【BLEACH】大紅蓮氷輪丸の強さと能力!完全体?秘密も調査
『BLEACH』に登場する日番谷冬獅郎は氷雪系の能力を持つ「氷輪丸」という斬魄刀を使います。「氷輪丸」は卍解をすると「大紅蓮氷輪丸」になります。この記事では卍解「大紅蓮氷輪丸」にどのような能力や強さがあるのかを紹介します。
大紅蓮氷輪丸が熱い?
『BLEACH』ではあらゆる斬魄刀が登場するのですが、読者から最も人気の高い斬魄刀が「氷輪丸」です。「氷輪丸」は日番谷冬獅郎が使用している斬魄刀で、斬魄刀人気ランキングでも一位を獲得しました。そんな「氷輪丸」は劇中で卍解をするシーンがたくさんあります。ここでは「氷輪丸」の卍解について紹介します。
日番谷冬獅郎の卍解
『BLEACH』で日番谷冬獅郎が初めて卍解を見せたのは、尸魂界篇で藍染惣右介と対峙した時です。「大紅蓮氷輪丸」という名前で、卍解した瞬間に背中に氷の竜の翼と尾が生えるのが特徴的です。
頭上には三つの氷の華の結晶が現れます。「大紅蓮氷輪丸」は始解時と同じように氷を操る能力と天空を操る能力を持っており、他の斬魄刀と比べて始解と卍解の能力には大きな差はありません。
日番谷冬獅郎のプロフィール
日番谷冬獅郎は銀髪翠眼の男性死神です。身長133cmで見た目は小学生に間違えられるほど小柄なのですが、護廷十三隊十番隊隊長です。約20年前に最年少で隊長に昇格しました。五番隊副隊長の雛森桃とは流魂街で一緒に暮らしていた幼馴染です。おばあちゃん子で隊長になった今でも休日には祖母の家に行っています。
大紅蓮氷輪丸完成までを開設
日番谷冬獅郎は『BLEACH』の尸魂界篇以降、他の隊長に比べて卍解するシーンがたくさんあります。その理由は戦闘に使いやすい卍解だからです。他の卍解には、リスクがあって何度も使えなかったり戦闘向きでない能力を持つものもあります。それに対して「大紅蓮氷輪丸」は特にリスクなく使うことができ、攻防に優れた卍解です。
しかし、これまで多くの戦闘シーンを見せてきた「大紅蓮氷輪丸」はまだ完成していない状態だったことが千年血戦篇で判明します。ここでは「大紅蓮氷輪丸」が完成するまでを解説していきます。
日番谷冬獅郎の斬魄刀は氷輪丸
日番谷冬獅郎が使う斬魄刀は「氷輪丸」といいます。始解の段階で氷雪系の能力や天候を操る能力が使えます。卍解ほどの規模ではないものの、始解でも氷の竜を出現させることができます。「氷輪丸」はまだ日番谷冬獅郎が死神になる前から精神世界でその姿を見せており、巨大な氷の竜の姿で現れます。
『BLEACH』の斬魄刀異聞篇では身長の高い緑色の髪の男性の姿で実体化しました。主人である日番谷冬獅郎に対して忠義に篤い性格をしています。ちなみに実体化した姿は日番谷冬獅郎と同様にイケメンで、「灰猫」や「飛梅」など女性の斬魄刀からは人気でした。
ジェラルド戦で大紅蓮氷輪丸の完成形を披露
日番谷冬獅郎は劇中で何度も「大紅蓮氷輪丸」を使用していましたが、実はそれが「大紅蓮氷輪丸」の本当の実力ではありませんでした。完全な卍解を使えるようになるには斬魄刀を屈服させる必要がありますが、屈服させていないと阿散井恋次の「蛇尾丸」ように中途半端な力しか出せません。
しかし日番谷冬獅郎はこの段階は既にクリアしています。それでも「大紅蓮氷輪丸」が本来の力を出せないのには理由がありました。それは日番谷冬獅郎がまだ未熟で「大紅蓮氷輪丸」を完成させるのに時間が必要だからです。そのため、本当の卍解の力がまったく使えないというわけではありません。
