【東京喰種】亜門鋼太朗はエリート捜査官!喰種化した理由やアキラとの関係も
亜門鋼太朗は『東京喰種』序盤から登場する、真面目で実直な喰種捜査官です。CCGのエリート捜査官として喰種を憎み、討伐を行う彼は、『東京喰種』物語中盤に喰種化してしまいます。この記事ではそんな亜門鋼太朗が喰種となった理由、さらにアキラとの関係も解説します。
目次
【東京喰種】亜門鋼太朗はエリート捜査官
まずは亜門鋼太朗のプロフィールやその壮絶な過去について解説します。亜門とはいったいどのようなキャラクターで、どのような過去を持つのでしょうか。さらに『東京喰種』の簡単な概要と、あらすじもあわせて紹介します。
亜門鋼太朗のプロフィール
亜門鋼太朗は4月7日生まれの牡羊座で、血液型はA型の男性です。アカデミーこと喰種捜査官養成学校を首席で卒業し、CCG本局に所属するエリート捜査官です。『東京喰種』初登場時には真戸呉緒とパートナーを組む一等捜査官として現れました。実直で生真面目な性格をしており、喰種討伐に強い意志を持って戦う青年です。
亜門鋼太朗の過去
亜門鋼太朗は、幼少期にドナート・ポルポラという喰種に育てられた過去を持つ孤児でした。多数の人間を捕食したドナートはその後CCGに捕らえられます。時がたち、亜門は収容所「コクリア」に収容されているドナートを尋ねます。捜査の手掛かりとなる情報を得るためです。しかし何も情報を得られなかった亜門は、逆にドナートからまだ十字架のペンダントを身に着けているのかと聞かれます。亜門はこれは孤児院で過ごしたことを忘れないためだと、ドナートに憎しみの目を向けます。
東京喰種の概要
『東京喰種トーキョーグール』は第1部が「週刊ヤングジャンプ」にて2011年から2014年まで、第2部『東京喰種トーキョーグール:re』が2014年から2018年まで連載された漫画作品です。作者は石田スイ氏で、コミックス累計部数は4700万部を超えています。テレビアニメ化はもちろん、舞台化、実写映画化もされるなどメディアミックスにも成功している人気作品です。
東京喰種のあらすじ
人を喰らう怪人「喰種(グール)」が潜む現代の東京が舞台です。物静かで読書が好きな大学生、金木研(カネキ)は馴染の喫茶店「あんていく」で同じ作家を好む女性、神代利世(リゼ)と出会い好意を寄せます。しかし喰種であったリゼは、物陰でカネキを捕食しようとします。その時、工事現場から鉄骨が二人の上に落下します。一命をとりとめたカネキですが、手術の際にリゼの体を移植され、その結果、半喰種として生きることになってしまうのでした。
【東京喰種】亜門鋼太朗は死亡?喰種化した理由は?
続いては亜門鋼太朗が死亡したかどうかについてと、喰種化の理由について『東京喰種』作中の描写をもとに解説します。エリート捜査官として確かな実力と信念を持った亜門ですが、果たして死亡してしまったのでしょうか。また、喰種となってしまった経緯やその後の活躍はどのようなものだったのでしょうか。順を追って解説します。
亜門鋼太朗とカネキの戦い
梟の正体を突き止めたCCGは、「あんていく」を襲撃する「梟掃討作戦」を決行します。上等捜査官となっていた亜門鋼太朗は、CCGとして作戦に参加しますが、そんな中「あんていく」に向かうカネキと対峙します。一度目の戦いではカネキに敗れるも見逃された亜門ですが、今回は退くわけにはいきません。二人は死闘の末、深手を負います。この戦いで亜門は武器であるクインケを破壊され、さらに片腕も失ってしまう大ダメージを受けました。
亜門鋼太朗は死亡扱いになった
亜門鋼太朗はカネキとの死闘の末、大ダメージを負ってしまいます。そして亜門の身を案じて駆け付けた滝澤政道二等捜査官と、瀕死の亜門の前に今度は「アオギリの樹」幹部であるタタラが現れます。タタラは滝澤の腕を吹き飛ばし、それに激昂した亜門はタタラに飛びかかりますが、詳細な戦闘描写はそこで終わっています。その後、梟討伐によりCCGの作戦が終了したこと、亜門と滝澤は死亡したことが、亜門のパートナーとなっていた真戸暁らに知らされることとなります。
亜門鋼太朗の正体はフロッピー
