【テニスの王子様】亜久津仁まとめ！能力や技は？声優や魅力なども！

『テニスの王子様』に登場する亜久津仁は、テニスの才能があるのですが、それが原因でグレてしまった人物です。初登場時は青学テニス部を襲い、読者にインパクトを与えたキャラでもあります。ここではまず、亜久津仁について詳しく紹介します。

亜久津仁は山吹中学校3年3組2番です。誕生日は4月2日で血液型はB型、身長・体重は183cm・71kgと大柄です。『テニスの王子様』では81話「自己紹介」で初登場しました。好物はモンブランで、基本的に甘いものが大好きです。

亜久津仁は素行は悪いものの、山吹中学校テニス部を支えるほどの強さがある魅力的な選手です。ただ都大会のあとにテニス部を退部してしまうので、山吹中学校は大きな戦力を失ってしまいます。

『テニスの王子様』は、中学生のテニス部が全国大会優勝を目指して切磋琢磨するスポ根漫画です。基本的には、主人公の越前リョーマを中心に物語が進んでいきますが、ライバル校にスポットが当たるエピソードもあります。

『テニスの王子様』はアニメシリーズも人気です。特にアニメの試合シーンは、原作以上に派手で非現実的な演出が魅力的です。実写版も人気で、ミュージカル化・映画化を果たしています。

『新テニスの王子様』は『テニスの王子様』の続編で、U-17の日本代表を決める合宿に参加する高校生を刺激するために、中学生の優秀なプレイヤーが50人招集されます。この合宿には亜久津仁も参加しました。

亜久津仁は主に『テニスの王子様』の都大会、『新テニスの王子様』の合宿からスイス戦まで登場します。ここでは、これまでのストーリーで亜久津仁と関わりのあった人物をエピソードと共に紹介します。

越前リョーマと亜久津仁は、都大会で対戦しました。都大会では因縁のある戦いが描かれましたが、その後も何かと関わりのある二人です。

越前リョーマは青学のスーパールーキーです。越前南次郎という伝説のテニス選手の息子で、昔からテニスの英才教育を受けてきました。そのため、青学に入った時点で既にアメリカの大会で優勝経験がありました。『テニスの王子様』では、手塚国光・真田弦一郎・跡部景吾・幸村精市などトップクラスの選手と戦っています。

越前リョーマと亜久津仁の出会いは最悪なものでした。亜久津仁は自分が銀華中と遊ぶ予定だったのに、先に越前リョーマがやっつけてしまったことが気に食わず、青学を襲撃しました。越前リョーマは亜久津仁に石を投げつけられて負傷してしまいます。

大石秀一郎は中体連に報告しようと言いましたが、越前リョーマは「転んだだけ」と言い、自分で決着をつけようとしました。そして、いよいよ都大会で二人は対戦することになります。越前リョーマは亜久津仁の不規則な打球に翻弄されます。亜久津仁は、これまで対戦したことのない強敵にどんどん本気になっていきました。

しかし最後はドロップボレーが決まり、越前リョーマが勝利しました。その後、全国大会では記憶喪失の越前リョーマを元に戻すために協力します。『新テニスの王子様』のスイス戦では、アメリカ代表の越前リョーマが亜久津仁の試合を観戦していました。大健闘した亜久津仁に、「もう一度試合をしたい」と伝言を残して会場を後にしました。

河村隆と亜久津仁は昔なじみです。二人は同じ空手教室に通っていたことがありました。そのため、河村隆は亜久津仁の母とも顔見知りです。

河村隆は青学のパワータイプの選手です。落ちてきたコートの照明を、樺地崇弘と二人で支えたこともあるほど力があります。普段は優しい性格をしていますが、ラケットを持つと人格が変わり、熱血タイプになります。『テニスの王子様』では、石田銀などパワータイプの選手と対戦することが多いです。

河村隆と亜久津仁のやり取りが描かれたのは都大会決勝前です。河村隆は亜久津仁の母とファミレスで話をしていました。そこに亜久津仁が現れ、河村隆は青学の部員に手を出さないよう忠告します。亜久津仁は態度を改める様子はなく、飲み物を河村隆にかけて「今回は昔のよしみだ、見逃してやる」と言って立ち去りました。

亜久津仁が歯向かおうとする河村隆に対して「道場で俺に勝った事あるんか?」と言っているシーンがあることから、亜久津仁は空手でも才能があった事が分かります。

真田弦一郎と亜久津仁は、『新テニスの王子様』でダブルスを組んだ相棒同士です。堅物な真田弦一郎と不良の亜久津仁という正反対のコンビでもあります。

真田弦一郎は立海3強の一人で、幼い頃から幸村精市と共に切磋琢磨してきた人物です。「風林火陰山雷」という、守備も攻撃もできる技を駆使してプレーします。『テニスの王子様』では、越前リョーマや手塚国光と対戦しました。頑固で武士のような性格ですが、負けん気のある選手です。

