【アイシールド21】金剛阿含とは！強さや魅力は？声優や名言と過去なども！

金剛阿含は、『アイシールド21』の悪役キャラです。ただの悪役ではなく魅力がたくさんあるので、根強い人気があります。ここではまず金剛阿含の基本的なプロフィールを紹介します。

金剛阿含は身長175cm、体重67kg、誕生日は5月31日、血液型はB型です。神宮寺ナーガというアメフトチームに所属しています。アメフト歴は2年未満で、まだ始めたばかりです。

金剛阿含は、神龍寺ナーガの選手の中で天才といわれている選手です。アメフトを始めて日が浅いにも関わらず、強豪校の神龍寺学園のスポーツ推薦で受かりました。また、重りの入ったボールを一度で取るなど、普通の人なら長い間努力しなければできないこともすぐにできるようになります。

金剛阿含の圧倒的才能と強さは、読者にも絶望を与えました。その才能は、他の人気アニメの天才キャラにも並ぶほどです。例えば『NARUTO』の奈良シカマル、『テニスの王子様』の不二周助などの天才と並んで紹介されることがあります。

『アイシールド21』は、いじめられっ子の小早川瀬那がなりゆきでアメフト部に入ることになり、伝説の「アイシールド21」というプレイヤーのフリをして多くの強豪チームと対戦するストーリーです。週刊少年ジャンプで2002年から2009年まで連載されていました。

『アイシールド21』は2005年から2008年までアニメが放送されていました。アニメでは、関東大会準決勝の王城ホワイトナイツとの対戦までしか描かれていませんが、ファンからは人気が高く、声優がとても豪華です。また、コナミや任天堂からは『アイシールド21』のゲームが出ています。

『アイシールド21』の金剛阿含はとても素行が悪いので、関係が複雑なキャラもいます。ここでは金剛阿含と関係のある、金剛雲水・栗田良寛・蛭魔妖一の三人について紹介します。

金剛雲水と金剛阿含は双子の兄弟です。金剛雲水は弟の才能を見て育ったので、劣等感を抱いています。

金剛雲水は神龍寺ナーガに所属しています。ポジションはクォーターバックです。弟の金剛阿含とは違って真面目な人物で、素行も悪くありません。金剛阿含のような才能はないですが、努力で強くなりました。

金剛雲水は、小さい頃から金剛阿含と比較されて育ってきました。中学の時は、神龍寺ナーガに推薦で受かったと思ったら、金剛阿含と間違えられていたというショックな出来事まで起こってしまいます。その時金剛雲水は、自分は金剛阿含を勝たせるための存在になると決意します。

それからというもの、金剛雲水は金剛阿含の不祥事をフォローし、金剛阿含を勝たせることに尽力するようになります。兄弟仲が悪いわけではなく、むしろ金剛阿含は金剛雲水の言うことなら従うことが多いです。

金剛阿含と栗田良寛の関係は複雑です。栗田良寛は金剛阿含のせいで神龍寺ナーガに入ることができませんでした。

栗田良寛は泥門デビルバッツに所属しています。ポジションはセンターラインです。大きな体とパワーが強みの選手で、ベンチプレスは160kgです。ただ体が重い分スピードが弱点でもあります。

栗田良寛は中学時代に、神龍寺ナーガに入るという夢を持っていました。その時蛭魔妖一と武蔵厳と出会い、3人で神龍寺ナーガに入ることを目標にしていました。しかし栗田良寛は勉強ができませんでした。そこで蛭魔妖一は、スポーツ推薦枠で受験することを提案しました。

しかし栗田良寛は落ちてしまいます。なぜなら蛭魔妖一に嫌がらせをするためにアメフトを始め、スポーツ推薦枠を受けた金剛阿含が受かってしまったからです。金剛阿含なら一般受験でも余裕で合格できるのですが、栗田良寛を落とすためにあえてスポーツ推薦枠で受験したのです。

金剛阿含と蛭魔妖一は互いに利用し合う関係です。しかしある出来事がきっかけで蛭魔妖一との間に確執が生まれてしまいました。

蛭魔妖一は泥門デビルバッツの主将で、ポジションはクォーターバックです。天才的な頭脳と記憶力を持っており、その才能を活かして悪どいことを考える悪魔のような人物です。

蛭魔妖一とは中学時代に、互いに強力して悪どいことをする関係でした。しかし、金剛阿含が蛭魔妖一への嫌がらせでスポーツ推薦枠を受け、栗田良寛が落ちてしまったことで仲違いをします。

