【進撃の巨人】マルロの死について徹底解説!ヒッチとの関係や声優も
マルロは、『進撃の巨人』に登場する憲兵団の新兵でしたが、後に調査兵団へと転属し、巨人との戦いに身を投じるキャラです。本記事では、そんな『進撃の巨人』の中でも特に正義感の強いマルロの活躍や死亡シーン、さらにヒッチとの関係について徹底解説していきます。
目次
【進撃の巨人】マルロとは?
『進撃の巨人』に登場するマルロは、黒髪のおかっぱ頭という特徴的な見た目をした憲兵団の新兵です。非常に真面目で正義感が強く、憲兵団に入団した理由も腐敗した憲兵団を正しい姿に戻す為としています。まずは、そんなマルロのプロフィールと『進撃の巨人』の概要、あらすじをおさらいしましょう。
マルロのプロフィール
- 名前:マルロ・フロイデンベルク
- 誕生日:2月28日
- 身長:178cm
- 体重:66kg
- 所属:憲兵団→調査兵団(70話以降)
- 年齢:不明
- 出身地:不明
マルロは、『進撃の巨人』の登場人物の中でも、特に正義感が強い真面目キャラとして描かれています。真面目過ぎるが故に、ヒッチの好意や周りからのからかいに気付かない程鈍感です。同期のアニから、変えるべきは人ではなく組織の仕組みだと助言され、考え抜いた結果、後に憲兵団から調査兵団へ転属しました。
進撃の巨人の概要
マルロが登場する『進撃の巨人』は、巨人と人類との壮絶な戦いの歴史を描いたダークファンタジー漫画です。『別冊少年マガジン』の創刊号から2021年の5月号まで連載され、コミックス全34巻の発行部数は、2022年9月の時点で世界累計1億1000万部を突破する人気作品となっています。アニメ化やゲーム化など、様々なメディア展開もしており、2015年には実写映画化もされました。
進撃の巨人のあらすじ
巨人の突然の出現で、世界人口の大半が捕食されてしまった世界が物語の舞台です。生き残った人類は、巨大な三重の城壁を築き、その中で100年の平和が実現します。しかし、その平和も超大型巨人の出現によって一瞬にして崩壊してしまいました。巨人の襲撃で住む場所と母親を失った主人公の少年エレンは、その元凶である巨人を一匹残らず駆逐することを誓い、物語は幕を開けます。
【進撃の巨人】マルロの活躍や死亡を解説
主人公のエレンにも負けない程の熱い性格で、正義感の強いマルロは、作中でどのような活躍をしたのでしょうか。ここからは、『進撃の巨人』本編でのマルロの活躍と死亡シーンについて紹介していきます。
活躍①憲兵団に入団する
マルロが新兵として配属されたのは、ストヘス区憲兵団でした。憲兵団は、城壁の内側で王の側近兵や警察の役割を持つ大切な組織です。しかし、その実態は、上官は仕事を新兵たちに丸投げし遊びに興じる程腐りきったものでした。マルロは、そんな憲兵団を本来の正しい姿に戻すことを目的に憲兵団に入団します。
アニメ版では、新兵たちの目の前で軍への官給品を横領する上官とマルロが激しく争うシーンが追加されています。正義感の強いマルロは、上官の不正が許せず咎めますが、上官はマルロに一方的な暴力をふるって黙らせようとしていました。アニとヒッチが仲裁に入った為、その場はなんとか収まりましたが、憲兵団の腐敗した実態をより鮮明に描いています。
活躍②ストヘス区での戦い
エレンを憲兵団に引き渡すことが決まり、その護送に就いた憲兵団の新兵達。壁内部での任務でしたが、そこに女型の巨人が突如出現した為、マルロは驚きます。さらにそこへ巨人化したエレンも現れたことで、ストヘス区の街中で激しい戦闘が始まりました。マルロは事情を聞こうと調査兵団の兵士に詰め寄りますが、何も説明されませんでした。死傷者が大勢出る程の惨事にもかかわらず、詳細が何も伝えられない現状に、マルロは激しく絶望します。
活躍③調査兵団の協力者として信用を得る
ストヘス区での戦いから数か月が過ぎた頃、マルロはヒッチと共に、リーブス商会の会長殺害容疑をかけられた調査兵団の捜査に向かいます。しかし、リヴァイ達に見つかり逆に拘束されてしまいました。腐りきった憲兵団よりも調査兵団のやっていることの方が正しいと感じたマルロは、調査兵団に協力を申し出ます。リヴァイ班のジャンは、一芝居打ってマルロの言葉が虚偽ではないことを確認すると、マルロとヒッチは調査兵団の協力者として信用を得ました。
活躍④調査兵団に転属する
