【ハイキュー】茂庭要は伊達工業高校の主将!実力や声優についても
ハイキューに登場する茂庭要(もにわかなめ)は、伊達工業高校バレーボール部の主将を務めています。ハイキューの中でも屈指の強豪チームを束ねている茂庭要は、どのような人物なのでしょうか。当記事では彼の実力や人柄、名言、声優、チームメイトなどについて紹介します。
目次
【ハイキュー】茂庭要は伊達工業高校の主将
伊達工業高校は主人公の通う烏野高校と同じ宮城県内にあり、全国大会行きの切符を奪い合うライバル校です。茂庭要はそんな強敵チームの主将として、個性豊かな部員をまとめています。一体どのようなキャラクターなのか、詳しいプロフィールから見ていきましょう。
茂庭要のプロフィール
- クラス:伊達工業高校3年C組
- ポジション:セッター(C)
- 誕生日:9月6日
- 身長:176.3cm
- 体重:67.5kg
- 最高到達点:305cm
- 好物:ごはんですよ。
- 最近の悩み:2年。
主将かつセッターである茂庭要は、コートの外でも中でもチームを引っ張る存在と言えるでしょう。しかし茂庭世代は『不作の年代』と呼ばれ、あまり評価されなかった時期があったようです。更に”最近の悩み”からは、癖の強いチームメイトをまとめるのに苦労している様子を察することができます。茂庭要はハイキューのキャラクターの中でも上位に食い込む苦労人と言えるかもしれません。
ハイキューの概要
ハイキューは2012年から約8年間に渡り週刊少年ジャンプにて連載された、原作者・古舘春一によるスポーツ漫画です。バレーボールを題材とし、男子高校生たちが全国制覇を目指して青春を駆け抜ける物語となっています。ハイキューのコミックス累計発行部数は2022年8月時点で5500万部を突破し、アニメ第5期の放送と劇場版ハイキューFINALの制作が決定しています。
ハイキューのあらすじ
ハイキューの主人公である日向翔陽は、テレビで見た烏野高校の『小さな巨人』のプレーに目を奪われ、同じ烏野高校に入学します。しかしそこで、中学最後の試合で日向が大敗を喫した相手と再会します。それがもう一人の主人公・影山飛雄でした。日々喧嘩の絶えない二人ですが、時には協力しあって強敵を倒し、全国制覇を目指していきます。
【ハイキュー】茂庭要の実力や人物像
ハイキューにはインパクトのある人物がたくさん登場しますが、茂庭要からは素朴さを感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、実力や人格が備わっていなければ強豪校の主将は務まりません。ここでは実力や性格、卒業後の進路などから茂庭要の人物像に迫っていきます。
茂庭要の選手としての実力や能力
茂庭要は体格に恵まれているわけでも、突出した運動能力があるわけでもありません。しかし鋭い洞察力を持ち、烏野戦では日向・影山コンビによる「変人速攻」を冷静に分析し、作戦に呑まれないようチーム全体に声をかけていました。また、攻撃時には精度の高いトスを優しくあげる描写があり、目立ちはしないものの洗練されたテクニックの高さが光ります。
茂庭要の主将としての能力
茂庭要は高い統率力を持ちますが、周りをグイグイと引っ張っていくというより、土台としてチームを支えるタイプの主将と言えるでしょう。伊達工業高校には血気盛んなメンバーが揃っているため、茂庭はチームメイトをなだめながら纏め上げることに苦労しています。しかし、温厚な茂庭の存在はギスギスしがちな雰囲気を中和させる役割もあり、その人柄故に癖の強い部員たちも茂庭の言葉は素直に聞き入れ、チームが一つにまとまるのです。
茂庭要の性格
トラブルが多いチームの中で、良心とも言える存在の茂庭要。揉め事が起こるたびにあたふたと振り回される様子からは、争いごとを嫌う人の良さが伺えます。烏野高校の3年生には、「伊達工業高校は怖いけれど、茂庭だけは優しい」と認識されているようです。また、『不作』と言われながらも腐らず練習に打ち込んできた姿から、実直な努力家であることも分かります。
