【おそ松さん】イヤミの基本プロフィール情報!6つ子との関係性も考察
イヤミは『おそ松さん』に登場するキャラクターの一人です。主人公の6つ子たちとも関係が深く『おそ松さん』作中では様々な活躍を見せています。この記事では、イヤミのプロフィールや6つ子との関係性、アニメでの登場回や担当声優について紹介します。
目次
【おそ松さん】イヤミとは?
イヤミは『おそ松さん』に出てくる痩せ型で3枚出っ歯が特徴のキャラクターです。驚いたときは「シェー」という言葉と共に不思議なポーズを取ります。イヤミのプロフィールや『おそ松さん』のあらすじを紹介します。
イヤミのプロフィール
イヤミは独特な雰囲気を持つ男性キャラクターです。大きな出っ歯やシェーのポーズが特徴で、「me(みー)」「ザンス」といった独特な言葉遣いをします。イヤミは「おフランス帰り」を主張していますが、実際には一度もフランスに行ったことはありません。イヤミの本名は明かされてはいませんが、作中で「講談井矢見重太郎(いやみしげたろう)の一席」という話が登場することから「井矢見重太郎」が名前だと言われています。
おそ松さんの概要
『おそ松さん』は赤塚不二夫先生の漫画『おそ松くん』を原作として製作されたテレビアニメです。赤塚不二夫先生の生誕80周年を記念して作られました。キャッチコピーは「成長しても、やっぱりバカ」で、成人した6つ子の生活を描いた作品です。『おそ松さん』はアニメ以外にも、2016年から「月刊YOU」「Cookie」で漫画化のほか小説にもなっています。2019年3月には映画『えいがのおそ松さん』が公開され大ヒットしました。
おそ松さんのあらすじ
松野家の6つ子の日常を描いた物語です。6つ子は20歳になってもニート状態で、ひと部屋で過ごしています。仕事も女性にも縁のない6人は、足を引っ張り合ったり、ときには協力し合ったり、それぞれ趣味にうちこんだりと6つ子なりにニート生活を楽しんでいます。6つ子の近所には、イヤミ、チビ太、トト子、デカパン、ダヨーン、ハタ坊が住んでいて、彼らが関係してくることで騒動が巻き起こるのです。
【おそ松さん】イヤミと6つ子の関係性や人物像
ここからは、イヤミの人物像について掘り下げていきます。6つ子との関係や性格、仕事の有無などを見ていきましょう。また、人気の「シェー」ポーズの秘密についても解説します。
イヤミと6つ子の関係性
『おそ松さん』のイヤミと6つ子との関係は、6つ子が幼い頃からの知り合いで、親しい近所のおじさんです。そんなイヤミですが、6つ子の区別はついていません。6つ子の父親、松造の友人です。イヤミは、6つ子からはからかわれたりバカにされたような扱いを受け、お金を無心されることもあります。6つ子にとってはいい遊び相手で、面白いおもちゃのような感覚です。イヤミ自身も6つ子を騙してブラック企業で働かせるなど、やってはやり返される関係となります。
イヤミの性格
イヤミは嫌味たっぷりのうさんくさい性格です。『おそ松さん』ではツッコミキャラとして活躍しています。チビ太と一緒に金儲けを考えることが多く、頭の中はお金がすべてといった感じです。性格は決して良くないようですが、名作と評判の「イヤミはひとり風の中」では根っからの性悪ではなく、ほかの人を思いやる気持ちを持っていることがわかります。「おフランス帰り」を自称しておりフランスを強調した言動を取りますが、一度もフランスには訪れていません。
イヤミは仕事をしている
6つ子をからかったりおちょくったりといつも遊んでいる印象のイヤミですが、お金の亡者でありあの手この手でお金を稼ぐために一応仕事はしています。最初の仕事は「求人募集」でした。仕事を探していた6つ子を車に乗せて「ブラック工場」というあきらかにブラックな職場へ連れて行くシーンが描かれています。
イヤミはフランスに行ったことがない?
