【名探偵コナン】米花町は事件が多い?モデルになった場所や犯沢さんについても
『名探偵コナン』内で登場する米花町は、凶悪犯罪の発生件数の高さが多いことで有名です。本記事では、『名探偵コナン』内で描かれていた内容を元に米花町のモデルとなった場所や、公式スピンオフ作品『犯人の犯沢さん』の内容について紹介していきます。
目次
【名探偵コナン】米花町とは?
『名探偵コナン』内で登場する米花町は、コナンなどの主要キャラクターが住んでいる街として知られています。まずは『名探偵コナン』の内容をおさらいしつつ、米花町の基本情報についてチェックしてみましょう。
米花町とは?
『名探偵コナン』に登場する架空の町、米花町の正式名称は東京都米花市米花町です。作中では商業施設や学校、大型の総合病院などの施設が一通り揃っていることから、現実の日本に存在する都市と比べてもかなり大きい町であることがわかります。
名探偵コナンの概要
『名探偵コナン』は青山剛昌による探偵による推理を題材にした漫画で、1994年から週刊少年サンデーにて連載が開始された作品です。2年後の1996年にはアニメ放映がスタートし、1997年には劇場版映画の放映もスタートしています。2001年には第46回小学館漫画賞少年部門を受賞し、コミックスの全世界累計発行部数も2023年2月現在で2億7000万部を突破する人気作品です。
名探偵コナンのあらすじ
日本警察の救世主と呼ばれる高校生探偵、工藤新一はある日毛利蘭と遊園地へ遊びに行きました。そこで黒い服を着た人物の取引を目撃し、尾行を開始します。その先で、もう一人の仲間からの襲撃にあってしまい、毒薬を飲まされてしまいました。薬の副作用の結果、小学1年生の体になってしまった新一は、名前を江戸川コナンと偽ります。そして、元の体に戻るために、蘭の父が経営する探偵事務所で居候して黒の組織に関する情報収集を開始しました。
【名探偵コナン】米花町は事件が多い?
『名探偵コナン』に登場する米花町は物語の舞台になっていることから、殺人事件も頻発しています。週刊連載の作品でもあることや、連載が長期化するにつれて、ファンから米花町の治安を心配する声があがるほどです。ここでは、米花町の治安はどれほどのものなのかチェックしていきます。
米花町の犯罪率
連載開始してからおよそ30年程度の年月が経った現在でも、コナンたちは進級している描写がありません。そのため、作中では1年の年月が経っていないことがわかります。そのうちに描かれていた殺人事件の件数が181件以上で、殺人事件で亡くなった人物も247人以上存在します。この殺人事件の発生率は、現実世界で世界最悪の治安とも言われているベネズエラの約30倍の多さです。
米花町で殺人事件を引き寄せているのはコナン
『名探偵コナン』内で、コナンは今までに多くの事件解決に貢献してきました。コミックス第90巻時点で270回にのぼり、殺人事件も181件発生しています。行く先々で何らかの重大犯罪に巻き込まれていることが多いため、ファンの間では米花町に殺人事件を引き寄せているのかコナン本人なのではないかと噂されるほどになりました。
米花町より杯戸町の方が治安が悪い?
物語の舞台になることが多いことから、米花町の治安の悪さが目立つように見えますが、物語に登場する杯戸町の方が治安は悪いのではないかという声もあがっています。作中では杯戸町のホテルや駅、高校や探偵事務所、商業施設などがたびたび重大事件の舞台になっていることから、ファンからは杯戸町の治安も心配されています。
【名探偵コナン】米花町のモデルになった場所はどこ?
凶悪事件が頻発していることから治安の悪さが心配されている米花町ですが、実はこの町にはモデルが存在します。ここでは、どこをモデルに米花町が作られたのかチェックしてみましょう。
米花町が実在するとしたら東京都のどこにある?
作中において、現実世界に存在する都市を交えた上で米花町の場所が描写されています。米花町が実在する場合、おおよその場所は新宿から南側へ向かったあたりです。現実世界の場所で例えると、高田馬場や目白周辺が米花町の場所では無いかという噂もされています。
米花町のモデルになったのはベイカーストリート
『名探偵コナン』に登場する米花町には、モデルとなった街が存在します。それが『シャーロック・ホームズ』シリーズに登場する主人公ホームズが生活しているベイカー・ストリートです。厳密に言うと、ベイカー・ストリートの名前がモチーフになっているため、街並み全てがモデルになっているということではありません。
米花町にある工藤家の番地の元ネタ
工藤新一が住んでいる自宅がある場所にも、由来となった元ネタが存在します。それが『シャーロック・ホームズ』シリーズに登場するホームズの自宅です。ホームズが住んでいた自宅の住所がベイカーストリート221なのに対し、新一が住む自宅の住所が米花町2丁目21番地となっています。
【名探偵コナン】米花町の治安の悪さが描かれる「犯人の犯沢さん」とは?
