【チェンソーマン】デンジとパワーがやったのか考察!二人の関係性は?
デンジとパワーは『チェンソーマン』第1部でバディを組んでいました。作中では二人が一緒に風呂に入るなど親密な様子が描かれており、読者の間で「デンジとパワーはやったのではないか」との声も上がっています。本記事では二人が本当にやったのか作中の描写をもとに考察します。
目次
デンジとパワーとは?
デンジとパワーがやった(男女の肉体関係があった)のか解説する前に、まずは二人の簡単なプロフィールを紹介していきます。併せて『チェンソーマン』という作品の概要やあらすじも確認しておきましょう。
デンジのプロフィール
主人公のデンジは金髪に赤い目、ギザギザの歯が特徴の根無し草の少年で、悪魔のポチタと二人で父親が残した借金を返済するために悪魔の駆除を行い暮らしていました。ところが仕事を斡旋するヤクザに裏切られ、デンジはチェンソーの力を目覚めさせる一方でポチタを失ってしまいます。悪魔でも魔人でもない存在になったデンジでしたが、公安のデビルハンターであるマキマに拾われました。それからデンジは同僚の早川アキやパワーと家族のような共同生活を送りながら、デビルハンターとして活動していくことになります。
パワーのプロフィール
パワーは血の魔人であり、公安対魔特異4課のデビルハンターです。魔人は人の死体を乗っ取った悪魔であり一般的に駆除対象ですが、パワーは比較的理性的なためマキマの管理下でデビルハンターとして働いています。後にデンジとバディを組み、早川アキも含めた3人で共同生活を送るようになります。見た目としては頭頂部から生えた2本の赤い角とギザギザの歯、ピンクめいたロングヘアーが特徴的です。理性的とはいえ奔放かつ好戦的な性格で虚言癖もあるため、デンジやアキを振り回す問題児となっています。
チェンソーマンの概要
『チェンソーマン』は藤本タツキさんによる漫画であり、ダークな作風が人気を博しています。第1部の公安編が2018年から2020年まで『週刊少年ジャンプ』で連載され、第2部の学園編が2022年から『少年ジャンプ+』で連載中です。そして『チェンソーマン』は漫画ランキングで1位に輝いたり賞を受賞したりするなど高い評価を獲得しており、コミックスは2023年4月の時点で累計発行部数が2400万部を超えています。さらに2022年にはテレビアニメ版が放送され、大きな話題となりました。
チェンソーマンのあらすじ
『チェンソーマン』は、悪魔という存在が日常的な脅威として存在する世界が舞台となっています。第1部公安編は、チェンソーの悪魔ポチタと一緒に不遇な生活を送る主人公デンジがとある事件に巻き込まれたところから始まります。チェンソーの悪魔の力を手にしたデンジは、マキマに拾われ公安のデビルハンターとして活動していくことになります。そして第2部学園編は、両親を悪魔に殺されたため悪魔を憎み、英雄視されているチェンソーマンすら嫌悪する少女三鷹アサが悪魔に襲われるところから物語が始まります。
デンジとパワーはやった?関係を考察
『チェンソーマン』は明け透けな恋愛関係の描写こそ少ないものの、キャラクターごとの恋愛感情などははっきり描かれています。例えばデンジはわかりやすく、マキマに想いが向けられていました。ただその一方で、デンジと最も近い距離感だった女性キャラはパワーです。ここではそんなデンジとパワーの関係について、二人が「やった」という疑惑が生まれた場面や、一緒に風呂に入った経緯、デンジのパワーに向けた意味深な発言などを中心に解説していきます。
デンジとパワーはやっていない?
結論から言うと、デンジとパワーは「やった」わけではありません。たしかにパワーとデンジは出会った当初こそ仲が良くなかったものの、戦いや修行などを経て次第に関係を深め互いに距離感も近くなっていきました。添い寝したり一緒に風呂に入ったりもしました。しかし最終的に男女の関係にまでは発展しませんでした。2人の深い関係性は、家族やバディとしての側面が強いものだったのです。
デンジはパワーの胸をもんだ?
デンジは女性の胸を揉むことがひとつの夢でした。そんなある時、パワーの友達である猫のニャーコが蝙蝠の悪魔に攫われてしまいます。そこでパワーは、ニャーコを助けることができたら胸を揉ませてあげるとデンジに約束しました。結果、無事にニャーコを救いだすことに成功したデンジは、その褒美としてパワーの胸を揉むこともできたのです。しかしパワーが胸パッドを入れていたこともあり、思っていたほどの興奮を得られなかったデンジはむしろ失望してしまう結果に終わったのでした。
デンジはパワーの血を吸っただけ?
