【チェンソーマン】地獄のヒーローの能力や強さまとめ！強すぎる理由は？

『チェンソーマン』の地獄のヒーロー編は、チェンソーマンとマキマとの最終決戦が描かれています。デンジは自分を拾ってくれたマキマを慕っていましたが、マキマにはある目的がありました。そのためにデンジの大切な人を奪っていきます。またマキマによってデンジが封印していた過去も明らかになります。地獄のヒーロー編で、チェンソーマンとマキマとの戦いはどのように決着するのでしょうか。

『チェンソーマン』の「地獄のヒーロー編」は、単行本10巻第83話から11巻第97話までとなります。「地獄の悪魔」は、生きている人間や悪魔を、地獄へ落とすことができる能力を持っています。地獄へ落とすには、複数の人間の命という代償を支払わなければなりません。逆に代償を支払えば、地獄から現世へ行くことも可能です。地獄の悪魔はデンジの心臓を狙うサンタクロースとの契約で、デンジ達を地獄に落としました。

『チェンソーマン』の原作者は藤本タツキです。2019年から2021年まで第1部の「公安編」が、『週刊少年ジャンプ』にて連載されました。第2部となる「学園編」は、2022年から『週刊少年ジャンプ＋』にて連載中です。『チェンソーマン』の主人公デンジは、一般的な少年漫画のヒーローとは異なります。常識や正義感などない、いかれた主人公です。2022年10月から12月まで、アニメも放送されました。

『チェンソーマン』の主人公のデンジは、幼い頃に瀕死状態だったチェンソーの悪魔のポチタを助け、一緒に行動するようになります。デンジは亡くなった父親の借金を返済するため、悪魔を退治する「デビルハンター」をしてお金を稼いでいました。ある日デンジはヤクザに騙されて死んでしまいますが、ポチタと一体化し復活します。そしてチェンソーの悪魔に変身する能力を身につけたのです。その能力で悪魔を倒し、現場に駆けつけたマキマに導かれ、デンジは公安のデビルハンターとして悪魔と戦います。

地獄のヒーローには、どんな能力があるのでしょうか。一つずつ解説していきます。また地獄のヒーローはあまりにも強く、悪魔からも恐れられている存在です。地獄のヒーローがなぜそんなに強いのかも考察していきます。

地獄のヒーローのチェンソーマンの能力を3つ紹介します。チェンソーマンには強さもありますが、回復力も高いです。そのためチェンソーマンを倒すのは、かなり困難です。またチェンソーマンにはある能力があるため、悪魔から恐れられています。その能力についても紹介します。

まず一つ目のチェンソーマンの能力は、頭部、両腕、両足から出し入れ可能なチェンソーの刃を生やすことができることです。チェンソーマンになると、頭部が鋭利な牙の生えたチェンソーのような形になり、チェンソーの刃で敵を斬り刻みます。またチェーンは移動や敵を拘束する時などにも利用できます。

チェンソーマンの二つ目の能力は、回復力の高さです。悪魔はどんなに深い傷を負っても、血を飲めば回復します。血は人間でも悪魔でもどちらでもかまいません。チェンソーマンは不死であり、死んでも血を飲めば復活します。また他の悪魔ならば死んでしまう状態でも、チェンソーマンは脅威の回復力で復活します。

チェンソーマンの三つ目の能力は、食した悪魔の存在をなくすことです。悪魔はチェンソーマンに食されると、悪魔の元になった名前が消えてしまいます。悪魔は死んでも転生しますが、全ての人間の記憶から消えてしまい、存在がなかったことになってしまうと、輪廻転生ができなくなってしまうのです。悪魔としては、絶対にチェンソーマンに食べられることは避けたいことでしょう。

地獄のヒーローチェンソーマンは、なぜこんなにも強いのでしょうか。それは悪魔の強さは、悪魔の名前に対する恐怖の大きさで決まるからです。例えば人を殺すことができる銃や刃物は怖いという印象が強いため、その名前を持つ悪魔は強いです。チェンソーマンのチェンソーも、凶器に使うことができます。また食べられると存在が消されてしまうため、悪魔にも恐れられています。人間と悪魔の恐怖により、チェンソーマンは強さを維持しているのです。

地獄のヒーローの強さや能力を解説してきました。地獄のヒーローが強いのは、人間だけではなく悪魔にとっても恐怖の対象だからです。ここからは悪魔のヒーロー編のあらすじを紹介していきます。マキマの目的も明らかになり、ついにデンジとマキマとの戦いに決着が着きます。

