【チェンソーマン】クァンシと岸辺の関係性を考察！二人の過去とは？

『チェンソーマン』で登場した「クァンシ」と「岸辺」は、過去でバディを組んでいた相棒同士でした。この記事では、クァンシと岸辺の2人の過去や関係・強さ等を解説していきます。最初は、2人のプロフィールやチェンソーマンという作品について簡単に紹介していきます。

「クァンシ」は眼帯をしている銀髪美女で、中国を拠点に活動する始まりのデビルハンターと呼ばれている人物です。レズビアンであり、同じくレズビアンである4人の「魔人」（人間の死体に悪魔が憑依している存在）を連れてハーレムを形成しています。魔人達1人1人に深い愛情を持っており、チェンソーマン作中で来日した理由も魔人達の人権や教育を受けさせるためでした。かつて相棒だった岸辺には、全人類に殴り合いをさせたら最後まで立っている人物と言われています。

「岸辺」は自称最強のデビルハンターであり公安対魔特異1課に所属しています。常に淡々と無表情で話すキャラですが実は仲間思いで人情家です。若い頃は「狂犬岸辺」と呼ばれ粗暴で軽薄・女好きでした。現在では酒と女性と悪魔を殺す事が好きで、持論から常に飲酒して酔っ払って頭のネジを外しています。「早川アキ」や「姫野」の師匠を務め、物語途中でデンジやパワーへと稽古をつけた後特異4課の隊長へと就任しています。単行本のおまけでは若い頃の姿が描かれました。

『チェンソーマン』は「藤本タツキ」さんの手によって2018年から連載されている漫画作品で、2023年8月時点では単行本15巻が刊行されています。「週刊少年ジャンプ」で第1部「公安編」は2020年まで連載され、2022年から「少年ジャンプ+」で第2部「学園編」の連載が開始されました。アニメも2022年10月から全12話が放映されています。

「デンジ」は父親の借金を返しながら生計を立てるため、デビルハンターとして悪魔をチェンソーの悪魔「ポチタ」と一緒に駆除していました。ある日ヤクザに騙され「ゾンビの悪魔」に殺されてしまったデンジですが、ポチタが心臓となった事で復活しチェンソーの悪魔に変身する能力を手に入れゾンビ達を殲滅します。ゾンビ達を殲滅後に現れた公安対魔特異課に所属するデビルハンターの「マキマ」によって公安に所属となったデンジは、様々な悪魔との戦いで活躍していきます。

クァンシと岸辺は若い頃に相棒だったクァンシと岸辺の関係は、単行本のおまけに描かれています。ここからは2人が過去にどのような関係だったのかや、物語中に出会った時での関係等を解説していきます。

岸辺とクァンシの関係は若い頃、9年間バディを組んでいました。若い頃は女好きだった岸辺は、バディを組むことになったクァンシに出会った直後に軽いノリで口説いていますが断られています。

出頭でクァンシの事を口説いて振られてしまった岸辺ですが、その後もクァンシの事を事あるごとに口説き続けていました。口説き続ける岸辺は徐々にクァンシへの思いが強くなっていき、9年目ではクァンシに本気で愛を伝えています。

クァンシは出会った直後の岸辺に口説かれましたが、拒否した上に殴り飛ばしました。しかし、岸辺は全く懲りずにバディを組んでいる間何度もクァンシを口説き続けていますがクァンシは断り続けていて、断る度に岸辺を殴っています。二人のやり取りは単行本8巻に描かれているおまけで見れます。

クァンシは思いを伝えた岸辺に対して自分が好きなのは女性だと打ち明けます。打ち明けられた岸辺は泣く泣くクァンシへの想いを諦めました。

チェンソーマン本編中に岸辺は、クァンシの連れている4人の魔人達と戦闘に突入します。岸辺は簡単に魔人達の中の2人を捕えてクァンシへの人質とし、再会したクァンシへとマキマを殺すために共闘を持ちかけています。クァンシはその要請を拒否したため岸辺との戦闘に突入しました。

チェンソーマン作中に登場するキャラの中でも高い強さや実力を持っている2人は、クァンシは「最初のデビルハンター」と呼ばれ岸辺は「最強のデビルハンター」と自称しています。次は、2人が持つ強さや悪魔の能力等を解説していきます。

岸辺に「素手での殴り合いであれば世界最強」と言われるクァンシは身体能力が高く、チェンソーマン作中では双剣で相手に気づかれない速度で相手を斬っています。さらに切り札としてデンジと同じく悪魔の姿に変身する能力を持ちます。何の悪魔かは明らかにされていませんが、チェンソーマン作中での能力や姿から「弓矢の悪魔」だと考えられています。