蛭魔妖一は神宮寺学園への進学を辞めて、打倒金剛阿含を掲げるようになりました。全国大会では、蛭魔妖一の交渉によって金剛阿含が協力することになります。

『アイシールド21』の金剛阿含は、関東では圧倒的な強さを誇るアメフトチームに所属しています。ここでは、金剛阿含が通っている学校やチームでのポジションについて詳しくまとめています。

金剛阿含が所属しているのは、神龍寺学園アメフト部の神龍寺ナーガです。神龍寺学園アメフト部は、神奈川県大会・関東大会では負けなしの9連覇中の強豪校です。そのため、関東では「神の軍団」と呼ばれています。

実力主義のチームなので個人の才能や実力は申し分ないのですが、個人プレーが目立ち、選手が暴走してしまうことがあります。これだけ強い学校なのですが、関西のレベルに比べると劣っており、帝黒アレキサンダーズには勝ったことがありません。天才と呼ばれる金剛阿含でさえ、帝黒アレキサンダーの大和猛には勝てませんでした。

金剛阿含は神龍寺ナーガの背番号2番です。おそらくポジションがクォーターバックだからこの背番号だと思われます。アメフトではNFLで推奨されている背番号があり、クォーターバックは1〜19の番号の中から背番号が決まります。

金剛阿含はクォーターバックとワイドレシーバーを兼任しています。ワイドレシーバーはサイドのライン際のポジションのことです。主にパスプレーを得意とする選手がこのポジションにつきます。クォーターバックは攻撃の司令塔です。金剛阿含は「ドラゴンフライ」の時にこのポジションにつきます。

金剛阿含は、それまでに登場した選手とは桁違いの強さがあります。そもそも金剛阿含は、練習を全くせずにその才能だけで多くの強豪チームに勝利しているのです。もし他の選手と同じように練習をしたら、今まで以上の強さを持つことになります。ここでは、そんな金剛阿含の強さや技についてまとめています。

金剛阿含の強さの一つは反応速度で、その速さは「神速のインパルス」と呼ばれています。普通の人の場合、脳から筋肉へ指令が行き渡る速度は0.2〜0.3秒です。一方金剛阿含は、なんと0.11秒です。

0.1秒以下は不可能な領域だといわれているので、極限の速さであることが分かります。だから相手が隙をついて抜けようとしても、反応速度が速いのですぐに止めることができるのです。

「ドラゴンフライ」もまた、金剛阿含の強さを表す技の一つです。これは、神龍寺ナーガの切り札として使われるほどの強さがあります。ただ「ドラゴンフライ」は金剛阿含一人の技ではなく、金剛雲水とのタッグプレイです。クォーターバックに金剛阿含と金剛雲水がセットし、二人で敵を陽動して相手を混乱させます。

金剛阿含の強さは、泥門デビルバッツとの試合前のエピソードで描かれていますが、戦績を見るとその強さがより分かります。春季関東大会では王城ホワイトナイツに41-3で勝利して優勝、秋季神奈川大会でも優勝、秋季関東大会では泥門デビルバッツに敗れました。

また、最強の帝黒アレキサンダーズの大和猛にも負けています。このように才能だけである程度勝ち進んではいますが、アメフトを極めた選手達には一歩届かずという結果です。

それでも練習なしでこの試合結果なので、相当な強さがあることが分かります。また、泥門デビルバッツに負けた後はちゃんとトレーニングするようになるので、さらに強さが増して魅力的な選手に成長していきます。

『アイシールド21』の金剛阿含は、劇中の悪役として知られています。ただ、悪役としての魅力がたくさんあるので、読者の中には金剛阿含が好きという方も多いです。ここではそんな金剛阿含の性格や魅力を紹介します。

金剛阿含の性格はとても凶暴です。アメフトでもラフプレーは当たり前に行っており、このラフプレーが原因で負傷する選手もいます。『アイシールド21』の劇中では、小早川瀬那が金剛阿含のラフプレーを何度も受けてしまい、足に影響が出ていました。この時は骨にまで影響はなかったものの、足は赤く腫れてしまいました。

実力だけでも充分戦えるのにラフプレーをする理由は、凡人を嫌い常に相手を見下しているからです。そして残忍な性格をしているので、徹底的に相手を潰そうとします。1年生の時は秋大会で手を抜いた仲間に暴行して退場した経験もあるので、とても凶暴であることが分かります。

