【エヴァンゲリオン】アスカとケンスケの恋愛事情まとめ!結ばれるまでの経緯も
『エヴァンゲリオン』の人気キャラのアスカは、『エヴァンゲリオン』シリーズ最後の作品となる劇場版で、同級生のケンスケと結ばれることとなります。アスカとケンスケという以外な組み合わせはどのような経緯で生まれたのでしょうか。アスカとケンスケの恋愛事情をまとめました。
目次
アスカとケンスケとは?
長年ファンから愛され続ける作品である『エヴァンゲリオン』ですが、その中に登場する、主要キャラの一人がアスカです。そのアスカと最後の作品で結ばれるのは、主人公シンジとアスカの同級生であるケンスケでした。まずはアスカとケンスケについて紹介します。
アスカのプロフィール
『エヴァンゲリオン』のヒロインの一人であるアスカは、TV版と旧劇場版では「惣流・アスカ・ラングレー」、新劇場版では「式波・アスカ・ラングレー」という名で登場します。2001年12月4日生まれ、ドイツと日本の血が流れ、アメリカの国籍を持ちます。強気な性格と赤茶がかったロングヘアがトレードマークです。セカンドチルドレンであり、EVA弐号機のパイロットを務める人物です。
ケンスケのプロフィール
ケンケンこと相田ケンスケは、主人公碇シンジが転校した先の、第3新東京市立第壱中学校2年A組のクラスメートとして登場します、2001年9月12日生まれ、メガネにそばかす、軍事オタクでカメラマニアでもあります。戦闘に憧れを持ち、エヴァンゲリオンのパイロットを強く志望していました。シリーズ最後の劇場版では、成長した大人の姿となって登場します。
エヴァンゲリオンの概要
エヴァンゲリオンは1995年10月~1996年3月にテレビ東京系列他で放送されたテレビアニメが始まりの作品です。監督は庵野秀明さんで、1990年代の第三次アニメブームの火付け役となった作品です。テレビシリーズの後、劇場版、漫画など様々なシリーズ展開を広げ、その人気は社会現象となるほどでした。1995年のアニメ放送から26年の歳月を経て、シリーズ完結作品となる劇場版は、興行収入102億を突破する大ヒットとなりました。
エヴァンゲリオンのあらすじ
主人公の少年、碇シンジは別居していた父親の碇ゲンドウから、NERV本部のある第3新東京市へと、突然呼び出されます。シンジは、NERVの総司令であるゲンドウから、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り、使徒と呼ばれる敵と戦うことを命令されます。突然のことに理解できず、拒否するシンジですが、もう一人のパイロットである綾波レイが満身創痍のまま、エヴァンゲリオンに乗ろうとするのを目にし、自分が乗ることを決意します。
アスカとケンスケの恋愛事情や関係を考察
別々の道を歩いてきたように見えるアスカとケンスケの二人ですが、過去にはどのような出来事や、恋愛事情があったのでしょうか。アスカとケンスケの恋愛事情や関係について考察しました。
考察①アスカの好きな男性のタイプ
アスカは、テレビ版では加地リョウジという大人の男性キャラに強い憧れを抱いています。加地リョウジにアピールを繰り返すも、子ども扱いされ、相手にされていませんでした。主人公の碇シンジに対しても好意を寄せる描写はありますが、アスカの好きな男性のタイプとなると、頼れる大人の男性であると考えられれています。その点から考えると、成長したケンスケはアスカにとって頼れる大人の男性として、タイプの男性になっていたのです。
考察②アスカのケンケン呼び
アスカは『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』にて、ケンスケのことを「ケンケン」と呼んでいます。これは2人がかなり密接な関係であることを示唆しています。アスカは、常日頃からケンスケを「ケンケン」と呼び頼っており、2人は第3村の外れで共に生活もしています。ケンケン呼びから見ても、ただの同居人という関係ではないと考えられています。
考察③アスカの裸を見ても動じないケンスケ
シンジがケンスケに案内され、ケンスケの家に入ると、そこには裸のアスカがいました。親しくない間柄や、付き合いの短い関係であれば驚くシーンですが、ケンスケは微塵も驚く様子を見せず、シンジにアスカが家にいる説明を始めます。そのことからも、アスカとケンスケが裸を見ても動揺する関係ではないということがわかります。
考察④ケンスケ役とアスカ役の声優のコメント