デンジはマキマの策により、銃の魔人となった早川アキを殺しました。また自殺したと思っていたデンジの父親は、実はデンジが殺したことをマキマから告げられました。さらにデンジの目の前で、マキマはパワーを殺します。デンジの精神は崩壊し、廃人になってしまいました。岸辺によりマキマがピンチになると、マキマは「助けてチェンソーマン」と呟き、デンジはチェンソーマンへ変身します。

マキマには目的がありました。それはチェンソーマンの能力を利用して、死や戦争、飢餓などこの世からなくなった方がいいものの存在をなくし、理想の世界を作ることです。その世界を自分が支配できればいいですが、チェンソーマンに負けて食べられてしまってもそれは本望だと思っています。その目的達成の障害となるのが、デンジとポチタとの契約でした。デンジの「ごく普通の生活がしたい」という願いを潰そうと考え、普通の生活が送れるようになったところで早川アキやパワーを殺し、普通の生活を壊したのです。

マキマによってチェンソーマンが銃の魔人を倒したことが、ニュースに流れました。チェンソーマンが銃の魔人を倒したことにより、チェンソーマンはヒーローとして人気者になりました。悪魔の強さは、恐怖の大きさで決まります。つまりチェンソーマンに対して恐怖心がなくなってしまうと、チェンソーマンは弱くなってしまうのです。チェンーマンは見事にマキマの策略にはまってしまいました。

マキマからデンジを救うため、パワーはポチタの肉を食べ、契約を交わし血の悪魔として蘇生します。パワーはデンジを救うと、死んでしまいました。家族のように思っていた早川アキとパワーが死んでしまい、廃人となったしまったデンジを立ち直らせるため、パワーはデンジと契約します。それは「デンジに血をあげる代わりに、地獄へ行ってパワーを見つける」ことでした。この契約により、パワーは見事にデンジを復活させたのです。

マキマは「支配の悪魔」の能力があるため、マキマが死ぬと国民の誰かが代わりに死に、マキマは復活します。チェンソーマンが戦いで弱ったところを、マキマはチェンソーマンからポチタを取り出します。マキマは勝利を確信しました。しかし死体の山からデンジが出現し、パワーの血で作られたチェンソーでマキマの体を斬り刻みました。そしてマキマを解体し、マキマの身体を様々な料理にして食べたのです。その後マキマは「ナユタ」として転生し、デンジに預けられるのです。

『チェンソーマン』の「地獄のヒーロー編」で登場した人物を紹介します。地獄のヒーロー編は、地獄のヒーロー・チェンソーマンと、マキマとの戦いです。マキマにより廃人となったしまったデンジですが、バディだったパワーにより立ち直ります。そして岸辺もデンジを助けてくれましたし、コベニも登場します。武器人間はチェンソーマンの前に立ちはだかります。

デビルハンターをし極貧の生活を送っていたデンジは、ポチタを助けて契約を結び、チェンソーの悪魔となる能力を身につけます。マキマの導きにより公安所属のデビルハンターとなりますが、好意を持っていたマキマに精神をずたずたにされてしまいます。しかしパワーのお陰で立ち直り、マキマと戦います。

ポチタはデンジの相棒で可愛い顔をしていますが、実は地獄のヒーロー・チェンソーマンです。デンジと一体化し、ヤクザにバラバラにされたデンジの身体をつなぎ、借金返済のためにデンジが売った臓器も再生させてデンジを蘇らせました。地獄のヒーロー編では、デンジを助けるためにパワーに協力を求め、パワーを血の悪魔として復活させました。

パワーはデンジのバディであり、同居人でもあります。パワーは「血の悪魔」で、性格は子供っぽくわがままです。マキマにより一瞬で殺されてしまいましたが、デンジの中にパワーの血が残っていたため復活しました。相棒であるデンジのピンチを助け、再び死んでしまいますが、絶望していたデンジを見事に立ち直らせました。

マキマはデンジに慕われていましたが、その正体は「支配の悪魔」でした。そしてチェンソーマンのファンでもあります。自分の目的のためにマキマを慕っていたデンジの心を踏みにじりました。マキマはデンジと戦い勝ったと思われましたが、隙を見せてデンジにとどめを刺されました。その後はデンジに食べられています。

岸辺は公安の特異4課の隊長です。デンジが家族のように思っていた早川アキと姫野の師匠です。デンジとパワーに稽古もつけていました。岸辺の強さは公安の中でも上位であり、最強のデビルハンターです。地獄のヒーロー編では、デンジがマキマから逃げる手助けをしています。『チェンソーマン』は非常に死亡キャラが多いですが、岸辺は生き残っています。