これまでの戦いでは「大紅蓮氷輪丸」が完成する前に決着がついていたので完成形を見せることはありませんでした。しかし『BLEACH』の千年血戦篇でジェラルド・ヴァルキリーと長期戦をする中で初めて完成形を披露しました。ジェラルド・ヴァルキリーは星十字騎士団の一人で「奇跡(ザ・ミラクル)」という能力を使います。
これはダメージを負うたびに体が大きくなっていく能力があり、傷なども全て治ります。そんなジェラルド・ヴァルキリー相手に日番谷冬獅郎は朽木白哉や更木剣八と共に戦っていました。日番谷冬獅郎は未完成の卍解を使っていましたが、攻撃を繰り返してもジェラルド・ヴァルキリーはすぐに再生してさらに巨大化します。
日番谷冬獅郎は更木剣八にこのまま巨大化すれば地面が耐えられなくなり、ジェラルド・ヴァルキリーが瀞霊廷に落下するかもしれないと忠告します。しかし更木剣八は聞く耳を持ちません。そこで日番谷冬獅郎は崩れた部分を凍らせて瀞霊廷に落下しないようにサポートします。朽木白哉は日番谷冬獅郎を見てこれまでの戦いで疲弊していると感じていました。
なぜなら「大紅蓮氷輪丸」の氷の華の結晶がほとんど消えていたからです。朽木白哉は日番谷冬獅郎に下がっているように言いました。しかし日番谷冬獅郎は「氷の華が散り尽くしたら終わりだなんて言った憶えは無ぇぞ」と言うといよいよ氷の結晶が全て消え、「大紅蓮氷輪丸」の完成形を披露することになります。
大紅蓮氷輪丸発動時の錯覚と真の能力
「大紅蓮氷輪丸」は未完成の状態でも十分な強さがあることから、敵だけでなく味方にまで氷の華の結晶が消えると卍解が解除されると思われていました。しかしそれは間違っており、実は氷の華が全て散ることで「大紅蓮氷輪丸」は完成するのです。
そして「大紅蓮氷輪丸」が完成するとその副作用によって日番谷冬獅郎の体が少し老けてしまいます。老けるといっても体が成熟した状態になるだけです。ただ卍解によって無理やり成体になっているので、完成した「大紅蓮氷輪丸」は体に大きな負担がかかります。そのため完成形になってから長時間は使用することができないようです。
また氷の翼は消えて刀だけのシンプルな状態になります。ジェラルド・ヴァルキリーと戦った時には巨大な剣を両断して一瞬で凍らせました。また切り口を氷結することで再生機能を停止させます。そして「四界氷結」でジェラルド・ヴァルキリーの巨体を全身を凍てつかせ、最後は朽木白哉の「千本桜」で凍らせた体を粉砕しました。
大紅蓮氷輪丸の能力や強さ
日番谷冬獅郎は『BLEACH』の中でも戦闘シーンが多いキャラクターです。卍解の「大紅蓮氷輪丸」はどれほどの能力や強さがあるのか、ここでは完成前と完成後の能力について解説します。
能力や強さ【攻撃力】
日番谷冬獅郎の卍解「大紅蓮氷輪丸」は完成前でもその攻撃力は相当強いといわれています。『BLEACH』ではルピ・アンテノールやティア・ハリベルとの戦いで大気中の水分を使って相手を凍らせました。大気中の水分を集めるのには時間がかかるのですが、天候を操ればより多くの氷を操ることができます。
ただ力が強すぎて制御しきれないため、卍解の状態で天候を操ることはほとんどしません。ただティア・ハリベルとの戦いでは天候を操って巨大な氷の塊に閉じ込めました。その後ワンダーワイス・マルジェラの咆哮によって氷塊が壊れてしまいましたが、そのまま閉じ込めておけば決着がついていたかもしれません。
このように強い能力を持っているのですが、瞬時に体の奥まで凍らせることができなかったり、外部からの攻撃で氷を砕かれてしまうこともあります。このような弱点はあるものの未完成の状態でも十分な強さがあります。この「大紅蓮氷輪丸」が完成形になると更に強さが増します。