イヤミはいつも「おフランス帰り」をアピールしています。しかし、出身地がフランスでもなく、故郷でもありません。実はフランス旅行をしたこともなく、ただフランスに憧れているだけの人です。「イヤミの大発見」でフランス大統領から永住権が得られそうな話があり、飛行機でフランスまで行ったことがあります。しかしウソがばれてしまい、そのままトンボ帰りとなりました。
イヤミの「シェー」というポーズの秘密
『おそ松さん』に登場するイヤミは「シェー」のポーズで有名です。赤塚不二夫先生はイヤミの驚きを表現するために、アシスタントにいろいろなポーズを取らせながら考えていたそうです。たまたまアシスタントの靴下が脱げかけた状態で取ったポーズが赤塚不二夫先生の目に留まり、「シェー」のポーズになったと言われています。
イヤミの女版は「イヤ代」
イヤ代は新キャラクターではなく、「イヤミチビタのレンタル彼女」という回でイヤミが薬の効果で女性、イヤ代になった姿です。薬を飲んだイヤミはナイスバディーの金髪美女へ変身してイヤ代になります。お金をもらって彼女を演じる「レンタル彼女」を始めました。6つ子の前にも現れ、法外な料金をだまし取りイヤ代とチビ美は大金を手にします。薬の効果は飲むたびに薄れていき、最終的にはイヤ代はイヤミ、チビ美はチビ太であったと6つ子にばれるストーリーです。
【おそ松さん】イヤミの登場回の活躍
『おそ松さん』では、イヤミの活躍が描かれることがたびたびあります。イヤミのキャラクターを生かしたギャグテイストの強いストーリーが多いものの、中には感動的なエピソードも存在しています。ここからは、イヤミの登場回について詳しく見ていきましょう。
登場回①1期6話B「イヤミの大発見」
イヤミは出っ歯が万能金属「イヤメタル」であることを知ります。「イヤメタル」を聞きつけたフランス大統領からフランスに来て欲しいと連絡があり、憧れのフランスに行けると有頂天でした。しかし、子どもの蹴ったボールが当たり「イヤメタル」を失ってしまいます。ごまかしつつフランスへ向かったイヤミですが、大統領にばれて日本に送り返されます。帰国し、おそ松から頭を叩かれると歯がまた生え、おそ松とハタ坊が目をつけて工場をつくるという物語です。
登場回②1期10話「イヤミチビ太のレンタル彼女」
イヤミは「レンタル彼女」が商売になると知りチビ太やダヨーンと女装します。不細工な女装を6つ子にバカにされたイヤミたちは、デカパンに「美女薬」を作ってもらい、絶世の美女イヤ代とチビ美に変身しました。6つ子に仕返しをしようとイヤ代とチビ美は6つ子に接近します。引っかかった6つ子はイヤ代たちに全財産をつぎ込み、仕返しは成功です。 やがて薬の効果はうすれ、正体がバレて猛獣のオリに入れらます。ラストは鍵を現金で買い、儲けはなしというオチです。
登場回③1期18話B「逆襲のイヤミ」
かつては6つ子にも勝る主役待遇だったイヤミですが、『おそ松さん』では単なるサブキャラターとなります。6つ子が個性的になり、それぞれが主役をできる立場になったという理由があるものの、イヤミは今の扱いに満足できません。イヤミは主役の座を取り戻すために、主役争奪レース「イヤミカート」を開催します。『おそ松さん』のキャラクターなら誰でも参加可能です。主役を目指すキャラクターが集合し、カーレースで優勝を争う豪華な回となりました。
登場回④1期20話C「イヤミの学校」
イヤミはお笑い学校を開き、授業料を巻き上げるという金儲けの計画を立てていました。イヤミとチビ太のお笑い学校へ評判を聞きつけた6つ子が通い始めます。お笑い志望者にありがちな経験談を話す6つ子に対し、イヤミはプロ目線の厳しい言葉で反論します。さらに、イヤミは自分の芸を見て勉強するよう6つ子に話し舞台に立ったものの、本番に弱くテクニックを披露できずに終わってしまうのでした。理屈がわかっていても実践できなければ、わかっていないのと同じという教訓の回となっています。
登場回⑤2期6話A「イヤミがやって来た」
松野家にボロボロのイヤミがやってきます。助けを求めるイヤミを追い返す6つ子ですが、イヤミは居座ります。イヤミに対し6つ子が一言ずつ叱り飛ばすと、その言葉はブーメランとなって自分たちに返ってきます。イヤミは根こそぎ家財道具を持ち松野家を出ますが、「悪は滅びろ」という内容の発言をした瞬間巨大ブーメランが返ってきます。ブーメランが返ってきて突き刺ささるという話でしたが、SNSではそれぞれ発した批判が自らに当てはまる教訓だったとの投稿が多くありました。
登場回⑥2期9話B「ゲームセンターイヤミ」
100円玉を3枚拾ったイヤミはゲームセンターでゲームを始めます。ゲームを次々と攻略するイヤミを子供たちは英雄扱いです。歓声を浴びつつ去ろうとするイヤミでしたが、それを止めたのはゲーセンで働くチビ太とハタ坊でした。イヤミは2人からゲームの挑戦を受けます。その後、宇宙空間や意思を持つぬいぐるみなど現実離れしたシーンが描かれますが、最後には、UFOキャッチャーのそばで、イヤミが廃人状態となり物語は終了します。視聴者の間では、途中からイヤミの妄想だったのではないかとも言われている回です。