コベニは公安退魔特異4課に所属しているデビルハンターで、契約している悪魔は不明で、デンジとは同期です。引っ込み思案で臆病ですが、身体能力は高いです。しかし公安を退職し、その後はハンバーガーショップで働いています。デビルハンターを辞めてもチェンソーマンとマキマとの戦いに関わり、マキマに命を狙われてしまい、デンジと身を隠していました。コベニは何度も危険な状態になりますが、最後まで死ぬことはありませんでした。

武器人間とは、人間、悪魔、魔人以外の存在です。地獄のヒーロー編で初めて登場し、マキマに支配されていました。武器人間は、マキマがチェンソーマンと戦わせるために連れて来られました。武器人間の中には、死んだはずのサムライソード、レゼ、クァンシの姿もありました。地獄のヒーロー編で登場した武器人間は刀、爆弾、弓、剣、槍、鞭、火炎放射器の7人です。

地獄のヒーロー･チェンソーマンには、いくつかの謎があります。まずはデンジの夢に出てくる扉の存在について、そしてチェンソーマンは、本当は違う悪魔なのではないかという意見もあります。それからポチタの性別についてです。これらの謎について考察していきます。

デンジにはいつも見る夢がありました。その夢には、扉が出てきます。扉の向こうにはポチタがおり、デンジがポチタに扉から出て来るように声を掛けると、ポチタは「開けちゃだめだ」と言うのです。ではなぜ開けてはいけないのでしょうか。それは扉の向こうにはデンジにとって辛い記憶が封印されているからです。デンジは父親を殺しましたが、その事実を受け入れられず、封印しました。扉を開けてしまったらデンジの精神が壊れてしまう可能性があるからです。現にデンジは廃人になりました。

ポチタはマスコットのようなとても可愛い容姿ですが、チェンソーの悪魔です。そして真の姿は、悪魔からも恐れられる地獄のヒーロー・チェンソーマンです。チェンソーマンは助けを求められると駆けつけますが、助けを求めた相手も殺してしまいます。そしてチェンソーマンは殺されても、エンジンをふかして復活します。その特殊能力により、チェンソーマンは悪魔やマキマから狙われていました。

ポチタはチェンソーの悪魔ですが、実は違うのではと言われています。チェンソーマンは食べた悪魔の存在を消すという能力を持っていますが、これはチェンソーには関係ない能力です。ポチタは犬のような容姿をしています。犬は英語で「DOG」、反対から読むと「GOD」＝神となります。このことから、「神の悪魔」なのではと推測されているのです。

チェンソーマン・ポチタの性別は、はっきりとは明かされていません。ポチタは自分のことを「私」と言っており、また「抱きしめてあげて」というセリフもあることから女性なのではと推測されていました。しかしマキマがチェンソーマンのことを「彼」と言っています。名前も「ポチタ」と男っぽいですし、チェンソーマンの「マン」などから、男性とも考えられます。

滅茶苦茶で圧倒的な強さを誇る地獄のヒーローは、世間ではどう思われているのでしょうか。やはり「強い」、「カッコイイ」という意見が多かったです。「ビジュアルが好き」という意見もありました。ここからは地獄のヒーローに対する意見を紹介していきます。

地獄のヒーローは、助けを求められると現われますが、助けを求めた相手も殺してしまう滅茶苦茶なヒーローです。武器人間も一瞬で倒してしまいました。その圧倒的な強さは、まさに地獄のヒーローです。そしてマキマと最後の対決をします。

悪魔は恐怖されることにより強くなります。地獄のヒーローは、いつでも悪魔や人間から恐怖される対象でなければなりません。マキマはそのことをうまく利用し、地獄のヒーローを弱体化させることに成功しました。

悪魔は輪廻転生を繰り返しますが、闇の悪魔は地獄で生まれてから一度も死んでいません。ほとんどの悪魔は1回は死んでいます。闇の悪魔は相当な強さだということが分かります。闇の悪魔が横を通っただけで公安メンバーは、腕を斬り落とされています。闇の悪魔と地獄のヒーローが戦ったら、どんな戦いになるのでしょうか。

チェンソーマン・地獄のヒーローは、悪魔からも恐怖に思われる存在でした。食した悪魔の存在を消す能力があるため、マキマはチェンソーマンを自分の目的のために利用しようとします。チェンソーマンとマキマとの対決は、マキマが勝利したと思われましたが、マキマの隙をついてチェンソーマンが勝っています。最後はマキマはデンジに様々な料理にして食べられてしまいました。地獄のヒーローは、助けを求めた相手も殺してしまう滅茶苦茶なヒーローですが、圧倒的な強さはファンを魅了しています。