【うる星やつら】ラムについて徹底解説！かわいい魅力や声優も紹介

うる星やつらに登場するラムは、うる星（ラム星／TVアニメでは鬼星）から来た鬼娘という宇宙人です。うる星やつらの主人公、諸星あたると鬼ごっこをしたことがきっかけで婚約者になったと勘違いし、一途に惚れ込んでしまう物語のヒロインです。方言が強く、自身を「うち」と表現し、語尾に「～っちゃ」や「だっちゃ」を付けて話します。

1978年に少年サンデーで初掲載された『うる星やつら』は、高橋留美子先生が作者のSFや恋愛、ギャグ要素のある少年漫画です。宇宙人の鬼娘ラムが、女好きの高校生に恋をするという奇抜で斬新な設定は、特に1980年代の若者たちから強い支持を得ていました。魅力的なキャラクターのお陰で一大ブームを巻き起こし、1980年に受賞しており2020年には単行本が累計発行数が3500万部を超えています。2022年に2度目のTVアニメの放送が開始された非常に根強い人気の作品です。

うる星やつらでは、圧倒的な軍事力や技術力を持った鬼族が地球の侵略を目論み、地球を支配する権利を賭けて地球代表と鬼ごっこをすることになります。地球代表になった主人公諸星あたるは、鬼ごっこに勝って恋人のしのぶと結婚をするために「結婚じゃ！」と叫び、辛くもラムに勝利します。しかしラムは自分があたるにプロポーズされたと勘違いし、諸星家に住み着くことになりました。自他共に認める女好きのあたるとラムの恋の行方はどうなるのでしょう。

うる星やつらのヒロイン、ラムの人気がここまで高くなった秘密はラムというキャラクターにある多くのかわいい魅力が秘訣だと考察されます。高橋留美子先生のこだわったラムのかわいい魅力を10個挙げて、詳しく解説していきます。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力①スタイルが良いについて解説していきます。ラムの魅力は何といってもナイスバディなスタイルにあります。ラムのスタイルは、日本を一世風靡した「アグネス・ラム」さんがモデルとなっているようで、身長、体重、スリーサイズ、さらには体脂肪まで参考にしていると言われています。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力②セクシーな衣装について解説していきます。ラムと言えば、虎縞模様のビキニとロングブーツが定番の衣装です。露出度の高いセクシーなコスチュームは、ラムの人気をさらに高めている理由の1つになっているようです。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力③セーラー服姿について解説していきます。ラムと言えば、虎縞模様のビキニ姿が定番のスタイルですが、作中の友引町で生活を送ることになってあたるとおなじ学校に通い始めています。その際着用するセーラー服姿がとても魅力的だと話題になっています。露出度の高いコスチュームだけでなくセーラー服も着こなすラムは普段とは違ったかわいい魅力に溢れています。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力④口元の牙について解説していきます。ラムは、鬼星からきた鬼族で口元に八重歯のような牙が2本描かれているのが特徴です。高橋留美子先生は、男性から見てかわいい魅力と感じる八重歯をラムに取り入れることで、怒った表情でもかわいく見えるように工夫してラムを描いているのではないかと考察されます。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力⑤ダーリンに一途について解説していきます。ラムは、鬼ごっこであたるにプロポーズされたと勘違いしてから、ずっとあたるに対し一途に想っており、ダイレクトに愛情表現をしています。好きな相手を常に一途に想うラムの姿は魅力的でかわいく感じるのでしょう。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力⑥やきもちを焼くについて解説していきます。ラムは、常にあたるに対して一途かつダイレクトに想いを伝えていますが、あたるは生粋の女好きなキャラクターです。そのため、作中では女の子を追いかけている描写が多く、ラムは頻繁にやきもちを焼いています。激しいやきもちを焼く描写は、自分のことが好きだと分かるので男性からするとラムのかわいいポイントになっているのでしょう。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力⑦口癖は「だっちゃ」について解説していきます。ラムは、常に語尾に「だっちゃ」や「～っちゃ」とつけて話します。高橋留美子先生が好きな作品の『青葉繁れる』に出てくる仙台弁の「だっちゃ」を使おうと思ったのがきっかけだそうです。しかし、仙台弁としての意味で使われているわけではないので、ラム語と考えた方が良いです。ラムの語尾に付ける「だっちゃ」は、ラムのかわいい魅力を大幅にアップさせている1つと言えるでしょう。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力⑧声がかわいいについて解説していきます。うる星やつらはTVアニメ版で見る醍醐味は、ラムのかわいい声で「ダーリン」や「だっちゃ」のフレーズを聞けることがあります。ラムの声は36年前のTVアニメでは、平野文さんが演じており2022年のTVアニメでは一新され、上坂すみれさんが演じています。見る人全てを魅了したラムのかわいい声は、演じている声優さんが肝だったようです。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力⑨電撃が怖いについて解説していきます。ラムは、鬼星の鬼娘であり電撃を出す能力を持っています。ラムが電撃を放つのは、やきもちを焼いて怒ったシーンが多いですが、それ以外にも愛情表現やストレスを発散するシーンなどで電撃を使用しています。人間に対して、電撃を使ってはいけないと知るまでは乱用していましたが、知ってからは使う回数が減っています。あたるが好き過ぎて寝ぼけて使ってしまうこともあり、ラムのかわいいポイントになっています。

