【エヴァンゲリオン】相田ケンスケの人物像まとめ!アスカとの関係性も紹介
エヴァンゲリオンに登場している相田ケンスケはビデオカメラを持ち歩いている中学生で、新劇場版では大人になった姿で再登場し話題になりました。本記事ではエヴァンゲリオンに登場する相田ケンスケの人物像や再登場した際のアスカとの関係性についてまとめていきます。
目次
【エヴァンゲリオン】ケンスケとは?
相田ケンスケは鈴原トウジとシンジと合わせて3バカトリオと呼ばれている友人キャラクターで、エヴァンゲリオンに登場している人物の中でも変わり者として知られています。ここでは相田ケンスケのプロフィールをまとめていき、同時にエヴァンゲリオンの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
相田ケンスケのプロフィール
- 年齢:14歳
- 生年月日:2001年9月12日
- 血液型:A型
- 身長:157cm
- 所属:第3新東京私立第壱中学校2年A組
相田ケンスケは第3新東京私立第壱中学校に所属している碇シンジのクラスメイトです。常に眼鏡をかけビデオカメラを持ち歩いているのが特徴的で、1人でテントを張ってミリタリーごっこをする変わり者ですが、一方で14歳とは思えない観察眼を持っています。クラスメイトの鈴原トウジとはとても気が合っている仲で、後にシンジも巻き込むとアスカやヒカリから3バカトリオを呼ばれるようになりました。
エヴァンゲリオンの概要
エヴァンゲリオンは庵野秀明監督の下、GAINAXによって制作されたオリジナルアニメ作品です。14歳の少年がエヴァンゲリオンに搭乗して使徒と戦うSFテクノスリラー作品であり、第3次アニメブームを引き起こすほどの人気を博しました。2006年には設定を再構築したエヴァンゲリオン新劇場版が公開され、2021年に公開されたシン・エヴァンゲリオン劇場版:IIは興行収入100億円以上を記録しました。
エヴァンゲリオンのあらすじ
セカンドインパクトによって世界人口の半数が消滅した世界にて、14歳の少年・碇シンジは特務機関ネルフの総司令である父親・碇ゲンドウの命令によって汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗って謎の生命体・使徒と戦うことになりました。なぜ自分がパイロットにならなければならないのかという理不尽や父親との関係に葛藤を感じながらも、シンジは新しい世界を創るために戦いの日々を過ごすことになります。
【エヴァンゲリオン】ケンスケの人物像
相田ケンスケはエヴァンゲリオン登場キャラクターの中でも近寄りがたいマニアな人柄が強調されていますが、ネルフの情報をいち早く察知し行動に移すという勘の鋭い一面を披露することもありました。ここではエヴァンゲリオンに描かれている相田ケンスケの人物像についてまとめていきます。
ケンスケの性格
ケンスケは軍事オタクでカメラマニアな一面を持った変人ではありますが、中学校の中ではトウジとシンジと年相応のおふざけをしながら生活している普通の中学生です。また、父親がネルフの職員で当時のケンスケは軍事オタクの血に従いネルフの情報をシンジより先に仕入れていました。
ケンスケの名前の由来
相田ケンスケという名前は村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』に描かれているキャラクター・相田剣介から来ています。また、鈴原トウジも同作品の主人公・鈴原冬二から来ており、剣介と冬二が友人関係だったことからエヴァンゲリオンでも影響を与えたと考えられます。
ケンスケとシンジとの関係
碇シンジとは同じ中学に通うクラスメイトで、学校や放課後にはトウジを含めた3人で行動を共にしていることが多かったですが、その関係は最後まで続いたわけではありません。ここではケンスケとシンジの関係について、2人の馴れ初めや関係に亀裂が入った瞬間、14年後に再登場したシーンなどに分けて解説していきます。
関係①シンジとの出会い
