【テニスの王子様】越前リョーガまとめ！光る玉の正体は？技や声優なども！

『テニスの王子様』の越前リョーガは、主人公の越前リョーマと名前や容姿が似ている謎の人物です。原作では『新テニスの王子様』で初登場しましたが、以前とある作品で登場したことがあるキャラです。謎の多い越前リョーガですが、ここではまず基本的にどのような人物なのか紹介します。

越前リョーガは身長180cm、体重67kg、誕生日は12月23日で血液型はO型です。学年などは不明ですが、越前リョーマよりも2歳年上です。昔越前リョーマがアメリカにいた頃に、短い期間だけ一緒に暮らしていました。そのため、越前リョーガは越前南次郎からテニスを教わったことがあります。

越前リョーガの性格は越前南次郎に似ているのでサバサバしています。合宿では高校生と中学生がギスギスしていましたが、越前リョーガは越前リョーマの修行に付き合ったり、アメリカ代表に入る手助けをしたりと面倒見が良いです。ただ世話を焼きすぎて、越前リョーマから「子供扱いしないで」と言われてしまうシーンもあります。

越前リョーガが初登場したのはある映画でした。第1作目の『テニスの王子様』の本編には登場しません。ここでは、どの作品で越前リョーガが登場するのかまとめて紹介します。

越前リョーガの初登場は『劇場版テニスの王子様 二人のサムライThe First Game』です。この映画は豪華客船を舞台にした映画で、青学のメンバーが船上のコートで行われるエキシビジョンマッチに出場することになります。その試合の相手となったチームのメンバーに、越前リョーマの兄を自称する越前リョーガがいたのです。

越前リョーガは映画のオリジナルキャラクターですが、『新テニスの王子様』でついに原作に登場しました。越前リョーガは、アメリカ遠征から帰国した1軍に誘われて日本に来ました。1軍が越前リョーガを連れ帰っていたことに、コーチは合宿に着くまで知らなかったようです。

合宿に参加することになった越前リョーガは、越前リョーマに自分の技を伝授したり何かと面倒を見ます。ちなみに、なぜ越前リョーガが日本代表の選抜合宿にわざわざ連れてこられたのかについては、U-17W杯のスペインVSアメリカで判明します。

越前リョーガと越前リョーマは、幼い頃に一緒に育ちました。小さい頃から一緒にテニスの練習もしています。そんな越前リョーガと越前リョーマの関係について、ここでは詳しく紹介します。

越前リョーマは、青学に通う中学1年生のテニスプレイヤーです。まだ体は小さいのですが、自分よりも年上のプレイヤーに勝てるほどの実力があります。試合中の成長速度が凄まじく、「無我の境地」が覚醒してからさらなる能力や技が使えるようになります。ちなみに父の越前南次郎は、世界的に有名なテニスプレイヤーです。

越前リョーガは越前リョーマの兄として登場します。名前や顔がそっくりなので兄だとしても違和感はありません。しかし、本当に血縁関係があるのかは明らかにされていませんでした。アメリカにいた頃は、突然越前南次郎に連れられて越前リョーマの兄としてしばらく一緒に暮らしていました。

しかし越前リョーマは、本当に越前リョーガが兄なのか覚えていませんでした。このように素性に謎は多いものの、『新テニスの王子様』では二人の過去が明らかになります。アメリカで一緒に住みはじめてしばらく経った頃、越前リョーガに対して越前南次郎が唐突に引っ越しをすると言い出したのです。

越前南次郎は、越前リョーガが叔母の元に引き取られることになったと説明しました。越前リョーガは、越前リョーマの兄じゃなくなるのかとショックを受けました。すると越前南次郎は、「血が繋がっている事に変わりは無い」と励まします。なぜ越前リョーガの親権で争っていたのか詳細は不明ですが、血が繋がっている兄という点は本当のようです。

越前リョーマと越前リョーガが初めて出会ったのはアメリカです。最初は照れていた越前リョーマですが、二人はテニスを通してすぐに仲良くなりました。しかし越前リョーガはいつもテニスでふざけるので、越前リョーマは「真剣勝負をやろう」と何度も言います。それでも越前リョーガは「もっとうまくなったらな」とうやむやにしました。

