集団が登場します。ここでは「仮面の軍勢」とはどんな組織なのか、またそのメンバーをまとめています。
仮面の軍勢とは
『BLEACH』に登場する「仮面の軍勢」とは、黒崎一護のように虚化することができる者達が集まった集団です。「仮面の軍勢」は虚の力を制御することができ、長時間の虚化を実現させています。しかしその正体は元死神でした。
『BLEACH』の過去篇では、「仮面の軍勢」のメンバーが藍染惣右介の実験によって虚化してしまったことが判明します。その当時十二番隊隊長だった浦原喜助は崩玉の力で虚化を解こうとしましたが失敗してしまいます。その後中央四十六室により処分命令が出たため、現世に逃走して身を隠しながら虚化の制御をすることになります。
こうして「仮面の軍勢」が結成されました。ちなみに破面は仮面を壊すことで死神の力を得る事ができますが、「仮面の軍勢」は仮面を被ることで虚の特有の虚閃などが使えるようになります。
仮面の軍勢①平子真子
平子真子は「仮面の軍勢」のリーダーで、金髪のおかっぱが特徴的です。「仮面の軍勢」に勧誘するために黒崎一護に近づきました。元五番隊隊長で当時は藍染惣右介の上司でした。破面篇後は五番隊隊長に復帰し、精神的に不安定だった雛森桃を支えました。
平子真子と虚化
平子真子は六車拳西の魂魄が消失したことで、魂魄消失案件の始末特務部隊として現場に向かった時に虚化してしまいました。仮面はツタンカーメンのような形をしています。
仮面の軍勢②鳳橋楼十郎
『BLEACH』の「仮面の軍勢」には鳳橋楼十郎というメンバーがいます。鳳橋楼十郎はローズという愛称で呼ばれており、金色のウェーブがかった長髪が特徴的です。時折ナルシストのような言動をすることもあります。鳳橋楼十郎は元三番隊隊長で、破面篇後は三番隊隊長に復帰しています。
鳳橋楼十郎と虚化
鳳橋楼十郎は魂魄消失案件の始末特務部隊として現場に駆けつけた時に虚化しました。虚化した時の仮面は鳥のような大きなくちばしがついているのが特徴的です。
仮面の軍勢③愛川羅武
『BLEACH』の「仮面の軍勢」には愛川羅武というメンバーがいます。愛川羅武都は星の形をしたアフロが特徴的でラブという愛称で呼ばれています。愛読書はジャンプです。元七番隊隊長でしたが、破面篇後は隊長に復帰せずに現世にとどまり、相変わらずジャンプを読んでいます。
愛川羅武と虚化
愛川羅武は魂魄消失案件の始末特務部隊として派遣され、虚化実験に巻き込まれたことで虚化してしまいました。仮面には鬼のような角が生えています。
仮面の軍勢④矢胴丸リサ
『BLEACH』の「仮面の軍勢」には矢胴丸リサというメンバーがいます。矢胴丸リサは黒髪をおさげにしており、セーラー服を着た美女です。眼鏡をかけて真面目そうに見えますが隠されているものを覗きたい性癖を持っており、エロ本を愛読しています。矢胴丸リサは元八番隊副隊長でした。
破面篇後は現世と尸魂界を行き来していましたが、10年後には京楽春水が一番隊隊長となったことで空いた八番隊隊長の座に就いていました。
矢胴丸リサと虚化
101年前、六車拳西の魂魄が消失したことを受けて各隊長達が始末特務部隊として選ばれたものの、瀞霊廷守護のために京楽春水には待機命令が出ました。そこで京楽春水は矢胴丸リサを呼び、自分の代わりに調査に向かわせました。こうして虚化に巻き込まれてしまいます。矢胴丸リサの仮面は平たく中央に十字の傷が入っているのが特徴的です。
仮面の軍勢⑤久南白
『BLEACH』の「仮面の軍勢」には久南白というメンバーがいます。久南白は明るい緑色の髪が特徴的です。白のライダースーツを着用しており、額にはいつもゴーグルをつけています。
