【ワンピース】ゾロがカイドウに与えた一撃とは?覇王色の覇気をまとっていた?
ワノ国編クライマックスで破格の盛り上がりを見せたワンピースですが、そんなワノ国編ではゾロとカイドウが対峙するシーンや、ゾロが覇王色の持ち主であることが示唆されるシーンがありました。当記事ではゾロがカイドウに与えた一撃と、ゾロの覇気について考察を深めています。
目次
ゾロとカイドウとは?
さて、今回は主にゾロの覇気と、カイドウに与えた一撃について解説します。しかし、諸々の考察を深めるためには、基本情報が必要です。そこでまず、ゾロとカイドウの簡単なプロフィールと、ワンピースの概要、あらすじを紹介します。考察を深める前に、基本情報をおさらいしておきましょう。
ゾロのプロフィール
- 年齢:19歳〜21歳
- 誕生日:11月11日(ゾロ目)
- 身長:178cm〜181cm
- 血液型:XF型
- 趣味:修行、酒
- 懸賞金:6000万ベリー→1億2000万ベリー→3億2000万ベリー→11億1100万ベリー
ロロノア・ゾロは、ルフィが麦わらの一味に誘った最初の人物です。『三刀流』の剣士であり、ワンピース作中では『海賊狩りのゾロ』の異名を世界に轟かせています。ルフィと出会う前は放浪し、賞金首の海賊を倒すことで生計を立てていました。「世界一の大剣豪になる」ことを誓い、一味に加入してからは戦闘員として幾度となく強敵と対戦してきました。船ではトレーニング以外の時はほとんど寝ており、極度の方向音痴という一面もあります。
カイドウのプロフィール
- 年齢:59歳
- 誕生日:5月1日
- 身長:710cm
- 血液型:F型
- 趣味:自殺
- 懸賞金:46億1110万べリー
カイドウは新世界の海の『四皇』に君臨する一人です。『百獣海賊団』を率いており、白ひげ亡き新世界では世界最強の生物と称されています。ルフィと同じく悪魔の実の能力者であり、その能力は最も希少とされる動物系幻獣種(ゾオンけいげんじゅうしゅ)ウオウオの実・モデル”青龍”です。ドフラミンゴに命じて作らせた人造悪魔の実・SMILEによる能力者たちを従え、黒炭オロチと手を組みワノ国を支配していました。
ワンピースの概要
『ONE PIECE(ワンピース)』は、原作者・尾田栄一郎による海賊や冒険を題材とした漫画です。週刊少年ジャンプを代表する大人気作品で、2015年には『最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ』として、ギネス世界記録に認定されました。1997年から現在に至るまで連載中であり、1999年からテレビアニメが放送されています。2022年8月には劇場版ワンピース『FILM RED』が公開され、歴代最高の興行収入を更新しました。
ワンピースのあらすじ
ゴムゴムの実を食べた少年・ルフィは子供の頃、偉大な海賊・シャンクスに命を救われ、麦わら帽子を貰いました。シャンクスへの強い憧れを抱いたルフィは、自らも海へ出て海賊になることを夢見ます。そして時は流れ、ルフィは17歳になると一人小舟に乗り、『ひとつなぎの大秘宝・ワンピース』を手に入れ海賊王になると誓い、出航しました。たくさんの冒険や仲間との出会い、戦いを通して、ルフィは海賊王への道を一歩一歩歩んでいくのです。
ゾロがカイドウに与えた一撃とは?負けた理由は?
ワノ国編では、ワノ国の大ボスであるカイドウ、ビッグマムと最悪の世代(ルフィ、ゾロ、ロー、キッド、キラー)が対峙しています。そんな中、ゾロがカイドウに与えた一撃には話題が集まりました。残念ながらゾロはカイドウに敗北しますが、ここでは「どうやったらゾロは勝てるのか?」という点も含め考察していきます。
ゾロがカイドウに一撃を与えるシーン
ルフィがカイドウの一撃で気絶し、その隙にカイドウがトドメを刺そうとした時のことです。ゾロはそんなカイドウに”待った”をかけ、『鬼気九刀流阿修羅抜剣亡者戯(きききゅうとうりゅう・あしゅらばっけい・もうじゃのたわむれ)』で一撃を与えました。この戦いでカイドウは、ゾロが刀に纏う覇気に危機感を覚えていました。ゾロに自覚はないようですが、この一撃を受けたカイドウは、ゾロを”覇王色の持ち主では?”と思うのです。
ゾロがカイドウに負けた理由
ゾロ渾身の一撃でカイドウはダメージを受けるも、地面に平伏すことはありません。これにはゾロも落胆してしまいます。この時点でゾロはすでに深手を負っており、膝をついて倒れ込みます。カイドウはこの直後、『雷鳴八卦(らいめいはっけ)』でローともども攻撃を与えました。動けなくなったゾロとローは、ここでルフィにバトンタッチします。そもそも一撃を与えた時、既にゾロはボロボロの状態でした。仮に覇気を纏っていたとしても、本来の100%の力は出せなかった可能性があります。
ゾロが万全の状態でカイドウと戦ったら勝てた?