前項の戦いの後、亜門鋼太朗は公には死亡扱いになりました。しかしその後、突如として半喰種化した状態でCCGと喰種との戦いの場に、亜門は姿を現します。その戦いは同じく喰種化した滝澤元二等捜査官とCCGとの戦闘でした。亜門はフロッピーと呼ばれ、大きなマントで体を包んでいましたが、右目の赫眼を除き外見上の大きな変化はなく、人間であった時の面影を強く残しています。
亜門鋼太朗が喰種化した理由
亜門鋼太朗が喰種化した理由は、嘉納教授による赫包移植手術です。死亡した、とされた梟討伐作戦後、亜門はアオギリの樹につかまり、嘉納教授の喰種化手術を受けることとになりました。嘉納は「あんていく」の店長であった芳村の赫包を使い、CCGと「あんていく」との戦いで手に入れた滝澤と亜門を喰種化しようとしたのでした。それにより滝澤はオウルという成功作に、亜門は喰種の細胞であるRc値に異常が生じフロッピーという失敗作になってしまいます。
亜門鋼太朗のフロッピーとしての暗躍
アオギリの樹から脱出した亜門鋼太朗は、フロッピーとして身を隠しながら行動します。大きなマントで身を包み、クロナを追って喰種の共食い跡を調べたり、喰種に襲われる米林才子を救ったりなど、活躍を見せます。亜門はアオギリからは失敗作(フロッピー)として追われ、CCGにも戻れず孤独に暗躍するのでした。
【東京喰種】亜門鋼太朗とアキラの関係
続いては亜門鋼太朗とアキラ(真戸暁)との関係を見ていきます。父親の真戸呉緒に次いで亜門のパートナーとなったアキラは、果たして亜門とどのような関係を構築していったのでしょうか。『東京喰種』のシーンごとに二人の関係性と、亜門が死亡したと知らされた際のアキラの様子などについて解説します。
亜門鋼太朗とアキラは良きパートナーだった
過去に殉職した真戸呉緒に代わって亜門鋼太朗のパートナーとなったのは、呉緒の娘であるアキラでした。パートナーとはいえ上司でもある亜門に対して一切敬語を使わず、不遜な態度を繰り返すアキラに当初は戸惑いを隠せない亜門でしたが、亜門から食事に誘うなど徐々に良い関係を構築していきます。
亜門鋼太朗とアキラには恋愛感情があった?
パートナーとして二人の関係性にも変化が生じてきた亜門とアキラでしたが、CCGは「あんていく」に襲撃を仕掛ける梟討伐作戦を決行します。激闘が予想される中、真戸呉緒の墓の前で亜門と会ったアキラは、亜門にキスをしようと背を伸ばします。しかし、亜門に手で口をふさがれてしまうのでした。この時の亜門の真意はわかりませんが、少なくともアキラの方は亜門に対して恋愛感情を抱いていたようです。
亜門鋼太朗の死を悲しむアキラ
梟討伐作戦はCCGにも喰種にも多くの犠牲者を出す激しい戦いとなりました。作戦後、亜門死亡の報せに悲しむ女性捜査官の五里美郷は、取り乱すなと諭すアキラに対し、哀しくないのかと逆に詰め寄ります。そこでアキラは堪えきれず涙を流し、亜門と滝澤が好きだったと彼らの死を悲しんでいることが分かります。前項のように亜門に対する好意を見せたアキラにとって、亜門が死亡したという報告は大変なショックなことだったのです。
亜門鋼太朗とアキラの再会
喰種化しオウルとなったかつての同僚滝澤に対し、CCGでありながら彼への攻撃をかばったアキラは重傷を負います。その時駆け付けた亜門は盾となり、オウルにアキラを連れて逃げるよう指示します。カネキたち「黒山羊(ゴート)」と協力することになった亜門は、意識を取り戻したアキラと再会を果たします。どう接してよいか戸惑う亜門は、アキラの愛猫マリスステラを抱え、アキラに会いに行きます。しかし、自分たちを取り巻く状況の変化に戸惑っているのはアキラも同様でした。
【東京喰種】亜門鋼太朗の声優と実写キャスト
ここからはCCGのエリート捜査官、亜門鋼太朗を『東京喰種』アニメ版と実写映画版にて演じた声優、俳優を紹介します。敢然と喰種に立ち向かっていく正義感あふれる亜門を演じたのはいったい誰なのでしょうか。声優および実写キャストのプロフィールなど詳しくみていきましょう。
亜門鋼太朗の声優は「小西克幸」
アニメ『東京喰種トーキョーグール』でCCGの捜査官、亜門鋼太朗を演じた声優は小西克幸さんです。小西克幸さんは力強い声や快活な演技で、様々なキャラクターをアニメやゲーム作品などで演じている人気男性声優です。