ケンスケとアスカの関係については、ケンスケ役とアスカ役の声優のコメントからも考察できます。ケンスケ役を務める岩永さんは、「アスカ役を務める宮村優子さんが二人の距離が怪しいと言い、やがてその疑問は確信へと変わった」とコメントを残しています。また、アスカ役を務める宮村さんも「ケンスケ、いつの間に」と公式パンフレットにコメントを残しています。
考察⑤アスカの心の補完で登場したのはケンスケの姿
アスカが弐号機に取り込まれ、眠っている間、アスカの過去のシーンが登場します。幼いアスカ両親の愛を知らず育ちました。幼いアスカは、シンジが両親に大切にされている姿を見て、うらやましく悲しい気持ちになります。「ただ誰かに頭を撫でてほしかっただけ」とつぶやくと、アスカが大切にしている人形の着ぐるみからケンスケが顔を出し、アスカの頭を優しく撫でます。アスカが心の拠り所としているのがケンスケであると考察できるシーンです。
考察⑥ラストシーンの駅
完結編のラストシーンで、アスカは1人駅のホームの椅子で座っています。シンジやマリとは別のホームにおり、レイとカヲルは2人で談笑しています。アスカは結局ケンスケと結ばれなかったのでは、という予想もあります。しかし、ラストシーンはエヴァンゲリオンのパイロットのみが登場しているシーンなので、そこにケンスケが登場するのは不自然とされており、アスカとケンスケはその後も共に過ごしていると考えられています。
アスカとケンスケが結ばれるまでの経緯や理由を考察
エヴァンゲリオンファンの間でも驚きの組み合わせとなった、アスカとケンスケはどのような経緯を経て結ばれることとなったのでしょうか。2人が結ばれるまでの経緯や、結ばれることとなった理由について考察しました。
経緯や理由①空白の14年間はアスカの心が不安定だった
エヴァンゲリオンには空白の14年と呼ばれる空白の期間があります。劇場版「破」の後、ニアサードインパクトが起きたと思われ、大地は赤くなりコア化してしまいます。アスカは「破」において第9使徒に侵食され、通常の生活を送れない状態に陥ります。その後、復活したアスカですが、第3村で他の人間と共には生活できないと判断し、ケンスケの家で過ごすこととなります。二アーサードインパクトで心と体が不安になったアスカを成長したケンスケが支えていたとされています。
経緯や理由②シンジを失い失恋していた
シンジのことを好きだったアスカですが、シンジは「破」で、同じくエヴァンゲリオンのパイロットで、第10の使徒に取り込まれてしまった綾波レイを助ける為、初号機に乗り、光の巨人となった初号機に取り込まれてしまいます。アスカが目を覚ますと、もうシンジはいなかったのです。シンジを失い、失恋状態にあったアスカの心の支えとなったのがケンスケだったのです。
経緯や理由③秘密を共有していた
アスカには、エヴァンゲリオンに関係する人間以外には、理解できない秘密がありました。アスカはエヴァの呪縛によって14歳のまま身体の成長が止まってしまいます。また、使徒化したことによって睡眠や食事も必要なくなっています。普通の人間とは違うということを、ミサト率いるヴィレとの連絡係であるケンスケは理解していました。秘密を共有することは、2人の距離をさらに近づける要因となったと考えられています。
経緯や理由④一つ屋根の下で暮らしていた
アスカは他の第3村の住人たち(リリン)とは一緒に暮らせないと判断し、村外れにあるケンスケの家で暮らしています。一つ屋根の下で暮らすことで、親密な関係になったと考えられています。始めは興味のなかった相手でも、繰り返し接することで好意を抱くようになることもあります。アスカとケンスケは、共同生活を過ごすうちにケンケンと呼ぶような関係を築いていったとされています。
経緯や理由⑤ケンスケが大人の男に成長した
アスカとケンスケが結ばれた大きな理由に、ケンスケが大人の男に成長したという点があげられています。エヴァの呪縛によって成長が止まってしまったアスカと、14年の歳月を経て28歳の大人の男へと成長を遂げたケンスケでは、アスカにとっても頼れる存在になっていたことは間違いありません。ケンスケの大人としての余裕、包容力にアスカが惹かれていったと考えられています。
アスカとシンジの関係を考察
エヴァンゲリオンにおいて、アスカとシンジの関係はとても重要な関係でした。アスカは、綾波レイに次ぐ第二のヒロインとして登場しました。何かとシンジとぶつかりながらも、良い関係を保っていました。アスカとシンジの関係はどのように変化したのかを考察しました。
アスカとシンジは両想いだった?