茂庭要の卒業後の進路
伊達は工業高校であることから、卒業後は就職するメンバーが多いようです。茂庭要もその一人で、彼は宮城県内で溶接工として働いています。プレイヤーとしてバレーボールを続けている描写はありませんが、オリンピックの観戦チケットが当選し、フェイスペイントを施して会場にひょっこり来ている姿が描かれていました。
【ハイキュー】茂庭要の声優
茂庭要は作中において、主将らしくチームに声をかけたり、チームメイトに翻弄されたり、悔し涙を流したりと様々な表情を見せるキャラクターです。アニメ版ハイキューで、表情豊かに茂庭要を演じる声優は一体誰なのでしょうか。詳しいプロフィールやハイキュー以外の出演作を紹介します。
茂庭要の声優は「小野塚貴志」
アニメ版ハイキューでは、小野塚貴志(おのづかたかし)さんという人が茂庭要の声を担当しています。小野塚さんは、1990年代から活動しており、アニメだけではなく吹き替えやナレーションなど幅広いジャンルで活躍しています。
小野塚貴志のプロフィール
小野塚貴志さんは東京都出身の声優で、1974年2日1生まれの48歳(2022年時点)です。専門学校東京アナウンス学院放送声優科を卒業しており、マウスプロモーションに所属しています。プライベートではダンスや歌、テニスなどを楽しんでいるようです。
小野塚貴志の主な出演作品
小野塚貴志さんは、日本のアニメ作品よりも吹き替えの仕事が多いらしく、海外の映画やドラマ、アニメなどてたくさんの吹き替えを担当しています。その他、CM・ナレーションのお仕事もこなしているとのことです。小野塚さんのハイキュー以外の主な出演作を、以下にまとめました。
- ロビン(ティーンタイタンズ)*吹き替え
- パズ(攻殻機動隊SAC_2045)
- 僕のヒーローアカデミア(ミリオの父)
- 黒沢ヒカル(カードファイト!ヴァンガード)
【ハイキュー】茂庭要の名言
飾らない人柄が魅力の茂庭要ですが、心打たれる熱い名言を残しています。主将の風格を漂わせる茂庭の言葉には、「かっこいい」と痺れる人も多いようです。ここでは多くの人を感動させた茂庭の言葉を紹介します。
茂庭要の名言①「お前たちは強い」
お前たちは強い
インターハイ予選・烏野戦にて伊達工業高校は敗退します。その試合の後、春高大会で一緒にリベンジを…と言う後輩たちに向け、茂庭要が言ったセリフがこちらです。『不作』と呼ばれた自分たちにとって、後輩たちは心強い存在であったことを伝え、これからは更に強いチームになれとエールを送ります。この試合を最後に3年生は引退し、新チームの成長を見届けることを決めました。
茂庭要の名言②「アレが伊達の…」
アレが伊達の新しい鉄壁です
出典: comic-kingdom.jp
春高予選・青葉城西戦の応援に駆けつけた伊達工業高校の3年生は、観客席で烏野のメンバーとばったり会います。その試合には1年生セッターの黄金川が起用され、未熟ながらも新たな『鉄壁』として活躍していました。そんな後輩を、烏野の前で誇らしげに語る茂庭要。後輩への期待と信頼、そして愛情が感じられるシーンです。
茂庭要の名言③「来年の”鉄壁”は…」
来年の”鉄壁”は絶対崩れねぇよ
インターハイ予選敗退後、忘れ物を取りに戻った2年生の青根と二口は、引退する3年生が悔し涙を流しているところを見てしまいます。後輩の前では隠していた本音を漏らしながらも、主将である茂庭要はそう言って次の世代に夢を託すのです。これを聞いた青根と二口は、茂庭の言葉に恥じないチームになるべく、強くなることを誓います。
【ハイキュー】茂庭要のチームメイト
茂庭要が束ねる伊達工業高校は、ハイキュー作中においてトップレベルの守備能力を誇るチームです。ブロックは『鉄壁』と名高く、烏野高校のスパイカー・東峰を絶望させたことがあります。「守備が強み」と聞くと堅実なイメージを持つかもしれません。しかし、伊達工業高校には強烈な個性を持つメンバーが揃っています。