ケンスケが在籍している私立第壱中学校にシンジが転校してくると、シンジがパイロットであることが判明し学校中で話題になりました。ただしトウジは妹がエヴァの戦いに巻き込まれて怪我を負っていたことからシンジに悪態をついていました。その後、ケンスケは死ぬ前に一度でもいいからエヴァの戦いを見てみたいとわがままを言いトウジと共に現場に向かいました。そこでシンジが必死の思いで戦っている様子を見て考えを改めると、2人はシンジに謝罪し心を許し合える友人となりました。
関係②中学生らしい日常を過ごす
ケンスケとシンジはトウジを含めた3人で常に行動を共にするようになり中学生らしい生活を送っていました。ドイツからアスカが来日したのを迎えに行くとアスカの人柄がケンスケのタイプにハマり、転校したアスカの隠し撮りで一儲けすることもありました。
関係③トウジの事故でシンジと決別
父親の資料からネルフの情報を手に入れたケンスケはシンジに自分をパイロットに推薦してくれるよう頼みますが、シンジはそれを断ります。その間にトウジがパイロットに選ばれていましたが、トウジは参号機のダミープラグを操る初号機に破壊され左脚を切断する大怪我を負ってしまいました。それを受けてケンスケは自分だけパイロットになれなかったこと、そしてシンジにパイロットを辞めるよう怒りをぶつける内容の留守電を残し彼の前から姿を消しました。
関係④シンジと和解する
新劇場版では設定が一部改変されていますが、シンジと和解するまでの流れは一緒で第6使徒との戦いの前にシンジを励ますメッセージを残していたりしています。ネルフの情報を突き止めた時のパイロットへの執着は少し控えめになっており、3号機の搭乗者がトウジからアスカに変わったことで3号機の話題も描かれませんでした。
関係⑤14年後に再登場
アニメ版では疎遠になってから登場しなかったものの、新劇場版では14年後に再登場を果たします。シンジの前に姿を現したケンスケは渚カヲルを失い落ち込んでいた彼を優しく見守っており、彼を自宅に引き取る決断をしました。ケンスケの家にはアスカも暮らしており、彼女が辛辣に当たることでシンジが逃げ出すこともありましたが、ケンスケはシンジ自らが立ち上がることを信じて身の回りの世話をし続けました。
ケンスケと綾波レイやミサトの関係
ケンスケの人間関係はシンジとトウジの他に、綾波レイと葛城ミサトも関わっています。その2人とは直接的な関わりがなかったものの、物語のワンシーンで接していた描写が描かれています。
綾波レイとの関係
綾波レイとは同じ私立第壱中学校のクラスメイトです。直接的な絡みは描かれていませんが、ケンスケが第6使徒との戦いを推測で的中させたり、レイの内面をズバリ言い当てたりと持ち前の観察眼を披露する場面が描かれていました。
葛城ミサトとの関係
葛城ミサトとはパイロットだったシンジを経由して知り合っており、ケンスケにとって憧れの存在になっています。若くしてネルフの上級職についたミサトのことを心から尊敬しており、昇進した時はお祝いパーティを企画してパイロットになりたいと直談判していました。
【エヴァンゲリオン】ケンスケとアスカの関係性を考察
エヴァンゲリオン新劇場版にて14年後の世界で再登場した相田ケンスケでしたが、そこで相田ケンスケの家にアスカも一緒に暮らしていると当時のファンに大きな衝撃を与えました。ここではエヴァンゲリオンにおける相田ケンスケとアスカの関係性について考察していきます。
アスカとケンスケは男女の関係だといわれる理由
14年後に再登場を果たしたケンスケは自宅にアスカを住まわせていると、2人で一緒にいる事実や作中で見せた絡みなどから2人は恋人関係になっているのではとファンの間で大きな話題になりました。実際に2人は恋人関係であるかどうかについて、ここで4つの理由を説明しながら真相を明かしていきます。
理由①アスカの好みの男性のタイプ
アニメ版ではアスカは加持リョウジのことが好みのタイプで、大人っぽい男性がタイプだったと言えます。シンエヴァに描かれているケンスケは軍事オタクで変人な一面が残っていながらも、14年後に再登場した姿ではとても落ち着いた雰囲気でトウジに対して「ひとりの時間が必要なんだよ」という大人な発言をしています。
理由②ケンスケをケンケンと呼ぶアスカ
14年後のアスカはケンスケのことを「ケンケン」というあだ名で呼んでいました。本来アスカは人から離れ孤立する人柄をしていましたが、そこではケンケンと呼んで彼と親しげに接している様子が描かれていました。
理由③二人は同棲中?
