【文スト】太宰治は最強の異能の持ち主?作中屈指の人気の理由も徹底考察
「文スト」の太宰治は強くてかっこよく作中でも人気の高いキャラですが、太宰治が持っている異能力は一体どんな能力なのでしょうか。本記事では「文スト」の太宰治の異能力について解説するとともに人気の理由についても徹底考察します。
目次
【文スト】太宰治とは?
武装探偵社に所属する探偵社員の一員です。主人公の中島敦に入水自殺をしようとしていたところを助けられるなどなぜか自殺願望が強いミステリアスな青年です。体のいたるところに包帯を巻いている姿がトレードマークです。武装探偵社の前はポートマフィアの人間でした。異能力「人間失格」を所有しており彼に触れると異能力は無効化されます。時折先を見据えた行動をしたり頭の回転が速いなど自殺を考えている人とは思えない行動力のあるキャラクターです。
太宰治のプロフィール
- 名前:太宰治
- 身長:181センチ
- 体重:67キロ
- 年齢:22歳
- 異能力:人間失格
「文スト」の太宰治は美女との自殺願望が強くミステリアスなキャラとされていますが、誰よりも早く情報収集し行動に移せる人です。先を見据え、常に予測をしながら動いているため太宰治が軸となって仕事をしていることが多くあります。包帯を体のいたる所に巻いているのが彼のトレードマークとなっています。
太宰治の実在モデル
「文スト」の太宰治をモチーフにしているモデルは明治時代に活躍された太宰治さんです。明治時代の偉人である太宰治さんも自殺未遂や薬物を繰り返していましたので設定は同じですが、他のキャラとの関係や設定は架空のものとなっています。また朝霧カフカ先生が明治時代の偉人をかっこよくして異能力を持って戦ったら面白いのではないかと話していたため設定が違いすぎる点に突っ込みを入れる人もいます。
文ストの概要
文豪ストレイドッグス「文スト」は2013年1月号よりヤングエースにて連載が開始された朝霧カフカ先生による異能力を用いて戦うアクション漫画です。2022年12月現在までに23巻まで発売されています。これまで電子書籍を含めた累計発行部数は1200万部を突破しています。2016年4月にテレビアニメ第1期が放送開始となりイケメンたちの戦いがかっこいいと注目を集め2016年10月に第2期、2019年4月に第3期、そして2023年1月に第4期がそれぞれ放送されています。
文ストのあらすじ
孤児院出身の文スト主人公、中島敦は入水し死にかけていた太宰治を助けたことにより、太宰治が所属する武装探偵社に入ることになります。中島敦はなぜか海外のマフィアから多額の懸賞金を賭けられていました。懸賞金目当てにポートマフィアの芥川龍之介が襲い掛かり異能力を使ったバトルが始まります。
【文スト】太宰治は最強の異能の持ち主?
「文スト」では登場人物それぞれが異能力を持っておりその力を使って戦いを繰り広げます。異能の種類によっては最強と言われていますが、太宰治の異能力は一体どんなものでしょうか。ここからは太宰治の気になる異能力について紹介します。
太宰治の異能「人間失格」の強さ
太宰治の異能力は「人間失格」です。この異能は「文スト」の中でも最強と呼べる強さを誇っており太宰治しか所有者はいません。相手が異能力を発動している状態で太宰治が触れると無効化されるというものです。よって相手が異能を発動しても太宰治の前では無効化されるということになります。
太宰治は策略家で頭が良い
「文スト」の太宰治の異能は最強クラスの強さを誇っていますが、太宰治の強さは異能だけではありません。戦闘では後方支援にも適しており先を見据えることができるため太宰治の作戦で武装探偵社が救われることが多々あります。予測することでどう動けばいいのか判断できるため異能だけではなく頭もいいキャラクターです。
太宰治と中原中也の「双黒」が強い
太宰治は元々ポートマフィアの人間でその際は中原中也とコンビを組んで行動を共にしていました。2人の異能の強さは最強で「双黒」と異名が付き彼らの右に出る者がいないほどでした。1人1人の異能の強さも最高ですが、2人合わさることで桁違いの強さがありポートマフィア内でもトップクラスの強さで知られていました。
太宰治の異能は「Q」の天敵?
Qの異能に唯一対抗できるのは太宰治が持っている「人間失格」のみです。Qの異能は自分を傷つけた人を呪い幻覚によって精神を破壊させ敵味方関係なく襲わせるという恐ろしい異能です。一度Qの異能が発動してしまうと止まることはありませんので、この異能に対抗できるのは「人間失格」しかないのです。
太宰治の異能が効かない異能
人間失格により無効化される異能ですが、唯一太宰治の異能力が効かない異能があります。それはハワード・フィリップス・ラヴクラフトの旧支配者です。太宰治が異能力を使用していたにも関わらずハワード・フィリップス・ラヴクラフトは太宰治に対して攻撃を与えることができました。人間失格が効かないということはあり得ませんので、太宰治も言っていましたがそもそも旧支配者は異能力ではないのかもしれません。
太宰治の異能は「君死給勿」も無効化する?