マルロとヒッチが調査兵団の協力者となったことで、エルヴィンによるクーデターが成功し、現王制が崩壊します。軍の仕組みが根本から変わることに、マルロとヒッチは調査兵団に協力したことは正しかったと実感しました。その後、マルロは調査兵団への転属を志願します。マルロに対して密かに好意を寄せていたヒッチは、なじりながらマルロの転属を止めようとしました。しかし、鈍感なマルロはヒッチの好意に気付かず、ヒッチを振り切って調査兵団に転属します。
活躍⑤ウォール・マリア最終奪還作戦で死亡
エルヴィンの指揮の下、ウォール・マリア最終奪還作戦に参加することになったマルロ。調査兵団の先輩兵士達が乗る馬を預かり守るという任務に就いていたマルロ達新兵は、必死に任務を遂行します。しかし、獣の巨人による投石攻撃で、先輩兵士達は一瞬で全滅し、新兵達の指揮も下がってしまいます。マルロも初めての巨人との実戦に、初めて死に対する恐怖を感じていました。
何としても獣の巨人を捕えようとするエルヴィンは、残ったマルロ達新兵をかき集めると、正面から特攻することを決定します。エルヴィンを先頭に、新兵達は横に広がって一斉に突撃していきました。獣の巨人を相手に自分の死を悟ったマルロが最期に思い出したのは、ヒッチの姿でした。自分が死に恐怖している今、呑気に寝ているであろうヒッチを羨ましく思ってしまうマルロ。次の瞬間、無情にも獣の巨人が投げた巨石を顔面に受け、マルロは死亡してしまいました。
【進撃の巨人】マルロとヒッチや他キャラの関係
マルロが本編に登場する際は、必ずと言って良い程ヒッチが一緒に登場します。これは、同じ憲兵団で同期だからというだけが理由ではないと言われています。マルロとヒッチの関係とは一体どのようなものなのでしょうか。ここからは、マルロとヒッチとの関係に加えて、憲兵団の同期であるアニや『進撃の巨人』の主人公・エレンとの関係について解説していきます。
マルロとヒッチの関係
正義感が強くいつも真面目なマルロと緩く不真面目なヒッチは、性格の不一致から出会ったばかりの頃は衝突を繰り返す関係でした。しかし、一緒の任務に就くうちに、ヒッチはマルロの真面目な言動に好意を寄せていきます。一方のマルロは、恋愛事に鈍感だった為、そんなヒッチの好意に全く気付くことなく、すれ違う形で調査兵団に転属してしまいます。
そんなマルロでしたが、死亡する直前に思い出したのはヒッチの姿でした。マルロが、無意識の内にヒッチをかけがえのない存在と認識していたことがうかがえます。
マルロとエレンの関係
『進撃の巨人』の本編で、エレンとマルロが直接的な関係を持つ描写はありません。しかし、エレンが所属する調査兵団に協力したり転属することで、少なからず関係を持っています。ジャンやアニに考え方や言動がエレンと非常に近いものだと思わせる程、マルロはエレンと性格が似ています。さらに、恋愛事に関係する部分も鈍感であるという点も酷似している為、直接の接点はありませんが似た者同士と言えるでしょう。
マルロとアニの関係
マルロとアニは、ストヘス区憲兵団で同期という関係です。不正を正そうと考えるマルロに対して、アニはその考え方を肯定した上で、「マルロのような人ばかりが体制を占めてもだめだ」と助言します。アニは、正義感の強すぎるマルロとかつての同期であるエレンを重ね合わせて見ていたのでしょう。アニの助言は、変わるべきは人ではなく組織そのものだとマルロに気付かせるきっかけとなりました。
【進撃の巨人】マルロの名言
『進撃の巨人』には数々の名言や名シーンが登場します。その中で、マルロの発したセリフは、どれも真面目で正義感に溢れるかっこいい名言が多いと人気です。ここからは、マルロが『進撃の巨人』の作中で発した名言を3つ紹介していきます。
マルロの名言①「全員が正しい人である…」
全員が正しい人であることを前提とした仕組みに問題があるのなら 変わるべきは人じゃなくて…仕組み…の方…なのか…?
出典: renote.net
アニの意見を聞いたマルロが、自分の考え方を改める時の名言です。アニはマルロが正しい人であると認めた上で、「悪人の方が普通の人間で、流れに逆らって正しいことをしようとする人が特殊だ」と発言します。アニの意見を聞いたマルロは、人をどれだけ変えても組織の仕組みを変えなければ意味がないのではないかという考えに行きつくのでした。
マルロの名言②「俺に協力させて…」
俺に協力させてください!!この世界の不正を正すことができるのなら俺はなんだってやります!!