第3村でケンスケの家にいたアスカは同棲している可能性が高いでしょう。アスカが裸になっている時にケンスケは動揺することなくタオルを渡していることから、それまでに裸を見ている恋人関係と考えるのが普通です。また、アスカがヴンダーに乗り込んだ時にケンスケは撮影記録としてカメラを回しており、「今日は記録に残したい」というケンスケの言葉にアスカは照れる表情を見せました。
理由④ケンスケ役の声優のコメント
声優インタビューにてケンスケ役を担当している岩永さんは、演技をしながらアスカとケンスケの関係性に疑問を抱き、最終的にその疑問が確信に変わっていったと話しています。また、アスカ役の宮村さんからも「ケンスケ、このやろ、いつの間に」というコメントを残しており、2人の関係性を認めているような意思を見せています。
空白の14年間でアスカとケンスケの間に何があった?
ニアサーの後に地上の大部分が人間の住めない土地に変わってしまいましたが、ヴィレがもたらした封印柱によってケンスケは守られ、ケンスケはサバイバル知識を活かしてトウジやヒカリたちと共に生き残っていきました。設備の管理や子どもの学習指導などの他にケンスケはヴィレに所属するエヴァパイロットの面倒も見ており、そこでアスカと知り合い関係性を深めていったと考えられます。
シンエヴァのラストでアスカが一人だった理由
シンエヴァのラストシーンにて突然電車のホームが描かれると、そこにレイやカヲル、マリなど一緒に登場する中、アスカだけはホームのベンチにたった一人で座っていました。恐らくこのシーンの人選はエヴァのパイロットだったキャラクターが選ばれており、アスカはそもそもエヴァンゲリオンが存在しなければ家族とのわだかまりもなく悲劇を背負うこともなかったため、全てを振り出しに戻すという暗喩を込めて1人でベンチに座っていたのかもしれません。
【エヴァンゲリオン】ケンスケの名言
エヴァンゲリオンの物語はシンジを中心に世界が動いていると言っても過言ではなく、そんな彼と関わっていた相田ケンスケからは度々核心をつくような名言が飛び出しています。ここではエヴァンゲリオンにおける相田ケンスケの名言についてまとめていきます。
ケンスケの名言①「他人の俺達には見せない…」
他人の俺達には見せない本当の姿だろ。それって家族じゃないか
出典: renote.net
ミサトに強い憧れを抱いていたケンスケでしたが、そんな彼にシンジは家の中ではだらしないという真実を暴露しました。それに対してケンスケは羨ましいと返し、上記のセリフを語りました。このセリフにシンジはつい微笑んでしまい、ミサトを本当の家族のように思っていたことに気付きました。
ケンスケの名言②「しかし親子だ…」
しかし親子だ。縁は残る
出典: renote.net
ケンスケは自分の父親の墓参りにシンジとアスカと共に向かうと、そこで父が亡くなる前にもっと話しておけばよかったと後悔の思いを口にします。それと同時にシンジに父親と一度話しておいた方がいいという助言も残しました。上記のセリフをきっかけにシンジは改めてゲンドウと話すきっかけを作るのでした。
ケンスケの名言③「いいんだ…」
いいんだ。アスカはアスカだ。それで十分だ
出典: renote.net
マイナス宇宙に広がる精神世界にてシンジはエヴァに囚われたアスカと出会うと、そこでアスカは「エヴァに乗るのが自分の存在理由」と信じ孤独に耐えてきた心情を知ります。そんな彼女の本当の望みは、単純に誰かに認めてもらい頭を撫でてもらうことで、精神世界に現れたケンスケは上記のセリフを語りながら彼女の頭を撫でてあげました。
【エヴァンゲリオン】ケンスケとアスカの声優