ゾロは『覇海(はかい)』により相当のダメージを受けていました。では、万全の状態のゾロが同様に渾身の一撃を与えたとすればどうでしょうか。少なくとも、カイドウに今回以上の深手を負わせる可能性はあります。しかし、仮にゾロが万全の状態かつ覇王色の覇気の持ち主だとしても、ゾロには自覚がなくルフィのように使いこなすことはできません。カイドウと渡り合ったルフィは、天が割れるほどの覇気をぶつけ合っています。したがって、今のゾロではカイドウに勝つことは難しいのではないでしょうか。
ゾロがカイドウに勝つ方法
ゾロがレイリーの元で修行したように、覇王色の覇気をも使いこなす鍛錬を積めば、ルフィと同様にカイドウと渡り合える可能性も上がることでしょう。また、ゾロは名刀『閻魔(えんま)』を所持しています。閻魔のかつての持ち主は、光月おでんでした。カイドウはゾロが斬りかかろうとした時、閻魔の纏うオーラを見て「ゾク」と体を震わせています。ゾロがこの閻魔を使いこなせるようになった時、カイドウに勝てる見込みも出てくる可能性があります。
ゾロがカイドウに一撃を与えたとき覇王色の覇気を纏っていた?
さて、カイドウの言う通りゾロは覇王色の覇気の持ち主であり、カイドウに一撃を与えた時に覇王色を纏っていたのでしょうか。この点に関しては様々な考察が練られています。ここでは挙げられている可能性をいくつか紹介します。
考察①覇王色特有のエフェクトがない?
キャラクターが覇王色の覇気を発揮する時、独特のエフェクトが描かれます。黒い稲妻(アニメ版では赤・黒)と共に、バリバリという電撃のような音が立つのです。しかし、ゾロがカイドウに一撃を与えた時には、このようなエフェクトがありません。そのことから、この時の攻撃は覇王色の覇気によるものではないと考える人が多いようです。
考察②閻魔が覇王色の覇気を纏っていた?
閻魔を手にしてからのゾロは、閻魔の持つ力に振り回され、使いこなすのに手を焼いていました。そこで考えられるのが、「閻魔が覇王色の持ち主である」と言う説です。閻魔には、持ち主の『流桜(ワノ国での覇気の名)』を勝手に放出するという特性があります。閻魔の持ち主であった光月おでんも、覇王色の覇気の持ち主でした。よって閻魔は、カイドウに一撃を与えたときおでんの覇気を放出したという考え方も、ゾロの覇気を放出したと考えることもできます。
考察③非常に強力な武装色の覇気を纏っていた?
ゾロはまだ閻魔の扱いに慣れておらず、たびたび閻魔が暴走し始めます。その度にゾロが閻魔から覇気を取り戻そうとする描写がありました。前述したように、閻魔には持ち主の覇気を勝手に放出するという特性があります。よって、カイドウに一撃を与えた際、閻魔はゾロの武装色の覇気を大量に放出したと見ることができるのです。
考察④覇王色の持ち主のレイリーと共通点が多いゾロ
- 船長の右腕的存在(船のNO.2)
- 右目と胸の傷
- 剣士
- 船長が一番最初に誘った船員
- 非能力者
レイリーは2年間ルフィが覇気の特訓に師事した人物であり、海賊王・ロジャーの右腕でもあります。そんなレイリーは、ゾロと非常に共通点の多い人物です。ルフィが今後海賊王になれば、レイリーとゾロは新旧海賊王の右腕ということになります。レイリーは覇王色の覇気の持ち主です。よって、ゾロも覇王色の持ち主である可能性が高いと考えられています。
ゾロの覇気を考察
ワンピース作中で覇気について初めて語られるのは、頂上戦争後にルフィがレイリーと修行をするシーンです。しかしその以前にも、伏線として覇気と思われる描写が登場していました。ゾロもその一人です。では、ゾロはワンピース作中でいつ頃覇気の素質を見せたのでしょうか。
ゾロの見聞色と武装色の覇気はいつ覚醒した?