武装探偵社の面々が怪我をした際、探偵社員の与謝野晶子の異能力「君死給勿」で治癒させますが、太宰治は異能力を無効化してしまうため与謝野晶子の異能力が効きません。そのため太宰治が怪我をしたとしても治癒することができないため最高の強さを持っている「人間失格」が邪魔になる時もあります。ただどうしても治癒しなければならない時は太宰治を仮死状態にすると与謝野晶子の異能が使用可能になります。
【文スト】太宰治の人気の理由
ここまで太宰治の異能について紹介してきました。「文スト」の太宰治は最強の異能を持っており頭がいいことでも知られています。主要人物であるため登場回数が多いですが、なぜそれほどまで太宰治は人気があるのでしょうか。ここからは「文スト」の太宰治の人気の理由について紹介します。
人気の理由①自殺マニア
人気の理由1つ目は自殺マニアであることです。「文スト」の太宰治の初登場シーンは入水自殺を図っているところで主人公の中島敦に助けられますがどうして助けたのかと問い詰められていました。それほど自殺にこだわりを持っているミステリアスさがあります。しかし痛みや苦しみを味わいながら死ぬのは論外であり、また美女との心中自殺を夢見ています。
人気の理由②ミステリアスな雰囲気
人気の理由2つ目はミステリアスな雰囲気を持っていることです。自殺願望がありとにかくミステリアスな雰囲気のある太宰治ですが、そんなミステリアスな太宰治は「太宰治の七不思議」として紹介されていました。独特の雰囲気があり、あえて自分と言う存在を知られないようなミステリアスなオーラが漂っています。たとえ親しくなった人でもミステリアスな雰囲気は変わりません。
人気の理由③面倒見が良い
人気の理由3つ目は面倒見がいいところです。ポートマフィアにいた頃、芥川龍之介の教育係として彼を鍛え上げていました。芥川龍之介は今でも太宰治のことを尊敬し追い求めています。また中島敦に対しても武装探偵社に招き入れて芥川龍之介と同じように自分が教育係となっています。さらにポートマフィアを捨て路頭に迷っていた泉鏡花も武装探偵社に招き入れています。太宰治がいかに面倒見がいい人なのかわかります。
人気の理由④仕事の進め方
人気の理由4つ目は仕事の進め方にあります。太宰治は何よりも情報を得ることを大切にしています。情報がすべてと思っているため時には敵の陣地にわざと踏み入れて捕まることもあれば体を張ることもあります。また情報を得るだけではなく、時にはその情報量で共闘することもあります。
人気の理由⑤前職はポートマフィア幹部
人気の理由5つ目は前職がポートマフィア幹部だったことです。現在、太宰治は武装探偵社の社員として活躍していますが、武装探偵社の前はポートマフィアの若き幹部として働いていました。人を守る武装探偵社と人を殺すポートマフィアという全く真逆の立ち位置に属している部分もまたミステリアスさを漂わせています。
人気の理由⑥武装探偵社に入社した経緯や過去
人気の理由6つ目は武装探偵社に来た理由です。太宰治はポートマフィアの幹部だったころ織田作之助と坂口安吾と出会い意気投合しますが抗争により太宰治の目の前で織田作之助が死亡してしまいます。その時に織田作之助に言われたのが今いる場所にいるのではなく、弱者を救い孤児を守れという言葉でした。太宰治は親友の言葉の通りポートマフィアの幹部を抜け出し異能力者が集う武装探偵社に入社することになります。
人気の理由⑦包帯を巻く理由
人気の理由7つ目は包帯を巻いている事です。「文スト」の中でも太宰治ほど大量に包帯を巻いているキャラはいません。国木田独歩には「包帯無駄遣い装置」と言われるほど体のいたるところに包帯を巻いています。真相は不明ですが、けがや自殺、ポートマフィア時代にできた傷を隠すためではなく、自分を守るために巻いているのでしょう。本当の自分を隠すためにあえて包帯を巻いているものとされています。
人気の理由⑧芥川龍之介との関係
人気の理由8つ目は芥川龍之介との関係にあります。太宰治と芥川龍之介は師弟関係にあります。かつて太宰治は芥川龍之介と同じポートマフィアの人間でした。芥川龍之介は孤児で自分の命を捨ててでも殺された仲間の仇を取ろうとしていましたが太宰治が孤児だった芥川龍之介を部下として育て上げ鍛えました。芥川龍之介は太宰治のことを尊敬するとともに自分の力を認めてほしいため探偵社へ移った太宰治を今でも追い続けています。
人気の理由⑨中原中也との関係
人気の理由9つ目は中原中也との関係にあります。太宰治がポートマフィアにいたころ、中原中也とはコンビを組んでおり「双黒」という異名まで付けられるほどでした。2人の異能が組み合わされば最強の強さと呼ばれ彼らに敵う相手はいません。お互いを信頼し合えるからこそ冗談も言い合えます。言葉を交わさずとも考えがわかっているため「文スト」の中でも随一の相棒と言える関係です。
【文スト】太宰治のかっこいい名言
太宰治の人気の理由が知れたところでここからは太宰治の名言について紹介します。太宰治は「文スト」の中でも主要人物であるため登場回数も多くセリフも多いですが、一体どんな名言があるのでしょうか。
