【BLEACH】月島秀九郎まとめ!能力と魅力は?最期までおさらい!
『BLEACH』には黒崎一護と敵対する月島秀九郎という人物が登場します。月島秀九郎は対象人物の過去の記憶を操作する完現術の能力を持っています。この能力から「月島さんのおかげ」という名言も生まれました。ここでは月島秀九郎の能力や最期についてまとめています。
目次
月島秀九郎とは
月島秀九郎は『BLEACH』という少年漫画に登場するキャラクターです。『BLEACH』の死神代行消失篇では黒崎一護の敵として登場し、井上織姫や茶渡泰虎を襲いました。ここでは月島秀九郎とはどのような人物なのか、プロフィールを紹介します。
月島秀九郎のプロフィール
『BLEACH』に登場する月島秀九郎は、2月4日生まれで身長198cm、体重73kgの男性です。死神ではなく完現術という特殊な能力を使うことができる人間です。能力を使って人間の精神を崩壊させるなどサイコパス気質のある性格をしています。最期は朽木白哉との戦闘で死亡しました。死亡後は尸魂界の流魂街にある志波家で修行しています。
XCUTIONのリーダー
『BLEACH』の月島秀九郎は元「XCUTION(エクスキューション)」のリーダーでした。しかし「XCUTION」の目的を果たすことができたにも関わらず、突然心変わりしたのか仲間を殺して失踪しました。失踪後は銀城空吾が「XCUTION」のリーダー各になっていました。
XCUTIONとは
『BLEACH』の「XCUTION」は完現術者によって構成されている組織のことです。この「XCUTION」は、完現術の能力を失くす方法を探して人間に戻ることを目的としています。月島秀九郎はこの「XCUTION」で活動しながら、死神と人間の中間的存在である死神代行であれば自由に完現術の能力を受け渡しできることを発見しました。
そして死神代行を見つけて協力してもらい、何人かの完現術者は能力を失う事ができました。しかし月島秀九郎はある時突然死神代行と能力を失った仲間達を殺して失踪しました。
ちなみに黒崎一護が死神代行となって現世に戻った時点で「XCUTION」が接触するのではないかと護廷十三隊側は警戒していたようです。しかし実際に『BLEACH』で登場したのは死神代行消失篇です。
月島秀九郎の目的と魅力
『BLEACH』の月島秀九郎は「XCUTION」の仲間と当時協力していた死神代行を殺したことで組織とは敵対する人物として登場しました。しかしストーリーが進むにつれて何を目的として黒崎一護の周辺人物を襲撃していたのか明らかになります。ここでは月島秀九郎の目的と魅力をまとめています。
月島秀九郎の目的とは
『BLEACH』で死神代行消失篇が開始した時点では、月島秀九郎が石田雨竜を襲撃した人物だと思われていました。銀城空吾が月島秀九郎の能力は何でも切れる刀だと言ったからです。しかしその後井上織姫や茶渡泰虎が襲われた時には刀で斬られたにも関わらず傷一つつきませんでした。
このことに関して茶渡泰虎は銀城空吾に問い詰めていましたが、銀城空吾も知らない様子で月島秀九郎が今まで隠していた能力があるかもしれないと怯えていました。元々仲間だった銀城空吾でも知らない能力が実は月島秀九郎の本当の目的の伏線になっていました。
黒崎一護から完現術を奪うこと
『BLEACH』の月島秀九郎の本当の目的は黒崎一護から還元術を奪うことでした。しかし月島秀九郎は死神代行ではないので完現術を奪うことはできません。実は月島秀九郎に裏切られたと話していた銀城空吾の正体が死神代行で、死神代行は殺されていなかったのです。銀城空吾は過去に死神に裏切られたことがあり、尸魂界に復讐しようとしていました。
そのために黒崎一護の完現術の能力を奪い、戦力にするつもりだったのです。実は石田雨竜を襲ったのも銀城空吾でした。月島秀九郎はその計画のために「XCUTION」を裏切って失踪したことになっていました。そのため、銀城空吾が語っていた月島秀九郎の能力も全てウソでした。
