【東京リベンジャーズ】羽宮一虎はクズキャラ？理由は過去が関係している？

東京リベンジャーズになくてはならないチームが「東京卍會」です。このチームを創設したメンバーの中にいた羽宮一虎は、のちに敵として作中で描かれる事になります。元々仲間だった羽宮一虎がどういった理由で敵として登場するのか、そうなってしまった原因がある過去とは一体どういったものなのかを、ここではまとめていきます。

東京卍會創設メンバーの一人にして、芭流覇羅のNo.3です。武道とは、同じ中学で先輩になりますが、ある事件をきっかけに少年院に入っていました。東京卍會が設立された理由も、羽宮一虎が「黒龍」と呼ばれる暴走族チームと1人で対立していた事から、マイキー達が助けるために作り上げたという経緯があります。

東京リベンジャーズは、2017年3月に発売された週刊少年マガジン13号から連載がスタートしました。その人気度の高さから、漫画だけでなくアニメや実写映画、舞台化までされています。そんな東京リベンジャーズは、2022年11月16日発売の51号にて最終回を迎えます。惜しまれる声も数多くある最終回となりましたが、2023年1月にはアニメ2期も予定されています。

フリーターとして働く花垣武道は、ある日中学の時に付き合っていた橘日向が弟と共に亡くなった事を知ります。昔の事を思い出していた武道は、バイトへ向かう道中、線路へと突き落とされます。死亡したと思った矢先、目の前に広がるのは中学時代の友人たちで、過去に戻った事を知ります。中学時代のヒナにも再会した武道は、ひょんな事から現代へ戻り、そこで死んだはずのヒナの弟によってタイムリープしている真実を知らされるのです。

東京卍會の敵として登場した羽宮一虎ですが、作中ではその行動から「クズキャラ」「サイコパスキャラ」と呼ばれていました。ここでは、羽宮一虎が本当にクズでサイコパスなキャラなのかを、彼の過去や生い立ちからまとめていきます。

羽宮一虎は常に笑顔を作るキャラとして描かれていますが、その生い立ちはとても悲惨なものです。幼少期の羽宮一虎は父親から暴力を受けていました。また、母親も同じく暴力の対象であったらしく、幼い羽宮一虎は母親から「どちらの味方」かを問われます。この時、どちらか一方を選べと強要された事から羽宮一虎の中では選択によっては、「人は誰しもが裏切りをする」という結論を生んでしまったのです。

自分の事を助けてくれたマイキーに絶対の信頼を置いていた羽宮一虎は、親友の場地と共に、マイキーの誕生日に似合いの単車を送ろうと考えます。しかしまだ中学生の自分達では購入する事ができない事から、バイクショップに盗みに入る事にします。その時、盗みに入ったショップで羽宮一虎は、店員に盗みを見られたからと殺害してしまいます。実は、この人物こそがマイキーの実兄である真一郎だったのです。

少年院から出た羽宮一虎は、マイキーの兄を殺してしまった事をマイキーのせいにする事で、自分の心を守りました。そして、そのマイキーを殺すために敵対するチーム芭流覇羅へと入隊し、そこにかつての友人である場地も引き込みます。しかし、場地の目的が東京卍會を守るためと知った羽宮一虎は、心を許していた親友に裏切られたと感じ、勢いから場地を刺してしまうのです。これが原因で場地は死亡してしまいます。

壮絶な過去や友の死によって、サイコパスと呼ばれる性格になった羽宮一虎ですが、ファンにはかっこいいと言われる程、人気の高いキャラです。ここでは、どうしてクズキャラと呼ばれた羽宮一虎がかっこいいとされているのか、それぞれの魅力に分けてまとめていきます。

羽宮一虎がかっこいいと言われるポイントの一つがピアスです。鈴を基調としたピアスで、見た目からファンの間では「ガムランボールのピアス」なのではないかとされています。ガムランと呼ばれる伝統楽器の音色を再現したボールがついたピアスとなっており、実際に販売されているものになります。

東京リベンジャーズに登場するキャラには、タトゥーを入れている事が多いです。羽宮一虎もそのうちの一人で、喉元にかっこいいタトゥーがあります。よく見ると「虎」が描かれたタトゥーですが、かっこいいだけでなく勇敢や武勇という意味を持っている事から、「無敵のマイキー」に憧れて彫り込んだ可能性があると推測されます。

クズと言われてしまっている羽宮一虎ですが、東京卍會創設メンバーと呼ばれるだけあって喧嘩の腕はかなりのものです。マイキー相手に確実に倒すという意思で鉄パイプで殴るシーンがありますが、ドラケンなどの東京卍會の主力とも言える隊長格に、拳で戦いを挑む程の実力を持っています。

