【エヴァンゲリオン】惣流アスカ・ラングレーと式波の違いは?別人なのか調査
『エヴァンゲリオン』に登場する惣流アスカ・ラングレーと式波は別人なのかを徹底的に調査していきます。テレビアニメ版の惣流アスカ・ラングレーと映画版の式波の違いを比較し、SNS上でのそれぞれの人気や評判についてもまとめます。
目次
惣流アスカ・ラングレーとは?
惣流アスカ・ラングレーのプロフィール
惣流アスカ・ラングレーは、エヴァ弐号機のパイロットで勝ち気な性格が目立つ帰国子女です。ドイツ人と日本のハーフの母親を持つクウォーターで、8話にて初登場しています。来日する前に飛び級で大学を卒業するほど優秀な成績で、日本ではエヴァンゲリオン主人公の碇シンジと共に葛城ミサトの家に居候しています。
エヴァンゲリオンのアニメや映画の概要
新世紀エヴァンゲリオンは、庵野秀明さんが描く群集劇やロボットをテーマにしたSFアニメで、1995年から1996年まで放送されました。1997年にはテレビシリーズの結末とは違った劇場版『Air/まごころを、君に』が公開されました。2006年には原作をリビルドした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の制作を発表し、翌年に『序』、2009年に『破』、2012年に『Q』、2017年に最終章『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開され多くの注目を集めました。
エヴァンゲリオンのあらすじ
セカンドインパクトで人口が半分に減った15年後の2015年、碇シンジは離れて暮らしていたNERVの総司令官を務める父・碇ゲンドウに呼ばれ第3新東京市に来ます。そこで、エヴァに乗って使徒と戦うことを命じられますが、拒否したシンジは零号機パイロット・綾波レイの負傷を見て、渋々エヴァ初号機に乗ることを決断します。エヴァパイロットとして、使徒と戦う中で友人に怪我をさせてしまい一度はパイロットを辞めてしまいます。しかし仲間の危機が訪れ、正真正銘自分の意思で初号機に乗ることを決めます。
惣流アスカ・ラングレーと式波の違いや共通点
惣流アスカ・ラングレーと式波は別人だった?
テレビアニメシリーズで登場していた弐号機パイロット、惣流アスカ・ラングレーと映画の式波は名前が異なりますが別人なのでしょうか。アスカの特徴的な明るい茶髪に、赤色のプラグスーツ、髪留めというポイントはそのままで、同一人物かのように見えます。しかし、映画シン・エヴァンゲリオンで明かされた情報によると、式波は惣流アスカ・ラングレーのクローンであることが分かっています。
惣流アスカ・ラングレーと式波の共通点
テレビアニメシリーズの惣流アスカ・ラングレーと映画の式波は、名前が違いますがどちらもプライドが高く勝ち気な性格をしています。さらに、ビジュアルにおいても、どちらも金色に近い茶髪に赤の髪留めをしており、弐号機パイロットと同じ赤のプラグスーツを身に纏っているという共通点があります。
惣流アスカ・ラングレーと式波の違い
惣流アスカ・ラングレーと式波は、プラグスーツに髪留めなどいくつか共通点がありましたが、名前以外にはどのような違いがあるのでしょう。ここからは、惣流アスカ・ラングレーと式波の名前以外の違いについて細かく解説していきます。
違い①初登場時での戦闘
惣流アスカ・ラングレーと式波の違い①は初登場時での戦闘です。テレビアニメ版の惣流アスカ・ラングレーは、初登場で襲来した第6使徒ガギエルと戦うため弐号機に乗り込み、海上戦にて撃破しています。一方、映画で初登場した式波は第7使徒イスラフェルと空中戦を繰り広げ、殲滅しており戦闘方法の違いが挙げられます。
違い②過去
惣流アスカ・ラングレーと式波の違い②は過去です。惣流アスカは、幼い頃に母が精神崩壊し、自ら命を絶つという壮絶な過去を持っており、そのことが原因で承認欲求が強い人物であることが描かれています。一方、式波はほとんど家族や過去についての描写がありません。
違い③加持リョウジに対する態度
惣流アスカ・ラングレーと式波の違い③は加持リョウジに対する態度です。惣流アスカは、前述したような辛い過去を持っており、大人への強い憧れがありました。そのため、早く大人になり認められたいという思いで大人の加持リョウジへ恋心を抱いていました。しかし、映画の式波は辛い過去自体が描かれておらず、加持リョウジに対して特別な感情を持っている描写は一切ありませんでした。アニメ版を見ていたファンにとっては、アスカの加持リョウジに対する別人のような接し方は印象的だったのではないでしょうか。
違い④碇シンジに対する態度
惣流アスカ・ラングレーと式波の違い④は碇シンジに対する態度です。プライドが高く優秀だったアスカは、登場当初はどちらもシンジのことを見下していました。しかしテレビアニメ版では、シンジに対して徐々に好感を持つようになりますが素直に好意を表現することはなく、ツンツンした態度を取っていました。一方、映画では以前は好意を抱いていたと発言しており、ツンデレですがストレートに思いを伝えている描写もあり接し方に違いが見られます。
違い⑤戦線離脱する経緯
惣流アスカ・ラングレーと式波の違い⑤は戦線離脱する経緯です。アスカは、テレビアニメ、映画どちらとも戦闘中に負傷し戦線離脱しています。テレビアニメ版では、使徒との戦闘において敗戦続きでエヴァンゲリオンのパイロットとしての自信を失ってしまったこと、好意を寄せていた加持リョウジの死に加え、使徒によって精神汚染され辛い過去がフラッシュバックするようになり、精神的に崩壊寸前に陥ってしまいました。映画では、式波アスカがエヴァ参号機に搭乗した直後、使徒に乗っ取られてしまいます。