小西克幸のプロフィール
- 名前:小西克幸(こにしかつゆき)
- 誕生日:1973年4月21日
- 出身地:和歌山県
- 所属:賢プロダクション
小西克幸さんは賢プロダクションに所属する男性声優です。和歌山県和歌山市出身で、特技は殺陣です。2015年には第9回声優アワードにて助演男優賞を受賞しています。数々の人気作品に出演し、毎年5月24日には語呂合わせでコニシ記念日として、多くのファンがお祝いツイートすることも話題となっています。
小西克幸の主な出演作品
小西克幸さんの『東京喰種』以外での主な出演作品を紹介します。多くの人気作品に出演していますが、『鬼滅の刃(宇随天元)』、『ジョジョの奇妙な冒険Part5黄金の風(ディアボロ)』、『ゴールデンカムイ(鯉登少尉)』、『サマータイムレンダ(雁切真砂人)』などが有名です。
亜門鋼太朗の実写キャストは「鈴木伸之」
実写映画版『東京喰種』で亜門鋼太朗役を演じたのは、俳優の鈴木伸之さんです。鈴木伸之さんは、2017年公開の1作目『東京喰種トーキョーグール』と2019年に公開された2作目『東京喰種トーキョーグール【S】』の2作品にて喰種捜査官の亜門鋼太朗を熱演しました。続いては、そんな鈴木伸之さんのプロフィールと主な出演作品について解説します。
鈴木伸之のプロフィール
- 名前:鈴木伸之(すずきのぶゆき)
- 誕生日:1992年10月14日
- 出身地:神奈川県
- 所属:LDH JAPAN(劇団EXILE)
鈴木伸之さんは劇団EXILEに所属する俳優です。2010年のデビュー以来、舞台やテレビドラマ、映画に出演しています。2022年には鈴木伸之さんの主演ドラマ『自転車屋さんの高橋くん』にて、自身の楽曲『フタリノリ』がエンディングテーマとして起用されるなど歌手デビューも果たしています。多方面に活躍している人気俳優です。
鈴木伸之の主な出演作品
鈴木伸之さんの主な映画の出演作品は、『桐島、部活やめるってよ(久保孝介)』、『東京リベンジャーズ(清水将貴)』、『今日から俺は!!劇場版(片桐智司)』などです。テレビドラマでは、『ろくでなしBLUES(渡久地丈一郎)』、『GTO(草野忠明)』、『大河ドラマ 花燃ゆ(寺島忠三郎)』などで出演しています。
【東京喰種】亜門鋼太朗に対する世間での評判や人気
『東京喰種』のストーリーにおいて、主人公カネキと亜門鋼太朗の関係を重視するファンの意見が多くみられます。戦いを通じお互いの葛藤が感じられ、人間と喰種の関りと世の中についての二人の考えが表現されています。カネキと亜門は最後に話すシーンには感慨深いものがある、という『東京喰種』ファンの意見も目立ちました。
亜門鋼太朗の過去について言及する『東京喰種』ファンもたくさんいます。神父ことドナート・ポルポラに育てられた亜門は、喰種として孤児を手にかけた義父を憎みながらも、自分を育てたドナートを父親として接するシーンに心を打たれた多くのファンがSNSで感想を述べています。
過去に上司と部下の関係があり、亜門を強く慕っていたアキラは、最後どのような形で亜門と関わることができたのか気になるファンの感想が見られます。『東京喰種』最終話にて、亜門とアキラの描写は詳細には描かれませんでした。しかし、亜門とアキラの関係が良いものであることを望むファンは多く、『東京喰種』最終回後の様々な想像を膨らませるファンの意見もありました。
【東京喰種】亜門鋼太朗はエリート捜査官だった
『東京喰種』序盤からエリート捜査官として登場し、カネキと交戦した亜門鋼太朗は実直で真面目な人物でした。亜門は真戸呉緒や真戸暁など、クセの強いパートナーと行動をともにしながら喰種と立ち向かっていく強い青年です。ドナートという喰種に育てられるなど壮絶な過去を持ち、また自身も嘉納教授に半喰種化されてしまいます。『東京喰種』のストーリーにて、立場を変えながら成長していく亜門鋼太朗は、多くのファンに愛される魅力的なキャラクターだったようです。
この記事のライター
PP西村
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