出典: renote.net
正しいことをしているのは調査兵団の方だと気付いたマルロがリヴァイ班のメンバーに対して発した名言です。憲兵団の任務で、リーブス商会会長の殺害容疑がかけられた調査兵団の捜査をしていたマルロとヒッチは、逆にリヴァイ達に拘束されてしまいます。そこで、リヴァイ達からリーブス商会会長殺害事件の真実を知らされ、マルロは調査兵団への協力を申し出ました。正義感の強いマルロらしい堂々とした名言です。
マルロの名言③「来る…」
来る——これが死か 自己犠牲の精神 自分で言ってたのがこれだ ヒッチは今頃何を…イヤ…あいつはまだ寝てるか……あぁ…いいな わからない 何で 俺は…今頃——
出典: renote.net
マルロが死亡直前に心の中で呟いた名言です。調査兵団に転属し、ウォール・マリア最終奪還作戦に参戦したマルロ。しかし、先輩達の部隊は獣の巨人によって一瞬にして壊滅させられてしまいました。残ったマルロ達新兵に、団長のエルヴィンは自ら先頭を走り特攻を命じます。死を悟ったマルロは、死亡直前にヒッチの姿を思い出し、不覚にも調査兵団に転属したことを後悔しがら無残にも岩で顔面を吹き飛ばされてしまうのでした。
【進撃の巨人】マルロの声優
特徴的な見た目と正義感の強い性格のマルロは、原作漫画でも存在感の大きいキャラでした。そんなマルロは、アニメでもハキハキと正論を喋る威勢の良いキャラとして登場します。アニメでは、独特の低めの声で、マルロの真面目さを表現されていました。ここからは、アニメ『進撃の巨人』でマルロ役を演じた声優について紹介します。
マルロの声優は「杉田智和」
『進撃の巨人』のアニメ版で、マルロの声を演じた声優は、杉田智和さんです。杉田智和さんは、独特の低音ボイスで男女ともに人気の高い有名な男性声優です。熱い性格で真面目過ぎる新兵であるマルロ役は、杉田智和さんにとってまさにはまり役と言えるでしょう。
杉田智和のプロフィール
- 名前:杉田 智和(すぎた ともかず)
- 生年月日:1980年10月11日
- 血液型:B型
- 所属事務所:株式会社AGR
声優を志したきっかけは、高校時代に兄から声を活かした仕事を勧められたからだそうです。声優としても活躍している杉田智和さんですが、ゲーム開発や事務所の取締役社長に就任するなど、マルチに活躍している人物としても有名です。また、アニメやゲームにも詳しく、コアな話題で盛り上がる様子がラジオや動画でうかがえます。
杉田智和の主な出演作品
- 『銀魂』坂田銀時
- 『ワンピース』シャーロット・カタクリ
- 『スーパーダンガンロンパ2』田中眼蛇夢
- 『戦国無双シリーズ』加藤清正
独特なテンションと渋めの低音ボイスに定評がある人気声優の杉田智和さん。熱い性格の青年や真面目な顔して突拍子もないことを言い出す天然キャラを演じることが非常に多いです。トークのテンポも良い為、アニメやゲーム関連のイベントでは場の盛り上げ役にもなっています。
【進撃の巨人】マルロに対する世間での評判や人気
マルロは、憲兵団から調査兵団に転属したことで、これからエレン達と共に物語の中でどう活躍していくのか期待する読者は大勢いました。しかし、エルヴィンの指揮の下、一般兵達と共に一瞬にして巨人に殺されてしまうシーンは、あまりにも残酷で衝撃的でした。死の直前、呑気に寝ているであろうヒッチを思い出して羨ましがるセリフは、とても印象深いものだったようです。
マルロの死亡シーンは、原作でも見開き2ページで死に対する恐怖が語られています。漫画でも名シーンとして有名なマルロの死亡シーンと名言ですが、アニメ版でもその再現度の高さが話題となりました。それに加えて、マルロ役である声優の杉田智和さんの迫真の演技によって、涙なしでは見られないシーンとなっています。
正義感の強い真面目なマルロのファンは意外と多いようで、その残酷で不憫な死を悲しむ声が多く挙がっていました。物語の最後まで生き残って、ヒッチと幸せになってほしかったと嘆く読者もいます。
【進撃の巨人】マルロの最後はあっけなかった
『進撃の巨人』の登場するマルロは、活躍は少ないものの、見た目とエレンによく似た正義感の強い性格で読者から人気のあるキャラです。しかし、そんなマルロの死亡シーンは、一般兵達と共に獣の巨人に一瞬で殺されてしまうというあっけないものでした。エレン達のような物語のメインキャラとは違う、一般兵の気持ちを代弁したような最期のセリフはとても印象深いものとして有名です。そんなマルロの活躍を、漫画やアニメで是非堪能してみて下さい。
この記事のライター
ルキナ
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