登場回⑦2期18話「イヤミはひとり風の中」
イヤミは橋で花売りの盲目の少女、菊と出会います。不遇な菊を引き取ったイヤミは医師のデカパンから目を診てもらいます。菊の目を治せるのは、来日中のアメリカ人名医だと告げられ、莫大な治療費が必要でした。イヤミは菊の治療のため懸命に働きますがお金は足りません。金持ちのチビ太から強盗に見せかけお金をもらいます。強盗扱いとなったイヤミは刑務所で数年過ごしました。出所したイヤミは偶然花屋の菊を見つけ、その場を立ち去るといった感動的な物語です。
登場回⑧2期23話C「悩むイヤミさん」
白い背景の中、イヤミは思い悩んで首吊り自殺をしようとします。イヤミは6つ子と絡むとにじみ出てしまう昭和感や、自分のグッズが少ないこと、着ぐるみが使われていないことを嘆いていました。プロデューサーは、自信を取り戻して欲しいと考え、おそ松とチビ太を呼びます。チビ太の提案で、イヤミは喋り方を変えてみるも、キャラ崩壊を起こして上手くいきません。因みに変更後のイヤミの喋り方は、「担当声優の普段の喋り方だ」とネット上で話題になりました。結局、何ひとつ解決せずに終わったエピソードです。
【おそ松さん】イヤミの声優
イヤミは登場回数は少ないものの、登場シーンでは主役級の活躍をします。イヤミ独自の言い回しや叫び声も多く演じ方が難しいキャラクターです。ここからはアニメ『おそ松さん』でイヤミ役を演じた声優を紹介します。
イヤミの声優は「鈴村健一」
アニメ『おそ松さん』でイヤミ役を担当したのは声優の鈴村健一さんです。声優のみならず歌手やテレビ番組のナレーターとしても活躍しています。前述のイヤミの喋り方が変わった回では「鈴村さんの喋り方だ」と話題になるほど知名度のある声優です。
鈴村健一のプロフィール
鈴村健一さんは1974年9月12日生まれで、2023年で49歳です。同じく声優や歌手としても活躍中の坂本真綾さんと結婚しています。鈴村健一さんは調理師の専門学校への進学を目指していましたが、たまたま友人が声優オーディションの切り抜きを持ってきたことによりオーディションに参加しました。オーディションの合格がきっかけとなり進路を声優に変更します。鈴村健一さんの声優デビューは1994年のテレビアニメ『マクロス7』の「モーリー」役です。
鈴村健一の主な出演作品
鈴村健一さんの主な出演作品は、『時空転抄ナスカ』の「三浦恭資」役や、『イソップワールド』の「トッチョ」役、『KAIKANフレーズ』の「桐生敦郎」役、『BOYS BE…』の「神崎恭一」役、『超GALS!寿蘭』の「麻生裕也」役、『電脳冒険記ウェブダイバー』の「フェニクオン」役と「ペガシオン」役、『ヒカルの碁』の「伊角慎一郎」役、『十二国記』の「楽俊」役などです。
【おそ松さん】イヤミに対する世間での評判や人気
イヤミは旧作『おそ松くん』に登場していた頃からフランスに強い憧れを持つキャラクターとして描かれており、その設定は『おそ松さん』でも引き継がれています。しかし『おそ松さん』では、近年のフランスの状況から、イヤミがフランスに対し否定的な発言をするシーンも存在しています。その発言は視聴者の印象に残っているようで、Twitterでも話題となっていました。
イヤミはその名の通り嫌味な性格で、世間一般で言う「良い人」として描かれている訳ではありません。しかし、彼の発言に対しては「正論だ」と多くの視聴者が評価していました。特にお笑い学校でのエピソードは注目度が高く、「イヤミが正論過ぎて笑えた」「普通に勉強になった」「グサリときた」など様々な感想が出ていました。
『おそ松さん』に登場するイヤミは『おそ松くん』時代に比べると細身で服装もスタイリッシュになっています。そのため「スタイル抜群」「カフェ店員姿もスタイルいいから似合ってる」といった彼のビジュアルを高く評価する意見が多数見られました。また、イヤミが女性になったイヤ代についても「美人」「可愛すぎる」といった声が寄せられています。
【おそ松さん】イヤミは6つ子と気心の知れた仲だった
アニメ『おそ松さん』に登場するイヤミは大きな出っ歯がチャームポイントのキャラクターです。『おそ松さん』では、主役級キャラではないものの、イヤミの活躍回もしばしば設けられており、6つ子とのやり取りを見ることができます。イヤミと6つ子たちはお互いに遠慮が無く気心の知れた間柄です。イヤミの活躍や6つ子たちとの絡みに注目して『おそ松さん』を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
下村美祐子
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