【うる星やつら】レイがどのようなキャラか解説!ラムとの関係は?
『うる星やつら』には、レイという鬼族のキャラが出てきます。本記事では、レイの詳しいキャラ情報や、ラムやランとの関係について詳しく解説します。うる星やつらのアニメでレイを演じた新旧声優も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
【うる星やつら】レイとは?
レイのプロフィール
『うる星やつら』のレイは、主人公のラムと同じ鬼族の出身です。地球人から見てもかなりのイケメンで、顔に自信を持っている面堂終太郎のプライドを打ち砕きました。髪色はラムと同じ緑で、ツノも同じく2本生えています。ラムがトラ柄の衣装を着ているように、レイもトラ柄のボディースーツを着用しています。レイは怒ると牛に変身しますが、変身後も体の模様はトラ柄のままです。
うる星やつらの概要
『うる星やつら』は、少年サンデーで連載されていた漫画です。1978年に初めて掲載され、それからしばらく不定期連載されていました。1980年から本格的に週刊連載が始まり、1987年8号で最終回を迎えました。作者は高橋留美子さんで、うる星やつらは高橋留美子さんにとって初期の代表作でもあります。うる星やつらは1981年にテレビアニメとなり、1986年まで約4年半にわたって放送されました。2022年10月からは、リメイクされた新作アニメの放送が新たに始まりました。
うる星やつらのあらすじ
ある日諸星あたるが家に帰ると、そこには鬼が待ち構えていました。自らをインベーダーだと名乗った鬼は、地球を懸けた一騎打ちをあたるに申し込んできました。あたるは対戦相手のラムの色香に負け、思わず対戦を受け入れてしまいます。鬼族が提案してきた対戦方法は、鬼ごっこでした。あたるはラムとの鬼ごっこになんとか勝利しますが、あたるを気に入ったラムは諸星家に居座ってしまいます。それからというもの、あたるはラムを中心としたさまざまなトラブルに巻き込まれていくのでした。
【うる星やつら】レイはどんなキャラ?変身理由は?
レイの変身後の姿は牛
うる星やつらのレイは、怒ったりして興奮すると巨大な牛に変身してしまいます。変身すると体も大きくなり、人間くらいであれば一口で飲み込むことができます。レイはもともと口数が多くありませんが、牛になると完全に人の言葉は離せなくなるようです。変身すると、「ブモー!」というような鳴き声で意思表示をしています。
レイが牛に変身する理由
うる星やつらのレイが牛に変身する理由には、作者である高橋留美子さんの思惑が大きく関わっています。うる星やつらの制作当時、「イケメンはダメ男でなければならない」という暗黙の了解があったそうです。この暗黙ルールに従い、レイは牛に変身するキャラに決定したのでした。
レイは食べ物に目がない
ダメなイケメンとして登場したレイは、牛に変身するだけでなく食べ物にも目がない卑しいキャラです。何でも食べる大食らいで、その場にある食べ物はすべて1人で食べ尽くしてしまいます。何よりも食欲が優先され、ラムがプレゼンとしたペンダントを食べ物と思って食べてしまったこともあります。レイは食べすぎて胃が極限まで膨らむと、しばらくの間牛の姿から戻れなくなってしまいます。
レイの言葉数が少ない理由
レイは人間の姿をしているときでも、滅多に言葉を発することがありません。言葉を発したとしても、「ラム」や「めし」などの短い単語のみです。レイは意識的に口を閉ざしているわけではなく、単純に長い言葉が話せないだけです。レイの頭の中は常に食べ物でいっぱいで、複雑な会話をするほどの知能が備わっていません。そのため、人間の姿であってもほとんど喋ることがないのです。
【うる星やつら】レイとラムやランの関係
うる星やつらのレイは、その見た目からもわかるようにラムと同種族のキャラです。レイは普段は地球の外に住んでいるため、それほど登場回数が多いキャラではありません。レイが登場するときは、ラムやランと一緒であることが多いです。では、レイとラム、ランの3人はどういった関係なのでしょうか?ここでは、3人の関係性について詳しく解説します。
レイとラムの関係をネタバレ
ラムの初恋の人はレイ
うる星やつらのラムは、諸星あたるにべた惚れのキャラです。しかし、ラムの初恋の人は、あたるではありませんでした。ラムには他に初恋の人がいて、その人物と婚約までしていました。このもと婚約者が、同じ鬼族のレイだったのです。ラムは故郷の星に住んでいた頃、イケメンで寡黙なレイを魅力的に感じて一目惚れをしたのでした。
レイとラムは婚約する
ラムはレイに一目惚れをしてから、レイに積極的にアプローチし続けていました。その甲斐あり、ラムとレイは相思相愛となります。そして、2人は結婚の約束をするまでの仲となりました。ある日のこと、ラムはレイにおそろいのペンダントをプレゼントします。喜んで受け取ったレイでしたが、次の瞬間には牛に変身してペンダントを飲み込んでしまいます。その姿にラムの恋心は粉々に砕け、今ではレイを「意地汚い牛」と言って毛嫌いしています。
レイはラムのストーカーになった?