作中には、デンジとパワーが抱き合い「やった」ように見える場面がありますが、これはデンジがパワーの血を吸っただけです。このときデンジはパワーの身の回りの世話をしており、そのためご褒美として約束していたマキマとのデートを断ったりしていました。そのように迷惑をかけていたパワーはデンジに嫌われてしまうことを恐れ、お詫びとしてデンジに自分の血を吸わせたのです。そしてデンジがこの時パワーの血を吸ったことが、後にマキマとの戦いの中でパワーが復活することに繋がっています。
デンジとパワーが一緒にお風呂に入った理由
パワーとデンジは一緒に風呂に入ったことがあります。その理由は、闇の悪魔のトラウマでパワーが幼児退行していたからです。根源的恐怖である闇をその名に冠し、また一度も死んだことがない超越者でもある闇の悪魔は、『チェンソーマン』作中でもトップクラスの強さを誇ります。そんな闇の悪魔との戦いは、パワーに大きなトラウマを残しました。結果、日常生活を1人で送ることすら難しくなるほどの幼児退行を起こしたのです。そしてそのパワーの面倒を見たのがデンジであり、一緒に風呂に入ったのもその一環でした。
デンジがパワーに「恋しいよ」という発言をした理由
デンジとパワーが恋愛関係にまで発展したと言われるひとつの根拠が、パワーにデンジが「恋しい」と発言したことです。ただこの発言はデンジのパワーに対する恋愛感情を証明するものではありません。この発言の背景として、デンジはこの時精神的にかなり追い詰められていました。マキマに裏切られ、家族同然の存在だったアキとパワーを失っていたからです。そんな中パワーが復活し再び出会えたとき生まれたのがこの発言でした。それゆえこの発言は、家族を失った寂しさを吐露するものだったのです。
デンジはパワーに下心がない?
デンジはデビルハンターになってから長らく、下心や性欲を糧にして活動を続けていました。事実、そのひとつの成果としてパワーの胸を揉むことを達成しています。しかしながらデンジは、パワーをそうした下心を含んだ目で見ることは次第になくなっていきます。例えばパワーと一緒に風呂に入った時もデンジは興奮を覚えることがないと発言していました。このときにデンジはもはやパワーのことを手のかかる妹のように感じていたからです。
デンジとパワーは家族のような関係?
デンジは出会った当初こそパワーを毛嫌いしており、また胸を揉みたいなどと下心も抱いていました。しかし共に生活しバディとして一緒に戦う時間が続くうちに二人は仲良くなり、デンジはパワーのことを妹のように思うようになりました。結果、デンジとパワー、そしてアキの3人は家族同然の関係を築き、互いに大事な存在と思うようになったのです。
デンジの目の前でパワーは死亡した?
デンジがパワーとの関係を深めていった中、デンジが思いを寄せるマキマの手によってそのパワーが突然殺されてしまいます。マキマは最初からデンジの中にいるチェンソーマンが目的であり、その手段としてデンジに幸せを与えてから絶望させることを計画していたのです。つまりデンジとパワーの関係が深まるのも、マキマの計画通りでした。では、マキマとデンジの戦いにおけるパワーの立ち位置について紹介していきましょう。
パワーはマキマの「ぱん」で死亡した
パワーはマキマの手によって、突然の死を迎えました。銃の魔人となったアキを殺してしまったことで精神的に摩耗していたデンジがマキマのもとを訪れていた時、そこにパワーも呼び出されていました。すると、なんの脈絡もなくマキマは、デンジの目の前でパワーを殺害したのです。この惨劇は、デンジを絶望させるというマキマの計画の一部でした。
デンジの中のパワーとポチタの会話
マキマによって殺されたパワーでしたが、かつてデンジがパワーの血を飲んだことが原因で、かろうじてデンジの中に生き残っていました。そしてマキマとの戦いで瀕死になったデンジを助けるために、同じくデンジの中で生きていたポチタがパワーに呼びかけます。ポチタを糧にすることで命を繋ぎデンジを助けてほしいとお願いされたパワーは、そのポチタの願いを即断で承諾したのでした。
パワーはその後復活する
ポチタの願いに応えたパワーは、マキマによって瀕死となっていたチェンソーマンの中から血の悪魔として復活しました。その際の姿は、かつて魔人だったときのような人間の女性ではなく、血の悪魔本来の異形のものでした。そして復活したパワーはかなり高いテンションのまま、今まで恐れ従ってきたマキマに対して猛攻撃を仕掛けたのです。
デンジとパワーの契約を考察!再登場はある?