元九番隊副隊長で、破面篇後は副隊長の復帰を希望していましたが檜佐木修兵との話し合いにより瀞霊廷通信特別編集記者に就任することになりました。しかし本人はスーパー副隊長を自称しています。
久南白と虚化
久南白は元々魂魄消失事件を調査していた九番隊の隊士の一人です。調査中には10着の死覇装を発見しました。これにより死神も魂魄消失事件の被害者になっていることが判明します。その後事件のあった場所で野営をしていたところ虚化してしまいました。久南白の仮面は昆虫のような形をしているのが特徴的で15時間以上虚化することができます。
仮面の軍勢⑥猿柿ひよ里
『BLEACH』の「仮面の軍勢」には猿柿ひよ里というメンバーがいます。猿柿ひよ里は金髪をツインテールにしており、八重歯が特徴的な女性です。元十二番隊副隊長でしたが過去の事件により死神嫌いになりました。破面篇後も死神には復帰しなかったものの千年血戦篇では戦いに参加しています。
猿柿ひよ里と虚化
猿柿ひよ里は浦原喜助の命令を受けて九番隊と合流し、魂魄消失事件について調べようとしていました。ちょうど六車拳西の魂魄が消失したと連絡を受ける直前のことです。その後浦原喜助が現場に駆けつけた時にはすでに虚化していました。仮面は額に一本の角が生えているのが特徴的です。
仮面の軍勢⑦有昭田鉢玄
『BLEACH』の「仮面の軍勢」には有昭田鉢玄というメンバーがいます。ピンクの髪を少し残した坊主頭の巨漢で、鬼道を得意としています。皆からはハッチという愛称で呼ばれています。元鬼道衆副鬼道長でした。破面篇後は現世で暮らしていますが千年血戦篇では戦いに参加しています。
有昭田鉢玄と虚化
有昭田鉢玄は魂魄消失案件の始末特務部隊結成時に呼ばれ、他の隊長と共に現場に向かったところ虚化してしまいました。仮面は二本の牙が前に突き出ており、奇抜な形をしています。
仮面の軍勢⑧六車拳西
『BLEACH』の「仮面の軍勢」のメンバーには六車拳西がいます。六車拳西は筋肉質で胸の下に69という数字のタトゥーを入れています。元九番隊隊長で、破面篇後は九番隊隊長に復帰しています。
六車拳西と虚化
六車拳西は魂魄消失事件の調査に向かった先遣隊が帰ってこないことから、自ら調査に向かいます。そこで藍染惣右介の改造虚と戦い、野営していたところ突然虚化してしまいました。仮面はホッケーマスクのような形をしています。
【BLEACH】黒崎一護と完全虚化
『BLEACH』では主人公の黒崎一護も虚化することができます。ここではなぜ黒崎一護が虚化してしまったのか、その理由や虚化の特徴などを紹介します。
黒崎一護の虚化
黒崎一護が虚化するきっかけとなったのは、死神の力を取り戻す修行でした。元々黒崎一護は朽木ルキアから死神の力を譲渡してもらったことで死神になることができました。しかし朽木白哉に急所を突かれてしまい、その力を失ってしまいます。そこで浦原喜助は黒崎一護の中に眠る死神の力を引き出す修行をしました。
その修行が肉体と魂魄をつなぐ鎖を切るという荒治療でした。そもそも肉体と魂魄を繋いでいる鎖を切ると死んでしまいます。その状況で黒崎一護は虚化する前に死神になるよう要求されました。この修業によって黒崎一護は死神の力を手に入れましたが、それと同時に内なる虚の力も目覚めてしまいます。
仮面を砕いたことで虚化は収まったかのように見えました。しかし砕かれた仮面は捨てても戻ってきたり、黒崎一護の身を守ったりと不思議なことが続きます。そして朽木白哉との戦いで追い詰められた黒崎一護の精神世界に白一護(内なる虚)が現れるようになります。
