【ドラゴンボール】ベジータ王が弱いと言われる理由は?戦闘力や声優を紹介
世界的にも大人気『ドラゴンボール』のメインキャラベジータの父であるベジータ王にスポットを当ててみます。ベジータ王が弱いと言われる理由や性格を考察し、アニメ版『ドラゴンボール』でベジータ王の声を担当した声優についても紹介します。
目次
【ドラゴンボール】ベジータ王とは?
宇宙最強を誇る戦闘民族サイヤ人を率い、その頂点に君臨するのがベジータ王です。元々はツフル人の星だった惑星プラントを侵略して惑星ベジータと改名させ、サイヤ人の王となっています。王たるものとして戦闘力はサイヤ人の中でもトップクラスであり、特に頭脳明晰であることは彼の特筆すべき特徴といえるでしょう。しかし彼の性格はサイヤ人としての弱点であり、サイヤ人が滅んでしまう理由になってしまいます。
ベジータ王のプロフィール
原作漫画では、ベジータのセリフによってのみ存在を知られたベジータ王ですが、アニメ版や劇場版で姿を現しました。見た目は髭を生やしたベジータにも見えます。ただしベジータよりもかなり身長が高く、髪の色が茶色という点に違いが見られます。サイヤ人は黒髪であるはずなので、茶色い髪はベジータ王だけのようです。なお作品中でその理由を知ることはできません。
- 名前:ベジータ王(ベジータ3世)
- 年齢:不明
- 身長:不明(ベジータより高身長)
- 体重:不明
- 戦闘力:不明(おそらく地球来襲時のナッパ以上ベジータ未満)
ベジータ王の家族
ベジータ王の家族は、判明しているのが長男ベジータと次男ターブルです。さらに長男の嫁ブルマと孫のトランクス、ブラがいます。ベジータはベジータ王自慢の息子で、伝説と言われるスーパーサイヤ人とそれ以上の強さを身につけ、サイヤ人の天才というベき王子です。一方のターブルは戦闘能力、性格ともサイヤ人らしくなく穏やかな性質の人物でした。
ベジータ王とブロリーの関係性
ブロリーは孫悟空やベジータを圧倒する最強のサイヤ人です。ブロリーが生まれた時から凄まじい戦闘力を持っていたことを知ったベジータ王は、王族の崩壊を恐れてブロリーとその父パラガスを亡きものにしようとした過去がありました。その様子は『ドラゴンボール』の劇場版『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』内でパラガスの回想によって知ることができます。こうしたいきさつで、ブロリーたち親子にとってベジータ王は復讐の対象とする理由がわかるでしょう。
ドラゴンボールの概要
1984年から1995年にかけて週刊少年ジャンプに掲載された鳥山明作の『ドラゴンボール』は、全世界的に大人気となった冒険格闘アクション漫画です。テレビアニメ版は複数のシリーズ、劇場版ではオリジナルストーリーなど原作漫画の範疇にとどまらない展開になり、実写映画やゲームなどにもなっています。それらの総売上額は2兆5千億円といわれ、今もなお大人気の作品です。
ドラゴンボールのあらすじ
7つすべてを集めると、どんな願いも1つだけ叶えてくれるというドラゴンボールを探し求める天才少女ブルマと1つのドラゴンボールを持つ孫悟空の出会いから物語は始まります。ドラゴンボールをめぐる冒険は、やがて世界の運命をかける戦いへと発展していいきますが、楽天家で純真な心の持ち主孫悟空は、強い相手を求めながらも武術の修行に励む毎日でした。のちに戦闘民族サイヤ人の生き残りと判明した孫悟空は、宇宙の存亡をめぐる敵との戦いへと突入するのですが、それすらワクワクして強さを求めていくのでした。
【ドラゴンボール】ベジータ王が弱いと言われる理由や性格
ベジータ王の強さは息子のベジータが幼少の頃に、すでに戦闘力を超えられていたというものであり、どちらかといえば弱さを感じさせるものでありました。とはいえベジータの戦闘力はサイヤ人でも突発的な強さであって、サイヤ人としてのベジータ王の強さはトップクラスと言えそうです。ここからはベジータ王の強さあるいは弱さはどれほどのものだったのか、本当に弱かったのかを検証してみましょう。
ベジータ王の戦闘力や強さ
サイヤ人は宇宙最強を自負するだけの戦闘力を誇ります。そのトップとして君臨するベジータ王ですから、サイヤ人でも最上位の強さを持っていたと推測されます。しかし漫画『ドラゴンボール』でベジータが子供の頃に戦闘力の面では抜いていたことを話しているので、決してサイヤ人の強さの頂点にいるわけではありません。それでも王を名乗れる理由として、頭脳面の優秀さがあると推測されます。頭脳の強さが力の弱さを補っているのがベジータ王の力なのでしょう。
ベジータ王が弱いと言われる理由