二人は『新テニスの王子様』でダブルスを組みました。異色のコンビで、なおかつ亜久津仁はテニスを辞めたと思われていたので、周囲の人々はブランクがあるのではと心配になっていました。それに加えて相手は種子島修二と大曲竜次です。真田弦一郎は最初から種子島修二の挑発によって心を乱しそうになり、さらに大曲竜次の二刀流に翻弄されてしまいます。

そしてついには、真田弦一郎がスイングしたラケットが亜久津仁に当たってしまいました。誰もが乱闘になると思いましたが、亜久津仁は真田弦一郎に制裁を下しませんでした。ただ真田弦一郎はこのようなミスを許さないタイプなので、自ら自分を殴るよう言いました。亜久津仁は真田弦一郎を蹴り、「力が入り過ぎだ」とアドバイスします。

そして真田弦一郎のことを「相棒」と呼びました。それから二人は次第に息の合ったプレーができるようになります。真田弦一郎は「黒色のオーラ」という能力で巻き返そうとしましたが、惜しいところで試合が終わってしまいます。ただ正反対のタイプでダブルスをしたことで、互いに掴むものがあったようです。

『テニスの王子様』の亜久津仁は、山吹中学校という関東ではテニスで有名な学校に通っています。しかし最初からテニス部ではありませんでした。ここでは亜久津仁が所属する山吹のテニス部や、プレイスタイルについて紹介します。

山吹中学校テニス部はもともとダブルスが強くて有名な学校です。そこにシングルスが強い千石清純と亜久津仁が入ったので、都大会では青学が一番警戒していたライバル校でした。ただ亜久津仁は、最近までテニス部には所属していませんでした。テニスをやっていたのは5年前で、もう辞めていたのです。

ある日、たまたま落ちていたテニスのラケットでボールを打っていたところを、テニス部の監督の伴田幹也に見られました。その強さに魅力を感じた伴田幹也は亜久津仁をスカウトしました。そして、まんまと監督の口車にのせられてそのままテニス部に入部することになったのです。ちなみに都大会後は、越前リョーマとの対戦に満足して退部しました。

亜久津仁のテニスのスタイルは「無手勝流」です。「無手勝流」は、その名の通り自己流で、決まった型に入らないところは亜久津仁の魅力の一つです。特徴としては、前方に深く屈むような体勢を取ります。通常ならこの体勢で素早く動くのは困難です。しかし亜久津仁は、ツイストも簡単に返すほどの反射神経と筋肉の柔軟性やバネに優れています。

そのため、スイングに入ったあとからでも相手の動きを見て打つ方向を変えることができるのです。それに加えて前の体勢からは予測できない変則的な動きをするので、相手は攻撃を見極めるのが困難になります。亜久津仁は特別な能力や派手な技はないものの、この独自のプレイスタイルで越前リョーマを追い詰めました。

亜久津仁の愛用ラケットは「HEAD(i.S18 ChipSystem)」、シューズは「DUNLOP(PRS)」です。「HEAD」はアメリカ、「DUNLOP」は日本の実在するメーカーです。

『テニスの王子様』の亜久津仁は、都大会のラスボスで十年に一人の逸材といわれています。他のキャラとは違い、特殊な能力はほぼ使わず普通のテニスをしていますが、それでも圧倒的な強さがあります。さらに亜久津仁は大会後にアメリカに留学もしています。ここではそんな亜久津仁の技や強さについて紹介します。

亜久津仁が特殊能力系の技を使うようになるのは『新テニスの王子様』からです。その技の一つが「光る打球(デストラクション)」です。これはラケットのスーパースイートスポットに当てることで、高い威力の打球を打つことができます。その威力は当たった壁が砕けたり、人が吹き飛ぶほどです。

まともにこの打球が当たってしまうと、内蔵にも影響が出ます。そしてその名の通り、眩しいほど打球が発光する能力があります。この技は、『新テニスの王子様』で平等院鳳凰が最初に使っているシーンが描かれ、平等院鳳凰や亜久津仁以外にも複数の選手がこの技を使います。

亜久津仁は『新テニスの王子様』で能力が覚醒します。覚醒したのは、U-17W杯のスイス代表の主将である、アレキサンダー・アマデウスと対戦した時です。アレキサンダー・アマデウスはプロとしてすでに活動している選手で、亜久津仁はこの試合でボロボロになるまで追い詰められます。その結果、第8の意識「無没識(むもつしき)」という能力が覚醒します。