次に自称「最強のデビルハンター」である岸辺が持っている強さや能力について紹介していきます。本人の能力や契約している悪魔等について解説を行っていきます。

岸辺は最強のデビルハンターを自称しているだけあって、体術だけでデンジとパワーを何度も殺し、クァンシの愛人の魔神達4人がかりでも相手にならないほどの強さを持っています。ただし、作中での会話から年齢による衰えも出ているらしく若い頃より強さは衰えていると推測できます。さらに、岸辺の体はすでにぼろぼろであるため悪魔へと払える対価はなく、チェンソーマン本編では悪魔の力を使わず体術やナイフで戦っています。

岸辺が契約している悪魔は、作中での会話から「針の悪魔」「爪の悪魔」「ナイフの悪魔」の3体だと判明しています。ただしチェンソーマン本編で悪魔の力を使用していないため、悪魔達の能力に関しては1部終了時点では何も分かっていません。

デンジとパワーを殺しながら鍛えていた岸辺は、2人に情が移って死ぬ所が見たくなくなってしまいます。岸辺はマキマとの会食で2人に対して情が移ったと岸辺がぼやいた直後、マキマに対して敵意を含んだ意味深なセリフを言っています。このセリフからマキマの正体は分かっていたと推測できます。

チェンソーマンに登場したキャラは殆ど死亡してしまい、主人公「デンジ」を含め作中で生き返ったキャラもいますがチェンソーマンの1部が終了した時点で死亡した事がないキャラは僅か4名だけです。ここからは、クァンシと岸辺がチェンソーマン作中で死亡したかどうかや、死亡していた場合はどのような最後を迎えたのかを解説していきます。

クァンシはビルで岸辺と戦闘中に岸辺をビルから落としています。その後、闇の悪魔の力でビルの中にいたクァンシの愛人達や多くの人間達と共に地獄へと召喚され、65話で下半身と頭部を切断されて死亡し1度目の最後を迎えます。その後、クァンシの生首を抱えていた愛人の1人「ツギハギ」が眼帯の下の眼窩から矢を取り出し、ビルの上からクァンシの生首を落とすと悪魔の姿で復活しました。しかし、目の前に現れたマキマに愛人達の命乞いをしますが一緒に殺され、2度目の最後を迎えています。

マキマの私兵で武器に変身できる「武器人間」達によって構成されている公安対魔特異5課の中に、2度目の最後を迎えたはずのクァンシの姿がありました。記憶を改竄されているためか、愛人達を殺したはずのマキマへと愛を囁く姿を見せています。マキマの号令で公安対魔特異5課はチェンソーマンへと襲いかかりますが返り討ちに遭っていて、悪魔の姿のクァンシも血を流して倒れていたため3度目の最後を迎えています。その後は1部には登場しませんでしたが、2部の143話で公安所属として再び登場しました。

チェンソーマン作中で岸辺はビルから落ちた時は車がクッションとなって運良く助かり、さらにビルから落とされた事で地獄へ召喚される事も回避しました。また、岸辺はマキマを殺すために襲撃した際はマキマに支配された「チェンソーマン」を呼ばれ危機に陥りますが、チェンソーマンは岸辺の事は殺さずに去っています。チェンソーマンが岸辺を見逃した理由は岸辺との約束を覚えていたためではないかと考えられていますが、詳しい理由は分かっていませんが1部を死なずに生き残る事ができた貴重なキャラとなりました。

過去にバディという相棒同士だったためか、過去に岸辺が振られていたとしてもクァンシと岸辺のコンビは読者から非常に人気が高いです。2部でクァンシが登場した際は、岸辺も再登場するのではないかと多くの読者が期待していました。公安側としてクァンシが再登場しているため、クァンシと岸辺のバディを組む姿を期待する読者だけでなく再びクァンシに愛を囁いて殴られる姿を期待する読者もいます。

クァンシと岸辺は作中に登場したキャラ達の中でも上位の強さを持ち、ファンの評価は2人の強さは同等かクァンシの方が少々上ではないかと考えられています。近い強さを持つ2人は、片方が評価を上げるともう片方の評価も上がっていく関係となっています。

チェンソーマンは年齢が分かっていないキャラも多く、クァンシは若い頃から姿が変わっていないため大まかな年齢すら分かっていません。さらに、悪魔へと変身できる武器人間の詳細な事は分かっていませんが不老では無いかと疑惑もでています。そのため、クァンシは岸辺とは同年代ではなく実はかなり年の差がある可能性もあり、同年代コンビでなく年の差コンビを期待する読者も少なくない数存在しています。

この記事では、過去にバディを組み相棒だったクァンシと岸辺の2人の過去や関係・最後等を紹介してきました。読者からの人気もおまけマンガで過去にコンビを組んでた頃が描かれていた影響からか非常に高いです。クァンシは死亡したと思われていましたが2部で再登場し、1部の最後まで生き残っていた岸辺と再びコンビを組む姿を見る事を多くの読者が期待しています。