【進撃の巨人】マガトはマーレ軍のエルディア人隊士隊長!正体や最後について
進撃の巨人に登場するマガトはマーレ軍将校の座に就いているエルディア人戦士隊の隊長で、ライナーたちマーレの戦士を鍛え上げた存在として描かれています。本記事では進撃の巨人のマガトの人物像とモデル、正体や最後などについて解説していきます。
目次
【進撃の巨人】マガトはマーレ軍のエルディア人戦士隊隊長
進撃の巨人本編がマーレ編に突入した時、九つの巨人の継承者になろうとするマーレの戦士が主要キャラとして描かれるようになると、その彼らを教え導く存在としてマガトが登場しました。ここではマガトのプロフィールと進撃の巨人の作品概要及びあらすじを紹介していきます。
マガトのプロフィール
- 本名:テオ・マガト
- 誕生日:12月21日
- 身長:174cm
- 体重:80kg
- 所属:エルディア人戦士隊隊長→元帥
マガトは初登場時点でエルディア人戦士隊隊長
進撃の巨人初登場時はエルディア人戦士隊の隊長として描かれ、同時に巨人化能力継承候補生、通称マーレの戦士である少年兵たちに厳しい指導をしていました。マーレの戦士には過酷な運命が待っていることを覚悟させ、それに耐えられる人材かどうかを見定めていました。
マガトの性格
性格は厳格かつ冷静沈着で、マーレ人がエルディア人を蔑んでいる中でマガトは偏見を持たずたとえエルディア人であっても部下であればその人を尊重していました。指導者として厳しく当たることが多いですが、酔ったコルトがうるさく騒いだことには目を瞑ってあげるなど柔軟性も持ち合わせています。
進撃の巨人の概要
進撃の巨人は諌山創によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。巨人と人間の戦いをリアルに描いたダークファンタジー作品として2009年9月~2021年4月に連載され、緻密に練られた伏線やスケールの大きいストーリーとバトル描写が人気を博しました。2022年9月時点で世界累計発行部数は1億1000万部を突破しています。
進撃の巨人のあらすじ
ウォールマリアに守られた街シガンシナ区で生活していたエレンは、家族と共に平穏な暮らしをしていましたが超大型巨人の出現によってその日常が奪われました。侵入してきた巨人の群れに襲われ人々が逃げ惑う中、エレンは目の前で母親が捕食される瞬間を見てしまい強い憎悪を抱くようになります。全ての巨人を駆逐することを決意したエレンは、巨人を討伐する力を求めて調査兵団に入団するのでした。
【進撃の巨人】マガトの正体やモデル
ここからは進撃の巨人におけるマガトの正体やモデルについてまとめていきます。マガトの出生や家族関係について作中では一切明かされておらず、読者の間で実はマガトの正体に一癖あるのではないかと考察されています。また、モデルとなった人物はまさかのサッカー監督ではないかと言われています。
マガトの正体を考察
読者が予想するマガトの正体考察はグロス曹長の息子説、アニの父説の2つが有力と言われています。実際の結果は不明ですが、考察内容からマガトの人物像により近づけることでしょう。具体的な考察内容を以下にまとめていきます。
マガトの正体はグロス曹長の息子?
グロス曹長はグリシャの回想シーンに登場したマーレ治安当局の男で、エルディア人差別や偏見が強くフェイを犬に襲わせたことすらあります。マガトの行動とは真逆の思想を持っているわけですが、マガトは父親だったグロス曹長を見た影響で差別に対する考えを改めたのではないかと言われています。
マガトの正体はアニの父?