完現術とは
『BLEACH』では死神代行消失篇で始めて完現術者という名乗る人物が登場しましたが、実は茶渡泰虎も完現術者です。完現術とは自分が大切にしている物の魂を操る能力です。物には魂が宿っており、愛着のある物であれば自在に形状を変化させて武器として使うこともできます。
滅却師の石田雨竜が襲われた時は、特殊な能力を持つ人間が狙われていると考察されていましたが、滅却師と完現術者は厳密には違います。井上織姫に関しては『BLEACH』の劇中では言及されていないものの完現術者なのではないかといわれています。
月島秀九郎の魅力
『BLEACH』の月島秀九郎の魅力はつかみにくい人物像にあります。月島秀九郎は基本的に銀城空吾の目的のためであれば他人がどうなろうとも顔色一つ変えません。井上織姫に自分の完現術をあとから捻じ曲げた時は、銀城空吾が止めていなければ完全に精神が崩壊していたかもしれません。
銀城空吾の口ぶりではこのような方法で何人もダメにしていたようです。このような一面がある一方で、銀城空吾が死んだ時には一人になることを恐れて泣いていました。また、『BLEACH』の千年血戦篇では黒崎一護に協力し、義理を果たすなど意外にも義理堅い部分もあります。このような性格が嫌いになれないともいわれています。
月島秀九郎能力は?月島さんのおかげ
『BLEACH』に登場する月島秀九郎は「月島さんのおかげ」としばしばネタにされることがあります。「月島さんのおかげ」というワードは月島秀九郎の完現術の能力に由来しており、実際に『BLEACH』の劇中でその言葉を言うシーンもあります。ここでは月島秀九郎の能力や「月島さんのおかげ」というワードについて紹介します。
月島秀九郎の能力は過去を変える能力
『BLEACH』の死神代行消失篇の終盤では月島秀九郎の本当の能力が明らかになります。月島秀九郎の完現術は特殊能力などなく、攻撃力が高い何でも斬れる刀だと思われていました。しかしある日黒崎一護が「XCUTION」から帰宅すると、月島秀九郎が妹と親しげに話していたのです。
これに黒崎一護は驚きますが、妹は月島秀九郎のことを従兄弟だと言いました。黒崎家には親戚はいないはずですが、妹は小さい頃から月島秀九郎のことを従兄弟と慕っているようでした。これは月島秀九郎の本当の能力によって過去を変えられていたからなのです。
ブック・オブ・ジエンド
月島秀九郎の完現術は「ブック・オブ・ジ・エンド」と言います。栞が刀の形に変化し、相手を斬ると相手の過去を改変する能力があります。能力を使わずに普通に斬ることもできますが、能力を使うと斬られた相手は負傷しません。過去を自由に改変するというよりも、自分の存在を過去の記憶に介入させることができます。
幻術のように単に思い込ませるというレベルではないので、何度も記憶を捻じ曲げると相手は混乱して精神崩壊を起こしてしまいます。これによって月島秀九郎は黒崎一護の周辺人物に自分の事を親戚や恋人、恩人だと思わせました。
月島さんのおかげとは
『BLEACH』の月島秀九郎は「月島さんのおかげ」とネットで言われることがあります。なぜ「月島さんのおかげ」といわれるきっかけになったのは井上織姫と茶渡泰虎の発言が原因です。井上織姫と茶渡泰虎は刀で斬られたことによって、過去改変されていました。井上織姫は月島秀九郎のことを恋人だと思い、茶渡泰虎は恩人だと思っていました。
また二人は月島秀九郎と戦う黒崎一護に、尸魂界篇で朽木ルキアを奪還できたことや破面篇で藍染惣右介を倒せたのは全部月島秀九郎のおかげだと言います。黒崎一護は皆を守るためにこれまで戦ってきたので、この言葉にはとてもショックを受けました。
井上織姫の発言も月島秀九郎が関係?