参号機にアスカが搭乗していることを知るシンジは、使徒に攻撃することが出来ず、見かねたゲンドウが初号機を操縦しアスカの乗る参号機を撃破しました。その後、使徒による精神汚染の可能性から一時的に隔離され、アスカは戦線離脱することになったのです。
違い⑥左目の眼帯の存在
惣流アスカ・ラングレーと式波の違い⑥は左目の眼帯の存在です。新劇場版:Qで初めて登場した際、式波は眼帯をしている状態でした。式波が眼帯をしている理由についてはいくつか考察がありますが、ハッキリとした理由は明かされていません。考察の1つは旧劇場版の最後で、アスカは左目を負傷している描写がありQが旧劇場版の旧と繋がっているからだという説があります。しかし、矛盾する点もあるためあまり有力な説ではないようです。
もう1つは、参号機に搭乗した際、使徒に乗っ取られて精神汚染され人ではなくなってしまった説があります。映画作中で、アスカの左目から複数回青い光を放つ描写がありました。さらに、旧劇場版から14年経っているにも関わらず、見た目が変化していない事や使徒である渚カヲルのように人類を「リリン」と呼んでいることも大きな理由になっているようです。
惣流アスカ・ラングレーのその他の謎を考察
考察①惣流アスカ・ラングレーと式波の名前の由来
惣流アスカ・ラングレーの惣流は、日本海軍第二航空戦隊の母艦「蒼龍」、海上自衛隊の実験艦「あすか」、アメリカ海軍の空母艦「ラングレー」が由来になっていると言われてます。新劇場版で式波アスカに変わったのは、これまでと違うことを伝えるために、あえて変更したという考察もあがっています。式波は、海上自衛隊のあやなみ型護衛艦「しきなみ」が由来のようです。さらに、本作のヒロイン綾波レイと破から登場した真希波・マリ・イラストリアスに関連性を持たせることが目的だったのではないかと考察されます。
考察②シン・エヴァでアスカと最後に結ばれたのは誰?
シン・エヴァでアスカと最後に結ばれたのは、多くのファンが衝撃を受けたケンケンこと相田ケンスケでした。テレビアニメ版では、碇シンジや加持リョウジへ好意を持っているような描写がありました。映画内でもシンジに対して好意を抱いており、好きだったと言葉にしていましたがそれから14年の月日が経過したシン・エヴァで、支えになってくれた同年代のケンケンに惹かれたのかもしれません。
考察③アスカの「気持ち悪い」というセリフの意味
旧劇場版『Air/まごころを、君に』では、アスカの「気持ち悪い」という衝撃的な一言を残して終わりを迎えました。物語の最後でシンジは、アスカの首を絞めて殺そうとしました。アスカ自身もそれを受け入れたのに、シンジは首を絞める手を緩めて結局、自身で自己完結してしまいます。軽蔑するように発せられたこのセリフの真意は、完結後の現在でも多くのファンの間で様々な考察がされています。
惣流アスカ・ラングレーと式波の声優
惣流アスカ・ラングレーと式波の声優は「宮村優子」
惣流・アスカ・ラングレーと式波の声を演じているのは、1994年にゲーム『拳聖土竜』の春麗で声優デビューをした声優の宮村優子さんです。ここからは、宮村優子さんのプロフィールと出演作品について紹介していきます。
宮村優子のプロフィール
- 名前:宮村 優子(みやむら ゆうこ)
- 性別:女性
- 生年月日:1972年12月4日
- 出身地:兵庫県神戸市
- 身長:157cm
- 事務所:JAEプロモーション
みやむーの愛称でも親しまれている宮村優子さんは、大学での進路指導がきっかけで声優を目指し始め、1994年に声優デビューしています。その後、女優や歌手、作詞など幅広いジャンルで活躍しており、2007年にはバセドウ病であることを公表しています。
宮村優子の主な出演作品
- 『勇者警察ジェイデッカー』のレジーナ・アルジーン、フェイ、ラン役
- 『CLAMP学園探偵団』の大川詠心役
- 『ごぞんじ!月光仮面くん』の山本ナオト役
- 『名探偵コナン』シリーズの遠山和葉役
- 『ポプテピピック』TV第二シリーズのピピ美役
- 『愛天使伝説ウェディングピーチ』の珠野ひなぎく(エンジェルデイジー)役
惣流アスカ・ラングレーと式波に対する世間での評判や人気
SNS上で惣流アスカ・ラングレーと式波の違いを語るファンの中には、惣流は相手に配慮して食べられるものを提供するが、式波は持論を展開して食べることを勧めるという食べ物で表現する人も見られました。2人は、全くの別人ではないものの社交性に違いがあると考察しているようです。
SNS上では、惣流アスカと式波アスカの違いが分からず混乱するファンも見られました。惣流と式波は別人なのか、というところから生死の概念についてまで掘り下げて考察するファンもいました。
アスカには、惣流と式波という別人がいて綾波レイも別人がいることを考察するファンは、もっと多くの人にエヴァンゲリオンの映画や作品を見てほしいと言っている人もいました。名前の違いだけでなく、作品を通して同一人物でないことを知ってもらいたいと感じているようです。
惣流アスカ・ラングレーと式波には違いがあった
『エヴァンゲリオン』に登場する勝ち気でプライドの高い惣流アスカ・ラングレーと式波は、ほとんど同じビジュアルですが、名前の違い以外にも新劇場版の式波に過去の描写がないことや、碇シンジや加持リョウジに対する態度など違いがありました。映画完結後も謎が多く残されるエヴァは、ファンの間でも非常に様々な考察論があがっています。自身とは違った解釈の考察論を見ながらエヴァを楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
しばっち
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