【転生したらスライムだった件】ルドラの正体や強さは?マサユキとの関係も
この記事では、『転生したらスライムだった件(転スラ)』に登場する「ルドラ」の正体や強さについてまとめました。多くのファンが注目している「マサユキ」との関係性や、『転生したらスライムだった件』作中でルドラが見せた活躍についても解説します。
目次
【転生したらスライムだった件】ルドラとは?
ルドラのプロフィール
『転生したらスライムだった件(転スラ)』に登場するルドラの本名は「ルドラ・ナム・ウル・ナスカ」です。ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国の皇帝で、種族は人間です。性格は子供っぽく、調子に乗りやすい一面も持ち合わせているため、失敗することも多々あります。時折、勇者らしからぬ卑怯な戦い方を見せることもありますが、決して弱いわけではなく、剣士としての実力はかなりのものです。
転生したらスライムだった件(転スラ)の概要
『転生したらスライムだった件』は、作者の伏瀬(ふせ)がWEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していたWEB小説が原作となっています。2013年にWEB小説を大幅に改定した小説が刊行されて以降、漫画化、アニメ化とさまざまなメディアミックスを行っています。ファンからは『転スラ』の略称で親しまれ、人気を集める作品です。2022年11月からは劇場版『転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が上映されています。
転生したらスライムだった件(転スラ)のあらすじ
『転生したらスライムだった件(転スラ)』の物語は、37歳独身のサラリーマン「三上悟」が通り魔に刺され死亡するところから始まります。とある洞窟で目を覚ました三上悟は、なんと最弱モンスター・スライムに転生してしまっていたのです。スライムの姿で辺りを探索していた三上は、洞窟内に封印されてしまったという「暴風龍ヴェルドラ」と友人になり「リムル=テンペスト」の名を授かります。ヴェルドラの封印を解くため、リムルは洞窟の外へと繰り出していきます。
【転生したらスライムだった件】ルドラの正体やマサユキとの関係
ルドラの正体は?マサユキは別人?
『転生したらスライムだった件』に登場するルドラの正体について解説します。その正体は2000年前に覚醒勇者となった人物でした。転スラ作中では子どもっぽい性格の持ち主として描かれているルドラですが、かつては人間を統一して世界平和の実現を目指すという高い志を持っていました。種族が人間であるが故に寿命が短かったルドラは、自身の子孫に魂を移し転生を繰り返していました。その結果、魂が摩耗し大幅に力を失ってしまいます。
『転生したらスライムだった件』には「マサユキ」というキャラクターも登場します。その姿から「ルドラの生まれ変わり」と噂されることもありますが、マサユキは別の世界からやってきた異世界人なので、ルドラとは全くの別人物です。しかし、彼の正体もまた謎に包まれています。実は、マサユキはルドラが持っていた能力の「幸運」を引き継いでおり、『転生したらスライムだった件』では「ルドラの能力を継ぐ者」と位置付けられているのです。
ルドラとヴェルダナーヴァの関係
「転生したらスライムだった件」において、ルドラを知るうえで重要な人物となるのが、ヴェルダナーヴァです。ルドラの師匠であり、「正義之王(ミカエル)」をルドラに授けた人物です。ルドラの妹であるルシアとの子供を授かったことで力を失い、最終的に寿命で亡くなります。ルドラは「必ず平和な世界を作り上げる」と師匠ヴェルダナーヴァと約束します。
ルドラとギィ・クリムゾンの関係
ルドラは師匠であるヴェルダナーヴァによって、ギィと引き合わせられます。ヴェルダナーヴァは、ルドラが世界平和を達成するためには、調停者であるギィに認められる必要があると考えたのです。ギィと互角に渡り合い、ライバルとして認められたルドラは、ギィに「ギィ・クリムゾン」という新たな名を授けます。その後、二人は毎日のように戦いを繰り広げ、やがてその戦いは2000年にも及ぶ世界の覇権をかけたゲームへと繋がっていくのです。
ルドラとヴェルグリンドの関係
「転生したらスライムだった件」において、ルドラと行動を共にしているのがヴェルグリンドです。出会いは、ギィとルドラが戦い始めた2000年前までさかのぼります。ヴェルグリンドは、2000年前から今日まで行われているギィとルドラの戦いを、見守っています。そして、ルドラの死を看取る人物です。
【転生したらスライムだった件】ルドラの強さや能力
ここからは『転生したらスライムだった件』におけるルドラの強さや能力を見ていきましょう。ルドラの所有スキルや剣技、転生による弱体化について詳しく解説します。
ルドラの能力
まずは、『転生したらスライムだった件(転スラ)』作中で明らかにされたルドラにまつわる3つの能力について解説します。
正義之王(ミカエル)
『転生したらスライムだった件』でルドラが持つ能力は、「正義之王(ミカエル)」です。師匠であるヴェルダナーヴァから受け渡された究極能力(アルティメットスキル)で、あらゆる攻撃を無効にする「絶対防御」が可能となります。周囲の人物の忠誠心がエネルギーとして必要ですが、条件を満たして発動させたとき、みんなを守る力となります。ルドラの強さの象徴とされる能力です。
誓約之王(ウリエル)
「誓約之王(ウリエル)」はルドラが元々所有していた能力です。支配の力を嫌ったヴェルダナーヴァが、正義之王とルドラの持っていた誓約之王を交換したと言われています。配下との絆の結晶と言われており、民の声を聞くことが可能です。転スラ作中では、主人公のリムルが魔王になる際に、仲間たちの祈りを受けて誓約之王を手に入れています。無限牢獄が進化した究極能力で、法則操作、万能結界、空間支配といった権能も持ちます。
天使之軍勢(ハルマゲドン)
「天使之軍勢(ハルマゲドン)」は正義之王の権能の一つです。天使之軍勢は、その名の通り100万人にも及ぶ天使の大軍勢を召喚するというものです。その力は世界を滅亡させるほどとも言われており、ルドラは2000年も天使之軍勢の発動をためらっていました。しかし、最後はユウキの精神支配を受けて発動してしまいます。
ルドラの剣技
ルドラの特徴の一つが剣士としての実力です。その剣豪ぶりは他を寄せ付けず、ギィとは毎回のように斬り合いを繰り広げており、究極能力に頼る必要がないくらいです。
ルドラは転生する度に弱体化?