『BLEACH』の462話では井上織姫が自分の記憶の違和感に気づくシーンがあります。元々井上織姫は黒崎一護の事が好きだったのですが、過去改変によって月島秀九郎のことが好きだと思っていました。しかし黒崎一護が泣く姿を見て自分も涙が止まらなくなってしまいます。
そんな時加勢に来た朽木ルキア達に気づき、井上織姫はきっと朽木ルキアなら黒崎一護を止めてくれると思います。しかし茶渡泰虎はまるで死神達が黒崎一護側についているように見えることに違和感を覚えます。すると月島秀九郎は「何か過去に疑問があるのかい」と言い、あらたに過去をねじ込もうとしました。
すると井上織姫は「今生きてるのは月島さんのおかげなのに…」と言って震えだしました。この言葉によって「月島さんのおかげ」というネタにされるようになりました。
月島さんのおかげと言うtweetも多数
Twitterでは『BLEACH』の名言「月島さんのおかげ」がハッシュタグになっています。主に良いことがあった時に「月島さんのおかげ」という言葉が使われることがあります。
過去のみを変えられる力の弱点
『BLEACH』の月島秀九郎の完現術は過去を改変できるので最強だといわれることもあります。しかしあまりにその時の状況と異なる改変を行うと記憶に矛盾が生じ、混乱してしまうことがあります。自由に改変できないところが弱点とも言えます。
月島秀九郎の最期
月島秀九郎は『BLEACH』の死神代行消失篇で最期、戦闘に負けて殺されてしまいました。ここでは月島秀九郎の最期についてまとめています。
能力は最期まで悪用せず
『BLEACH』の劇中では銀城空吾のために能力を使っていましたが、普段の生活の中では能力を悪用していなかったといわれています。「ブック・オブ・ジ・エンド」の能力は強力なので、その能力を使えば人の手柄を横取りしてもっと良い生活をすることだってできるからです。
最期の相手は朽木白哉
『BLEACH』の死神代行消失篇では黒崎一護を追い詰めて完現術を奪いましたが、その直後に朽木ルキアによって黒崎一護は死神の力を取り戻しました。銀城空吾は黒崎一護を相手にし、月島秀九郎は朽木白哉を相手に戦いました。これが月島秀九郎の最期の戦いとなりました。
朽木白哉との戦い
朽木白哉との最期の戦いでは、自分の過去に朽木白哉と鍛錬したことがあるという過去を刷り込んで朽木白哉を相手に圧倒していました。しかし朽木白哉は即席で攻撃の仕方を変えて月島秀九郎の胸に穴を開けました。
死後の世界で再登場
『BLEACH』の千年血戦篇では月島秀九郎が再登場しました。死神代行消失篇では朽木白哉との戦いを最期に死亡してしまったので、尸魂界で登場しています。
ユーハバッハ戦でも活躍
『BLEACH』の千年血戦篇では黒崎一護がユーハバッハと戦います。ユーハバッハとは滅却師の始祖で、見えざる帝国という滅却師集団を引き連れて尸魂界を襲撃しました。
月島秀九郎の活躍
『BLEACH』の千年血戦篇で黒崎一護はユーハバッハによって卍解の状態で斬魄刀を折られてしまいました。卍解の状態で折られると普通は修復することができません。しかし月島秀九郎は斬魄刀の過去を改変して折られなかったことしたのです。これがユーハバッハを倒す手助けにもなりました。
月島秀九郎の声優は?