太宰治の名言①「自分を憐れめば…」
自分を憐れめば人生は終わりなき悪夢だよ
出典: animegaphone.jp
太宰治の名言1つ目は中島敦に対して放った台詞です。Qの攻撃により狼狽してしまった中島敦は術から解けるとその場に座り込んでしまい自分を責めるようになっていました。そこへ太宰治が中島敦に探偵事務所に一緒に帰るよう促します。まだ自分を責め立てている中島敦に対して太宰治が解いた言葉です。太宰治が中島敦を探偵事務所へ連れてきたため中島敦の教育係となっており、教えを説いているこの台詞はまさに名言そのものでした。
太宰治の名言②「確かに人は皆…」
確かに人は皆罪深く愚かだ だからいいんじゃあないか
出典: comicin.jp
太宰治の名言2つ目です。太宰治は今現在は武装探偵社の一員ですが、探偵社に来る前はポートマフィアの一員でした。よって人の汚い部分もたくさん見てきたに違いありません。争いごとが絶えないポートマフィアでなら人の綺麗な部分を見てこなかったでしょう。それでも人がいいことを知っているから人間をやっていると太宰治は言っています。この台詞は太宰治の哲学的な名言です。
太宰治の名言③「正しさを求める言葉…」
正しさを求める言葉は刃物だ
出典: bibi-star.jp
太宰治の名言3つ目は「文スト」の小説版「太宰治の入社試験」より国木田独歩に対して放った台詞になります。この物語は法律で裁くことができない犯罪者たちを蒼王の恋人が殺害していき、この事件に探偵社も巻き込まれてしまうというものです。結果的に蒼王の恋人は殺されてしまいますが、悲しみに暮れる国木田独歩に対して太宰治が解いた名言ともとれる台詞です。弱者を傷つけることはできても救済することはできないと言っています。
太宰治の名言④「強くなった…」
強くなったね
太宰治の名言4つ目は芥川龍之介に向けて放った上記の台詞です。太宰治がポートマフィアにいた頃、芥川龍之介の師匠のような位置にいました。太宰治が探偵社に移ってからも芥川龍之介はずっと太宰治に自分の強さを認めてもらおうと必死でした。芥川龍之介がギルド戦でボロボロになりながらも太宰治に強さを認めてもらおうと必死だった時に太宰治が言った台詞です。芥川龍之介は強さを認めてもらいたいと必死だったためその呪縛から解き放たれたことでしょう。
【文スト】太宰治の声優
太宰治のかっこいい名言が知れたところでここからは「文スト」に登場する太宰治を演じている声優について紹介します。最強の異能を持ちながら死にたい願望が強いミステリアスキャラである太宰治の声を演じているのは一体誰なのでしょうか。
太宰治の声優は「宮野真守」
太宰治の声を担当しているのは声優の宮野真守さんです。2016年4月に第1期が放送されましたが、太宰治の声は第1期から第4期まで変わっていません。陽気な声や思案する声など太宰治だけでも様々な声を出されており太宰治だけではなく宮野真守さん自身も人気が高まっています。
宮野真守のプロフィール
- 名前:宮野真守
- 愛称:マモ、マモちゃん
- 生年月日:1983年6月8日
- 出身地:埼玉県
- 身長:182センチ
- 体重:72キロ
- 事務所:劇団ひまわり
宮野真守の主な出演作品
宮野真守さんの主な出演作は、「鬼滅の刃」(上弦の弐・童磨)、「亜人」(永井圭)、「東京喰種トーキョーグール」(月山習)、「七つの大罪」(ギルサンダー)、「うたのプリンスさまっシリーズ」(一ノ瀬トキヤ)などがあります。主人公や主要人物に選ばれることが多くクールなキャラから陽気なキャラまで幅広く演じています。
【文スト】太宰治に対する世間での評判や人気
上記の人は「文スト」の中でも太宰治にハマってしまったようです。異能力者の異能を無効化にするという最強の異能を持っておりかっこいいことで知られていますが、太宰治にを知れば知るほど好きになっていく人がいます。
太宰治の入社試験の小説を買っているため上記の方は太宰治が好きなのでしょう。イラストを描きたいくらいハマったようです。本編はアニメで放送されるため本を買うことを我慢していたようですが、待ちきれなかったようです。
「文スト」の太宰治が好きすぎるとコメントしています。太宰治が使っている上記の言い回しも好きと言っています。好きなキャラが名言や台詞を言っていると真似したくなるのかもしれません。
【文スト】太宰治は最強の異能の持ち主だった
太宰治の異能力は「人間失格」であり触れた異能を無効化することができる異能です。「文スト」の中でも無効化の異能を持っているのは太宰治ただ1人であり最強の強さを持っているとされています。自殺願望が強く変人でありミステリアスな部分が多いキャラと言われていますが、太宰治の異能力を持ってすればヨコハマの街も安泰するでしょう。
この記事のライター
花道ユキノ
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