うる星やつらのヒロイン、ラムのかわいい魅力⑩喜怒哀楽がわかりやすいについて解説していきます。ラムは、あたるに対する愛情表現は激しすぎるほどダイレクトに表現していますが、それ以外の感情も裏表がなく素直に表現しています。やきもちを焼いたり、ネガティブな感情も、嬉しい感情も全てダイレクトに表現をしてくれるのでラムは魅力的なのでしょう。

1981年に放送が開始されたTVアニメ『うる星やつら』のラムの声を演じているのは、声優の平野文（ひらのふみ）さんです。平野さんは、ラジオでDJをしている際にリスナーに声優業を勧められ、初めて声優のオーディションを受けて合格したのがうる星やつらのラムでした。声優経験のない平野さんが演じたラムはかわいらしい声で、視聴者を夢中にさせていました。

平野文さんは、旧姓の平野姓で声優、女優、ナレーション、歌手など多岐にわたって活躍しています。12歳で女優としてドラマデビューしている平野さんは、東京都立富士高等学校を卒業後、玉川大学の芸術学科で演劇を専攻しながら17歳で、NHKラジオなどのDJを務めていました。その際、リスナーの「声優をしてみたらどうか」という一言がきっかけで、『うる星やつら』のラムのオーディションを受け、合格したことでアニメの声優デビューを果たしています。

うる星やつらのラムの声を演じている平野文さんは、『スタートゥインクルプリキュア』のカカや、『名探偵コナン』に登場する若狭留美、『プロゴルファー猿』の紅蜂、『アニメ三銃士』のミレディ、『恋子の毎日』の恋子など多くのキャラクターを演じています。声優だけでなく、ナレーターやラジオのパーソナリティとしても活躍しています。2022年に放送が開始された『うる星やつら』では、ラムの母親役を演じていることでも大注目されています。

2022年10月から放送が開始されたTVアニメ『うる星やつら』のラムのキャラクターの声を演じているのは、代表作に『中二病でも恋がしたい!』の凸守早苗などがある大人気声優の上坂すみれさんです。

「すみぺ」や「軍団長」、「スミーニャ」の愛称で親しまれている上坂すみれさんは、9歳のときにスペースクラフトジュニアタレント部にスカウトされ、日本人として初めてヴィダルサスーンのCMに出演した経歴を持っています。2009年からラジオ番組にレギュラー出演していた上坂さんですが、その後は声優を志望し2012年1月から本格的に声優業を開始しています。上智大学外国語学部のロシア語学科を卒業した上坂さんは、ソビエト連邦などにも興味を持ち、在学中はロシア語の演劇サークルに所属していたようです。

うる星やつらのヒロイン、ラムの2代目の声優を務める上坂すみれさんの出演作品を紹介します。声優としてのデビュー作となった『パパのいうことを聞きなさい』ではヒロインの小鳥遊空を始め、『それいけ!アンパンマン』のいちごだいふくちゃん、『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』のアナスタシア、『かげきしょうじょ!!』の杉本紗和など数多くのキャラクターの声を演じています。さらに、女優として『ヤッターマン』の実写に出演したりねこ娘として舞台『ゲゲゲの鬼太郎』などにも出演しています。

ラムの名言①「うちも幽霊に…」は、うる星やつらの24巻で描かれている「最後のデート」で出てきます。入院していた望ちゃんは、病室から見えるあたるに恋をしていましたが容体が回復することはなく、クリスマスに亡くなってしまいます。あたるとデートができなかったことが心残りで、成仏できない望ちゃんの願いを叶えるためにあたるは、真夏の暑い季節に望ちゃんが編んだ編みかけのマフラーと帽子をつけ、腕を組んでデートをします。幽霊の望ちゃんに優しくしてあげているあたるを見て、ラムが放った名言です。