白一護の存在はやがて大きくなっていき、黒崎一護は虚の力の暴走を恐れるようになりました。そんな時、「仮面の軍勢」の平子真子と出会います。平子真子達との修行によって虚化をコントロールできるようになり、戦いにも虚化を使うようになりました。
死神代行消失篇以降の虚化
『BLEACH』の破面篇ではウルキオラ・シファーとの戦いで完全虚化してしまった黒崎一護ですが、その後の死神代行消失篇では虚化しなくなります。その理由は破面篇の終盤で最後の月牙天衝を使って霊力を失ってしまったからです。
虚化の力はそもそも黒崎一護の霊力によって生み出されたものなのでその時に同時に消失したと考えられています。死神代行消失篇では護廷十三隊の隊長や副隊長の死神の力を分けてもらうことで再び死神の力を手に入れました。
この時は黒崎一護自身の霊圧ではないので消失した虚化の力は復活しませんでした。しかし千年血戦篇では虚化に関する新たな事実が判明します。黒崎一護の母・黒崎真咲は、学生時代にホワイトと戦った時に噛みつかれたことで虚化に近い状態となります。
黒崎真咲はそばに黒崎一心がいたことでその虚の力を制御できましたが、黒崎一護が生まれた時にそのホワイトの性質も死神の力と混ざり合って受け継がれていたのです。この性質持っていたことから虚への耐性がない滅却師は黒崎一護の卍解を奪えなかったのです。黒崎一護はその後虚の力を持った斬魄刀が使えるようになります。
黒崎一護の完全虚化とは
『BLEACH』の破面篇ではウルキオラ・シファーとの戦いで黒崎一護が完全虚化しました。黒崎一護は虚化を完全にコントロールすることができましたが、虚化をしてもウルキオラ・シファーには勝つことができませんでした。追い込まれた黒崎一護は意識を失い、完全虚化してしまいます。ここでは完全虚化について詳しくまとめています。
完全虚化とは
完全虚化とは文字通り黒崎一護が自分の意志とは関係なく完全な虚になってしまうことです。完全虚化になると顔を覆う仮面には角が生えて全身が真っ白になります。その姿は藍染惣右介の実験によって死神の魂魄から生み出されたホワイトという虚にそっくりです。
極限状態に完全虚化した黒崎一護はウルキオラ・シファーを圧倒するほどの力を見せます。しかし自我がないので近くに居た石田雨竜や井上織姫までも手にかけようとしました。その後ウルキオラ・シファーによって顔の仮面を壊されたことで完全虚化による暴走が止まりました。
黒崎一護完全虚化の真相
『BLEACH』の劇中で黒崎一護が完全虚化したのはウルキオラ・シファーとの戦いのみでした。その後は完全虚化を恐れて虚化に違和感を覚えるようになり、その後一度虚化の力を失っています。しかし本来死神とホワイトの力を生まれ持っているので、両方の力を融合させた完全虚化が黒崎一護の力の本質ともいわれています。
【BLEACH】虚の世間での評判や人気
『BLEACH』の虚に関して虚化した黒崎一護がかっこいいとの声です。
『BLEACH』の虚に関して十刃(エスパーダ)と仮面の軍勢(ヴァイザード)が登場するから破面篇が好きという声も多いです。
『BLEACH』の虚の技のひとつである虚閃(セロ)が、作品に登場する技の中で一番かっこいいというファンの声です。
【BLEACH】虚ありきのアニメ
『BLEACH』のストーリーの中で虚はとても重要な存在です。虚にはたくさんの種類があり、物語が進むについれて魅力的なキャラクターが登場していきます。ぜひ虚に注目しながら『BLEACH』を読んでみてください。
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rg4yd
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