【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙は異次元空間?ゴルゴダオブジェクトとは?
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にはマイナス宇宙と呼ばれる不思議な空間が存在します。今回の記事では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場するマイナス宇宙が異次元空間である可能性やゴルゴダオブジェクトやガフの扉とはどういったものなのかについてもまとめていきます。
目次
【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙は異次元空間?
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にはマイナス宇宙と呼ばれる空間が登場します。そこで以下の項目では、マイナス宇宙が異次元空間であることや『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の概要や大まかなあらすじについてそれぞれまとめていきます。
マイナス宇宙は異次元空間?
マイナス宇宙とは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で登場した新設定となっています。マイナス宇宙は自然界には存在しえない異次元を確保した負のエネルギーで満たされた空間となっています。マイナス宇宙に引きずり込まれたEVAのパイロットは、負のエネルギーによって絶対的な孤独を与えられてしまい、精神が浸食されてしまうのです。
シン・エヴァンゲリオン劇場版の概要
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は25年間続いた『エヴァンゲリオン』シリーズの完結作として2021年3月に放映されました。2度の延期があった本作は多くのファンが公開を心待ちにしていたため、興行収入は102.8億円を記録しました。
シン・エヴァンゲリオン劇場版のあらすじ
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の主人公キャラ・碇シンジは、今までの使徒との戦闘の中で精神をすり減らしており、自らふさぎ込むようになっていたのです。しかし数年ぶりに再会した同級生や仲間から優しく接してもらう中で前に進もうと葛藤していたのです。その後シンジはEVAに乗って戦う覚悟を取り戻しました。果たして戦いの末にシンジに待ち受ける真実とは一体何なのでしょうか。
【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙と関連する用語を解説
『シン・エヴァンゲリオン』は、現実の宇宙とは違う異次元空間であり、そこには負のエネルギーで満ちていると説明しました。そこで以下の項目では、マイナス宇宙と関連する重要用語である「ゴルゴダオブジェクト」、「量子テレポート」、「ガフの扉」とはどういった意味を持つのかについてそれぞれ解説していきます。
解説①ゴルゴダオブジェクト
マイナス宇宙と関連する重要用語①は、「ゴルゴダオブジェクト」です。ゴルゴダオブジェクトが意味するものですが、人ならざる者がアダムスと6本の槍と共にマイナス宇宙に残した神の世界を指しており、全ての始まりとなっています。また人の力ではどうしようもない運命を変えることができる唯一の場所ともされています。この場所に碇ユイがいたと考えられていますが、真偽は不明です。
解説②量子テレポート
マイナス宇宙と関連する重要用語②は、「量子テレポート」です。量子テレポートは、碇シンジの父親である碇ゲンドウが乗っている第13号機がマイナス宇宙で使える瞬間移動を指します。碇ゲンドウはマイナス宇宙にて量子テレポートを繰り返すことで、シンジの追跡を撒こうとしていたのです。
解説③ガフの扉
マイナス宇宙と関連する重要用語③は、「ガフの扉」です。ガフの扉とはマイナス宇宙に通ずる入口を意味しており、ガフの扉の内部の世界は「ガフの部屋」と呼ばれています。またガフの部屋とはヘブライ人伝説に登場する神の館にある魂の住む部屋の存在を指していて、この世に生まれてくる子供達の魂は、ガフの扉の内部からやって来たものと考えられています。
【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙の元ネタ
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で碇ゲンドウとシンジが戦ったマイナス宇宙ですが、実は元ネタが存在すると言われています。そこで以下の項目では、マイナス宇宙やゴルゴダオブジェクトの元ネタであるゴルゴダ星が『ウルトラマン』であることについてまとめていきます。
エヴァンゲリオンの監督はウルトラマンのファン
そもそも『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の監督を務めた庵野秀明は、『ウルトラマン』のファンであることが明らかになっています。また庵野秀明は学生時代に自らが監督・出演したアマチュア特撮である『DAICONFILM版 帰ってきたウルトラマン』を制作しました。現在は『Amazon Prime Video』で視聴することが可能です。それ故に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に『ウルトラマン』要素を挿入することは何ら不思議ではありません。
マイナス宇宙の元ネタはウルトラマン?
『ウルトラマン』におけるマイナス宇宙の設定は、光の速度を超えるスピードを出した際にのみ入ることのできる空間と定義されています。またマイナス宇宙は我々が生きている宇宙とは反対の性質を持っているため、我々の宇宙の性質をプラスと考えるのであればその反対のマイナスの性質を持つ宇宙はマイナス宇宙と表現することができます。これらの内容から、『ウルトラマン』のマイナス宇宙の要素が元ネタとして反映されていることが分かります。
ゴルゴダオブジェクトの元ネタのゴルゴダ星とは?