『BLEACH』のアニメは死神代行消失篇まで放送されたので月島秀九郎も登場しています。ここでは月島秀九郎役を演じた声優について紹介します。
月島秀九郎の声優は小野大輔
『BLEACH』の月島秀九郎役を演じた声優は小野大輔です。声優の小野大輔は実は2006年から放送された『BLEACH』のアニメオリジナルのバウント篇に登場した馬橋役の声優も担当しました。
小野大輔のプロフィール
月島秀九郎役の小野大輔とは1978年5月4日生まれの男性声優です。声優事務所などには所属しておらず、フリーで活動しています。元々はラジオ制作をしていましたが、キャスト不足でラジオに出演した事をきっかけに声優を目指しました。2001年に声優デビューし、当初は吹き替え作品を中心に出演していました。
その後アニメの出演も増えていき、2008年には声優アワードでサブキャラクター男優賞を受賞しました。そして2010年には声優アワードで主演男優賞も受賞しています。このように数多くの賞を受賞しており、メインキャラクターにも抜擢されることが多い人気声優です。
小野大輔の主な出演作品
『BLEACH』の小野大輔の主な出演作品には、『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹役、『ひぐらしのなく頃に』の赤坂衛役、『デュラララ!!』の平和島静雄役、『WORKING!!』の佐藤潤役、『黒子のバスケ』の緑間真太郎役、『マギ』のシンドバッド役、『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎役などがあります。
月島秀九郎の世間での評判や人気
『BLEACH』の千年血戦篇は2020年にアニメ化の製作が発表されました。千年血戦篇では死亡した月島秀九郎が尸魂界で登場します。そしてユーハバッハとの戦いに貢献しました。千年血戦篇の登場シーンは「月島さんのおかげ」といわれるシーンの一つで、アニメ化を期待している方がたくさんいました。
『BLEACH』の月島秀九郎は黒崎一護にとっては敵でしたが、読者からは人気が高いキャラクターです。敵として登場した時にはどちからというと「月島さんのおかげ」とネタにされていましたが、千年血戦篇で再登場した時はその行動がかっこいいと話題になりました。
『BLEACH』の死神代行消失篇では月島秀九郎が本来どのような人物なのかほとんど分からないまま物語が終了しました。そのため、もっと月島秀九郎について詳しく描いてほしかったという声もありました。
もしも月島秀九郎が〇〇だったら
ここでは『BLEACH』の月島秀九郎がもしも〇〇だったらと仮定して、学校の先輩、会社の後輩、従兄妹の兄の三つのシチュエーションで考察していきます。
月島秀九郎学校の先輩篇
『BLEACH』の月島秀九郎がもしも学校の先輩だったら、絶対に逆らえない先輩になるかもしれません。月島秀九郎は少しの失敗は特に気にしませんが、自分の言うことを無視した行動を取ると静かに怒ります。
実際に『BLEACH』では、獅子河原萌笑がミスしても特に声を荒げて怒るシーンはなく、基本的に低燃費なタイプです。しかし負けず嫌いの獅子河原萌笑が自分が落とし前をつけると言って、月島秀九郎の意志に逆らって勝手に行動しようとした時には怒り、斬ろうとしたこともありました。
月島秀九郎会社の後輩篇
『BLEACH』の月島秀九郎がもしも会社の後輩だったら、しっかりと働いてくれる優秀な人物になると考えられます。ただ目的のためには手段を選ばない冷酷な面もあります。
『BLEACH』では井上織姫と茶渡泰虎が過去改変に気づき出した時、二人の精神が崩壊するリスクがあるにも関わらず能力で過去を上書きしようとしていました。銀城空吾のように、月島秀九郎の暴走を止められる上司でなければ扱いは難しいかもしれません。
月島秀九郎従兄弟の兄篇
『BLEACH』の月島秀九郎がもしも従兄弟の兄だった場合は、大切にしてくれるか、もしくはパシリのような扱いを受ける可能性があります。月島秀九郎は一人ぼっちだった過去があり、そのことから自分を拾ってくれた銀城空吾に依存していました。
一方で銀城空吾ばかり見ていた月島秀九郎は、ずっと側にいてくれた獅子河原萌笑を駒のように扱っていました。そのためもしも従兄弟の兄だった場合は、依存される可能性もある一方で、興味を持たれなかった場合は雑に扱われる可能性もあると考えられます。
月島秀九郎は敵ながらもいいキャラ
『BLEACH』の月島秀九郎は黒崎一護を襲い、最期は朽木白哉に倒されてしまいました。しかし千年血戦篇では義理を果たすために黒崎一護に協力したので、憎めないキャラクターだといわれています。月島秀九郎は『BLEACH』の死神代行消失篇と千年血戦篇に登場するのでぜひ読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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