中学時代には、クズと言われる程の素行を見せた羽宮一虎ですが、未来ではきちんと更生して働いている姿が描かれています。武道の頑張りにより、幸せな未来を進んだ東京卍會の未来では、羽宮一虎はペットショップの店員となっているのです。

紆余曲折あり、未来では幸せな描かれ方をしている羽宮一虎ですが、他のキャラと同じように名シーンと呼ばれる場面が存在します。羽宮一虎は味方であった時と敵であった時の両方の立ち位置が存在します。ここでは、名セリフと共に羽宮一虎のかっこいいシーンを厳選して紹介していきます。

このシーンは東京卍會vs芭流覇羅の場面で言ったセリフです。この時点で既にサイコパス感を発揮していた羽宮一虎は、完全にマイキーを敵として認識していました。そのため、自分自身が英雄となるために、敵であるマイキーを殺すのだと言うクズ理論を発揮したシーンでもあります。

血のハロウィンは、場地の死をもって終結となりました。このシーンは、本来ならばマイキーの手で殺されていた羽宮一虎が、生き残るという未来が描かれています。自分を守る為に死んでいった場地の気持ちで、ようやく前を見る事ができた羽宮一虎は、この場を自分が収める事でけじめをつけると伝えます。また、この時には殺そうと思っていたマイキーに対して、謝罪も込めて頭を下げるシーンでもあります。

血のハロウィンにて、10年の刑に処された羽宮一虎は、きちんと罪を償って出所する事になります。そんな矢先、大人になった千冬に再会しました。そこで現在の東京卍會が陥っている状態を知ります。何とかして昔の東京卍會に戻すために奮闘していた矢先、過去から戻って来た武道を助けた時のシーンになります。今のままでは最悪の時代になるという武道に対して、羽宮一虎は「昔の東京卍會を取り戻そう」と持ち掛けたのです。

ファンからの人気が高い一虎ですが、一気に東京リベンジャーズを読んだ人にはかっこよさよりもクズな行動が大きく目立っているようです。また、一虎は東京リベンジャーズでも最初の殺人を犯したキャラという事もあり、ファンの中ではその登場で一度読むのを止めてしまうようです。

Twitterでは「一虎」と検索するだけでもクズというワードがヒットしてしまう程に、ファンの間ではクズキャラとして定着してしまっているようです。見た目が好きだと思う反面性格のクズさがギャップとなって人気を高めています。

クズっぷりが認定されている一虎ですが、ストーリーが進むにつれてその過去や心境などが描かれる事で「嫌いだけど好き」という不思議な人気を獲得しています。世間ではクズは認定されているにもかかわらず、人気が高いというキャラも一虎ならではのようです。

当初はクズであった羽宮一虎もストーリーが進むにつれて仲間思いのかっこいいキャラへと成長を遂げています。そのため、キャラ人気ランキングでも上位になる程の人物として描かれているので、ここではもしも羽宮一虎とこんな関係だったらとイメージしてまとめていきます。

もしも羽宮一虎が友達になった場合、無邪気な性格の羽宮一虎の世話焼きをする可能性があります。しかし、友達想いな部分が大きいために、何かあれば助けてくれる人物にもなりえます。元々マイキーのために窃盗をしようとしていた経緯から、友達になれば困った事を頼めば手伝ってくれたりしそうです。ただ、友達のためと犯罪を犯してしまう恐れもあるので、その部分は注意が必要です。

彼氏となった羽宮一虎は、記念日などはきちんと考えてくれる存在になると考察できます。誕生日などはサプライズでプレゼントをくれるなどの行動力を見せてくれそうですが、喧嘩をしてしまうと激昂するか、もしくは落ち込んでしまうイメージがあります。しかし、きちんと話し合う事で理解してくれる存在と考えると対応を間違えなければ、相手を大切にしてくれる彼氏になりそうです。

クズキャラとして登場した羽宮一虎が教師になるのはイメージしにくいです。しかし、東京卍會との戦いの際に発した演説には人を導く力を見せていました。その為、持ち前の統率力と無邪気な性格などから生徒にも好かれそうです。

クズでサイコパスキャラとして描かれていた羽宮一虎ですが、まとめてみるとかっこいいキャラである事が判明しました。生い立ちのせいでサイコパスになってしまった経緯や、自分自身を守る為に他者を傷つけようとするクズな行動を見せていましたが、最終的には己自身の過ちをきちんと認識して更生する意思を垣間見る事ができます。アニメ2期では、未来の羽宮一虎がどういった形で登場するのか注目しましょう。