ラムの名言②「心細いから…」は、2巻に描かれている「幸せの黄色いリボン」でラムが言ったセリフです。あたるがラムに能力を封じる黄色いリボンをプレゼントしたことで、ラムは浮遊できずUFOに戻ることができなくなってしまいました。そのため、あたるの家で眠ることになり寝る準備をしている際にラムがあたるに向けて「もう一生はなれない」と言っています。ラムの名言の中でも特にかわいくキュンとする人気のセリフのようです。

ラムの名言③「一生かけていわせて…」は、うる星やつらの最終巻で最後のセリフとしてラムが言っている名言です。何としても好きだと言わせたいラムに対し、あたるは好きだという一言を絶対に言いません。そんなあたるに、自分の一生をかけて好きだと言わせる！と生涯追いかける宣言をし、あたるはラムに「今わの際（死ぬ間際）に言う」と答えます。暗に死ぬまで一緒にいることをお互い公言しており、他者から見るとノロケでしかないほのぼのするシーンです。

ラムとあたるの関係について解説していきます。うる星やつらの序盤では、あたるにはしのぶという恋人の存在があり、ラムが一方的に想いを寄せているだけでした。しかし、少しずつしのぶはあたるに愛想を尽かして、突如現れたイケメンの面堂終太郎に惹かれていき、三角関係が解消されます。そこから、あたるもラムに対して好感を持つようになり2人の関係は変化していきます。

ラムとレイの関係について解説していきます。鬼族同士のラムとレイは相思相愛で元婚約者という関係にありました。しかし、レイの食べ物に対する異常なほどの執着心と興奮した際に闘牛へと変化してしまうことを知ったラムは、愛想を尽かしてしまいます。ラムへの想いを諦めきれないレイは、地球までラムを追いかけてきますが、あたるに一途なラムは相手にしていません。

ラムとテンちゃんの関係について解説していきます。ラムにとってテンちゃんは、血縁関係にあるキャラクターで従兄弟にあたります。ラムと同じく鬼族の1人で、まだ幼児のテンちゃんは郵便で突然届けられたことがきっかけであたるの家で共に暮らすことになりました。しかし、大好きなラムの相手として女好きのあたるはふさわしくないと思っており、あたるにイタズラを仕掛けたり喧嘩ばかりしています。普段は幼いテンちゃんには甘い対応のラムですが、やりすぎた時はしっかり叱るなど、保護者のような存在でもあります。

うる星やつらのヒロイン、ラムに対する評判や人気をまとめて紹介していきます。

うる星やつらのラムちゃんは「かわいくてスタイルも良くて、しゃべり方もかわいい！」と絶賛するファンが多く見られました。とくに、ラムの独特な「だっちゃ」という話し方は性別問わず人気が高いようです。好きな相手にグイグイいけるのを見習いたいというファンもいました。

基本的にはラムに冷たいあたるに対して、もっとラムちゃんに優しくして挙げてほしいという声が上がっていましたが、なんだかんだラムを想っている部分が垣間見えるシーンにファンたちはキュンとしているようでした。ラムが自分に黙っていなくなってしまった回は、ラムが戻ってきたことに強がりながらも安堵しているあたるの姿が見れたことで、神回だと感じるファンも多かったようです。

うる星やつらは、1980年代に一度アニメ化されているので古いアニメというイメージを持っていたが、ラムちゃんのかわいさに虜になったファンもいました。「旧ラムの声に寄せているので、新声優でも違和感なく見れるのもいい」と感じるファンもおりかわいすぎるラムに一途に想われているあたるが羨ましすぎると感じているようでした。

うる星やつらに登場するラムは、鬼族の鬼娘という宇宙人でありながら地球人の主人公、諸星あたるを一途に追いかけるかわいいキャラクターでした。あたるを一途に想うがゆえに、やきもち焼きで電撃を撃ってしまうこともありますが喜怒哀楽豊かで「だっちゃ」など独特な話し方が魅力的です。36年前に放送されていたTVアニメと声優が総入れ替えしましたが、2022年版のラムも多くのファンを獲得しています。露出度の高い虎縞模様のビキニやセーラー服姿を披露するラムにぜひ注目してうる星やつらを楽しみましょう。