『チェンソーマン』第1部の終盤はラスボスであるマキマとデンジの戦いになっています。その際、パワーの復活とデンジとの契約が戦局に大きな影響を与えました。それではデンジと復活したパワーの契約について紹介していきましょう。
解説①復活したパワーはマキマに降伏?
復活直後、マキマに猛攻撃を仕掛けたパワーでしたが、対するマキマがゾンビの悪魔を従え反撃に転じたことで一気に形勢が悪くなってしまいます。パワーはなんとか逃げようとしますが、マキマから容赦なく攻撃され、ついに追い詰められました。そこでマキマは、チェンソーマンを渡すようにパワーを脅します。結果、ビビったパワーはすぐに態度を翻しマキマに恭順する旨の発言を垂れ流しながら、チェンソーマンを差し出そうとしたのでした。
解説②パワーは最終的にマキマに逆らう
マキマにビビったパワーは大人しくチェンソーマンを差し出そうとしましたが、そのときデンジとの思い出がフラッシュバックします。結果、デンジが「初めての友達だから」という理由で助けたいと決意し、マキマに再び逆らうことを選択しました。しかしマキマには攻撃がまったく通用せず、マキマ配下のゾンビたちからも追撃を受け、パワーはデンジを連れて逃げることになりました。パワーはボロボロになりながらも逃走を続け、最終的に大きなゴミ箱の中にデンジと一緒に隠れることになったのです。
解説③デンジとパワーの契約
逃亡の末辿り着いたゴミ箱の中でデンジはパワーと再会しました。しかしデンジはすでに心が折れ生きるのに絶望している状態でした。そんなデンジにパワーは契約を持ち掛けます。パワーが血を与えデンジを蘇らせる代わりに、今後新たに生まれる血の悪魔と出会い仲良くなり、その血の悪魔をまたパワーに戻してほしいというのが契約内容でした。直後、デンジが意識を取り戻したときにはもうパワーの姿がなく、デンジの身体は復活していました。つまりパワーは自らを犠牲にしてデンジの血肉となり彼を復活させたのです。
解説④パワーは第二部で再登場する?
『チェンソーマン』は第2部学園編に入り、そこには第1部の主人公であるデンジも登場しています。しかしパワーはまだ再登場していません。ただ、血の悪魔と仲良くなりパワーを取り戻すという、デンジとパワーの契約がまだ果たされていません。また支配の悪魔であるマキマの生まれ変わりとされるナユタが登場しているなどの背景も手伝って、なおさらパワーの再登場がファンの間では強く期待されています。
デンジとパワーに対する世間での評判や人気
『チェンソーマン』は第2部に突入したものの、まだパワーは再登場していません。ただ第1部におけるデンジとパワーの関係性があったからこそ、第2部のデンジがあるという意見があります。事実『チェンソーマン』第1部冒頭と第2部ではデンジの行動原理が大きく違っています。そうした変化の最大の理由となっているのがパワーやアキたちと築いた家族同然の関係だったのではないかと考察されているわけです。
『チェンソーマン』では恋愛関係が成就することがほぼありません。そのためデンジとパワーが最終的にカップルとなることを望むファンはかなりの数存在するようです。しかしその一方で、家族愛こそが『チェンソーマン』の魅力であり、だからこそデンジとパワーも変わらず家族としての関係を続けてほしいというファンの声も多く見つかりました。どちらの意見にしろ、デンジとパワーの関係こそが至高という意見は共通しています。
『チェンソーマン』第1部で事実上の退場をしたパワーですが、デンジとの契約という伏線もあるため、第2部が始まってからも当然その再登場がファンから強く望まれています。ただその上で、パワーがどのような状態で、いかなる場面において再登場するのかということはファンの間で頻繁に議論されています。例えば、マキマ=ナユタという前例もあるため、パワー再登場の際に彼女の記憶はどうなっているのか、などが重要な論点となっているようです。
デンジとパワーはやったわけではなかった
『チェンソーマン』第1部のメインキャラであるデンジとパワーは、バディとして、あるいは家族として強い関係性を築きました。デンジはパワーのことを妹のように可愛がっていて、二人は一緒に風呂に入ったこともあるほどです。しかし二人は男女間の肉体関係として「やった」わけではありませんでした。それでもデンジとパワーがベストパートナーとして人気なのは確かです。そのため『チェンソーマン』第2部以降でパワーが復活し再登場することがファンから強く期待されています。
この記事のライター
Otokita Toma
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