ルドラは2000年前、覚醒勇者として強大な力を保持しています。しかしながら、転生を繰り返した結果、力が弱くなってしまい、勇者の資格も徐々に失ってしまいます。精神がおかしくなり聖なる心も失い、正義之王をコントロールすることも難しい状態になってしまいます。以前のルドラとは見る影もない状態といえます。
【転生したらスライムだった件】ルドラの活躍や最後
ルドラの活躍①魔人暗躍編
ルドラは、とある帝国の統一皇帝として君臨していました。2000年もの間、一切の反乱を許さずに強固な権力を手中に収めており、「力こそ全て」という理念のもと帝国を統治しています。350年前にヴェルドラに都市を1つ滅ぼされ、大幅に戦力を失ったものの、奪還に闘志をみなぎらせ、西側への進軍を宣言します。ルドラの強力なリーダーシップが読み取れます。
ルドラの活躍②帝国侵攻編
西側へ進軍するため、大規模な戦略会議が行われます。ユウキが仕組んだ策略のもと会議は進み、ルドラはカリギュオの兵力を戦場へと送り出すことを決定します。ルドラはユウキに嵌められていたのです。
ルドラの活躍③竜魔激突編
テンペストへ送られた兵士を全員殺されたルドラは、第二陣としてヴェルグリンドを送り込むことを決めます。さらにルドラは仙人として進化した部下達に、究極能力に匹敵する力を与えます。戦力を整えたルドラは西へ進行し、ヴェルドラと対峙しました。ヴェルグリンドや近藤の力もあり、ルドラはヴェルドラの掌握に成功します。さらに、リムルへ攻撃を仕掛けるも、リムルの力は想像以上に強く、ヴェルグリンドが倒され、ヴェルドラも奪い返されてしまいます。
部下が次々と倒され、ルドラ率いる軍勢は劣勢に立たされます。ルドラは配下たちに自分を殺すよう指示し、精神が破滅する前に死のうと試みます。しかし、ユウキに阻まれ、逆にユウキの精神支配を受け、ミカエルを発動し天使を召喚します。ユウキにミカエルも強引に奪われ、致命傷を負います。もちろん助かる見込みはなく、長年行動を共にしてきたヴェルグリンドに看取られ、最後は亡くなります。
ルドラの活躍④天魔大戦編
戦いの末、壮絶な最期を遂げたルドラでしたが、ルドラの持っていた「幸運」を引き継いでいると思われる人物が存在します。その人物はマサユキであり、ルドラと姿が似ている人物です。
【転生したらスライムだった件】ルドラに対する世間での評判や人気
皇帝として登場したルドラを見て並々ならぬラスボス感を感じたという意見がありました。転スラ作中で見せる皇帝ルドラの表情は、読者に強烈な印象を与えています。
このように、『転生したらスライムだった件』におけるルドラについては好意的な評価も目立っていました。そもそも世界平和を理念としていたので、ルドラの過去をたどっていくことで魅力を感じたファンも多いようです。
ルドラもヴェルダナーヴァもかつて平和で暮らしやすい世界を目指していましたが、実現することなく最期を迎えてしまいます。しかし、ルドラの能力はマサユキに、ヴェルダナーヴァの能力はリムルに受け継がれました。そのため、リムルやマサユキが、ルドラやヴェルダナーヴァが目指した世界を実現してくれるのではないかと期待する意見もありました。
【転生したらスライムだった件】ルドラは強いキャラだった
『転生したらスライムだった件』におけるルドラは強力なスキルを保有するだけでなく、ギィと互角に渡り合えるほどの剣技を持っており、非常に強いキャラクターであることがわかりました。その正体は覚醒勇者と言われた人物でしたが、繰り返し転生した結果、人格は変わり弱体化していきました。最後は壮絶な死を遂げたルドラですが、彼の能力はマサユキに継承されていました。ルドラが目指した平和な世界は実現されるのでしょうか?今後の展開に注目しましょう。
この記事のライター
トッシー
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