大きな違いとしては、未完成の状態では主に氷塊を出現させるのですが完成形は周囲を凍らせることができます。つまり水分を集めて出現させた氷で閉じ込めるというよりも、そのまま氷結させることができるようになるのです。そのため攻撃力は格段に上がります。
能力や強さ【スピード】
未完成の「大紅蓮氷輪丸」はスピードもあります。漫画やアニメでは技の描写を見るとそこまでスピードはないように見えます。しかし敵のほとんどは逃げる事ができずに凍らされているのです。大気中の水分を集めるのには時間がかかるものの、凍らせるスピードはとても速いことが分かります。
ちなみに始解の状態で市丸ギンと戦った時には剣を交えた一瞬で腕を凍らせていました。始解でもこれだけのスピードで凍らせることができるのです。未完成の卍解をするとより巨大な氷塊を一瞬で作り出すことができます。
そして完成した卍解を使うと刀が触れたところを一瞬で凍らせることができます。敵が反応する前にはもうすでに凍ってしまうほどのスピードなので、初見で回避することはほぼ不可能です。
能力や強さ【希少性】
『BLEACH』に登場する斬魄刀の中でも氷雪系の鬼道の能力と天候を操る「天相従臨(てんそうじゅうりん)」という能力を兼ね備えた斬魄刀はとても珍しいといわれています。氷を操る能力は「氷雪系」とひと括りにされていることから同じような能力を持つ斬魄刀は複数あるといわれています。
しかし天候を操る「天相従臨」が元々備わっている斬魄刀はとても珍しく、日番谷冬獅郎の「氷輪丸」と雀部長次郎忠息の「厳霊丸」の他にこの能力が使える斬魄刀はないといわれています。この天候を操る能力を持っていることから「氷輪丸」は希少性が高いといわれています。
能力や強さ【特殊能力】
『BLEACH』に登場する斬魄刀には、大まかに直接攻撃系の斬魄刀と鬼道系の斬魄刀があります。一般的に直接攻撃系よりも鬼道系の斬魄刀の方が能力や技が多いことから戦闘に優れているといわれています。
そして「氷輪丸」は特殊能力を持つ鬼道系の斬魄刀です。だから始解・卍解で氷を操ることができるのです。日番谷冬獅郎はそもそもこの特殊能力の力が強く、死神になる前から能力に目覚め始めていました。
その能力は寝ている間に無意識に一緒に暮らしていた祖母を凍えさせてしまうほどの強さがありました。日番谷冬獅郎はこの能力を制御するためにも死神になったのです。鬼道系の能力を持つ斬魄刀は他にもあるのですが、その強さは他と比べて飛び抜けている事が分かります。
大紅蓮氷輪丸の技術
日番谷冬獅郎の卍解「大紅蓮氷輪丸」にはその能力を使った技がたくさんあります。ここでは未完成の時と完成の時に使われた「大紅蓮氷輪丸」の技について紹介します。
技術【氷竜旋尾】
「氷竜旋尾(ひょうりゅうせんび)」とは刀から氷の斬撃を放つ技です。氷の斬撃はするどく尖り、大きく広がるので中距離からの攻撃に向いています。
技術【斬氷人形】
「斬氷人形(ざんひょうにんぎょう)」とは、その名の通り氷の人形を作る技です。劇中では「斬氷人形」で自分の分身を作り出しました。この氷の人形は本人と見間違うほどクオリティが高く、布や髪の質感まで忠実に再現されます。
技術【群鳥氷柱】
「群鳥氷柱(ぐんちょうつらら)」とは刃から大量の鳥の羽根のような形をした氷柱を放つことができる技です。劇中ではティア・ハリベル戦やジェラルド・ヴァルキリー戦などで使用されましたが、攻撃が当たる前に防がれたり更木剣八に邪魔されたりしたのでどれほどの強さがあるのかは不明です。
技術【千年氷牢】
「千年氷牢(せんねんひょうろう)」とは巨大な氷柱を出現させ、相手を囲んで閉じ込める技です。劇中ではこの技でルピ・アンテノールの動きを封じました。
技術【竜霰架】