アスカはシンジに「好きだった」と告白し、ネルフとの戦闘に出撃します。アスカがシンジへの気持ちを明言したのはこれが初めてでした。対するシンジも、別の場面でアスカへ「好きだったよ」と返しています。14年の年月は経ってしまいましたが、2人が両想いだったことがわかります。
アスカとシンジの恋愛の結末
アスカとシンジの恋愛の結末は、別々の道を行くという結末を迎えます。アスカはシンジに「好きだった」と気持ちを伝えますが、それは過去の気持ちであり、現在形ではありません。シンジもアスカに気持ちを伝えますが、また過去形であり、「ケンスケによろしく」と言ってアスカを見送っています。お互い過去の恋愛だったと見切りをつけて、別々の未来を歩みだします。
アスカとシンジが結ばれなかった理由
アスカとシンジが結ばれなかった理由には、アスカにとってシンジは過去の人であり、恋愛対象ではなくなったからだと考えられます。劇中でもアスカがシンジに(自分の方が)先に大人になったことを告げているシーンがあり、アスカの心境の変化がわかります。身体は14歳のままのアスカですが、精神的には28歳の大人に成長しています。少しは精神的に成長したシンジを認めてはいますが、既に恋愛対象ではなかったとされています。
アスカとケンスケの声優
長年ファンに愛されてきたエヴァンゲリオンシリーズという作品で、アスカとケンスケの声を担当した声優を紹介します。最初のシリーズから26年経過しながらも、エヴァンゲリオンシリーズでは、誰一人声優は変わることがありませんでした。
ケンスケの声優
ケンケンことケンスケの声優を務めたのは、岩永哲哉さんです。岩永哲哉さんは、1995年のテレビシリーズより、相田ケンスケ役を務める声優です。新劇場版Qでは出番のなかったケンスケですが、完結編となる作品では少年から大人へと成長したケンスケを、優しさ溢れる声で見事演じています。
岩永哲哉のプロフィール
岩永哲哉さんは1970年生まれ、東京都出身の声優です。日本アニメーション演技研究所の卒業生です。1990年代より声優活動を開始し、現在はフリーで活動中です。声種はソプラノで、弱気で繊細な少年役を担当することの多い声優です。2019年~は怪談声優として活動を開始し、怪談イベントなどを開催しています。登山が得意なところなど、ケンケンとどこか共通した部分もあります。
岩永哲哉の主な出演作品
岩永哲哉さんの主な出演作品は、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のマリク・イシュタールです。『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』は、1996年~2004年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた『遊☆戯☆王』を原作とし、2000年~2004年までテレビ東京系列で放送されていたアニメ作品です。マリク・イシュタールはレアカード窃盗集団の「GHOULS」の総師です。
アスカの声優
『エヴァンゲリオン』のツンデレヒロインとして人気を集めるアスカ役を担当したのは、声優の宮村優子さんです。宮村優子さんはアスカ役で有名声優の仲間入りを果たしました。エヴァンゲリオンファンでなくともアスカのセリフは有名になるほど、アスカ役は宮村優子さんの代名詞となりました。
宮村優子のプロフィール
宮村優子さんは1972年生まれ、兵庫県出身の声優です。一時、拠点をオーストラリアに移していましたが、現在は日本国内で活動中です。現在の所属はJAEプロモーションで、2018年には声優養成所のインターナショナル・メディア学院の講師に就任しています。1995年にはアスカ役を演じるにあたって、外国語教室でドイツ語を勉強したというエピソードも残っています。
宮村優子の主な出演作品
宮村優子さんの主な出演作品は、『名探偵コナン』の遠山和葉です。『名探偵コナン』は1994年~『週刊少年サンデー』にて連載中の大人気漫画作品です。1996年~テレビアニメの放送が開始され、現在も放送が続く、長寿番組となっています。宮村優子さん演じる遠山和葉は、工藤新一のライバルであり、コナンのよき理解者である服部平次の幼馴染です。
アスカとケンスケに対する世間での評判や人気
空白の14年の間に、ケンスケがアスカを支え、救ってきたんだと実感するファンの声が多くあがっていました。アスカ好きな人の中には、ケンスケと結ばれたことが意外すぎて受け入れられないという人もいました。14年という年月はアスカにとってもケンスケにとっても長く濃い年月であったと考えられています。
予想外の連続だった、新劇場版の完結編ですが、アスカとケンスケの組み合わせが最も予想外のようでした。ケンスケが大人になり、アスカを優しく包んでくれている姿にホッとしたファンも多いようです。
アスカとケンスケの関係については、認めたくないというファンの声もありました。アスカにはやはり、シンジと結ばれてほしいという声が多数あがっていました。ファンの中には、アスカとケンスケの関係性はあまりにも突然すぎて、受け入れられないという人もいるようです。
アスカとケンスケの恋愛事情は複雑だった
アスカとケンスケの恋愛は、ただ男女が惹かれ合って結ばれたという単純なものではありませんでした。14歳だった2人が互いに様々なことを経験し、お互いの環境を理解したからこそ結ばれた2人なのだと考えられています。辛い経験を乗り越えた二人が幸せになってくれることを祈りましょう。
この記事のライター
yonekao
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