ラムに振られたレイでしたが、レイはラムがなぜ自分から去っていったのかを理解していません。レイはラムに振られてからもずっとラムを思い続け、地球までラムを追ってきました。その後もラムに復縁を迫るため、たびたび地球にやって来ます。ラムに一途だといえば聞こえは良いですが、ラムからすれば迷惑なストーカー以外の何者でもないでしょう。
レイとランの関係をネタバレ
ランの初恋の人はレイ
ラムとレイの関係はこじれたままですが、その関係をさらに複雑にしているキャラがいます。それが、ラムの幼馴染であるランです。ラムだけでなく、ランにとってもレイは初恋の人でした。ラムとレイの婚約により一時は諦めて身を引きますが、2人が別れると猛アタックを開始します。ランはレイが大食いであることを利用し、美味しい食べ物を用意して気を引こうとします。しかし、レイのラムに対する恋心は消えず、複雑な三角関係が成立してしまったのでした。
レイとランは幼馴染の関係
ランとラムは幼馴染の関係ですが、レイとランも同じく幼馴染です。ランには恋愛感情は抱いていませんが、大事な友人だと認識しているようです。ランのことは友人として好意を持っていて、いつも美味しいご飯をくれる相手としてもなついています。ランの努力もあってか、原作では2人の関係も徐々に近づいていきます。完全に恋人にはなっていない2人ですが、いずれは幼馴染以上の関係になる可能性もあるでしょう。
【うる星やつら】レイの新旧声優
レイの旧声優は「玄田哲章」
うる星やつらの旧作アニメでは、レイの声を玄田哲章さんが担当しています。玄田哲章さんはアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替え声優としても有名で、現在でも多くのメインキャラを演じています。響くようなバリトンボイスの持ち主で、レイのわずかなセリフもかっこよく決めていました。旧作のうる星やつらでは、レイの他にも多数の脇役を担当しています。
玄田哲章のプロフィール
レイの声優の玄田哲章さんは、1984年5月2日生まれです。出身地は岡山県で、現在は81プロデュースに所属しています。高校のときに演劇の道に進むことを志し、東宝芸能アカデミーに入学します。その後、劇団薔薇座に入団し、『王女メディア』で初めて舞台に立ちました。1972年から声優業を始め、テレビアニメだけでなく映画や吹き替え版など多くの作品に出演してきました。2010年には、第4回声優アワード功労賞を受賞しています。
玄田哲章の主な出演作品
玄田哲章さんが声優デビューした作品は、『科学忍者隊ガッチャマン』です。初めて主要キャラを演じたのは『ドカベン』で、この作品で玄田哲章さんは岩鬼正美を演じています。その他にも、『ハイスクール!奇面組』の冷越豪や『シティーハンター』の海坊主など、作品に欠かせない主要キャラをいくつも担当しています。洋画作品では、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のインディ・ジョーンズや、『トランスフォーマー』シリーズのオプティマス・プライム役の吹き替えを担当しています。
レイの新声優は「小西克幸」
新作アニメのうる星やつらでは、小西克幸さんがレイの声を担当しています。小西克幸さんは、劇場で初めて観たアニメがうる星やつらだったそうです。寡黙なレイをどう表現するかが楽しみだと、意欲的なコメントを上げていました。小西克幸さんはうる星やつらのレイだけでなく、さまざまな人気作のキャラを引き継いでいます。
小西克幸のプロフィール
小西克幸さんは、1973年4月21日生まれの声優です。和歌山県和歌山市出身で、賢プロダクションに所属しています。高校まではサッカー三昧で、アニメに触れる機会は少なかったようです。友人からの話で声優という職業を知り、勝田声優学院に入学します。テレビアニメのデビュー作は、1996年の『逮捕しちゃうぞ』でした。2015年には、第9回声優アワード助演男優賞を受賞しました。
小西克幸の主な出演作品
小西克幸さんは『勇者王ガオガイガー』で、ボルフォッグ役として初めてレギュラー出演しました。その後、『怪しのセレス』の十夜や『シャーマンキング(第1作)』の阿弥陀丸などを演じ、『魔法戦士リウイ』のリウイ役で初主演を果たします。その後も『鬼滅の刃』の宇髄天元や『あひるの空』の花園千秋、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のディアボロなど、数々の人気キャラを演じています。
【うる星やつら】レイに対する世間での評判や人気
うる星やつらには面堂終太郎というイケメンキャラがいますが、レイは面堂よりもさらにイケメンだという設定です。そのため、レイの見た目が好きだというファンが多く、うる星やつら随一のイケメン振りに人気が集まっているようです。
うる星やつらには、完璧なイケメンといえるようなキャラは出てきません。どれだけイケメンでも欠点があり、そこがキャラの魅力のひとつとなっています。レイはうる星やつらに出てくる「残念なイケメン」の代表のようなキャラで、その残念さが逆に人気を集めています。外見と内面のギャップが激しく、そこが好きだというファンも多くいました。
うる星やつらのレイは、興奮すると巨大な牛に変身してしまいます。イケメンのレイも人気ですが、この変身後のレイが好きなファンも多いようです。変身後のレイはさらに知性がなくなりますが、そのアホっぽいところが好きだというコメントが多くありました。また、変身後のレイが可愛いという感想も寄せられていました。
【うる星やつら】レイは牛に変身する鬼族だった
うる星やつらのレイは、ラムと同じ鬼族でラムのもと婚約者でした。誰もが認めるイケメンキャラですが、牛に変身したり食べ物への執着が激しいなどの欠点もあります。しかし、それらの欠点があるからこそ、レイはさらに魅力的なキャラになっているともいえるでしょう。レイは新作アニメのうる星やつらにも登場するため、ぜひその活躍をアニメで確認してみてください。
この記事のライター
NR4712
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