「竜霰架(りゅうせんか)」とは相手を十字の形の巨大な氷塊刀に閉じ込めて粉砕する技です。この技は発動と同時に周りに冷気が立ち込めます。劇中ではシャウロン・クーファンの首元を斬魄刀で突き刺し、刺したところから中心に氷が体を覆っていきました。このことから近距離で相手を刺してからでないと使えない技だと考えられます。
技術【真空多層氷壁】
「真空多層氷壁(しんくうたそうひょうへき)」は松本乱菊の「灰猫」とのあわせ技です。まずは灰になった「灰猫」で多層の壁を作り、それを氷で覆います。その後灰を刀に戻すことで何重にもかさなった薄い氷の層ができるというわけです。
劇中では炎の能力を使うバズビーとの戦いで使用されました。氷は炎に弱いのですが、多層にすることで熱が全体に行き渡らないようにし、溶けにくい氷の壁を作ることができます。
技術【四界氷結】
「四界氷結(しかいひょうけつ)」とは完成した卍解で使用された技です。卍解をして四歩歩いた範囲全てを氷結させることができます。劇中ではジェラルド・ヴァルキリーに対して使用されました。巨大化したジェラルド・ヴァルキリーは抵抗する間もなく凍ってしまいました。
技術【氷天百華葬】
「氷天百華葬(ひょうてんひゃっかそう)」とは天候を操る「天相従臨」によって雨雲を発生させ、その中心に穴をあけて雪を降らせる技です。この雪に触れたものはたちまち氷に包まれてしまいます。劇中ではティア・ハリベルとの戦闘で使用されました。
大紅蓮氷輪丸に対する世間の評判
日番谷冬獅郎の卍解「大紅蓮氷輪丸」は『BLEACH』の読者からどのような評価を受けているのか、ここではSNSでの評判を紹介します。
世間の評判①
『BLEACH』のファンからは卍解をした時の日番谷冬獅郎がかっこいいと人気です。身長の低い日番谷冬獅郎が、戦闘向きの強い卍解を使うというところもギャップがあって好きだという声もありました。
世間の評判②
「大紅蓮氷輪丸」は『BLEACH』のファンから低い評価を受けることがありますが、そもそも毎回相手が悪いといわれています。例えば藍染惣右介や破面、星十字騎士団を相手にした時です。破面には勝利したものの、苦戦したり決着がつかないまま戦闘が終わることが多いので弱いと評価されるようです。
またこれまで「大紅蓮氷輪丸」の華の結晶が消えると卍解が解除されると思われていた点も過小評価される原因のようです。ただ千年血戦篇で本来の力を見せてからは再評価されて強いといわれるようになりました。
世間の評判③
日番谷冬獅郎の卍解「大紅蓮氷輪丸」という名前について、なぜ氷の能力を持っているのに「紅蓮」という名前なのか不思議に思っている方がたくさんいました。
実は八寒地獄の一つ「大紅蓮地獄」が元ネタになっているといわれています。「大紅蓮地獄」は寒さによって体が裂け、血の色で紅い蓮の花のようになるという地獄です。この「大紅蓮地獄」が「大紅蓮氷輪丸」の元ネタになっているところがおしゃれだといわれていました。
大紅蓮氷輪丸はヤレてる卍解
『BLEACH』に登場する日番谷冬獅郎の卍解「大紅蓮氷輪丸」はその真の能力の強さがSNSでも話題になりました。日番谷冬獅郎は完成した「大紅蓮氷輪丸」を使うと成体になるのですが、その姿もかっこいいと人気でした。
ちなみに日番谷冬獅郎が完成した「大紅蓮氷輪丸」を使うジェラルド・ヴァルキリー戦は大迫力の戦いが展開されていて面白いので、ぜひ『BLEACH』の漫画を読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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