ちなみにふざけてはいたものの、越前リョーガはこの頃からテニスプレイヤーとして才能を発揮していました。二人は一緒に美味しいものを食べたり、ハロウィンで仮装したりして本当の兄弟として関係を築きます。しかし、ある日突然別れが来てしまいます。越前リョーガは旅立つ寸前まで、越前リョーマにお別れを言うことができませんでした。

そこで越前リョーガはオレンジにメッセージを書き、それを自分よりも先に拾えたら真剣勝負をしてやると言います。しかしそれは嘘で、越前リョーマがオレンジを拾ったのを見て、越前リョーガは車に乗って別れを告げました。越前リョーマは全国大会前に一度記憶喪失になっており、その名残で越前リョーガのことを覚えていませんでした。

しかし「光る打球」の修行の後、越前リョーガが言った「真剣勝負」という言葉でやっと思い出すことができました。その後、越前リョーマは徳川カズヤをかばったことで、合宿を追い出されてしまいます。この時越前リョーガも合宿を抜けて、不完全燃焼の越前リョーマに対し、一緒にアメリカ代表として戦うことを提案しました。

越前リョーガは、越前リョーマ相手にも真剣勝負をしない謎の多い人物ですが、プレイスタイルなどは判明しています。ここでは、越前リョーガのプレイスタイルについて紹介します。

越前リョーガの通っている学校や学歴は不明です。ただ、幼少期にアメリカに居た頃はずっと家で過ごしていたようです。その後、叔母に引き取られてから『新テニスの王子様』に登場するまで、どのような人生を送ってきたのかはまだ謎が多いです。

ただ、越前リョーマとの約束のためにもテニスだけは続けていたようです。日本代表の合宿に参加したのも、海外遠征組が越前リョーマの試合をテレビで観戦していたのを見たのがきっかけでした。

越前リョーガのプレイスタイルは「オールラウンダー」です。「オールラウンダー」はあらゆる技やプレイスタイルを状況に応じて使い分けます。ちなみに、越前リョーマも同じ「オールラウンダー」です。

越前リョーガの愛用テニスラケットは「WILSON Tour BLX95」、シューズは「YONEX POWER CUSHION25 MEN」です。「WILSON」はアメリカ、「YONEX」は日本の実在するブランドです。

越前リョーガの能力はまだまだ未知数です。『新テニスの王子様』に登場した時には、越前リョーマもまだ使えない高度な技を使っていました。それでもまだ真剣勝負はしていません。ここでは、そんな越前リョーガの技について紹介します。

越前リョーガの技「ツイストサーブ」は、その名の通り体をひねりながら打つサーブのことです。「ツイストサーブ」は相手の体勢を崩し、ミスを誘発させます。この「ツイストサーブ」は越前リョーマも使うことができますが、越前リョーガの方が威力は強いです。

越前リョーガの技「光る打球(デストラクション)」は、ラケットのスーパースイートスポットでボールをとらえて打つ技のことです。「光る打球」は壁や網を破壊したり、人を吹き飛ばすほどの威力があります。見た目はその技の名前の通り、打球が光り輝きます。

『新テニスの王子様』で越前リョーガは、この「光る打球」で10年に一人の逸材といわれる亜久津仁を圧倒しました。ちなみにこの技は越前リョーガだけでなく、平等院鳳凰など強い選手も使うことができます。

越前リョーガは『新テニスの王子様』に登場してから、たくさん活躍します。物語の序盤では試合するシーンはありませんが、越前リョーマに多くの影響を与えました。ここでは越前リョーガの名シーンを紹介します。

越前リョーガは謎が多い人物なのですが、その人柄がよく現れているシーンがあります。それが徳川カズヤを気にかけているシーンです。越前リョーガが初めて越前リョーマの前に姿を現したのは、平等院鳳凰の「光る打球」を受け止めた時でした。越前リョーマと徳川カズヤは二人で練習をしていたのですが、突然平等院鳳凰から攻撃を受けます。

徳川カズヤは、越前リョーマをかばってもろにその打球を受けてしまいました。2球目は越前リョーガがラケットで止めたので、越前リョーマは無事でした。しかし「光る打球」は体で受け止めると内臓に影響が出てしまいます。そのため、翌日越前リョーマと二人で特訓をしている時、越前リョーガは徳川カズヤの心配をしていました。