金剛阿含は女好きで、劇中でもそれがわかるエピソードがあります。熊袋リコが金剛阿含へ取材を申し入れに来た時、最初は面倒くさそうにしていました。しかしインタビュアーがかわいい女の子であると知った途端態度を変えます。いつも凶悪な顔をしているのですが、この時は人相まで変わっており、人当たりよくなっていました。

ただ脈がないと感じるとすぐに冷酷な態度に戻ります。こうして積極的にナンパをしているからか、プライベートではよく女の子を侍らせているシーンもあります。また日常的に喧嘩をしています。不機嫌な時は、わざわざ喧嘩をふっかけに行って、何十人もの不良を相手にすることもあります。

このように明らかに素行は悪く協調性がない人物で、物語の最後まで改心することはありませんでした。しかしファンの多くは、その凶暴性や圧倒的な強さに魅力を感じていました。女好きなことに関しては、こんなに強くて顔が良ければモテるのも仕方がないと思っている方もいるようです。

金剛阿含の魅力は外見にもあります。中学生時代は髪は染めていたものの、まだドレッドヘアではありませんでした。しかしファンからは、ドレッドヘアのほうが圧倒的に人気が高いです。金剛阿含にあこがれてドレッドヘアにしてみたいと思った方もいるようです。

また、金剛阿含はいつもサングラスをかけています。身につけているサングラスは、オークリーというブランドのサングラスです。オークリーは実在するスポーツ用品のメーカーです。サングラスをかけていることで、さらにいかつく見えます。このスタイルがかっこよくて魅力的だといわれています。

『アイシールド21』の世界大会編では、なんと金剛阿含が坊主頭になってしまいます。サングラスをしているので金剛阿含だと分かりますが、完全に金剛雲水のような坊主頭になりました。なぜあれだけ魅力的だったドレッドヘアではなくなったのかというと、ミリタリアチームのモンティ・ゴメリーのせいです。

モンティ・ゴメリーが、バリカンを持って長髪の選手の髪を刈るというパフォーマンスをした時に、ドレッドヘアを刈られてしまったのです。頭の中央部分を刈ってしまったので、坊主頭にせざるをえなくなりました。

坊主頭になったあとはカツラをかぶっていましたが、後半からは坊主頭のまま試合に出ることもあります。ドレッドヘアも魅力的でしたが、坊主頭になった姿もファンからはかっこいいといわれています。

『ドクターストーン』と『アイシールド21』の原作を担当しているのは稲垣理一郎です。そしてなんと『ドクターストーン』の主人公である石神千空と金剛阿含には、共通点があるといわれています。ここでは二人の関係について詳しく紹介します。

『ドクターストーン』は、ある日突然人類だけが石化してしまった世界が描かれた漫画です。人類が石化しておよそ3700年後、石神千空の石化が偶然溶けます。石神千空は、人の文明がほぼなくなってしまった世界で科学の力で生き抜いていきます。

石神千空は科学マニアで運動神経が悪いのですが、作者曰く金剛阿含によせて作ったキャラだそうです。石神千空はどちらかというと仲間にも頼るタイプで、実際に3700年後の世界を生き抜くために仲間を増やすシーンもあります。それに加えて運動が出来ないので、性格は似ているどころか正反対にも見えます。

しかし石神千空もまた理系方面の天才で、圧倒的な知識量が武器となっています。劇中では、知識と科学の力を見せつけて相手をひるませるシーンがあります。このように力でねじ伏せるところは金剛阿含に似ているといわれています。

『アイシールド21』の金剛阿含はインパクトのある名言を残しています。金剛阿含の名言の中には、複雑な金剛雲水との関係が分かる名言もあります。ここでは、金剛阿含の人気の名言を紹介します。

「俺が22人いりゃそれがドリームチームだ」は、金剛阿含がインタビューに答えた時の名言です。この名言は「アメフト選手にとって最も重要なものは何だと思いますか?」という質問に対する回答でした。才能のある自分にしか興味のない金剛阿含らしい名言です。

「そーです、サクラバ君の偵察です!」は、王城ホワイトナイツVS泥門デビルバッツを観に来ていた金剛阿含の名言です。レポーターから桜庭春人の偵察に来たのかと聞かれ、この名言で答えました。この時金剛阿含は桜庭春人ではなく、進清十郎の偵察に来ていました。

「ホントにそのミイラが雲水なら、そんな性格に生まれてたら、奴もどんだけ楽だったかよ」はミイラ男の正体について言った名言です。金剛阿含は、兄が自分に対する強いコンプレックスを持っていることを知っていました。しかし金剛雲水はそれを表に出しません。その分金剛阿含がその思いを汲み取っているような名言です。