エヴァンゲリオン新劇場版の再登場シーンにて大きな話題になって相田ケンスケとアスカでしたが、その2人を演じている声優も2人の関係性が変わっていたことに驚きの反応を見せていました。ここではエヴァンゲリオンにて相田ケンスケとアスカを演じている声優について、それぞれ情報や代表作をまとめていきます。
ケンスケの声優
相田ケンスケを演じた声優は岩永哲哉(いわながてつや)さんです。現在フリーで活動している男性声優であり、男性ながらソプラノの声種を活かした演技を得意としています。特技は声帯模写と明かしており、様々な声優の声マネを披露しています。
岩永哲哉のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:東京都武蔵野市
- 生年月日:1970年6月24日
- 身長:164cm
- 血液型:A型
- 事務所:フリー
- デビュー時期:1990年代
岩永哲哉の主な出演作品
- 神城桃矢(獣戦士ガルキーバ)
- 水原誠(神秘の世界エルハザード)
- 鬼蜘蛛丸(忍たま乱太郎)
- マリク・イシュタール(遊☆戯☆王デュエルモンスターズ)
- カシェル(ヴァルキリープロファイル)
アスカの声優
アスカを演じた声優は宮村優子(みやむらゆうこ)さんです。アスカ役を担当したことをきっかけに大ブレイクしており、アスカの代名詞「あんたバカァ?」は1990年代の流行語として高い人気を博しました。
宮村優子のプロフィール
- 性別:女性
- 出生地:兵庫県神戸市
- 生年月日:1972年12月4日
- 血液型:O型
- 身長:157cm
- 事務所:JAEプロモーション
- デビュー時期:1994年
宮村優子の主な出演作品
- 遠山和葉(名探偵コナン)
- フルーツ・パフェ(VS騎士ラムネ&40炎)
- 井上律子(エルフを狩るモノたち)
- スフレ(十二戦支爆烈エトレンジャー)
- ラクシーヌ(キングダムハーツ)
【エヴァンゲリオン】ケンスケに対する世間での評判や人気
相田ケンスケは作中では珍しい普通の中学生で、エヴァンゲリオン新劇場版に再登場した際はアスカとの同居に劇場に訪れていた多くのファンに衝撃を与えていました。エヴァンゲリオンを気に入っているファンから相田ケンスケがどのように思われているのかについて、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
作中で相田ケンスケは軽い言動で少しズレた趣味を持っている変人ですが、シンジが命がけで戦っていると知ると彼と正面から向き合うようになり、かけがえのない友人となっていきました。そういったところを気に入っている人がとても多くいるそうです。
エヴァンゲリオン新劇場版にて判明したケンスケとアスカの関係性については賛否両論ありました。アスカにとって自分の存在を認めてくれる人が現れたことに嬉しく思う人がいれば、シンジと繋がらない結末に不満を感じる人もいるようでした。
コアなエヴァンゲリオンファンは漫画版を完読しており、アニメ版や劇場版では描かれていないシンジとケンスケの絡みが面白いと語っていました。エヴァンゲリオンは媒体によって物語や人物設定が多少異なっているのが特徴なので、気になる人はチェックしてみると良いでしょう。
【エヴァンゲリオン】ケンスケはアスカと関係の深いキャラだった
相田ケンスケはシンジと同じ中学に通う少年でしたが、ニアサーから14年後に再登場すると落ち着いた人柄でアスカと良好な関係を築いていました。アニメ版では一度シンジと喧嘩別れしたケンスケが劇場版にて再登場し、そしてアスカとまさかの関係になっていた事実には多くのファンが驚いたことでしょう。
この記事のライター
zeile
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