『ウルトラマン』の世界に存在するマイナス宇宙には、常に夜空が広がっている荒れ果てた惑星であるゴルゴダ星があります。ここでは磔にされたウルトラマン達を助けるためにウルトラマンA+6in1が大活躍するのですが、そのゴルゴダ星の設定と『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場するゴルゴダオブジェクトの設定が似ていることから元ネタになっていると考えられています。
【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙の謎を考察
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場するマイナス宇宙には、数多くの謎が残されています。そこで以下の項目では、碇ゲンドウがマイナス宇宙を目指した目的やマイナス宇宙が崩壊した理由といったマイナス宇宙の謎に関する6つの考察についてそれぞれまとめていきます。
考察①エヴァンゲリオンに存在する虚構の世界は誰が作った?
マイナス宇宙に関する考察①は、誰がマイナス宇宙に存在する虚構の世界を作ったのかについてです。結論から言うと、虚構の世界を作った張本人は碇ゲンドウです。虚構の世界にて自らの願いをかなえるために、支配権をかけて息子のシンジと親子対決を行ったのです。
考察②碇ゲンドウがマイナス宇宙を目指した目的
マイナス宇宙に関する考察②は、碇ゲンドウがマイナス宇宙に向かった目的についてです。碇ゲンドウはEVA零号機の実験中に死亡した妻・碇ユイと再会を果たし理想の世界で共に暮らすためにマイナス宇宙を目指したのです。そこで碇ゲンドウは長年進めてきた人類補完計画を利用して夢を実現しようとしました。
考察③マイナス宇宙は碇ゲンドウの思い通りの世界になった?
マイナス宇宙に関する考察③は、マイナス宇宙は碇ゲンドウにとって思い通りの世界になったのかについてです。碇ゲンドウは真の目的を果たすためにゼーレのシナリオには無かった現実と虚構の境界が失われるアディショナルインパクトを発生させようとしました。しかしシンジ達の活躍によって作戦は失敗し、碇ゲンドウの思惑は失敗に終わりました。
考察④マイナス宇宙にユイはいなかった?
マイナス宇宙に関する考察④は、マイナス宇宙にユイはいなかったのかについてです。碇ゲンドウが目指したマイナス宇宙に最愛の妻・碇ユイは存在せず、実は息子のシンジの体内に存在していたことが明らかとなります。そして最後に碇ユイは、シンジの体内から出て13号機に乗っていた碇ゲンドウにトドメを刺して共に消滅したのです。
考察⑤マイナス宇宙が崩壊した理由
マイナス宇宙に関する考察⑤は、崩壊してしまった理由についてです。先ほども述べた通り碇ゲンドウとシンジは、マイナス宇宙の支配権を巡って戦っていました。シンジはEVAのいない世界の創造を望んでいました。そのためEVAという概念が存在するマイナス宇宙そのものをシンジの権限で破壊したことが直接の原因になっていると考えられます。
考察⑥シンエヴァのラストシーンの意味
マイナス宇宙に関する考察⑥は、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストシーンの意味についてです。ラストシーンにてシンジはいつの間にか駅のホームで眠っており、そこにはかつての仲間であるアスカ・カヲル・レイが電車を待っていました。このシーンからシンジが望んでいたエヴァのいない世界、つまりマイナス宇宙から現実世界に到達できたことを意味しているのです。
【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙に対する世間での評判や人気
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場するマイナス宇宙は、物語の鍵を握る異次元空間として有名です。そこで以下の項目では、マイナス宇宙に関する世間での評判やどういった人気の理由が存在しているのかについてインターネット上のファンの反応を基に紹介していきます。
マイナス宇宙に関する世間での評判は「ウルトラマンが元ネタとなっている」ことです。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場するマイナス宇宙に存在するゴルゴダオブジェクトも、『ウルトラマン』のゴルゴダ星が由来になっていました。それ故に、庵野秀明監督の『ウルトラマン』に対する愛が深いと感じるファンが多いです。
マイナス宇宙に人気が集める理由は「シリーズ完結に相応しい要素である」からです。マイナス宇宙には権利者の願望を叶える力があり、シンジにとってEVAの無い世界で暮らすことが理想だったのです。そのため全てのエヴァンゲリオンに終止符を打つためにマイナス宇宙の概念を導入したアイデアは完璧であると称賛するファンが多いです。
【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙は異次元空間だった
今回の記事では、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に存在するマイナス宇宙に関する情報について紹介してきました。マイナス宇宙はガフの扉が入口となっている負のエネルギーに満ちた異次元空間ですが、同時に支配者の願いを叶える力も持っていました。そのため碇ゲンドウは碇ユイに再会するためにマイナス宇宙を目指しましたが、シンジとの戦いに敗れてマイナス宇宙は消滅したのです。『エヴァンゲリオン』の物語は既に完結しましたが、シンジ達の勇姿は我々の心の中で生き続けることでしょう。
この記事のライター
ゴルベーザ
魔法も奇跡もあるんだよ!
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