ベジータ王が弱いと言われる理由は、息子であるベジータ(ベジータ4世)が子供の時に力で抜かれていることが挙げられます。またフリーザに謀反を起こしながらも瞬殺されてしまう点も弱さを印象付けました。下級戦士だった悟空の父親バーダックでさえフリーザ一味に抵抗し善戦していたのと比べれば、弱いといわれても仕方ありません。ベジータより威厳ある姿なだけに余計弱いというイメージになってしまったようです。
ベジータ王の性格
王としての威圧感はあるものの、残忍で冷酷だといわざるを得ないのがベジータ王の性格です。基本的な性格はサイヤ人の持って生まれた性分なのでしょう。地球に来て頭に怪我をした悟空は例外中の例外ですが、地球で家族を持ったベジータの性格がかなり丸くなったことを見れば、サイヤ人は環境によって変化する余地があるのかもしれません。
【ドラゴンボール】ベジータ王の声優
ベジータ王は原作『ドラゴンボール』本編で姿を表すことがありませんでしたが、テレビアニメ版と劇場版で出演しています。出番そのものは決して多くなかったベジータ王でしたがその声を演じた声優は3人います。ここからは演じた順にベジータ王の声優を紹介していきましょう。
ベジータ王の声優①銀河万丈
ベジータ王の初代声優は銀河万丈です。テレビアニメ版では『ドラゴンボールZ』の前シリーズ『ドラゴンボール』の時からノッポ・ギラン・シルバー大佐・ボラ役として出演していました。威厳ある役や父親の役が多い銀河万丈にとって、ベジータ王はふさわしい配役といえるでしょう。
銀河万丈のプロフィール
- 名前:銀河万丈(旧名・本名:田中崇)
- 生年月日:1948年11月12日
- 身長:173㎝
- 血液型:B型
- 出身地:山梨県甲府市
- 職業:声優・ナレーター・俳優
- 所属事務所:青二プロダクション
銀河万丈の主な出演作品
- 『UFOロボ グレンダイザー』(科学長官ズリル)
- 『ドカベン』(中二美夫)
- 『惑星ロボ ダンガードA』(ドップラー)
- 『機動戦士ガンダム』(ギレン・ザビ)
- 『機甲騎兵ボトムズ』(ナレーター/ポール・ロッチナ)
- 『北斗の拳』(サウザー/ブゾリ他)
- 『タッチ』(原田正平)
- 『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(ダニエル・J・ダービー)
- 『ポプテピピック』(ピピ美)
- 『ゴールデンカムイ』(若山輝一郎)
ベジータ王の声優②岸野幸正
ベジータ王の2代目声優となったのが岸野幸正です。なお岸野幸正がベジータ王を演じたのはテレビアニメ版『ドラゴンボールZ』の124話のみでした。ちなみに『ドラゴンボールZ』では桃白白の2代目声優としても活躍しています。岸野幸正は声優で活躍するかたわら、自ら劇団岸野組を主宰して舞台俳優としても活躍しています。
岸野幸正のプロフィール
- 名前:岸野幸正
- 生年月日:1955年10月21日
- 身長:170㎝
- 血液型:A型
- 出身地:東京都江戸川区
- 職業:声優・俳優
- 所属事務所:青二プロダクション
岸野幸正の主な出演作品
- 『新エースをねらえ!』
- 『ビックリマン』(たつ魔鬼)
- 『北斗の拳2』(海賊)
- 『蒼き伝説シュート!』(宍戸和茂)
- 『SLAM DUNK』(魚住純/小池)
- 『魔法騎士レイアース』(ラファーガ)
- 『ちびまる子ちゃん』(紙芝居のおじさん)
- 『ONE PIECE』(ヒグマ)
- 『クレヨンしんちゃん』(しじみこう太/黒藤)
- 劇場版『名探偵コナン 黒金の魚影』(黒田兵衛)
ベジータ王の声優③佐藤正治
ベジータ王の3代目の声優になったのはベテラン声優の佐藤正治です。劇場版『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』と『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール趙』以降では亀仙人の声を担当しています。ドラゴンボールに限らず、数多くのアニメで様々なキャラの声を担当してきました。
佐藤正治のプロフィール
- 名前:佐藤正治
- 生年月日:1946年7月1日
- 身長:169㎝
- 血液型:A型
- 出身地:東京都大田区
- 職業:声優・俳優
- 所属事務所:青二プロダクション
佐藤正治の主な出演作品
- 『銀河鉄道999』(伯爵の部下A/タイタン人/コンピュータ/管理局員/ホッパーB他)
- 『機動戦士ガンダム』(トワニング)
- 『宇宙戦士バルディオス』(士官A/幹部A/部下B)
- 『宇宙戦艦ヤマトⅢ』(ダゴン副官/ラジェンドラ号クルー他)
- 『伝説巨人イデオン』(トムロ/チャカ他)
- 『キン肉マン』(イワオ/プリンス・カメハメ/バッファローマン/サンシャイン他)
- 『機動戦士Zガンダム』(ハサン)
- 『めぞん一刻』(ヒロシ)
- 『進撃の巨人』(アルミンの祖父)