チームメイト①青根高伸
青根高伸(あおねたかのぶ)は、寡黙な2年生でミドルブロッカーを務めています。エースを『ロックオン』し、相手チームのスパイクをことごとくブロックで封じるプレーが持ち味です。強面かつ巨体なため怖い印象を持たれがちですが、先輩や実力を認めた相手には敬意を払う素直な性格をしています。迫力ある見た目のせいで、電車で他の乗客に避けられてしまうことを気にするという、可愛らしい一面もあるようです。
チームメイト②二口堅治
2年生のウィングスパイカーである二口堅治(ふたくちけんじ)は、伊達工業高校の『鉄壁』を担う一人です。端正な顔立ちからは想像し難いパワーの持ち主で、驚異的なサーブは高く評価されています。普段はお調子者で軽口を叩くことが多いのですが、3年生が引退し新主将に任命されてからは、過去の自分を顧みたり後輩に手を焼いたりするようになりました。
チームメイト③黄金川貫至
黄金川貫至(こがねがわかんじ)は、1年生の大型セッターです。技術は未熟ながらも、3年生引退後の新たな『鉄壁』の一部を担うことになり、成長が期待されている選手です。金髪で前髪の一部だけ黒いというキャッチーな髪型ですが、至って真面目な性格をしています。新主将の二口は黄金川の真面目すぎる性格に手を煩わせているようです。
チームメイト④鎌先靖志
筋骨隆々な3年生・鎌崎靖志(かまさきやすし)は、ミドルブロッカーを務めています。伊達工業高校の『鉄壁』の一人であり、鋭い速攻も武器とするオールラウンダーです。チームを盛り立てる熱血漢ですが、2年生の二口とは相性が悪くしょっちゅう揉めています。引退後もよく部活に顔を出し、二口には煙たがられていました。しかし試合に負けた後輩たちを励ました際は、練習に付き合ってほしいと言われており、結局のところは慕われているようです。
チームメイト⑤笹谷武仁
笹谷武仁(ささやたけひと)はウィングスパイカーとして活躍しています。チームの中では小柄な方でありながらも3年生らしく落ち着いており、試合中も激昂したりせずいつも冷静です。しかし、その落ち着きのせいで「オッサンっぽい」と言われたり、老けて見られたりすることが多く、本人はそれを気にしています。
【ハイキュー】茂庭要に対する世間での評判や人気
口先ではなく人柄で周りを惹きつけ、チームを束ねる姿が好きだという意見が多数ありました。後輩を気にかけ、引退後もちょこちょこ試合を見にくるところからも、優しさが滲み出ていると評判です。茂庭たち3年生の再登場を喜ぶ声も少なくありませんでした。
癖の強い部員だらけの伊達工業高校において、穏やかな茂庭要はかえって異質とも言える存在です。しかし、彼の存在はチームにとって欠かせないと感じる人が大勢います。地味ながらも果たした役割の大きさを労う声が多く見られました。
ただ他の部員に振り回されているだけではなく、きちんと実力や人柄を認められ慕われているところにグッとくるという意見もあります。茂庭の持つリーダーシップや『不作』と評されても屈せず頑張り続けた芯の強さに、気弱そうな印象とのギャップを感じる人も多いようです。
【ハイキュー】茂庭要は実力ある伊達工業高校の主将だった
いかがでしょうか。茂庭要はハイキュー作中において、トップレベルの苦労人と言えるかもしれません。しかし、決して華やかではないところにリアリティがあり、かえって読者には魅力的に映るようです。茂庭は読者の共感を呼び、親しみやすいキャラクターであるとも言えるのではないでしょうか。これからハイキューを読み直す人は、茂庭に注目し、心情に寄り添いながら読んでみると今までとは違った楽しみ方ができるかもしれません。
この記事のライター
HAYASHI*M
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