アニはライナーと共に調査兵団に入ったマーレ人で、彼女の父親の正体は長い間考察されています。アニの回想シーンにて父親はシルエットでのみ描かれていましたが、その時の父の背丈はそれほど高くありませんでした。マーレ人は高身長なキャラが多い中でマガトの身長は174cmであり、アニの父親説の候補として考えられるようになりました。
マガトのモデル
マガトのモデルはドイツ人サッカー監督のフェリックス・マガトと考えられています。フェリックスはハードな練習メニューで有名な監督であり、過去には日本代表の長谷部誠選手を指導したことがあります。名前がそっくりそのままであること、厳しい指導をするという2点からモデル候補筆頭と言われています。
【進撃の巨人】マガトの活躍や最後・名言
進撃の巨人は巨人と人間の戦いが描かれている他に、登場キャラ一人ひとりの生き様が鮮明に描かれていることで人気があります。ここでは進撃の巨人におけるマガトの活躍や最後・名言についてまとめていきます。
マガトの活躍や最期
マガトは主にマーレ軍としての活躍を本編随所に残しています。冷静沈着な性格によって状況を見極めることに長けており、その優秀さによって評価されていったわけですが、最終的には悲劇的な最後を迎えてしまいます。実際の活躍と最後のシーンを1つずつ解説していきます。
活躍①始祖奪還作戦が始まる
世界各国の軍事力が上がっていったことを受けて、マーレ政府はパラディ島の地下に眠る資源獲得に動き出し、その障害となる始祖の巨人を奪おうと画策します。始祖奪還作戦にはマーレの戦士が起用されることになり、マガトはその部隊の隊長としてマーレの戦士を指導し選抜する立場に置かれました。
活躍②スラバ要塞攻略戦
スラバ要塞攻略戦が行われるとマガトはエルディア人戦士800人とマーレの戦士を率いて最前線で戦いました。装甲列車を相手に苦戦を強いられますが、ガビが単独で列車を破壊できると進言してきた時にはその言葉を信じ、彼に単独突撃を許可しました。結果、ガビの働きによって列車は破壊されマーレの勝利に大きく貢献しました。
活躍③タイバーとの会談
タイバー家本部への来訪にマガトは急遽出張となった上司の代わりに代表として会談に参加しました。そこでタイバーからマーレとエルディア人を救うために協力してほしいと話を持ち掛けられ、マガトはその提案を受け入れました。その1ヶ月後に再びタイバーと再会すると軍内部の調査内容を報告し、マーレに入り込むスパイの存在を嗅ぎ取ろうとします。
活躍④パラディ島への宣戦布告
マーレのエルディア人居住区であるレベリオ収容区にて、タイバーは世界に向けてパラディ島への宣戦布告をします。そこでタイバーは始祖の巨人継承者のエレンに殺害されてしまいますが、それはタイバーの狙ったことでありその事件によって世界各国にエレンとパラディ島の脅威を知らしめることに成功します。マガトは対巨人砲でエレンを狙いましたが仕留めることはできませんでした。
活躍⑤パラディ島を奇襲する
マーレ軍上層部が全滅したことによりマガトは元帥の地位に立たされます。ほどなくしてマーレ軍のみでパラディ島奇襲が決定します。元帥となったマガトでしたが、人材不足だったためマガトも砲撃手として出陣することになりピークの背中に乗ってエレンやジークにダメージを与えました。
活躍⑥地鳴らし
エレンとジークの接触を拒もうと奮闘していたマガトたちでしたが、阻止することに失敗しついに地鳴らしが開始されます。マーレ軍は壊滅しマガトとピークを置いて本国に撤退し、残されたマガトはハンジとリヴァイと遭遇し地鳴らし阻止の協力を求められました。初めは思想の違いから意見が食い違っていた両陣営でしたが、ガビの懇願により意見は共闘することに一致します。その時、マガトは知らない内に成長していたガビに感動する様子を見せていました。
活躍⑦マガトの最期
唯一の移動手段だった飛行艇がイェーガー派によって占拠されていると知ると、アズマビト家の整備工場で飛べる可能性にかけることにします。マガトは殿を務めるため単身で港に残り、停泊してあった軍艦を爆破しようとします。そこでキースと出会うと2人で船の弾薬庫に立てこもり、互いに最後の戦友の名を口にしてから火をつけて自爆し軍艦を沈めました。
マガトの名言
マガトの魅力を語る上で彼の残した名言は欠かせないものでしょう。読者の間ではマガトの名言は年長者としての風格を感じられると言われ、高く評価されています。読者の間でも人気のある名言をチェックしていきましょう。
マガトの名言①「マーレ人の戦争とは…」
マーレ人の戦争とは新聞の活字にのみ存在します 字を読むだけで領土が広がるのだから楽でいい 鉄砲玉を浴びるのが手名付けた悪魔の末裔ならなおのこといい
出典: renote.net
タイバー家との会談にてマガトは徴兵制復活について問われます。その時の意見として語ったセリフが上記のもので、軍や兵器が巨人よりも遅れているという皮肉を口にしました。エルディア人に犠牲を押し付けて高みの見物をしているマーレ人に対して、マガトが相当な怒りを抱いていたことが分かります。
マガトの名言②「エルディア人は悪魔の…」
エルディア人は悪魔の末裔に違いありません そして私達は悪魔に違いない
出典: renote.net
タイバーが宣戦布告で死亡する運命は予めマガトと話し合って決めていたことでした。当初マガトは大勢死んでしまうことを危惧していましたが、エルディア人を死に追いやったことは何度もしてきたことだと説得され、同時にタイバーの強い覚悟を思い知らされます。そんな彼の思いに応えるようにマガトは上記のセリフを口にして固い握手を交わすのでした。
マガトの名言③「血に塗れた愚かな…」
血に塗れた愚かな歴史を忘れることなく後世に伝える責任はある