越前リョーガは、「無茶さえしなければ大丈夫」と言っていましたが、試合中だったので気にかかっていたようです。越前リョーマはそれを聞いてすぐに徳川カズヤの元へ向かいました。なぜなら越前リョーマはあの日、徳川カズヤが死んでも倒したい奴について聞いていたからです。その倒したい相手がまさに今戦っている平等院鳳凰でした。

無茶をしないわけがないと思った越前リョーマがコートへ向かう頃、徳川カズヤは内蔵のダメージによって血を吐いていました。その状況を見た越前リョーマは、合宿を追い出されるリスクは重々承知の上で試合に乱入して止めました。越前リョーガの気遣いの言葉が、徳川カズヤの選手生命を救うことにもなりました。

越前リョーマは「光る打球」で亜久津仁を圧倒する越前リョーガを見て興味を持ち、「光る打球」を教わることになります。越前リョーガは「光る打球」を打つにはスーパースイートスポットを見極めることだと言います。スーパースイートスポットとは、テニスラケットの中心点のことです。

ここでボールを受けることで、最も速く威力の高い打球を打ち出すことができます。そして手への衝撃が最も少ないので、威力が高いのにリスクが少ない技です。越前リョーガは越前リョーマに、2本のストリングが中央をクロスするラケットを渡し、それを使って練習するよう言いました。

越前リョーマは徳川カズヤを助けるために試合に乱入したことで、合宿を追い出されることになりました。徳川カズヤを助けるためとはいえ、少なからずショックを受けていた越前リョーマは、竜崎桜乃と共につかの間の休息を楽しみます。竜崎桜乃は、越前リョーマが日本代表に選ばれるよう祈願してきたと言いました。

そんな竜崎桜乃のかばんの中からは、大量の「大凶」のおみくじが出てきました。焦った竜崎桜乃は、一枚だけ引くことができた「大吉」を見せて、必ず良いことがあると励ましました。そしてその夜、越前リョーマが家に帰ると、そこにはなぜか越前リョーガがいました。

そしてくすぶっている越前リョーマに、アメリカ代表にならないかと誘ったのです。竜崎桜乃の「大吉」のおみくじのおかげか、越前リョーマにもう一度チャンスが巡ってきました。こうして越前リョーガの推薦もあって越前リョーマはアメリカの代表枠をかけて、屈強な選手たちと対戦することになります。

越前リョーガはには大好きな物があります。それがオレンジです。原作やファンブックなどでは、越前リョーガのオレンジ愛が語られています。

越前リョーガは常にオレンジを携帯するほど、オレンジが大好きです。オレンジを皮ごとそのまま丸かじりすることもあります。どうやら、オレンジの実だけでなく、オレンジそのものが大好きなようです。オレンジは越前リョーガのトレードマークにもなっており、イラストでもよくオレンジを持っている姿が描かれています。

ちなみに亜久津仁と対戦した時は、複数の打球の中にオレンジを忍ばせて顔面に当てるという妙技も見せています。越前リョーマとの過去回想にも何度もオレンジが描かれているので、昔から相当好きであることが分かります。

越前リョーガはオレンジが好物ですが、好きな色もオレンジです。そのためオレンジは、越前リョーガのテーマカラーにもなっています。ゲームでは、オレンジ色の私服を着ているイラストが描かれていることもあります。とにかくなんでもオレンジに関わるものが好きなようです。

越前リョーガの好きな料理もオレンジを使った料理です。プロフィールではオレンジ添えのチキンソテーや生ハムとオレンジのピンチョスを好きな食べ物に挙げています。趣味は美味しいオレンジを探すことなので、オレンジへのこだわりが人一倍強いことが分かります。

『テニスの王子様』の越前リョーガの声優は、劇場版とアニメ版で異なります。ここでは、劇場版・アニメ版それぞれの声優を紹介します。また、実写版の越前リョーガについても情報をまとめています。

劇場版の越前リョーガの声優は山崎裕太です。ちなみにアニメ版が別の声優に決まった時は、残念ながら続投できなかったことを悔やむツイートをしていました。

山崎裕太は1981年3月8日生まれの俳優です。ホリプロに所属しています。3歳の頃から子役やモデルとして活動しており、7歳の頃にテレビ番組「あっぱれさんま大先生」に出演してブレイクしました。主にテレビドラマや映画中心に出演しています。

俳優の山崎裕太の出演作品は、『大江戸ロケット』の玉屋清吉役、『大岡越前』の子吉役、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の島田典道役、『Coo 遠い海から来たクー』の小畑洋助役などがあります。