『名探偵コナン』は長期連載でありながら、作中では1年以上月日が経過したような描画が見受けられません。その結果、米花町のみならず杯戸町でも凶悪犯罪が頻発しているかのような結果になっていました。もともとはファンの間でネタにされていた内容でしたが、『名探偵コナン』のスピンオフ作品『犯人の犯沢さん』では米花町が最悪の犯罪都市として実査に描かれています。ここでは、その作品の内容についてチェックしてみましょう。
犯人の犯沢さんとは?
『犯人の犯沢さん』とは、2017年から少年サンデーSで連載されている『名探偵コナン』の公式スピンオフ作品で、ファンの間で噂されていたような治安の悪さがギャグテイストを交えた上で表現されています。実際に原作内であったエピソードなども登場するため、『名探偵コナン』のパラレルワールドとして楽しめる作品です。
犯人の犯沢さんの米花町に関する面白いエピソード
『犯人の犯沢さん』の米花町は、凶悪犯罪が毎日のように発生する治安の悪い都市として描かれているため、あまりにも非現実的で面白い内容となりました。ここでは、『犯人の犯沢』さんで描かれていた内容を実際にチェックしてみましょう。
面白いエピソード①事故物件が多い
米花町の場所は首都圏に位置しているにもかかわらず、他の地域と比べると不動産の家賃がかなり安い傾向にあります。しかし、それは米花町にある物件のほとんどが事故物件であるせいで、無事故物件となると風呂なしの古いアパートでも超高額です。
面白いエピソード②一度入ったら抜け出せないアリ地獄
米花町では近年治安が著しく悪化していることから、凶悪犯の脱出を防ぐために複雑な手続きをしなければならないことが条例で定められています。米花町から外出するだけでも市役所での手続きをして、遠方外出許可証を発行してもらわなければなりません。さらに、米花町から遠方へ行く際の料金も莫大な金額を要するため、一度入ったら抜け出せないアリ地獄状態となります。
面白いエピソード③爆発が春の季語
米花町の治安は悪化し続けているため、爆弾魔による犯行も後を絶ちません。作中でも犯沢さんが米花町にやってきてから免許の書き換えに行く道中や、犯沢さんの母親が上京してきたとき、遊園地へ遊びに行ったときなどにも爆発事件に遭遇しています。このせいか、米花町では爆発が春の季語として扱われるようになりました。
面白いエピソード④米花町の警察官は優秀
凶悪犯が町中に潜伏している米花町の警官はとても優秀です。犯罪の検挙率は100%を誇る活躍を見せている反面、通常ではあり得ないほどの事件が発生していることから1日の交通事故件数が張り出される場所に殺人事件の発生件数も掲示されています。また、職員のほとんどが殺人事件の対応に追われているため、米花町では免許の書き換えなどん通常業務が停滞している状況です。
面白いエピソード⑤米花町の労働事情
米花町で労働する場合も命懸けです。短期で高収入が得られるアルバイトも多数ありますが、どれも正規の労働ではあり得ないような条件が付け加えられています。一般的なアルバイトが無いわけではありませんが、そういった環境でも凶悪事件が発生することは日常茶飯事です。
面白いエピソード⑥怪盗キッドは生存率の神様
『名探偵コナン』内で、怪盗キッドが登場した回は死者が少ないというジンクスがファンの間でも度々噂になっていました。『犯人の犯沢さん』では、米花町において怪盗キッドは生存率の神様として崇められているため、怪盗キッドが現れた日の米花町は平和に過ごせるようです。
面白いエピソード⑦殺人現場に子供がいてもスルー
米花町では凶悪事件が日常茶飯事のため、道を歩いているだけで事件に遭遇することも珍しくありません。その中で、警察に紛れて眼鏡をかけた小さな少年が紛れていることがほとんどです。本来であれば、大人に咎められる場面であっても全大人がスルーしています。それどころか、刑事が事件の重要情報を子供に教えるという目を疑うような状況です。
【名探偵コナン】米花町に対する世間での評判や人気
ここで、米花町に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。
作中に登場する機会の多い米花町や杯戸町での凶悪犯罪が毎日のように発生していることから、ここには住みたくないという声もあがっています。しかし、『犯人の犯沢さん』内でもコナンが死神のような扱いを受けていることから、普通の生活を望むのであれば米花町や杯戸町周辺には近づかない方が良さそうです。
米花町や杯戸町の犯罪発生率の異常な高さを心配する声もあがっています。いずれも市ではなく町の扱いになるため、人口もある程度は少ないはずです。それにもかかわらず毎日のように凶悪事件が起きているような計算になるため、他の町と比べると犯罪発生率の高さの異常性がわかります。
米花駅のモデルが新大久保になっていることから、米花町のモデルも新大久保周辺だという考察をするファンもいるようです。米花町は実際に存在しない町だからこそ、こういった作中の描写からベースになっている地域を考察できるのも楽しみ方の一つです。
【名探偵コナン】米花町は事件が多く治安の悪い場所だった
『名探偵コナン』は今でも人気が高い長期連載の漫画だからこそ、作品の舞台となりやすい米花町は凶悪事件の発生率が高く治安も悪い地域となりました。今後も『名探偵コナン』の連載は続いていくことから、どのような犯罪が発生するのか今後の米花町について注目してみましょう。
この記事のライター
桜井紅茶
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