人の意識は眼識や鼻識などの7つの意識によって思想が成り立っているのですが、「無没識」は心の状況に左右されない状態のことをいいます。これは、脳から出る指令が筋肉に到達するまでの時間が、通常よりも3倍以上速くなければ能力を覚醒させることはできないといわれています。

これにより亜久津仁は、打つギリギリまで5種類の攻撃体勢を取ることができるようになりました。アレキサンダー・アマデウスから見ると、5種類の攻撃体勢を取っている5体の亜久津仁が見えます。この5体の亜久津仁の瞳に1体だけ意識が宿るので、それを見極めなければなりません。

ただこの能力にはリスクもあります。一度に5種の攻撃態勢を取るので、足に負担がかかるのです。アレキサンダー・アマデウスとの対戦では、亜久津仁のシューズとソックスが真っ赤に染まるほど出血しました。

亜久津仁は、アレキサンダー・アマデウスとの戦いで能力が覚醒するだけでなく、さらなる進化を見せました。アレキサンダー・アマデウスに5種の攻撃態勢を攻略されると、今度はさらに一体増やして6種、最終的には10種にまで増えました。

亜久津仁は今後テニスを続けるつもりがあるのかは分かりませんが、10年に一人の逸材なだけあり、その成長速度は驚異的です。そのため、多くの人からこれからのテニス人生を期待されている魅力のある人物です。

亜久津仁は『テニスの王子様』で、初めてのラスボス的な立ち位置のキャラでした。典型的な悪役のような登場の仕方だったので、読者の中には驚いた方も多かったようです。ここでは、そんな亜久津仁の性格や魅力を紹介します。

亜久津仁の性格は基本的に乱暴です。そんなところも魅力の一つなのですが、初登場時はより不良っぽい描写がたくさんありました。暴力沙汰はもちろん、タバコを吸っている場面まであります。初登場の時は、突然青学に現れてボール運びをしていた荒井将史と加藤勝郎を襲いました。

荒井将史は亜久津仁に殴られ、加藤勝郎はボールで頭や肘などを打たれました。途中で越前リョーマが助けに入り、ボールは全て返しましたが、今度は尖った石を投げてきました。複数の石を投げられ、加藤勝郎をかばっていた越前リョーマは傷だらけになってしまいました。

この時亜久津仁は、「銀華中と遊ぶ予定だった」という理由で青学を襲ったのです。越前リョーマは銀華中のメンバーをコテンパンにしていましたが、それが気に食わないというだけで、当事者でないにも関わらず襲ってきたのです。このように、普通なら出場失格になるような問題行動ばかりしています。

亜久津仁は不良キャラですが、そもそも喧嘩っ早いだけで気に食わない人物以外にはむやみに手を出したりはしません。実際に、亜久津仁を慕う壇太一には暴力行為はしていません。また、テニスをしている時は意外にもラフプレーはしないタイプで、正々堂々と戦うところも魅力の一つです。

そして都大会で越前リョーマに負けてからは少し大人しくなり、チームメイトや他校生に積極的にアドバイスをするなど面倒見の良い一面も見せています。ただの凶暴な不良ではなく、このようなギャップがあるところが魅力的だといわれています。

亜久津仁のあだ名は白菜です。なぜ白菜と呼ばれているのかというと、髪色や髪型、また山吹の緑色のユニフォームが白菜を思わせるからです。このような点から、ファンからしばしば白菜と呼ばれています。

『テニスの王子様』のアニメで亜久津仁役を演じた声優は、バンド活動もしているあのベテラン声優です。ここでは、亜久津仁役の声優を紹介します。また、人気の『テニスの王子様』のミュージカルの俳優もあわせて紹介します。

亜久津仁役の声優を担当したのは佐々木望です。声優の佐々木望は『テニスの王子様』には2001年から2012年までの2シリーズに出演しました。また『新テニスの王子様』にも、亜久津仁役の声優として続投しています。

亜久津仁役の佐々木望は1967年1月25日生まれの男性声優・歌手です。ダーナ・ワークスという声優事務所と業務提携しています。日本ナレーション演技研究所に通い、1986年に声優デビューしました。声優としては主にアニメ作品に出演しています。声優ユニット「NG5」のメンバーとしても知られています。

声優の佐々木望の主な出演作品は、『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』の桃太郎役、『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助役、『キャプテン翼J』の大空翼役、『カードキャプターさくら』の柊沢エリオル役、『DEATH NOTE』のメロ役、『BLOOD＋』のカール・フェイオン役などがあります。