アニメ版の越前リョーガ役の声優は宮野真守です。ちなみに宮野真守は『テニスの王子様』の実写映画で柳蓮二役、ミュージカルでは石田鉄役と泉智也役を演じています。

宮野真守は1983年6月8日生まれの声優・俳優・歌手です。劇団ひまわりに所属しています。元々俳優として活動していましたが、高校3年生で声優デビューしました。その後声優アワードなどで賞を受賞するなど活躍し、人気声優となりました。現在も声優だけでなく俳優や歌手としても活動しています。

声優の宮野真守の主な出演作品には、『DEATH NOTE』の夜神月役、『STEINS;GATE』の岡部倫太郎役、『東京喰種トーキョーグール』の月山習役、『ハイキュー!!』の宮侑役、『イナズマイレブン』の吹雪士郎役、『弱虫ペダル』の葦木場拓斗役、『文豪ストレイドッグス』の太宰治役などがあります。

『新テニスの王子様』のミュージカル「新テニミュ」は既に始動しているのですが、まだ越前リョーガ役はキャストが決まっていません。また、これまでの実写映画やドラマにも越前リョーガは登場しませんでした。

「新テニミュ」では、誰が越前リョーガ役を演じるのか多くのファンが考察していました。ファンの間では、昔越前リョーマ役を演じた俳優がキャスティングされるのではないかと予想されています。

越前リョーガ役のキャスト予想でよく名前が挙がっているのは、1stシーズンで3代目越前リョーマ役を演じた桜田通です。その他にも、アニメで越前リョーガ役を演じ、これまで「テニミュ」や実写映画にも出演経験がある宮野真守も有力だといわれています。

越前リョーガの評判はとにかく「かっこいい」という声がたくさんありました。越前リョーガの見た目もそうですが、使う技もかっこいいといわれています。それに加えてアニメ版では宮野真守が声優を担当しているので、声までかっこいいと評判でした。

ラルフと越前リョーガの対戦はSNSでとても話題になりました。アメリカはもうあとがないという状況で登場した巨大なラルフに、越前リョーガがどのように対抗していくのか注目されていました。試合終了後も、越前リョーガの強さに関してたくさんの人が考察していました。

越前リョーガは越前リョーマの兄と名乗って登場し、読者を驚かせました。映画オリジナルキャラだったのにまさかの原作への登場で、本当に兄弟なのか考察していた方もいました。ちなみに、越前リョーマと越前リョーガの兄弟のやり取りは微笑ましくて好きという声がたくさんありました。

ここでは、もしも『テニスの王子様』の越前リョーガが〇〇だったらと仮定して、ダンサー・果物屋店長・彼氏の３つのシチュエーションで考察していきます。

越前リョーガがもしもダンサーだったら、ブレイクダンスバトルで優勝するかもしれません。越前リョーガのテニス以外の特技はブレイクダンスです。身体能力が高く持久力もあるので、ダンスでも世界大会を目指せると考えられます。

越前リョーガがもしも果物屋の店長だったら、世界中のオレンジを扱う果物屋になると考えられます。なぜならオレンジが好物で、趣味が「美味しいオレンジ探し」だからです。そのため、世界中を回ってオレンジを仕入れてくるはずです。またオレンジが使われた料理も好きなので、そういったレシピの提案もしてくれるかもしれません。

越前リョーガがもしも彼氏だったら、オレンジを使った料理を扱うお店にデートへ連れて行くと喜ぶはずです。越前リョーガの好みのタイプは「相手の気持ちになって物事を考えられる人」なので、お互いに尊重し合えば良好な関係を築くことができます。デートコースも、相手のことを思いやって考えると良いかもしれません。

『新テニスの王子様』で登場した越前リョーガは、越前リョーマの兄として何かと面倒見が良く、オレンジが大好きな人物です。物語の序盤では越前リョーマとの過去などが明らかになりますが、その能力は未知数でした。U-17W杯が始まると、ようやく越前リョーガの本当の能力について明らかになっていきます。

それと同時に、越前リョーガが越前リョーマと頑なに真剣勝負をしなかった理由も判明します。U-17W杯ではある人物を倒したことで、ファンからもその強さが注目されるようになりました。越前リョーガの今後の活躍に期待が高まります。