ゾロはアラバスタでのダズ・ボーネストとの戦いの際、かつての師・コウシロウの教えを思い出します。「呼吸」を知り、「何も斬らない」「鉄をも斬る」ことを冷静に考え、五感を研ぎ澄ましました。この時ゾロは周りの環境を読み取ることに成功し、鉄の硬度をもつダズの体を斬ることができました。この時まだストーリー上には覇気の概念はありませんが、この描写がのちの伏線であると考えられているのです。
ゾロのミホークとの修行
ゾロはルフィと同様、2年間の修行の間に武装色・見聞色の覇気に磨きをかけました。その時の師は、ゾロがいずれ倒すことを目標にしている鷹の目のミホークです。ゾロはこれまでの冒険で、刀を折られてきました。それについてミホークは覇気を纏えば折られることはなく、刃こぼれすらも恥と思うようにとゾロに教えを叩き込みました。
ゾロが覇王色の覇気の素質を見せたシーン
ゾロがその片鱗を見せたのは、武装色と見聞色だけではありません。ワノ国編の遥か前に、覇王色の覇気の素質を見せるシーンがありました。今回は2つのシーンを紹介します。今振り返れば「あれは伏線だったのか!」と驚く人もいるかもしれません。
素質を見せたシーン①モネとの戦い
SNS上で伏線の一つであると囁かれているのが、対モネ戦です。ゾロは最初、モネとたしぎが戦っているのを静観していました。ところがユキユキの実の能力者であるモネの力に劣勢になったたしぎを見かねて、ゾロは加勢します。その時、ゾロは鋭い眼光でモネを睨みました。モネはゾロの視線にたじろぎ、動けなくなります。この時のゾロには、覇王色の覇気の素質を見たという声が多数上がっていました。
素質を見せたシーン②カクとの戦い
最初にゾロが覇王色の覇気の素質を見せたのは、だいぶ遡ってエニエス・ロビー編での対カク戦です。この戦いは、序盤はカクが優勢で勝負を運びます。そんな折、カクの目にゾロが『三面六手の鬼神』のように写りました。ここまでギャグテイストで進んでいた勝負ですが、カクは攻撃の手を止め、一瞬静まり返ります。この描写が、ゾロが覇王色の持ち主である伏線だと考えられているのです。
ゾロとカイドウに対する世間での評判や人気
ワノ国編を経て、ゾロの実力に更に磨きがかかっているという感想が多く見られます。覇王色の持ち主らしい威厳を兼ね備え、その威厳で相手を圧倒する姿には「痺れる!」「かっこいい」という声が上がっていました。
ゾロの覇王色を巡っては、様々な考察が繰り広げられています。以前からSNSでは「ゾロは覇王色の持ち主だろう」と囁かれていましたが、そのタイミングについては意見が分かれ、「左目が開眼するときに覚醒するのでは」など多くの説が流布していました。覇王色が覚醒した今、左目は開眼していませんが、今後のストーリーの中で「その左目が開くことがあるかも」と、まだまだ期待されています。
原作で破格の盛り上がりを見せたカイドウ戦は、多くのファンがアニメで描かれることを待ち望んでいました。そしてカイドウ戦に突入すると、そのクオリティの高さに絶句するファンが続出しています。作画は「劇場版レベル」と絶賛され、一撃のエフェクトやBGM、全てにおいて高く評価されているようです。
ゾロがカイドウに与えた一撃は強烈だった
いかがでしょうか。ルフィの右腕的存在でもあるゾロは人気も非常に高く、覇王色の覇気の持ち主であることを期待する声も高まっていました。ジャンプ本誌で物語が新章に突入した今、さらなるパワーアップが期待されています。また、ワンピースには回収されていない伏線が多く存在し、その中にはゾロに関するものも少なくありません。今後はゾロの出生や血筋など、更にゾロに関する情報が明らかになると期待の声が集まっています。
この記事のライター
HAYASHI*M
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