『テニスの王子様』のミュージカルの1stシーズンは、2003年から公演が始まりました。亜久津仁役の俳優は二人キャスティングされています。ここでは、1stシーズンの亜久津仁役の俳優を紹介します。

ミュージカル1stシーズンの亜久津仁役の俳優は寿里です。寿里はファッションモデル・俳優として活動しています。主に舞台に出演していますが、映画やテレビドラマにも出演しています。ちなみに、実写映画『テニスの王子様』では天根ヒカル役で出演しました。代表作は、『ヘタリア』や『戦国BASARA』などがあります。

ミュージカル1stシーズンの、二人目の亜久津仁役の俳優は清水良太郎です。清水良太郎は元ものまねタレントで、2006年から2017年まで活動していました。代表作は『ごくせん』や『あまちゃん』などがあります。

『テニスの王子様』のミュージカルの2ndシーズンは、2011年から公演が始まりました。亜久津仁役の俳優は一人キャスティングされています。ここでは、2ndシーズンの亜久津仁役の俳優を紹介します。

ミュージカル2ndシーズンの亜久津仁役の俳優は岸本卓也です。岸本卓也は舞台や映画で活動している俳優です。元々モデルとして活動していましたが、『テニスの王子様』の亜久津仁役で本格的に俳優デビューしました。代表作は『プリンス・オブ・ストライド』や『アイ★チュウ』などがあります。

『テニスの王子様』のミュージカルの3rdシーズンは、2015年から公演が始まりました。亜久津仁役の俳優は一人キャスティングされています。ここでは、3rdシーズンの亜久津仁役の俳優を紹介します。

ミュージカル3rdシーズンの亜久津仁役の俳優は川上将大です。川上将大は舞台や映画で活動する俳優です。『テニスの王子様』の亜久津仁役で俳優デビューし、現在は2.5次元俳優として活躍しています。代表作は『刀剣乱舞』や『家庭教師ヒットマンREABORN!』などがあります。

『テニスの王子様』のミュージカルでは、亜久津仁がかわいくて魅力が詰まっていたという声がたくさんありました。また、原作ファンからもミュージカルの亜久津仁はとても好評でした。中には亜久津仁を見るために、ミュージカルの山吹戦のDVDを買うことをおすすめしている方もいました。

『テニスの王子様』の亜久津仁はテニスを何度も辞めていますが、テニスをしている姿が一番魅力的だといわれています。特に都大会で、越前リョーマと打ち合いをしているシーンは興奮したという声がたくさんありました。これまで負けを知らなかった亜久津仁が、一生懸命勝ちを取ろうとしているところがかっこいいシーンです。

亜久津仁は『テニスの王子様』のキャラの中でも、強さに魅力がある人物です。スイス戦でもプロの選手から1ゲーム取り、底が見えない能力を発揮して周囲を驚かせました。都大会では超人的な能力は見せなかったものの、『新テニスの王子様』の試合を見ると、着実に成長していっていることが分かります。

亜久津仁は『テニスの王子様』のキャラクターの中でも、心境が大きく変化したキャラでもあります。試合に負けた時は無様だったものの、そこから這い上がってきたところに魅力があると評価されていました。

ここではもしも『テニスの王子様』の亜久津仁が〇〇だったらと仮定し、ミュージシャン・彼氏・モトクロス選手の３つのシチュエーションで考察していきます。

もしも亜久津仁がミュージシャンだったら、ハードロックのバンドで人気になると考えられます。亜久津仁は基本的に何でもそつなくこなせるのですが、素行が悪く乱暴なので、問題行動をスクープされる可能性があります。ただなんだかんだ面倒見が良いので、亜久津仁のファンは減らないはずです。

もしも亜久津仁が彼氏だったら、大人っぽいレストランやバーでのデートに誘われると考えられます。亜久津仁は行きたいデートスポットが限られておらず、その時に行きたい場所に行きます。そのため、彼女にあわせてデートプランを考える可能性が高いです。そして「真紅のルージュが似合う女」が好みなので、大人っぽい場所でデートするかもしれません。

もしも亜久津仁がモトクロス選手だったら、テニスと同様に才能を発揮するかもしれません。もともと亜久津仁はバイク雑誌が好きで、趣味はモトクロスです。中学生でありながら、一番欲しいものには単車を挙げています。テニスとは違って最初から熱意があるので、高みを目指せると考えられます。

『テニスの王子様』の亜久津仁は、10年に1人の逸材といわれるだけあって劇中では最強クラスのキャラです。問題行動は多い人物ですが、プロ選手からも今後の成長を期待されるほどその強さに魅力があります。『新テニスの王子様』ではさらなる進化を見せており、今後もテニス選手として注目の高いキャラクターです。