出典: renote.net
地鳴らし阻止をかけてハンジたちと言い争っていたマガトでしたが、島の人と慣れ合い本音を知っていく内に昨夜の行いを反省するようになりました。マーレとエルディア双方が犯してきた歴史の過ちを正すためにも、マガトはマーレの戦士たちに歴史を後世に伝えることの重要性を上記のように説きました。
【進撃の巨人】マガトと他キャラの関係
マガトはエルディア人戦士隊隊長及び元帥の立場であったことから、マーレの戦士やマーレ軍の部下と深い関係性を持っています。また、最後の場面で出会ったキースとの関係性は読者の間で人気が高いです。ここからは進撃の巨人におけるマガトの他キャラの関係についてまとめていきます。
マガトとキース・シャーディスの関係や共通点
キースは訓練兵団の教官でマガトと同じく訓練兵を指導する立場でした。その教育指導はとても厳しいことで有名で訓練兵からは鬼教官と呼ばれていました。マガトとは最後に軍艦で出会っただけの関係ですが、立場や人柄において共通している部分が多く似た者同士と言えます。
マガトとガビ・ブラウンの関係
ガビはマーレの戦士候補生の1人でありマガトの教えを受けていました。当時ガビはマーレの教育を受けたことでエルディア人に強い偏見を持っていましたが、マガトの見えないところで様々な人物と知り合ったことでその思想が払拭されていき、地鳴らし阻止の一件では別人のように成長した姿でマガトを感動させていました。
マガトとヴィリー・タイバーの関係
ヴィリーとはパラディ島侵攻の作戦を共に進めた関係です。タイバー家は裏でマーレを支配していた一族で当時のマガトはそれに嫌味を言っていましたが、ヴィリーがそれを受け止め救済しようとする姿勢を見て彼のことを信頼しました。
マガトとピーク・フィンガーの関係
ピークは車力の巨人を継承したマーレの戦士の1人で、パラディ島奇襲作戦の際にマガトと行動を共にしました。巨人化したピークは背中に重火器を装備することができ、マガトは砲撃手として彼女の背中に乗って戦場へ出ました。砲撃手として高い能力を持っていたそうで、遠距離からエレンやジークの急所を撃ち抜いてみせました。
マガトとジーク・イェーガーの関係
ジークはパラディ島の内通者でしたが、マーレの戦士を束ねる戦士長だった頃はマガトと長く付き合っていました。マガトはジークの飄々とした態度に不気味さを感じ未だ底知れぬガキと称していました。その後、パラディ島でジークと対峙した時は珍しく感情をむき出しにしピークからたしなめられました。
【進撃の巨人】マガトの声優
アニメ版進撃の巨人では、臨場感あるバトル描写とそのキャラが生きているように感じられるほど迫力のある声優の演技が人気です。ここではアニメ版進撃の巨人にてマガトの声を担当した声優についてまとめていきます。
マガトの声優は「斉藤次郎」
マガトの声を担当した声優は斎藤次郎(さいとうじろう)さんです。ケンユウオフィスに所属している男性声優で、渋みのあるバリトンボイスを持ち味に老齢なキャラやロボットキャラの演技に定評があります。また、洋画吹き替えではイドリス・エルバの担当として知られています。
斉藤次郎のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:栃木県
- 生年月日:1965年5月24日
- 血液型:B型
- 身長:176cm
- 事務所:ケンユウオフィス
- デビュー時期:1999年
斉藤次郎の主な出演作品
- 公孫龍(キングダム)
- オオロンブス(ONEPIECE)
- 芥子(東京喰種:re)
- モーン(ポケモンSM)
- 無堂(五等分の花嫁)
【進撃の巨人】マガトに対する世間での評判や人気
これまでマガトの人物像や正体、モデルに最後のシーンまでをまとめてきましたが、彼の存在や活躍シーンに対してファンはどのように思っているのでしょうか。ここでは進撃の巨人ファンによるマガトへの評判や人気をSNSに寄せられているコメントから明らかにしていきます。
ファンの間でマガトはマガト隊長と慕われており、彼の人選力や会談での優秀さを評価しているコメントが寄せられていました。一部のファンからは影の立役者とも言われており、マガトの選択一つひとつが進撃の巨人ラストの重要な場面に繋がっていたため、彼が隊長でなければ全く違った最終回になっていたのかもしれません。
マガトがキースと共に自爆していく最後のシーンは多くの読者から感動のコメントが寄せられていました。キースとマガトは2人ともエレンやガビといった主要キャラを教え導いた存在であり、彼らが年長者の責任として最後に命をかけて散っていく姿は作中屈指の名場面と言えるでしょう。
マガトのモデルについては様々な人が考察しているものの難航しているようでした。元々はマガト監督がモデルと考えられていましたが、公式の原画集でマガトのモデルが某俳優と記されていたことで、現在は諌山先生が好きそうな俳優を模索する流れができています。現時点で有力なモデルは伊武雅刀と言われています。
【進撃の巨人】マガトは悲しい最期を迎えた戦士隊隊長だった
進撃の巨人に登場しているマガトはマーレの戦士に戦い方を教えた厳しき指導者であり、マーレ軍の元帥としてパラディ島侵攻の中枢となった人物でした。作中屈指の良識だったがために、最後にキースと自爆した瞬間は多くの読者を悲しませたことでしょう。進撃の巨人は原作が完結していますが、2023年にアニメ版のファイナルシーズンが公開されているため、より作品を楽しむためにもマガト隊長の活躍を復習しておくと良いでしょう。
この記事のライター
zeile
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