金剛阿含は『アイシールド21』のアニメにも登場します。アニメで本格的に登場するのは106話からです。ここでは、金剛阿含の声優や実写版の俳優予想などをまとめています。

金剛阿含の声優は桐本琢也です。桐本琢也は脇役の重要キャラを演じたり、有名作品に出演することが多いベテラン声優です。

金剛阿含役の桐本琢也は1967年7月27日生まれの男性声優です。青二プロダクションという声優事務所に所属しています。2016年に改名して現在は桐本拓哉という芸名で活動しています。

1990年に声優デビューし、主に吹き替え声優として活動しています。また1995年には俳優デビューし、2013年には俳優・声優の東地宏樹・小林さやか・辻親八と演劇ユニット「トローチ」を結成しました。

声優の桐本琢也の主な出演作品には、『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』のアフロディーテ役、『サマーウォーズ』の陣内理一役、『エウレカセブンAO』のガゼル役、『ONE PIECE』のシャーロット・クラッカー役、『正解するカド』の言野匠役、『NARUTO-ナルト-』の赤胴ヨロイ役などがあります。

『アイシールド21』は何度も実写化が噂されている作品です。週刊少年ジャンプの人気作品であり、派手な演出はあるものの現実的な技が多いことから、実写化しやすい作品ともいわれています。ただ根強い人気はあるものの、いまだに実写化していません。

もし実写化するなら、金剛阿含役は声優の桐本琢也が演じるのではないかといわれています。ただ年齢的に難しいかもしれません。金剛阿含は高校生ですが、桐本琢也は50歳を過ぎています。

声優をしているとはいえ、さすがに実写化では10代〜20代の俳優が起用されると考えられます。またファンからは、金剛阿含に関してはリッキー・ウィリアムズのような、プロ選手に演じてほしいという希望もありました。

金剛阿含は、数々の漫画・アニメの中でも人気の悪役キャラです。泥門デビルバッツとの試合が始まる前のエピソードは、特にクズさが際立っていました。それでいて天才的なアメフト選手だったので、神龍寺ナーガと泥門デビルバッツの試合には興奮したという方が多いようです。

『アイシールド21』の世界大会編では、金剛阿含が仲間として世界の選手と戦います。そして金剛阿含がようやくアメフトに面白さに気づくのは、世界大会からです。それからはチームのためにプレーをするようになります。その姿がかっこいいと読者からは人気です。

金剛阿含はその見た目もかっこいいと人気です。ドレッドヘアが苦手という人でも、金剛阿含のドレッドヘアは許せるという声もありました。それほどドレッドヘアが似合っている魅力的なキャラです。

ここでは、『アイシールド21』の金剛阿含が〇〇だったらと仮定し、三つのシチュエーションで考察していきます。

金剛阿含がもしもGTOの鬼塚英吉だったら、生徒の気持ちが分からず、鬼塚英吉以上に放任主義な先生になると考えられます。学生時代は負けなしのヤンキーとして語り継がれるものの、素行は鬼塚英吉よりも悪いかもしれません。

また鬼塚英吉は親友と暴れまわっていましたが、金剛阿含は誰かとつるむタイプではないので、一人でヤンキー伝説を築き上げるはずです。

金剛阿含がもしもオリンピック選手だったら、問題行動を起こして出場停止になる可能性があります。大会では金剛雲水がフォローしていたので問題にはなりませんでした。しかし、流石にオリンピックでは優秀な選手であると注目はされるものの、これまでの素行の悪さが露見して非難されるかもしれません。

金剛阿含がもしも兄だったら、弟は金剛雲水のように自信を失くしてしまうかもしれません。金剛雲水は金剛阿含の兄だったからこそ、自分が兄として勝利へと導くと決意することができました。ただし金剛阿含の方が兄だったら、もっと深い確執があったかもしれません。

『アイシールド21』の金剛阿含は、アメフトの天才ではあるものの素行不良の問題児です。かろうじて兄の言うことは聞くので、もし金剛雲水がいなかったら普段の行いのせいで出場停止になっていた可能性もあります。

また金剛阿含がアメフトを始めたのは、蛭魔妖一に嫌がらせをするためでした。このように性格の悪さは昔から変わらないものの、世界大会でやっとアメフトの魅力に気づきます。金剛阿含は関東大会敗退後も『アイシールド21』に登場するので、ぜひその活躍に注目してみてください。