- 『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』(鈴木次郎吉)
【ドラゴンボール】ベジータ王の活躍をネタバレ
ベジータ王の活躍は漫画ではほぼなく、テレビアニメ版と劇場版に絞られます。それも登場シーンは回想になっているので、それほど多く出演する機会もありません。とはいってもサイヤ人の王だったこともあり、重要な役割を担っていたことは見逃せません。たとえそれが弱さが露呈しカッコ悪いシーンだったとしてもです。ここではベジータ王の貴重な活躍シーンを振り返ってみましょう。
ベジータ王の活躍①ドラゴンボールZ
『ドラゴンボールZ』でのベジータ王の出番は回想シーン内でのものとなります。フリーザと手を組み宇宙征服を企てますが、サイヤ人を見下すフリーザへ反感を持ちます。そしてサイヤ人のエリートたちを率いてフリーザに謀反を起こしますが、圧倒的な力の差を見せつけられ、部下たちと共にエネルギー波で殺されてしまいました。その後は惑星ベジータの消滅しサイヤ人もほぼ絶滅されることになります。
ベジータ王の活躍②燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
ベジータや悟空よりも強いブロリーのデビューとなる今作では、ブロリーの父パラガスの回想に登場します。ブロリーが将来の脅威となると予見したベジータ王はパラガス・ブロリーの親子の抹殺を目論みます。結局はパラガス・ブロリー親子はなんとか生き延び、惑星ベジータを脱出しました。そしてベジータ王を恨むようになり、王の死後はベジータを恨むことになってしまいます。
ベジータ王の活躍③神と神
今作ではベジータの回想内で登場します。その姿はなんとも情けなく、破壊神ビルスに頭を踏みつけられているというものでした。いくら相手が神とはいえ、こんな姿を見せられてはベジータも自分の父の弱さに愛想がつくのも仕方ありません。なおビルスによるベジータ王の評価は「ケチで嫌な奴」というものでした。サイヤ人の滅亡はベジータ王のこの性質が原因だとも語られています。
ベジータ王の活躍④ブロリー
『ブロリー』では序盤の回想シーンでベジータ王が登場します。保育カプセル内の幼いベジータを満足げに見守っていました。ベジータの潜在能力が天才的なものであることに気を良くしていたのです。一方でブロリーに対しては快く思っていなかったことは明白です。ベジータを超える潜在能力に嫉妬し、抹殺する気だったことをパラカスに見透かされてしまいましたが、王たる人物として器の小ささがベジータ王の弱さともいえるでしょう。
【ドラゴンボール】ベジータ王に対する世間での評判や人気
サイヤ人の王でありながら強さより弱さを感じさせてしまうベジータ王に対し、ドラゴンボールファンはどのように思っているのでしょうか。ここからはそんなベジータ王についての評判や意見を見てみましょう。
結局はサイヤ人が井の中の蛙的な民族だったのでしょうか。ただベジータやブロリー、孫悟空も父親をはるかに超える強さを身につけていますから、アドバンテージというより世代交代による強さの上書きのようなことがあるのかもしれません。突然変異で突出した強さの子が生まれるにしては偶然が重なりすぎます。いずれにしろ彼らを見ればサイヤ人は宇宙最強という話に納得できますが、そんな未来を予知したサイヤ人がいたのでしょうか。
息子共々亡きものにされかけたパラガスがベジータ王を憎むのは当然であり、その矛先がベジータに向けられるのも仕方がないとも見ることができるでしょう。ベジータ王が我が子可愛さにやってしまったことなのでしょうが、サイヤ人の中では知力があるといっても、王としてやるべきではなかった行為でした。こうした性質を持つサイヤ人は内外の区別なく敵だらけの民族なのでしょうか。
絶対悪のようなフリーザに比べれば、自分たちの民族にプライドを持っているベジータ王の方に肩を持つのも理解できます。もしも悟空のように優しさを持つことができていたら、弱さを克服してさらに強い王になれたのかもしれません。ベジータはそれに気づくことができたのでしょう。
【ドラゴンボール】ベジータ王は弱いといわれるキャラだった
サイヤ人のトップに位置し、惑星ベジータの君主として知恵を持って民族を統べるベジータ王は愚かな王であるとは言い切れないでしょう。しかしプライドの高さと交渉した相手が悪かった点で、惑星ベジータと命運を共にしてしまいました。運も実力のうちといいますが、息子のベジータをはじめ、フリーザ、ブロリー、ビルスと周りにいた存在があまりに強すぎたのも運とともに実力がかなわなかったということでしょう。
この記事のライター
zedafenrir
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